キーナの魔法

小笠原慎二

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火の村編

火の村へ

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いつもと変わらぬ穏やかな朝。
小鳥のさえずり、暖かな陽光。
テルディアスはゆっくりと目覚めた。
薄ぼんやりと目を開け、自分がベッドに寝ていたことを確認する。

(もう朝か・・・。近頃寝しなにあのことばかり考えてるから・・・、よく寝た気がしない)

頭に手を当て、髪を掻き上げる。
顔を隠す為に長く伸ばした前髪がさらりと指の間に絡まった。

(ああ、だが・・・)

ふと一昔前を思い出す。
森の中独りでうろつき回っていたあの頃。
あの頃は人にも獣にも、そして妖魔にも警戒しながら夜の闇に潜んでいた。
いつでも気を張って、ゆっくり休める事などなかった。

(あの頃よりは寝られ・・・)

むにゅ

ゴロリと横向きになった途端、奇妙な感触が手に当たった。

(むにゅ?)

恐る恐る目を開けると、毎度お馴染み焦げ茶色の頭。

「う・・・ん・・・」

などと身をよじる。
そしてテルディアスの手は、その胸の辺り、しっかり膨らみの上に落ちていた。



「うわあああああああ!!!!」



大絶叫が辺りに響いた。




メリンダがパチリと目を覚まし、むくりと起き上がった。
隣のベッドを見て、もぬけの殻になっている事を確認する。
そして一度深い溜息を吐き、再びベッドに潜り込んで寝息を立て始めた。















山の中へと続いていく街道を、お馴染み三人組が歩いている。

「まったく、あんたねー、いい加減慣れなさいよ。騒がしいったらありゃしない」

落ち込むテルディアスにさらに追い打ちを掛ける容赦ないメリンダ。
ここ数日、共に旅して来たメリンダは、朝の恒例となっている叫び声に慣れてきていた。
キーナは二人の少し先をルンルンと元気よく飛び跳ねている。
メリンダが道の途中で立ち止まった。

(二つの山の端が見える所・・・。この辺りね)

と、キョロキョロと辺りを見回す。
そして、ゆらりと空間が揺らめいている所がある事を確認した。

(あった! 変わってない!)
「キーナちゃ~ん、こっちよ~」
「ホヨ?」

道の端の結界を繋ぐ木の上にいた小動物を、失礼なほどじっと見つめて観察していたキーナが振り向いた。
小動物は視線が外れた瞬間、脱兎のごとく逃げた。

「ふにゃ? 道はこっちじゃないの?」

てててっと小走りで戻ってくるキーナ。

「ちょっと違うのよ」

とメリンダが結界の紐を跨ぐ。

「火の村への道は滅多に人が入ってこられないように、色々仕掛けを施していてね、火の村の者じゃないと分からない目印を付けてるの」

と、結界を外れて森の中へと足を踏み込んでいく。

「ここからは道なき道を行くから、はぐれないようにしっかり付いてきてね」
「は~い」

同じように結界の紐を跨ぎ、元気よく手を上げて答えるキーナ。
その後ろから続くテルディアス。

(なるほど。案内がなければさすがに分からんな・・・)

と感心。
キーナがメリンダに案内を頼むのだと聞かなかったのが、正解だった。
まさかこれを見越してたのでは・・・と訝しむが、どちらかというと野生の勘か、と一人納得する。

メリンダは何かを確認しながら進んで行く。
テルディアスには何を確認しているのか、はっきりとは分からなかった。
キーナはただ付いて行くだけだ。
途中、梟の親子が木の枝に止まっており、そこを目指して一直線に走り去ろうとしたが。
間一髪、テルディアスが首根っこを押さえて阻止した。






森が途切れ、目の前に崖が現われた。

「行き止まり?」

キーナが崖を見上げる。
これを登るのかしら?

「んふ。実はこの岩がね、まやかしなの」

そう言ってメリンダが一つの大きな岩に手を伸ばすと、すっと手がめり込んだ。

「おお!」
(ほ~)

感心する二人。
岩を通り抜けると、少し広めのトンネル。
向こうの方に出口らしき明かりが見える。
コツコツと足音を響かせながらトンネルの出口に辿り着き、外を眺める。
が、再び森の中。

「まだ着かないわけね・・・」

小説とかだと、潜り抜けるとそこには美しい世界が・・・、なんて所なのだけどなぁと思う。

「もう半分位来たわよ」

とメリンダにっこり。
まだ半分もあるんだ・・・。














再び歩き続け、目の前に巨木が現われた。
大の大人が10人くらいで手を繋いでやっと、という程の太さの巨木だった。
思わず、『ト○ロ』を思い出すキーナ。

「大きな樹だね~」

と感激する。
テルディアスも言葉を失くしてただ見上げる。
メリンダもその巨木を見上げた。

(変わってない・・・、あの頃と)

幼い頃を思い出す。

(バカね・・・)

とふっと笑う。
そして顔を上げ、樹の横にある、隠れて見えにくい小道を指さした。

「あとはこの道を真っ直ぐ行くだけよ。そしたら火の村に着けるから」
「うにゃ? メリンダさんも行くでしょ?」

事情を知らないキーナが、さもありなんとメリンダに問う。
メリンダは悲しそうな顔になって、

「ごめんなさい・・・。あたしは、一緒に、行けない・・・」

声のトーンが落ちて行く。

「なんで?」
「私は、村の掟を破って村の外へ出た・・・。今更、おめおめと帰れはしない・・・」

ざっと風が吹き、メリンダの髪がなびいた。

「だから、あたしはここで待ってるから、二人で行ってちょうだい」

メリンダがキーナ達から離れるように、少し後退する。

「メリンダさん、帰りたいんでしょ?」

キーナが問うた。
メリンダの瞳は昔を懐かしむように細められている。

「いいの、これが、掟を破った者の、運命《さだめ》・・・」

ざわっと風が吹き、メリンダの髪が大きくなびいた。

「メリンダ?」

木の陰から、頭に布を被って髪を纏めている女性が姿を現した。

「メリンダなの?」

メリンダの顔を食い入るように見つめる。

「リ・・・、リオ姉・・・」

メリンダも目を見張った。

「メリンダ・・・!」

手に持っていた籠をどさりと落とし、その女性が駆け寄ってきた。

「あんた、あんたって子は・・・」

両手を広げてメリンダに駆け寄る。

「リオ姉・・・え?」

その女性の勢いは止まる事なく、そして両腕で体を抱きしめに行って感動の再会・・・。
と思いきや、使ったのは左腕だけ。

「今までどこ行っとったんじゃ! このじゃじゃ馬娘――――!!」
「ぷげっ!!」

見事なラリアットが決まった。
突然の事態に、なんとも反応のしようのないキーナとテルディアス。
そのままメリンダは引き倒され、リオ姉さんという女性が馬乗りになる。
そしてメリンダの肩を掴んで思いっきり揺さぶった。

「変な男と駆け落ちなんかして! 子供が生まれたからって里帰りか――――!!」

ガクガクと頭を揺さぶられ、息も絶え絶えになるメリンダ。

「ち、違・・・、よく・・・見て・・・」

やっとそれだけ言った。

「はあ?! 何を見ろって・・・!」

とリオ姉さんがキーナとテルディアスを見た。
動きが止まる。
しばしボケッと二人を観察していたが、

「あら? 相手の男、もそっと優男じゃなかったっけ? それに、子供にしては大きいわね・・・」

と呟いた。

カク

メリンダの頭が落ちた。

















「ふ~~~~~~~~ん。で、この二人は?」
「その・・・、この二人は・・・」

そこでメリンダはたと気付く。

(なんて説明したら・・・)

巨木の下で、何故か皆で正座して、メリンダがリオ姉に今までのことを説明していた。
少し冷たい風がぴゅうっと走り抜ける。

「そ、その~、あの~、お、女の子の方が・・・、実は、光の御子で~・・・、え~と・・・」
「女の子?」

リオ姉がキーナとテルディアスを見る。

「あら・・・、ごめんなさい。フード被ってるし、体格がいいものだから、男性だと思っちゃったわ」

三人がずっこけた。
そっちそっち、こっちこっちと指を指す。

「え?」

キーナに目を向ける。

「こっちの小さい子の方?!」

ビックリ仰天。

「テル・・・、僕、色々自身を失くしそう・・・」
「落ち着け、今に始まった事じゃないだろう」

慰めてるつもりか?
と、リオ姉素早く動いた。

「フニャ!!」

リオ姉さんの両手がしっかりとキーナの胸元に伸び、その発達途上の膨らみを揉みしだく。

「本当に女の子だわ・・・」

と自分の両手を眺めるリオ姉。
ショックで泣きそうになるキーナを、抱きしめて慰めるメリンダ。

「いきなりなんて事すんのよ! リオ姉!」

そして、ショックで固まるテルディアスだった。

「で、光の御子って・・・」

キーナを見つめる。
キーナ、怖がって後退る。

「この子が・・・?」

両腕で胸をかばい、縮こまるキーナ。

(カワイイ・・・)

思わず顔を赤らめるリオ姉。
おいおい。

「え? でも、次の光の御子って・・・、ま、いっか。それより、光の御子がどうしてこんな所に? 光の宮殿にいなくていいの?」

不思議そうに言った。

(そういえば、もっともな質問・・・。キーナちゃんと一緒にいたいから忘れてたわ・・・)

キーナという存在が可愛くて可愛くて傍にいたくて、そんな事などまったく考えなかった。
そして、キーナとテルディアスは、(テルディアスはフードで見えないけれど)なんとも微妙な顔をしていた。
あんな場所思い出したくもないし、二度と行きたくもない。

「それは、その、色々あって・・・」

とキーナがモゴモゴと説明する。

「色々ねぇ」

何か事情があるらしいとリオ姉さん察してくれた。
が、

「で? そちらのフードの方は、どういう関係の方?」

来ました!
一番説明するのが厄介な問題!
メリンダ恐る恐るリオ姉に問う。

「え~と、その~、リオ姉?」
「何?」
「人をダーディンにする魔法があるって言って、信じる?」
「信じるも何も、あるわけないでしょそんな魔法」

キッパリ、スッパリ。

ですよね~。

「それがどうかしたの?」
「え?! いや、その! なんでもないの・・・」
(ど、どーしよ・・・)

とキーナ達を見るメリンダ。

(頼む・・・)
(なんでもいいから、適当に理由作っちゃって!)

と目で応援するキーナとテルディアス。
さあ、全てはメリンダに委ねられました!

「え~と、その~、だから~・・・」

言い淀むメリンダ。
そして、閃いた!

「そ、そう! びょ、病気なのよ!」

そのまま一気に盛り込んでいく。

「な、難病でね、光の御子じゃないと治せないって言われて! うつるかもしれないからってフード被ってるのよ!」

キーナとテルディアスは心の中で拍手喝采。
なんとかもっともに聞こえる!

「それで、この子が完全に光の御子として覚醒するのにまだ時間がかかるんだって! それまで待てないから、四大精霊の宝玉集めて治そうとしてるんだって!」

勢いそのままに語り終える。
チラリとキーナとテルディアスを見る。

(それらしく聞こえた?)
(もうバッチリ!)

と目で合図。
ところが・・・、

「ふ~~~~~~~~~~ん・・・」

と訝しげな目つきでこちらを観察するリオ姉さん。
うわー、あれ絶対信じてないよー、と焦る三人。

「ま、あんたが連れてきた程だから、危険はなさそうだし、いいでしょ」

信じてはいないわけね。

「まあ、よくは分からないけど、色々事情が込み入ってるみたいだから、詳しくは大婆様と話してみて。特に、メリンダはね」
「ええ?!」

大婆様と聞いて顔色を青くするメリンダ。

「だ、だって、あたしは村を出て行った身だから・・・」

と言い訳するメリンダに、籠をよいしょと背負ったリオ姉がズカズカと近寄り、

「な~に、言ってんのよ」

とにんまり笑って肩に手を置く。
そのままメリンダの左腕を掴んで脇に固定し、

「さ、行きましょ!」

と問答無用でメリンダを引っ張って歩き出した。

「だから、あたしは行けないって・・・!」

メリンダの主張は虚しく森に谺した。
ぐいぐいと引っ張られて行くメリンダの後ろ姿を見ながら、

「・・・行くか」
「うん」

キーナとテルディアスも後を付いて行った。














「そういえば、リオ姉」
「ん?」
「結婚したのね」
「ま、ね」

リオ姉の短くなった髪を見て、メリンダが少し悲しそうにする。

「お相手はびっくり、ディオーダよ」
「ええ?! あの根暗?!」
「そりゃそうだけど、誠実で優しい人よ」

リオ姉が軽くメリンダを睨んだ。
そしてキーナを見て、

「あの子はなんで短くしてるの?」
「ん? あ~、本人曰く、この方が楽だから。ですって」

隙を見てメリンダが左腕を抜こうとした。
だが、腕はがっしりと掴まれ、びくともしなかった。

「放さないわよ」

リオ姉さんが怪しく笑いながら歩を進める。
メリンダは半泣きになりながら、引っ張られて行った。
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