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獲ったどー!
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狩猟の狩りは、冒険の狩りと少し…
いや、だいぶ異なっていた。
狩猟関係のクエストを進めていくと、食べられるモンスターには「狩猟」のアイコンが表示されていようになった。
攻撃をせずに狩猟のアイコンを押すと、ミニゲームが始まるのだ。
画面が変わり、やたらと視界を木の幹や葉っぱで遮られた空間の中、川のせせらぎと葉ずれの音、そして獣の歩くガサガサ音が響く。
画面の真ん中の赤丸内にひょいと獣が現れるので、タイミングを合わせてタップするのだ。
だが、それがとにかくシビア過ぎる。
円の中に全身がおさまっていないと「半矢!」という赤い吹き出しがバシッと出て、失敗判定になる。
低確率だが、獲物がそのままこちらに突っ込んでくる表現の後、ダメージが入ることもある。
やけになって矢を撃ちまくろうにも連射速度は遅く、下手に打ってしまうと、肝心の獲物が出てきた時にディレイで動けない という羽目になる。
またミニゲームか!と頭を抱えたくなる。
ギーギー言いながらゲームに振り回され、のたうち回る私を、シャワーを済ませて出てきたサリナが応援してくれる。
シャワーがめちゃくちゃ快適だったらしく、語りたそうにしているが、すまない。今は狩りに手一杯だ。
こういうミニゲームはサリナの方が得意な気はするが、食に苦労させないと約束した主人の立場としては、自分でとってやりたいところ。
任せてしまおうかという誘惑を振り切って。
なんとか頑張って!ようやく!
ウサギのモンスターを一匹、狩猟モードで撃ちとることが出来たのだった。
「獲ったどー!」
念願の目標を達成し、思わず咆哮をあげる。
サリナが、わっと手を叩く。
「おめでとうございます!」
「わん!わん!」
サリナが喜んでいるのを見て、レオンも喜んで何度も飛び上がった。
足の爪が石牢の床に当たるたびに、チャカッチャカッと音を立てる。
レオンなりの拍手をもらっているかのようだ。
2人にお祝いされて、私も、
「いやあ、どうもどうも」
と照れつつ、なんとなく立ち上がった。
するとサリナがサッと居住まいを正す。
レオンもサリナに並んで座る。
まだ、ちゃんとおすわりが出来ないらしく、なんだか横座りだけれど、顔つきはキリッとしていた。
なんだかそんな2人が、演説の聴衆のようで、つい私は悪ノリして拳を振り上げた。
「諸君、念願のお肉が手に入った!」
「まあ…!流石、マーガレット様!」
「今宵は祝杯だ!調理は頼んだぞ、サリナ!」
演説風に朗々と声をあげたあと、アイテムボックスからウサギのモンスターを取り出し…
「「きゃーーー!!!!」」
私とサリナは、悲鳴をあげてお互いに抱きついたのだった。
でかっ!
ウサギのモンスターでっかい!!
スマホの画面では、小型のモンスターらしく可愛かったのに。
モフモフの毛がたっぷりと生えているので、余計にボリュームがあるのだろうが、私が両手を使っても胴回りの大きさには手が回らないように見える。
討ち取られたウサギは、目を見開いたままで、うつろな眼差しの真っ黒な目が怖い。
拡張したといっても、狭い牢内。
死体の存在感が、エグすぎる。
万能侍女の力に縋る気持ちで、抱き合っているサリナに恐る恐る声をかけた。
「サリナ…これ、捌ける?」
「………」
「ん?サリナ?」
サリナは、気絶していた。
諦めてウサギをボックス内に収納し、サリナをベッドで休ませる。
心配してクンクン鳴くレオンを撫でながら、
「驚かせちゃったね、少し休ませてあげよう。
レオン、静かにね」
と、サリナの真似をして声をかけたら、鳴くのをやめた。
本当に言葉がわかるんだろうか、すごい。
しかし、まだお肉を諦めるには早い。
そもそもハントゲームの中には、解体・調理までの過程も入っていたはず。
ゲーム画面に戻ると、初狩猟おめでとう!のミニウィンドウと、何かしらの報酬があった様子がある。
確認してみると、解体ナイフをゲットしていた。
少しクエストを進めれば、解体も発生するかと思ったが、猟犬を使った狩りの話に進んでいる。
一旦、進行を中断して、そういえばスキルを確認していなかった、とスキルウィンドウを開いた。
予想通り、猟師スキルの中に、あった。
「解体」のスキルである。
説明文には、解体ナイフ所持時、狩猟で得た獲物を無駄なく適切に処理し、良質な素材を最大限に入手することができる とのこと。
スキルレベルはなく、1ポイントで取得出来る。
これこれ、これですよ!
猟師レベルも4に増えて、スキルポイントが3ポイントたまっているので、迷わずポイントを振り込んだ。
解体スキルを発動すると、選択画面の中にウサギの魔物モフルの名前が並んでいる。
モフルをタップすると、バラバラーっとアイテムをゲットした表示が出るが、量が多くて目で追えない。
アイテムボックスを確認すると、肉系、内蔵系、毛皮、うさぎ耳などそのものの素材と、クリスタルその他、冒険系のドロップアイテムらしきものが収納されていた。
なんだろうジャンピングシューズとか。
装備品?わからないが…まあいい。わかっているのは…
今日は焼肉だー!
いや、だいぶ異なっていた。
狩猟関係のクエストを進めていくと、食べられるモンスターには「狩猟」のアイコンが表示されていようになった。
攻撃をせずに狩猟のアイコンを押すと、ミニゲームが始まるのだ。
画面が変わり、やたらと視界を木の幹や葉っぱで遮られた空間の中、川のせせらぎと葉ずれの音、そして獣の歩くガサガサ音が響く。
画面の真ん中の赤丸内にひょいと獣が現れるので、タイミングを合わせてタップするのだ。
だが、それがとにかくシビア過ぎる。
円の中に全身がおさまっていないと「半矢!」という赤い吹き出しがバシッと出て、失敗判定になる。
低確率だが、獲物がそのままこちらに突っ込んでくる表現の後、ダメージが入ることもある。
やけになって矢を撃ちまくろうにも連射速度は遅く、下手に打ってしまうと、肝心の獲物が出てきた時にディレイで動けない という羽目になる。
またミニゲームか!と頭を抱えたくなる。
ギーギー言いながらゲームに振り回され、のたうち回る私を、シャワーを済ませて出てきたサリナが応援してくれる。
シャワーがめちゃくちゃ快適だったらしく、語りたそうにしているが、すまない。今は狩りに手一杯だ。
こういうミニゲームはサリナの方が得意な気はするが、食に苦労させないと約束した主人の立場としては、自分でとってやりたいところ。
任せてしまおうかという誘惑を振り切って。
なんとか頑張って!ようやく!
ウサギのモンスターを一匹、狩猟モードで撃ちとることが出来たのだった。
「獲ったどー!」
念願の目標を達成し、思わず咆哮をあげる。
サリナが、わっと手を叩く。
「おめでとうございます!」
「わん!わん!」
サリナが喜んでいるのを見て、レオンも喜んで何度も飛び上がった。
足の爪が石牢の床に当たるたびに、チャカッチャカッと音を立てる。
レオンなりの拍手をもらっているかのようだ。
2人にお祝いされて、私も、
「いやあ、どうもどうも」
と照れつつ、なんとなく立ち上がった。
するとサリナがサッと居住まいを正す。
レオンもサリナに並んで座る。
まだ、ちゃんとおすわりが出来ないらしく、なんだか横座りだけれど、顔つきはキリッとしていた。
なんだかそんな2人が、演説の聴衆のようで、つい私は悪ノリして拳を振り上げた。
「諸君、念願のお肉が手に入った!」
「まあ…!流石、マーガレット様!」
「今宵は祝杯だ!調理は頼んだぞ、サリナ!」
演説風に朗々と声をあげたあと、アイテムボックスからウサギのモンスターを取り出し…
「「きゃーーー!!!!」」
私とサリナは、悲鳴をあげてお互いに抱きついたのだった。
でかっ!
ウサギのモンスターでっかい!!
スマホの画面では、小型のモンスターらしく可愛かったのに。
モフモフの毛がたっぷりと生えているので、余計にボリュームがあるのだろうが、私が両手を使っても胴回りの大きさには手が回らないように見える。
討ち取られたウサギは、目を見開いたままで、うつろな眼差しの真っ黒な目が怖い。
拡張したといっても、狭い牢内。
死体の存在感が、エグすぎる。
万能侍女の力に縋る気持ちで、抱き合っているサリナに恐る恐る声をかけた。
「サリナ…これ、捌ける?」
「………」
「ん?サリナ?」
サリナは、気絶していた。
諦めてウサギをボックス内に収納し、サリナをベッドで休ませる。
心配してクンクン鳴くレオンを撫でながら、
「驚かせちゃったね、少し休ませてあげよう。
レオン、静かにね」
と、サリナの真似をして声をかけたら、鳴くのをやめた。
本当に言葉がわかるんだろうか、すごい。
しかし、まだお肉を諦めるには早い。
そもそもハントゲームの中には、解体・調理までの過程も入っていたはず。
ゲーム画面に戻ると、初狩猟おめでとう!のミニウィンドウと、何かしらの報酬があった様子がある。
確認してみると、解体ナイフをゲットしていた。
少しクエストを進めれば、解体も発生するかと思ったが、猟犬を使った狩りの話に進んでいる。
一旦、進行を中断して、そういえばスキルを確認していなかった、とスキルウィンドウを開いた。
予想通り、猟師スキルの中に、あった。
「解体」のスキルである。
説明文には、解体ナイフ所持時、狩猟で得た獲物を無駄なく適切に処理し、良質な素材を最大限に入手することができる とのこと。
スキルレベルはなく、1ポイントで取得出来る。
これこれ、これですよ!
猟師レベルも4に増えて、スキルポイントが3ポイントたまっているので、迷わずポイントを振り込んだ。
解体スキルを発動すると、選択画面の中にウサギの魔物モフルの名前が並んでいる。
モフルをタップすると、バラバラーっとアイテムをゲットした表示が出るが、量が多くて目で追えない。
アイテムボックスを確認すると、肉系、内蔵系、毛皮、うさぎ耳などそのものの素材と、クリスタルその他、冒険系のドロップアイテムらしきものが収納されていた。
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