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1章 竹の春
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閉じた目蓋に光が落ちてくる。
薄っすら目を開けると、秋の午後の陽光が、竹の葉の隙間から差し込んでいた。
秋は夏の日差しと違い、蜂蜜色の光をしていて優しい。
とろんとした光が部屋を包み、もう一度眠りたいと思った時――ぐうっとお腹が鳴った。
――お腹、空いた。
思えば、朝からなにも食べてないことに気づいた。
心身が弱り切っている時は、食事をするのもおっくうで、ただ横になっているのが一番楽だった。
山路に来てから、私の胃袋は正直で、『お腹が空いた』と訴える。
人間の体はなにか食べれば動けるし、それが力になる。
食欲がわくということは、私の体は動きたいと言っているのかもしれない。
体を起こすと、私に寄り添っていた暖かい白の塊があることに気づいた。
「湯たんぽかと思ったら犬……」
広い座敷で眠っていても寒くなかった理由がわかった。
人の姿をした彼を思い出し、居心地がよかったなんて軽く言えない気がして、そっと離れた。
廊下に出てから、重大なことに気づいた。
食べ物を買うために外へ出たのに、昔馴染みの人たちとの挨拶と荷物に圧倒されて、なにも買わずに帰ってきてしまった。
「私はなんのために外へ出たの?」
泣きたい気持ちで廊下の壁に手をついた。
ぐうっとまたお腹が鳴った。
もしかしたら、厨房に余りものか、なにか食べるものがあるかもしれない。なにかないかなと思いながら、厨房を覗く。
厨房には食材がたくさん入る大きな銀色の冷蔵庫があり、その冷蔵庫の扉に昨日はなかった張り紙が見えた。
犬のマグネットで留められた張り紙には、毛筆で『きんぴらごぼう、卵焼き、ご飯(冷凍庫)』と書かれたメモともう一枚、『残り物ですが、どうぞ』と書かれたメモ。
私宛のメモだった。
「砂漠の中のオアシスに遭遇した時って、きっとこんな気持ちね。冷蔵庫についてる犬のマグネットが気になるけど……」
しかも、ファンシーで可愛く、とてもいい笑顔をした犬のマグネットである。
銀の扉を開けて冷蔵庫の中を覗くと、昨日の残りを詰めた容器が見えた。
そして、隣の冷凍庫には、茶碗一杯分ほどのご飯がラップに包まれて保存されている。
厨房にはスチームオーブンレンジがあり、それで温めることができる。
これは、私の初めてのお給料で祖父にプレゼントしたものだ。
古い電子レンジが壊れ、祖父が購入を悩んでいたのを見て、『あと何年も生きられない』なんて考えているんじゃないかと、怖くなったからだ。
『大事に長く使わないとなぁ』
そう笑って言った祖父の目は、少し潤んでいたような気がする。
そんなことを思い出しながら、自分の茶碗を探す。
私が昨日、食事をしていた木のテーブルに布巾をかぶせたお盆が一つ。
お盆には私の茶碗と湯呑み、箸が用意され、埃がかぶらないよう布巾がかけられていた。
「なんだか、お母さんみたい」
温めた料理から出汁の香りがした。
『美味しい料理にはいい出汁の香りがする』
おじいちゃんがそんなことを言っていたのを思い出す。
あの言葉はおじいちゃんの言葉だったのか、狛犬がおじいちゃんに教えたのか――卵焼きに箸を入れた。
懐かしい味がする卵焼きを口に運び、白いご飯を頬張る。
「空腹なのもあるけど、ご飯が細胞に染み渡るわ……」
仕事が忙しかった両親は、私をほとんど山路に預けっぱなしで、私の中で家庭の味というのは山路のご飯だった。
ご飯を食べていると、スマホの画面に父からのメッセージが届いているのが見えた。
「なに? また嫌味?」
『今週末、家族で食事をする。必ず来い』
せっかくいい気分で食事をしていたのに、強い命令口調の父らしい文面が目に入り、うんざりした気持ちになった。
父の俺様的な将軍ぶりは健在で、なぜか着物にしろとまで書いてある。
――これはお見合いという可能性もあるわね。
料亭、着物、家族で食事――かなり父は力が入っている。
ここまで判断材料がそろえば、探偵じゃなくてもわかる。
父の仕事関係で気に入っている人間が、私のお見合い相手に選ばれているということが。
お断りの返事を入力して返信する。
「その手には乗りませんよっと……。これでよし。相変わらず、強引なんだから……」
穏やかで幸せな気持ちは長く続かず、父が送ってきた一文で、あっという間にしぼんでしまった。
落ち込みに似た暗い気持ちは、私が両親にとって、理想の娘になれなかったからという罪悪感がどこかにあるからだ。
きっとこの先も両親が望むような娘に、私はなれない――どことなく暗い気持ちになたまま、食事を食べ終えた。
食べ終えた茶碗を洗い、布巾で拭いていると、玄関側にある厨房の小窓を誰かが叩いた。
「こんにちは。狛犬さんはいますか?」
その声は、昨日、だし巻き卵を買いに来たお客様、小学生の彩友ちゃんだった。
厨房の小窓を開けると、窓の向こう側に彩友ちゃんの編み込みした髪がガラス戸に映っている。
ランドセルを背負っていない彩友ちゃんを見て、今日は土曜だったことに気づく。
――働いていいないと、こうも曜日に鈍感になるものなのね。
可愛い手作りの手提げカバンを彩友ちゃんは持っていて、ピアノの教本が入っているのが見えた。
「彩友ちゃん、こんにちは」
「あれ。お姉ちゃんだけ? 狛犬さんは眠ってるの?」
「ええ。たぶん夕方くらいには起きてくると思うわ」
「そっか……」
彩友ちゃんはしゅんとしてうつむいた。
「どうしたの?」
「ご飯を作ろうと思ったんだけど、ママがいない時、火を使っちゃだめだって言われてて……」
「お母さんはお仕事?」
「そうだよ。彩友のママは忙しいの。ご飯を作るの大変って言ってたから、彩友ができたら、ママは助かるでしょ?」
彩友ちゃんは賢く、しっかりした子のようで、はきはきした受け答えで私に返した。
髪を上手に結んでるし、服もきちんとしている。大人相手にも自分の気持ちをはっきり伝えられる利発な子だ。
――私、十二歳の子に負けてる。
「お姉ちゃんは無理だよね……?」
そう言われて複雑な気持ちになった。
吉浪を辞める前までは料理を作れたのだ。
それこそ毎日のように練習し、仕事のことばかり考えて生きていたのに、今の私はからっぽだ。
厨房を振り返る。
山路でなら、私は料理を作れるかもしれない――
「えっと、じゃあ、私がなにか作るわ」
「本当? お姉ちゃんも狛犬さんみたいに料理を作れるの?」
「たぶん……」
自信はなく、不安だった。
でも、お母さん想いな彩友ちゃんのために、なにか作りたいと思った。
「彩友ちゃん。お茶を飲んで、少し待っててくれる?」
「うん! 彩友のママは夕方に帰ってくるから大丈夫!」
彩友ちゃんは長椅子に座って、ピンク色のスマホを取り出した。
「ママに夕ごはんは心配しないでねって送るね!」
「え、ええ……」
ぎゅっと胸の前に手を握り、作り笑いを浮かべた。
彩友ちゃんの嬉しそうな顔にプレッシャーを感じた。
厨房の真ん中に立って、深く息を吸い込んで吐き出す。
ここは吉波ではなく山路――祖父が使っていた道具の数々は、私も幼い頃から触れてきたものばかりだ。
――落ち着いて。ここは吉浪じゃない。私が昔から知ってるおじいちゃんの厨房なんだから、きっと作れる。
狛犬の彼が、祖父がいた時と変わらないように厨房を使っていてくれたおかげで、物の配置も同じ。
冷蔵庫には卵、調理台には出汁が冷ましてあった。
薄い緑にかつおの香り――昆布とかつおからとった出汁だと見てわかる。
「そんなに時間はかけられないから、卵焼きと揚げ物かな……」
かき揚げなら、すぐにできる。
余っていた野菜を集め、春菊、ひじき、にんじん、さつまいも、玉ねぎのかきあげ。
そして、里芋は煮物でなく揚げ出しにすれば、すぐにできる。
食材が揃い、だいたいのメニューが決まり、冷蔵庫から卵を取り出す。
たったそれだけなのに、緊張している自分がいた。
――落ち着いてやれば、私は作れる。作れるんだから。
卵を割り、調味料を計る。
心臓の音と一緒に、どこからか声が聞こえてくる。
『山路さん。ここの店では、甘い卵を焼かないんだよ』
『吉浪の味で作ってもらわないとな』
祖父の味とは違う吉浪の料理。
美味しいけど、それはいつも食べたい味ではない。
今、求められているのは祖父の味なのだ。
――でも、吉浪のみんなに否定された山路の味でいいの? それとも、私がいいと思った味?
混乱と焦りで手が震える。
割れた卵を眺め、額に汗が滲む。
違うと頭ではわかっていたのに、気づいたら、吉浪のだし巻き卵の調味料を卵液に入れていた。
――私、なにしてるの? 彩友ちゃんが食べたいのは、この味じゃないのに!
焼く前から、これが失敗だと私にはわかる。
――どうしたらいいの?
薄っすら目を開けると、秋の午後の陽光が、竹の葉の隙間から差し込んでいた。
秋は夏の日差しと違い、蜂蜜色の光をしていて優しい。
とろんとした光が部屋を包み、もう一度眠りたいと思った時――ぐうっとお腹が鳴った。
――お腹、空いた。
思えば、朝からなにも食べてないことに気づいた。
心身が弱り切っている時は、食事をするのもおっくうで、ただ横になっているのが一番楽だった。
山路に来てから、私の胃袋は正直で、『お腹が空いた』と訴える。
人間の体はなにか食べれば動けるし、それが力になる。
食欲がわくということは、私の体は動きたいと言っているのかもしれない。
体を起こすと、私に寄り添っていた暖かい白の塊があることに気づいた。
「湯たんぽかと思ったら犬……」
広い座敷で眠っていても寒くなかった理由がわかった。
人の姿をした彼を思い出し、居心地がよかったなんて軽く言えない気がして、そっと離れた。
廊下に出てから、重大なことに気づいた。
食べ物を買うために外へ出たのに、昔馴染みの人たちとの挨拶と荷物に圧倒されて、なにも買わずに帰ってきてしまった。
「私はなんのために外へ出たの?」
泣きたい気持ちで廊下の壁に手をついた。
ぐうっとまたお腹が鳴った。
もしかしたら、厨房に余りものか、なにか食べるものがあるかもしれない。なにかないかなと思いながら、厨房を覗く。
厨房には食材がたくさん入る大きな銀色の冷蔵庫があり、その冷蔵庫の扉に昨日はなかった張り紙が見えた。
犬のマグネットで留められた張り紙には、毛筆で『きんぴらごぼう、卵焼き、ご飯(冷凍庫)』と書かれたメモともう一枚、『残り物ですが、どうぞ』と書かれたメモ。
私宛のメモだった。
「砂漠の中のオアシスに遭遇した時って、きっとこんな気持ちね。冷蔵庫についてる犬のマグネットが気になるけど……」
しかも、ファンシーで可愛く、とてもいい笑顔をした犬のマグネットである。
銀の扉を開けて冷蔵庫の中を覗くと、昨日の残りを詰めた容器が見えた。
そして、隣の冷凍庫には、茶碗一杯分ほどのご飯がラップに包まれて保存されている。
厨房にはスチームオーブンレンジがあり、それで温めることができる。
これは、私の初めてのお給料で祖父にプレゼントしたものだ。
古い電子レンジが壊れ、祖父が購入を悩んでいたのを見て、『あと何年も生きられない』なんて考えているんじゃないかと、怖くなったからだ。
『大事に長く使わないとなぁ』
そう笑って言った祖父の目は、少し潤んでいたような気がする。
そんなことを思い出しながら、自分の茶碗を探す。
私が昨日、食事をしていた木のテーブルに布巾をかぶせたお盆が一つ。
お盆には私の茶碗と湯呑み、箸が用意され、埃がかぶらないよう布巾がかけられていた。
「なんだか、お母さんみたい」
温めた料理から出汁の香りがした。
『美味しい料理にはいい出汁の香りがする』
おじいちゃんがそんなことを言っていたのを思い出す。
あの言葉はおじいちゃんの言葉だったのか、狛犬がおじいちゃんに教えたのか――卵焼きに箸を入れた。
懐かしい味がする卵焼きを口に運び、白いご飯を頬張る。
「空腹なのもあるけど、ご飯が細胞に染み渡るわ……」
仕事が忙しかった両親は、私をほとんど山路に預けっぱなしで、私の中で家庭の味というのは山路のご飯だった。
ご飯を食べていると、スマホの画面に父からのメッセージが届いているのが見えた。
「なに? また嫌味?」
『今週末、家族で食事をする。必ず来い』
せっかくいい気分で食事をしていたのに、強い命令口調の父らしい文面が目に入り、うんざりした気持ちになった。
父の俺様的な将軍ぶりは健在で、なぜか着物にしろとまで書いてある。
――これはお見合いという可能性もあるわね。
料亭、着物、家族で食事――かなり父は力が入っている。
ここまで判断材料がそろえば、探偵じゃなくてもわかる。
父の仕事関係で気に入っている人間が、私のお見合い相手に選ばれているということが。
お断りの返事を入力して返信する。
「その手には乗りませんよっと……。これでよし。相変わらず、強引なんだから……」
穏やかで幸せな気持ちは長く続かず、父が送ってきた一文で、あっという間にしぼんでしまった。
落ち込みに似た暗い気持ちは、私が両親にとって、理想の娘になれなかったからという罪悪感がどこかにあるからだ。
きっとこの先も両親が望むような娘に、私はなれない――どことなく暗い気持ちになたまま、食事を食べ終えた。
食べ終えた茶碗を洗い、布巾で拭いていると、玄関側にある厨房の小窓を誰かが叩いた。
「こんにちは。狛犬さんはいますか?」
その声は、昨日、だし巻き卵を買いに来たお客様、小学生の彩友ちゃんだった。
厨房の小窓を開けると、窓の向こう側に彩友ちゃんの編み込みした髪がガラス戸に映っている。
ランドセルを背負っていない彩友ちゃんを見て、今日は土曜だったことに気づく。
――働いていいないと、こうも曜日に鈍感になるものなのね。
可愛い手作りの手提げカバンを彩友ちゃんは持っていて、ピアノの教本が入っているのが見えた。
「彩友ちゃん、こんにちは」
「あれ。お姉ちゃんだけ? 狛犬さんは眠ってるの?」
「ええ。たぶん夕方くらいには起きてくると思うわ」
「そっか……」
彩友ちゃんはしゅんとしてうつむいた。
「どうしたの?」
「ご飯を作ろうと思ったんだけど、ママがいない時、火を使っちゃだめだって言われてて……」
「お母さんはお仕事?」
「そうだよ。彩友のママは忙しいの。ご飯を作るの大変って言ってたから、彩友ができたら、ママは助かるでしょ?」
彩友ちゃんは賢く、しっかりした子のようで、はきはきした受け答えで私に返した。
髪を上手に結んでるし、服もきちんとしている。大人相手にも自分の気持ちをはっきり伝えられる利発な子だ。
――私、十二歳の子に負けてる。
「お姉ちゃんは無理だよね……?」
そう言われて複雑な気持ちになった。
吉浪を辞める前までは料理を作れたのだ。
それこそ毎日のように練習し、仕事のことばかり考えて生きていたのに、今の私はからっぽだ。
厨房を振り返る。
山路でなら、私は料理を作れるかもしれない――
「えっと、じゃあ、私がなにか作るわ」
「本当? お姉ちゃんも狛犬さんみたいに料理を作れるの?」
「たぶん……」
自信はなく、不安だった。
でも、お母さん想いな彩友ちゃんのために、なにか作りたいと思った。
「彩友ちゃん。お茶を飲んで、少し待っててくれる?」
「うん! 彩友のママは夕方に帰ってくるから大丈夫!」
彩友ちゃんは長椅子に座って、ピンク色のスマホを取り出した。
「ママに夕ごはんは心配しないでねって送るね!」
「え、ええ……」
ぎゅっと胸の前に手を握り、作り笑いを浮かべた。
彩友ちゃんの嬉しそうな顔にプレッシャーを感じた。
厨房の真ん中に立って、深く息を吸い込んで吐き出す。
ここは吉波ではなく山路――祖父が使っていた道具の数々は、私も幼い頃から触れてきたものばかりだ。
――落ち着いて。ここは吉浪じゃない。私が昔から知ってるおじいちゃんの厨房なんだから、きっと作れる。
狛犬の彼が、祖父がいた時と変わらないように厨房を使っていてくれたおかげで、物の配置も同じ。
冷蔵庫には卵、調理台には出汁が冷ましてあった。
薄い緑にかつおの香り――昆布とかつおからとった出汁だと見てわかる。
「そんなに時間はかけられないから、卵焼きと揚げ物かな……」
かき揚げなら、すぐにできる。
余っていた野菜を集め、春菊、ひじき、にんじん、さつまいも、玉ねぎのかきあげ。
そして、里芋は煮物でなく揚げ出しにすれば、すぐにできる。
食材が揃い、だいたいのメニューが決まり、冷蔵庫から卵を取り出す。
たったそれだけなのに、緊張している自分がいた。
――落ち着いてやれば、私は作れる。作れるんだから。
卵を割り、調味料を計る。
心臓の音と一緒に、どこからか声が聞こえてくる。
『山路さん。ここの店では、甘い卵を焼かないんだよ』
『吉浪の味で作ってもらわないとな』
祖父の味とは違う吉浪の料理。
美味しいけど、それはいつも食べたい味ではない。
今、求められているのは祖父の味なのだ。
――でも、吉浪のみんなに否定された山路の味でいいの? それとも、私がいいと思った味?
混乱と焦りで手が震える。
割れた卵を眺め、額に汗が滲む。
違うと頭ではわかっていたのに、気づいたら、吉浪のだし巻き卵の調味料を卵液に入れていた。
――私、なにしてるの? 彩友ちゃんが食べたいのは、この味じゃないのに!
焼く前から、これが失敗だと私にはわかる。
――どうしたらいいの?
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