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記憶喪失編
閑話~スカートで遊ぶのは控えめに
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森の中を歩いていると、木に絡まっているツタや蔓などを時々見かけます。
そこで思い浮かぶのは、ターザンごっこ。
それらに掴まり、振り子の原理を利用して、木から木へと移って行くあれですね。
それをキーナがふと見つけてしまいました。
「ねいねい、テル~」
ぐいぐいとテルディアスの服を引っ張って呼び止める。
「ん?」
「ちょっとだけ遊んできていい?」
こいつ・・・、今の状況を分かってないな?とテルディアス。
今いる場所は森の中。
時刻はじき夕刻に近い。
特にテルディアスは、簡単に洗ったとはいえ、血みどろ泥ドロに汚れて破けた服にマント。
お互い怪我はないのは幸いだけど、キーナが着ている服は普段着のものだから、夜になったらくるまって眠るマントもないから体が冷えてしまうかもしれない。
なので、できるだけ急いで次の街を目指して森の中を進行中であった。
「あのなぁ、日暮れまでには次の街に――」
着かなきゃならんのだぞとの言葉は紡げなかった。
振り向いたそこに、すでにその姿はなくなっていたためである。
辺りを見回すと、
「やほ~、テル~」
いつの間に登ったのか、すぐ側の木の枝の上に立つキーナ。
「絶景かな絶景かな」
などと言っている。
どう見たって周りは森なのだから、木しか見えていないはずである。
「早く降りてこい!」
テルディアスが当たり前の台詞を叫ぶ。
「ほ~い」
と手を上げて良い返事。
返事だけはね。
そして、そこにあった蔓を手にし、
「でりゃ!」
と一声、蔓にしがみついて飛び降りる。
そのまま振り子の原理で降りていく。
「あ~・・・」
と気持ちの良い声を出そうとするが、この時キーナがはいていたのはスカート。
スカートは風に逆らうことなく、捲り上げられ、
「あ?」
丸見えに状態に。
「あ“ーーー!!!」
テルディアス気づいた瞬間に顔を背けた。
えらい。
そしてここでもう一つハプニング。
この蔓、キーナの体重を支えられるほど強度がなかった。
つまり、
ブチ
切れました。
「あ?」
そのまま勢いに乗って落ちて行くキーナ。
「あああああああああ!!!」
落ちて行った先には狙い澄ましたようにテルディアス。
不穏な空気に気づいたテルディアスが振り向くと、目の前にキーナの恥ずかしい部分が視界いっぱいに迫っていて、
「あ?」
どべしゃっ!
激突しました。
テルディアスの顔面に、見事にお尻から着地したキーナ。
恥ずかしさのあまり顔から火が出そうになる。
「にゃわーーーー!!!」
と悲鳴(?)を上げて近くの木陰に一目散。
そのままうずくまって自分の心臓と格闘。
血圧はきっと急上昇しているのでしょう。
心臓はドキドキうるさく、顔は火照って真っ赤になっている。
しばらくそんな自分と格闘していたが、ふと、テルディアスがピクリとも動かないことに気づく。
すぐに怒られるのではないかと思っていたので拍子抜け。
いやちょっとまて、これはちょっとおかしくないか?
「テ・・・、テル?」
名前を呼んでも反応がない。
うずくまったままの姿勢で、器用ににじにじとテルディアスに近づく。
やっと触れられる位置まで近づき、そっと指でツンツンしてみる。
反応がない。
「テルー!! 死なないでー!!」
キーナの声が森に響き渡った。
その後しばらく、キーナが大人しくなったのは、言うまでも無い。
そこで思い浮かぶのは、ターザンごっこ。
それらに掴まり、振り子の原理を利用して、木から木へと移って行くあれですね。
それをキーナがふと見つけてしまいました。
「ねいねい、テル~」
ぐいぐいとテルディアスの服を引っ張って呼び止める。
「ん?」
「ちょっとだけ遊んできていい?」
こいつ・・・、今の状況を分かってないな?とテルディアス。
今いる場所は森の中。
時刻はじき夕刻に近い。
特にテルディアスは、簡単に洗ったとはいえ、血みどろ泥ドロに汚れて破けた服にマント。
お互い怪我はないのは幸いだけど、キーナが着ている服は普段着のものだから、夜になったらくるまって眠るマントもないから体が冷えてしまうかもしれない。
なので、できるだけ急いで次の街を目指して森の中を進行中であった。
「あのなぁ、日暮れまでには次の街に――」
着かなきゃならんのだぞとの言葉は紡げなかった。
振り向いたそこに、すでにその姿はなくなっていたためである。
辺りを見回すと、
「やほ~、テル~」
いつの間に登ったのか、すぐ側の木の枝の上に立つキーナ。
「絶景かな絶景かな」
などと言っている。
どう見たって周りは森なのだから、木しか見えていないはずである。
「早く降りてこい!」
テルディアスが当たり前の台詞を叫ぶ。
「ほ~い」
と手を上げて良い返事。
返事だけはね。
そして、そこにあった蔓を手にし、
「でりゃ!」
と一声、蔓にしがみついて飛び降りる。
そのまま振り子の原理で降りていく。
「あ~・・・」
と気持ちの良い声を出そうとするが、この時キーナがはいていたのはスカート。
スカートは風に逆らうことなく、捲り上げられ、
「あ?」
丸見えに状態に。
「あ“ーーー!!!」
テルディアス気づいた瞬間に顔を背けた。
えらい。
そしてここでもう一つハプニング。
この蔓、キーナの体重を支えられるほど強度がなかった。
つまり、
ブチ
切れました。
「あ?」
そのまま勢いに乗って落ちて行くキーナ。
「あああああああああ!!!」
落ちて行った先には狙い澄ましたようにテルディアス。
不穏な空気に気づいたテルディアスが振り向くと、目の前にキーナの恥ずかしい部分が視界いっぱいに迫っていて、
「あ?」
どべしゃっ!
激突しました。
テルディアスの顔面に、見事にお尻から着地したキーナ。
恥ずかしさのあまり顔から火が出そうになる。
「にゃわーーーー!!!」
と悲鳴(?)を上げて近くの木陰に一目散。
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心臓はドキドキうるさく、顔は火照って真っ赤になっている。
しばらくそんな自分と格闘していたが、ふと、テルディアスがピクリとも動かないことに気づく。
すぐに怒られるのではないかと思っていたので拍子抜け。
いやちょっとまて、これはちょっとおかしくないか?
「テ・・・、テル?」
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うずくまったままの姿勢で、器用ににじにじとテルディアスに近づく。
やっと触れられる位置まで近づき、そっと指でツンツンしてみる。
反応がない。
「テルー!! 死なないでー!!」
キーナの声が森に響き渡った。
その後しばらく、キーナが大人しくなったのは、言うまでも無い。
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