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シゲール襲来編
絶叫
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闇の中、着ていたものを全て剥ぎ取られたメリンダが転がっていた。体中のあちこちに傷や汚れが目立つ。どんな扱いをされたのかは明白だ。
特に手枷足枷はないものの、メリンダはここから逃げられないことは察していた。
故に、今は休むしかない。
(本当に、キーナちゃんじゃなくて良かった…)
あの時キーナに思い切りぶつかってしまって、その時に怪我でもしていないかとメリンダは心配していた。仮に怪我をしていたとしても、テルディアスが放っておかないだろうが。
その点だけはテルディアスには信頼が置ける。その点だけ。
代わりに自分が捕まってしまった。キーナは心配しているだろう。
(ごめんね、キーナちゃん)
心の中で謝る。あの純粋で優しいキーナはきっと自分の心配をしている。もしかしたら泣いているかもしれない。
(あたしは大丈夫だから…)
男から「物」扱いされることは慣れている。だからといって傷ついていないわけではない。もしこれがキーナであったら、今頃心を壊されてしまっていたかもしれない。
それほどにあの目つきに悪い男は、メリンダの扱いが乱暴だった。
(まるで壊すのを楽しんでる風に…)
「これでも壊れないか?」
あの男が笑いながら言った言葉が耳に張り付いている。
あの言いようから、今までにも何人かの女の子が犠牲になっているだろう事は分かった。
(ゲス野郎…)
力任せの技なし。心を、体を壊すためだけの行為。只の拷問だ。
メリンダはなんとか早めに事を終わらせようと、あらゆる手を尽くした。しかし何故か男は果てても果てても回復が早い。
訝しんだメリンダに気付いたのか、男がニヤニヤと種明かしして来た。
「これだよ。この宝玉。とあるテラモトに置いて、女達の情欲を散々吸い取ってきたんだ」
それに見覚えがあった。あのキーナが壊そうとした宝玉だ。
「これがあれば何回でもできるぜ。しかも、俺だけじゃない」
そう言って男が宝玉の力をメリンダにも注ぎ込んできた。
メリンダも経験上媚薬の類いは使ったことがある。しかし、宝玉はそれを上回るもので、しかも何故か気持ち悪い。気持ち悪いのに体が反応する。
「どうだ? 凄いだろう?」
そう言って男はまた事に及ぶ。
変な気持ち悪さとその逆の体の反応に、さすがのメリンダも根を上げそうになった。必死に唇を噛みしめてそれに耐えた。
そんな行為をその後も何度か繰り返し、男は流石に疲れたのか、「ちと休憩するか」と呟いてメリンダを置いてどこかに去って行った。
さすがのメリンダもこんなに長時間連続でさせられることは初めてだったので、男が去った直後は気絶するように眠ってしまった。今は目が覚めてはいるが、ぐったりと体を横たえている。
出来ることなら水浴びをして、この気持ち悪さを洗い流したかった。しかしここに水があるわけでもないし、何より疲れすぎて動けない。
(キーナちゃん…)
瞳を閉じれば、あのとても可愛い女の子の笑顔が浮かぶ。
キーナの身代わりになれたのならば本望だ。
そして、もう一人黄色い髪のあの男のアホ面も浮かんでくる。
(サーガ…。あいつとするのは、気持ちよくて楽しいのに…)
ついついどうしても比べてしまう。特に下手すぎると。
(あいつは、女の子の扱いが丁寧よね…)
傭兵というものは大概が女の扱いが雑だ。しかしサーガは何故か違う。
壊れ物を扱うかのような手つき。そしてツボを探し当てるのが上手い。触れ方も強弱の付け方も絶品。そして何よりメリンダと体の相性がすこぶる良い。
(いや、何考えてんのよあたし…)
何故かちょっと顔を赤くするメリンダ。本当に何を考えているのやら。
「よう、少しは休んだ?」
男が戻ってきた。
また始める気なのか。メリンダが少し体を固くする。
「いいねいいねその目。まだ諦めてないんだぁ? 気が済んだら解放されるって思ってる? まあその通りなんだけど。でもお姉さん結構頑張るじゃない?」
闇の触手が伸びてきて、メリンダの手足を拘束する。先程もそうだった。
「どうしたら壊れるかなって考えたんだぁ。でね、良い方法思いついたわけさぁ」
ニヤニヤと笑いながら男がメリンダの顔を覗き込む。
「これで上手く行ったらさ、光の御子にも試してみようと思うんだ。お姉さん頑張ってね?」
光の御子。キーナの事だ。メリンダが男を射殺すかのように睨み付ける。
「おお怖。そんなにあれが大事なの? いいねいいね。じゃあさ、もしこれに耐えられたら、お姉さん解放して御子にも手を出さないって約束するよぉ。どお?」
「本当に? 本当にキーナちゃんには手を出さないのね?」
口約束かもしれない。しかしメリンダはそれに縋った。キーナを酷い目に遭わせたくはなかった。
「いいよいいよ。耐えられたら、だけどねぇ」
男が前戯も無しにいきなり挿れて来た。
「うぐっ」
その痛みに顔を歪めるメリンダ。
「あっはぁ、大丈夫大丈夫。これがあるからさぁ」
そう言って宝玉を翳す。
メリンダの中にまたあの気持ちの悪い感覚が流れ込んでくる。そして体は反応しだす。
「…!」
その気持ち悪さにますます顔を顰める。
男が腰を動かし始める。
(これくらいなら…)
先程までと何が違うのかよく分からないが、これくらいなら耐えられる。メリンダがそう思った時。
「で、ここからが違うんだぁ」
男がニヤリと笑った。
何かが始まるのか?とメリンダは警戒する。しかし男は腰を動かし続けるだけで特に何もない。
下手な技でも入れて来たのだろうか。そう思った時、それに気付いた。
男が腰を動かす度に、体の中に何かが侵入してくる。
射精ではない。それとは違う異質な物。
それがどんどん下腹から胸の方へと浸食してくる。メリンダの背筋が震えた。
(何? なんなの?!)
自分の中の大切な何かを失うような絶望感。自分ではない何かに変えられていく恐怖。
「いや、いやあ!!」
「おお、叫んだ」
男は楽しむように余計に腰を動かす。
そしてそれがどんどん浸食してくる。
「やめて、やめてぇぇぇ!! いやあああああ!!」
意識が、心が闇に呑まれていく。
「助けて、助けて! サーガ!!」
メリンダは絶叫した。
特に手枷足枷はないものの、メリンダはここから逃げられないことは察していた。
故に、今は休むしかない。
(本当に、キーナちゃんじゃなくて良かった…)
あの時キーナに思い切りぶつかってしまって、その時に怪我でもしていないかとメリンダは心配していた。仮に怪我をしていたとしても、テルディアスが放っておかないだろうが。
その点だけはテルディアスには信頼が置ける。その点だけ。
代わりに自分が捕まってしまった。キーナは心配しているだろう。
(ごめんね、キーナちゃん)
心の中で謝る。あの純粋で優しいキーナはきっと自分の心配をしている。もしかしたら泣いているかもしれない。
(あたしは大丈夫だから…)
男から「物」扱いされることは慣れている。だからといって傷ついていないわけではない。もしこれがキーナであったら、今頃心を壊されてしまっていたかもしれない。
それほどにあの目つきに悪い男は、メリンダの扱いが乱暴だった。
(まるで壊すのを楽しんでる風に…)
「これでも壊れないか?」
あの男が笑いながら言った言葉が耳に張り付いている。
あの言いようから、今までにも何人かの女の子が犠牲になっているだろう事は分かった。
(ゲス野郎…)
力任せの技なし。心を、体を壊すためだけの行為。只の拷問だ。
メリンダはなんとか早めに事を終わらせようと、あらゆる手を尽くした。しかし何故か男は果てても果てても回復が早い。
訝しんだメリンダに気付いたのか、男がニヤニヤと種明かしして来た。
「これだよ。この宝玉。とあるテラモトに置いて、女達の情欲を散々吸い取ってきたんだ」
それに見覚えがあった。あのキーナが壊そうとした宝玉だ。
「これがあれば何回でもできるぜ。しかも、俺だけじゃない」
そう言って男が宝玉の力をメリンダにも注ぎ込んできた。
メリンダも経験上媚薬の類いは使ったことがある。しかし、宝玉はそれを上回るもので、しかも何故か気持ち悪い。気持ち悪いのに体が反応する。
「どうだ? 凄いだろう?」
そう言って男はまた事に及ぶ。
変な気持ち悪さとその逆の体の反応に、さすがのメリンダも根を上げそうになった。必死に唇を噛みしめてそれに耐えた。
そんな行為をその後も何度か繰り返し、男は流石に疲れたのか、「ちと休憩するか」と呟いてメリンダを置いてどこかに去って行った。
さすがのメリンダもこんなに長時間連続でさせられることは初めてだったので、男が去った直後は気絶するように眠ってしまった。今は目が覚めてはいるが、ぐったりと体を横たえている。
出来ることなら水浴びをして、この気持ち悪さを洗い流したかった。しかしここに水があるわけでもないし、何より疲れすぎて動けない。
(キーナちゃん…)
瞳を閉じれば、あのとても可愛い女の子の笑顔が浮かぶ。
キーナの身代わりになれたのならば本望だ。
そして、もう一人黄色い髪のあの男のアホ面も浮かんでくる。
(サーガ…。あいつとするのは、気持ちよくて楽しいのに…)
ついついどうしても比べてしまう。特に下手すぎると。
(あいつは、女の子の扱いが丁寧よね…)
傭兵というものは大概が女の扱いが雑だ。しかしサーガは何故か違う。
壊れ物を扱うかのような手つき。そしてツボを探し当てるのが上手い。触れ方も強弱の付け方も絶品。そして何よりメリンダと体の相性がすこぶる良い。
(いや、何考えてんのよあたし…)
何故かちょっと顔を赤くするメリンダ。本当に何を考えているのやら。
「よう、少しは休んだ?」
男が戻ってきた。
また始める気なのか。メリンダが少し体を固くする。
「いいねいいねその目。まだ諦めてないんだぁ? 気が済んだら解放されるって思ってる? まあその通りなんだけど。でもお姉さん結構頑張るじゃない?」
闇の触手が伸びてきて、メリンダの手足を拘束する。先程もそうだった。
「どうしたら壊れるかなって考えたんだぁ。でね、良い方法思いついたわけさぁ」
ニヤニヤと笑いながら男がメリンダの顔を覗き込む。
「これで上手く行ったらさ、光の御子にも試してみようと思うんだ。お姉さん頑張ってね?」
光の御子。キーナの事だ。メリンダが男を射殺すかのように睨み付ける。
「おお怖。そんなにあれが大事なの? いいねいいね。じゃあさ、もしこれに耐えられたら、お姉さん解放して御子にも手を出さないって約束するよぉ。どお?」
「本当に? 本当にキーナちゃんには手を出さないのね?」
口約束かもしれない。しかしメリンダはそれに縋った。キーナを酷い目に遭わせたくはなかった。
「いいよいいよ。耐えられたら、だけどねぇ」
男が前戯も無しにいきなり挿れて来た。
「うぐっ」
その痛みに顔を歪めるメリンダ。
「あっはぁ、大丈夫大丈夫。これがあるからさぁ」
そう言って宝玉を翳す。
メリンダの中にまたあの気持ちの悪い感覚が流れ込んでくる。そして体は反応しだす。
「…!」
その気持ち悪さにますます顔を顰める。
男が腰を動かし始める。
(これくらいなら…)
先程までと何が違うのかよく分からないが、これくらいなら耐えられる。メリンダがそう思った時。
「で、ここからが違うんだぁ」
男がニヤリと笑った。
何かが始まるのか?とメリンダは警戒する。しかし男は腰を動かし続けるだけで特に何もない。
下手な技でも入れて来たのだろうか。そう思った時、それに気付いた。
男が腰を動かす度に、体の中に何かが侵入してくる。
射精ではない。それとは違う異質な物。
それがどんどん下腹から胸の方へと浸食してくる。メリンダの背筋が震えた。
(何? なんなの?!)
自分の中の大切な何かを失うような絶望感。自分ではない何かに変えられていく恐怖。
「いや、いやあ!!」
「おお、叫んだ」
男は楽しむように余計に腰を動かす。
そしてそれがどんどん浸食してくる。
「やめて、やめてぇぇぇ!! いやあああああ!!」
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「助けて、助けて! サーガ!!」
メリンダは絶叫した。
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