23 / 23
23 狼は凱旋する
しおりを挟む
学園に戻ると、私は病気休暇扱いになっていた。
書き置きを見た学園側が、私の事情を知っていたこともあり、正月が終わるまで待とうという話になっていたことを後から知った。
もし、正月になっても戻らないようなら、学園側から人を派遣するつもりだったらしい。
先生が退職される時に学園にお願いしてあったそうだ。
本当に先生には頭があがらない。
そして、私と泉地は今後の話をするために学園長の部屋に訪れていた。
長く勤めているけれど、学園長がいる洋館には初めて入った。
「篠沢美知さん、おかえりなさい」
「学園長。休職扱いにしていただき、ありがとうございます」
学園長はグレーの髪をしたおじ様で、落ち着いたかんじの紳士という雰囲気をした人だった。
「これから、どうするか相談に乗りましょう」
「学園長。申し訳ありませんでした。スタッフでありながら、生徒とその……」
「あの規則は秩序のためにあるものです。篠沢さんは適合者で、獣人である狼谷君がカヴァリエに選んだのなら、学園側からはなにも言うことはありません」
「は、はい」
優しい言葉にホッとした。
「篠沢さんは狼谷君と今後について、話し合いましたか?」
「はい。私はできることなら、狼谷君が卒業するまで、今まで通り、学食で働けたらと思っています。学園が良ければの話ですけど……」
「だめって言っていいよ」
ドンッと肘で泉地を押した。
まだ、私をここから連れ出して、獣人から遠ざける計画を諦めてないらしい。
学園長がそんな泉地の心境を察してか、苦笑していた。
「篠沢さんの意思を尊重します。学園側もスタッフを急に補充できませんからね」
はぁっと泉地はため息をついた。
「俺はキングの護衛があるから、高也から離れられない。学園にいる限り、美知に触れられないのは困る」
あれだけ、マーキングしておいてよく言うわよ。
帰ってきてから、ど、どれだけ!
頬が赤くなるのがわかり、手で顔を覆った。
「ああ。そうでしたね。キングの護衛があるんでしたか。けれど、学園の風紀の乱れは困ります。生徒は生徒。スタッフはスタッフ。これは絶対です」
「はい」
「学生のカヴァリエと同じ権限を与えるわけにはいきません。学食で働くからにはスタッフとして、学園の規則を守っていただかねばなりません」
「もちろんです」
泉地は気に入らない顔をしていたけれど、黙っていた。
「卒業までは、二人の関係が他の生徒にわからないよう働いて頂きたい」
「はい。ご厚意ありがとうございます」
ペコリと頭を下げた。
よかった。
クビにならなくて!
「学園長。学内で自由に会えない分、外出許可証をもらっても?」
「許可証ですか」
「在学中の場合、卒業した獣人やカヴァリエに会えるよう外出許可証を与えられる。自分にも多少なりの配慮が欲しい」
泉地のお願いに学園長は苦笑した。
「まあ、そうですね。狼谷君は許可証がなくても出ていけるでしょうが」
「あっても困らない」
泉地は抜け出せることを公言し、なおかつ外出許可証を要求した。
「わかりました。発行します」
学園長はうなずいた。
「カヴァリエ、おめでとうございます」
在学中に呼ばれることがなかったカヴァリエの称号。
お祝いの言葉も。
泣きそうになっている私を隣の泉地が笑って見ていた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
月曜日から仕事に復帰することになり、日曜日、泉地と二人で先生に会いに来た。
先生は海の見えるリビングで猫と一緒に遊んでいた。
「先生、ありがとうございました」
「あら、いいのよ」
私が居なくなった時、泉地は不在だったけれど、実は鷹我君に私のことを頼んで行ったらしい。
鷹我君も学園にはいなかったと思うけど、どうやって知ったのか、聞いても教えてくれなかった。
鷹我君は私の不在に気づき、先生に連絡をとった。
先生は学園長に電話で事情を説明してくれて、母のアパートの連絡先を手に入れたとのことだった。
「美知さんは怖い思いをしたわね。行く前に私に一度、連絡すればよかったのよ」
「はい……」
先生を頼るべきだったのだ。
それなのに私はなんとかなるだろうと思ってしまった。
「鷹の一族がいてよかったわね。あの一族はすぐに情報を手に入れることができるから」
獣人に詳しい先生はそう言ったけど、私はちょっとひっかかっていた。
鷹我君は私が母に呼ばれて、母の元にいたことを知っていたんじゃないか思う。
母が二度と私に近寄れないようにするため、母に私を売るようにそそのかしたのは、もしかして鷹我君じゃないかと思っている。
あの時、母の口座には狼谷家から支払われたお金があり、そこまでお金を必要としていなかった。
まさかとは思うけど―――怖くて聞けなかった。
「狼谷の末っ子君。よかったわね」
「はい」
先生の言葉に泉地はうなずいた。
あれ?
末っ子なんて、私は先生に言った?
「せ、先生。もしかして。最初から、泉地のこと高校生って気づいていました!?」
「当たり前でしょ。お兄様が二人、マリアステラ学園を卒業しているのよ? 三人ともよく似ているわ」
声をたてて、先生は笑った。
「俺は先生に大学生なんて一言も言ってないよ。美知が安心するならと思って、服装だけはそれらしくしたけど」
「泉地! 先生が気づいていることを知っていたわね!」
「どうだろう?」
泉地はすっとぼけてみせたけど、絶対にそう!
「先生もちゃんと言ってください。私だけ、あわてふためいて馬鹿みたいじゃないですか」
「あら、美知さん。私は言ったでしょう。狼谷さんなら、なんとかできるかもしれないって」
先生は膝の上の猫を撫でていた。
「美知さん、私のような生活はまだ早いわよ。もう少しがんばってらっしゃい」
まったく、先生には敵わない。
「はい。いってきます」
私は笑顔で答えたのだった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
先生の家からの帰り道、私達は二人で手を繋ぎ、砂浜をゆっくり歩きながら、未来の話をした。
「泉地は卒業したら、どうするの?」
「高也の将来次第だよ。多分、大学に通うと思う」
「そう。私は泉地が卒業したら、料理か製菓の学校に通うつもりよ。学費もようやく貯まるし」
「学費くらい出すのに」
「自分にかかるものは自分でやりたいのよ。そこまで、してもらえないわ」
泉地は握る手に力を込めた。
「俺が卒業したら、美知は狼谷になるのに?」
「泉地」
驚いたけど、結婚するということはそうなるということ。
「そうだよね?」
確認する泉地の顔が、困った顔をしていたので、くすりと笑った。
変な所が子供っぽい。
「私達がおじいさんとおばあさんになったら、海の近くに住んで、のんびり暮らしたいわね」
泉地は海を眩しそうに見た。
「絶対に死ねないな」
「そうよ。二人で歳をとるの。泉地、約束して」
私達は向き合った。
私が不安にならないですむように言葉にして欲しかった。
泉地はナイトでキングを守る。
絶対に安全なんてことはない。
だから、せめて私に約束を―――
「約束する。俺は美知の幸せを一生守るよ」
それは騎士の誓い。
目を閉じ、私達はキスをする。
お互いの唇のぬくもりが重なる。
目を少しだけ開けて、見えた海は波が高くて、まだ冬の色をしていた。
春が来たら、泉地は十七歳になる。
泉地が獅央家に行かなくてもよくなり、怪我を負わずに済むようになるのは、もう少し後のことになる。
【了】
書き置きを見た学園側が、私の事情を知っていたこともあり、正月が終わるまで待とうという話になっていたことを後から知った。
もし、正月になっても戻らないようなら、学園側から人を派遣するつもりだったらしい。
先生が退職される時に学園にお願いしてあったそうだ。
本当に先生には頭があがらない。
そして、私と泉地は今後の話をするために学園長の部屋に訪れていた。
長く勤めているけれど、学園長がいる洋館には初めて入った。
「篠沢美知さん、おかえりなさい」
「学園長。休職扱いにしていただき、ありがとうございます」
学園長はグレーの髪をしたおじ様で、落ち着いたかんじの紳士という雰囲気をした人だった。
「これから、どうするか相談に乗りましょう」
「学園長。申し訳ありませんでした。スタッフでありながら、生徒とその……」
「あの規則は秩序のためにあるものです。篠沢さんは適合者で、獣人である狼谷君がカヴァリエに選んだのなら、学園側からはなにも言うことはありません」
「は、はい」
優しい言葉にホッとした。
「篠沢さんは狼谷君と今後について、話し合いましたか?」
「はい。私はできることなら、狼谷君が卒業するまで、今まで通り、学食で働けたらと思っています。学園が良ければの話ですけど……」
「だめって言っていいよ」
ドンッと肘で泉地を押した。
まだ、私をここから連れ出して、獣人から遠ざける計画を諦めてないらしい。
学園長がそんな泉地の心境を察してか、苦笑していた。
「篠沢さんの意思を尊重します。学園側もスタッフを急に補充できませんからね」
はぁっと泉地はため息をついた。
「俺はキングの護衛があるから、高也から離れられない。学園にいる限り、美知に触れられないのは困る」
あれだけ、マーキングしておいてよく言うわよ。
帰ってきてから、ど、どれだけ!
頬が赤くなるのがわかり、手で顔を覆った。
「ああ。そうでしたね。キングの護衛があるんでしたか。けれど、学園の風紀の乱れは困ります。生徒は生徒。スタッフはスタッフ。これは絶対です」
「はい」
「学生のカヴァリエと同じ権限を与えるわけにはいきません。学食で働くからにはスタッフとして、学園の規則を守っていただかねばなりません」
「もちろんです」
泉地は気に入らない顔をしていたけれど、黙っていた。
「卒業までは、二人の関係が他の生徒にわからないよう働いて頂きたい」
「はい。ご厚意ありがとうございます」
ペコリと頭を下げた。
よかった。
クビにならなくて!
「学園長。学内で自由に会えない分、外出許可証をもらっても?」
「許可証ですか」
「在学中の場合、卒業した獣人やカヴァリエに会えるよう外出許可証を与えられる。自分にも多少なりの配慮が欲しい」
泉地のお願いに学園長は苦笑した。
「まあ、そうですね。狼谷君は許可証がなくても出ていけるでしょうが」
「あっても困らない」
泉地は抜け出せることを公言し、なおかつ外出許可証を要求した。
「わかりました。発行します」
学園長はうなずいた。
「カヴァリエ、おめでとうございます」
在学中に呼ばれることがなかったカヴァリエの称号。
お祝いの言葉も。
泣きそうになっている私を隣の泉地が笑って見ていた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
月曜日から仕事に復帰することになり、日曜日、泉地と二人で先生に会いに来た。
先生は海の見えるリビングで猫と一緒に遊んでいた。
「先生、ありがとうございました」
「あら、いいのよ」
私が居なくなった時、泉地は不在だったけれど、実は鷹我君に私のことを頼んで行ったらしい。
鷹我君も学園にはいなかったと思うけど、どうやって知ったのか、聞いても教えてくれなかった。
鷹我君は私の不在に気づき、先生に連絡をとった。
先生は学園長に電話で事情を説明してくれて、母のアパートの連絡先を手に入れたとのことだった。
「美知さんは怖い思いをしたわね。行く前に私に一度、連絡すればよかったのよ」
「はい……」
先生を頼るべきだったのだ。
それなのに私はなんとかなるだろうと思ってしまった。
「鷹の一族がいてよかったわね。あの一族はすぐに情報を手に入れることができるから」
獣人に詳しい先生はそう言ったけど、私はちょっとひっかかっていた。
鷹我君は私が母に呼ばれて、母の元にいたことを知っていたんじゃないか思う。
母が二度と私に近寄れないようにするため、母に私を売るようにそそのかしたのは、もしかして鷹我君じゃないかと思っている。
あの時、母の口座には狼谷家から支払われたお金があり、そこまでお金を必要としていなかった。
まさかとは思うけど―――怖くて聞けなかった。
「狼谷の末っ子君。よかったわね」
「はい」
先生の言葉に泉地はうなずいた。
あれ?
末っ子なんて、私は先生に言った?
「せ、先生。もしかして。最初から、泉地のこと高校生って気づいていました!?」
「当たり前でしょ。お兄様が二人、マリアステラ学園を卒業しているのよ? 三人ともよく似ているわ」
声をたてて、先生は笑った。
「俺は先生に大学生なんて一言も言ってないよ。美知が安心するならと思って、服装だけはそれらしくしたけど」
「泉地! 先生が気づいていることを知っていたわね!」
「どうだろう?」
泉地はすっとぼけてみせたけど、絶対にそう!
「先生もちゃんと言ってください。私だけ、あわてふためいて馬鹿みたいじゃないですか」
「あら、美知さん。私は言ったでしょう。狼谷さんなら、なんとかできるかもしれないって」
先生は膝の上の猫を撫でていた。
「美知さん、私のような生活はまだ早いわよ。もう少しがんばってらっしゃい」
まったく、先生には敵わない。
「はい。いってきます」
私は笑顔で答えたのだった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
先生の家からの帰り道、私達は二人で手を繋ぎ、砂浜をゆっくり歩きながら、未来の話をした。
「泉地は卒業したら、どうするの?」
「高也の将来次第だよ。多分、大学に通うと思う」
「そう。私は泉地が卒業したら、料理か製菓の学校に通うつもりよ。学費もようやく貯まるし」
「学費くらい出すのに」
「自分にかかるものは自分でやりたいのよ。そこまで、してもらえないわ」
泉地は握る手に力を込めた。
「俺が卒業したら、美知は狼谷になるのに?」
「泉地」
驚いたけど、結婚するということはそうなるということ。
「そうだよね?」
確認する泉地の顔が、困った顔をしていたので、くすりと笑った。
変な所が子供っぽい。
「私達がおじいさんとおばあさんになったら、海の近くに住んで、のんびり暮らしたいわね」
泉地は海を眩しそうに見た。
「絶対に死ねないな」
「そうよ。二人で歳をとるの。泉地、約束して」
私達は向き合った。
私が不安にならないですむように言葉にして欲しかった。
泉地はナイトでキングを守る。
絶対に安全なんてことはない。
だから、せめて私に約束を―――
「約束する。俺は美知の幸せを一生守るよ」
それは騎士の誓い。
目を閉じ、私達はキスをする。
お互いの唇のぬくもりが重なる。
目を少しだけ開けて、見えた海は波が高くて、まだ冬の色をしていた。
春が来たら、泉地は十七歳になる。
泉地が獅央家に行かなくてもよくなり、怪我を負わずに済むようになるのは、もう少し後のことになる。
【了】
68
この作品は感想を受け付けておりません。
あなたにおすすめの小説
ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました
大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――
世間知らずな山ごもり薬師は、××な騎士団長の性癖淫愛から逃げ出せない
二位関りをん
恋愛
平民薬師・クララは国境沿いの深い山奥で暮らしながら、魔法薬の研究に没頭している。招集が下れば山を下りて麓にある病院や娼館で診察補助をしたりしているが、世間知らずなのに変わりはない。
ある日、山の中で倒れている男性を発見。彼はなんと騎士団長・レイルドで女嫌いの噂を持つ人物だった。
当然女嫌いの噂なんて知らないクララは良心に従い彼を助け、治療を施す。
だが、レイルドには隠している秘密……性癖があった。
――君の××××、触らせてもらえないだろうか?
こわいかおの獣人騎士が、仕事大好きトリマーに秒で堕とされた結果
てへぺろ
恋愛
仕事大好きトリマーである黒木優子(クロキ)が召喚されたのは、毛並みの手入れが行き届いていない、犬系獣人たちの国だった。
とりあえず、護衛兼監視役として来たのは、ハスキー系獣人であるルーサー。不機嫌そうににらんでくるものの、ハスキー大好きなクロキにはそんなの関係なかった。
「とりあえずブラッシングさせてくれません?」
毎日、獣人たちのお手入れに精を出しては、ルーサーを(犬的に)愛でる日々。
そのうち、ルーサーはクロキを女性として意識するようになるものの、クロキは彼を犬としかみていなくて……。
※獣人のケモ度が高い世界での恋愛話ですが、ケモナー向けではないです。ズーフィリア向けでもないです。
獣人の世界に落ちたら最底辺の弱者で、生きるの大変だけど保護者がイケオジで最強っぽい。
真麻一花
恋愛
私は十歳の時、獣が支配する世界へと落ちてきた。
狼の群れに襲われたところに現れたのは、一頭の巨大な狼。そのとき私は、殺されるのを覚悟した。
私を拾ったのは、獣人らしくないのに町を支配する最強の獣人だった。
なんとか生きてる。
でも、この世界で、私は最低辺の弱者。
女の子がほとんど産まれない国に転生しました。
さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。
100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳
そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。
当面は2日に1話更新予定!
【完】麗しの桃は攫われる〜狼獣人の番は甘い溺愛に翻弄される〜
こころ ゆい
恋愛
※完結しました!皆様のおかげです!ありがとうございました!
※既に完結しておりますが、番外編②加筆しました!(2025/10/17)
狼獣人、リードネストの番(つがい)として隣国から攫われてきたモモネリア。
突然知らない場所に連れてこられた彼女は、ある事情で生きる気力も失っていた。
だが、リードネストの献身的な愛が、傷付いたモモネリアを包み込み、徐々に二人は心を通わせていく。
そんなとき、二人で訪れた旅先で小さなドワーフ、ローネルに出会う。
共に行くことになったローネルだが、何か秘密があるようで?
自分に向けられる、獣人の深い愛情に翻弄される番を描いた、とろ甘溺愛ラブストーリー。
婚約解消されたら隣にいた男に攫われて、強請るまで抱かれたんですけど?〜暴君の暴君が暴君過ぎた話〜
紬あおい
恋愛
婚約解消された瞬間「俺が貰う」と連れ去られ、もっとしてと強請るまで抱き潰されたお話。
連れ去った強引な男は、実は一途で高貴な人だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる