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第一章
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しおりを挟むイライアスが留学して三か月が過ぎた。
リーリア嬢は相変わらず、イライアスの常識の斜め上を行っている。
「私はヒロインだから、愛される存在なの!」
なぜか彼女は、そんな事を口にしながら取り巻き連中を増やしていた。イライアスにしてみれば、彼女のその自信はいったいどこから来るのか謎だったが、時々入れ替わる取り巻き連中は、リーリア嬢の言葉を肯定しているらしい。イライアスには分からない感覚だ。
自分が愛される存在というのなら、もう少し自分の行動を振り返ってみろと思う。
婚約者がいる男にばかり擦り寄って、相手を貶めては自分に男どもの同情を集め、「可哀そうに、俺が守ってやるからな」だとか「可愛いお前を虐めるなんてやつは俺が懲らしめてやる」だとか言わせては悦に入っているようだ。
リーリア嬢も取り巻きの連中も、何とも気持ち悪い思考回路をしている。
本来であれば、そんな連中とは一切関わりたくないイライアスだが、つい先日、いつものように認識阻害の術をかけたまま廊下を歩いていれば、取り巻きの男どもを引き連れたリーリア嬢が、アメリア嬢とパメラ嬢、そしてうつむき加減の女子生徒と対峙している場面に出くわした。
なぜこんなところで、とは思ったがアメリア嬢とパメラ嬢がいるのに無視する訳にもいかない。だが、ここでいきなりイライアスが姿を現しても混乱させるような気がした。
どうするべきかと考えるも、女性同士の諍いに男であるイライアスが口を挟むのは余計な騒動を生む可能性が高い。だが、リーリア嬢の周りには既に取り巻きの男どもがいた。
どういう出方をするか、次第だな。
「……だから、私は婚約者のいる殿方とは、適切な距離を保ってくださいとお願いしているのです」
「どうして、そんな酷い事を言うの? 優しくしない婚約者が悪いのよ? 私は彼らの話を、優しく聞いてあげているだけよ。そんな事もできないのでしょ? 可哀そうだわ」
しかしリーリア嬢は、アメリア嬢の言葉など聞いてはいないようだった。少し甲高い声で取り巻きに向かって潤んだ瞳を見せながら、論点のずれた返事をしている。
だってそうだろう?
アメリア嬢が言っていることは、婚約者がいる男性に、必要以上にくっつくな、ということだ。別に話をするなと言っているわけじゃない。
「それに! なんであなたが文句を言ってくるの? その後ろにいる冴えない女が私の悪口をあなたに吹き込んだんでしょ! そいつ私を虐めてきたのよ。廊下でわざとぶつかってきたり、ダンスの時間に私の目の前でパートナーを横取りしたり!」
「なんだって、そんな事をされたのか! 許せないな、男爵令嬢如きが!」
「わ、わたし、そんな事してません……」
「リーリアがそう言っているんだぞ、虐めたに決まっているじゃないか!」
たぶん、ではあるが、アメリア嬢とパメラ嬢の後ろにいる女生徒が、彼女たちに相談したのだろう。もしかしたら取り巻きたちの中に、その子の婚約者とやらが居るのかもしれなかった。
リーリア嬢の虐められたという発言に、その子は懸命にやっていないと告げようとするが、声をあげれば取り巻き連中がなぜかヒートアップする。
異常だ、と思った。
この取り巻きたちは、どうして誰もアメリア嬢の言葉の正当性を理解しないのか。話をしているのはただの学生ではない、オズワルド帝国の第二皇子、シンディーラ皇子の婚約者であり、侯爵令嬢であるアメリア嬢なのだ。いくら学生だったとしても貴族社会の一員であるならば、家格的にもこんな事はあり得ない。
これが親元の耳に入ったら大目玉を食らうのは必須だ。アメリア嬢だって親に告げ口の一つでもすれば、ここに居る低位貴族の子弟など幾らで捻り潰せるだろう。
だというのに、彼らは一向にアメリア嬢を気にした素振りを見せなかった。イライアスも、これはいくら何でもおかしいだろうと思う。
しかし当のアメリア嬢は、槍玉にあげられている女生徒を背後に庇って、ただ冷静にじっと彼らを見つめていた。さすがに第二皇子の婚約者と言えばいいのか。アメリア嬢に寄り添うように立っているパメラ嬢も堪えてはいるようだった。
だが、キリキリと吊り上がっていく琥珀の瞳が、握りしめられたか細く白い指先が、まるで彼女の感情を表しているかのようで。
ああ、せっかく可愛い顔をしているのに。
イライアスはそう思いつつも、友人のために怒りを覚え、またそれを堪えようとしているパメラ嬢を、しかし未熟なせいで堪えきれずにいる彼女を、愛しいと思ってしまった。
見過ごすわけにいかない、か。
きっとこのままでは取り巻き連中がアメリア嬢に害をなすか、パメラ嬢が切れて暴言を吐くかのどちらかになりそうだ。イライアスはどこか諦めたように、苦笑を浮かべて術を解く。
「アメリア嬢、パメラ嬢、大丈夫ですか」
そうして二人に声をかければ、くるんとリーリア嬢がイライアスの方へと振り向いた。
「イライアス様じゃないですか! どうしたんですか? 私に会いに来てくださったんですか!」
するとリーリア嬢は、今まで文句を言っていた事などすっかり頭から抜け落ちてしまったかのように、イライアスへと真っ直ぐにその瞳を向け、無造作に近づいてくる。その動きにイライアスは、一歩足を引いた。
ああ、その瞳だ。
イライアスは向けられたカーネリアンの瞳を見て思う。
表情はさも嬉しそうに笑っているというのに、カーネリアンのその瞳には何の感情も浮かんではいなかった。ただ、ただ、イライアスを見つめ、イライアスの姿を映しているだけの、カーネリアンの瞳。
そうだ、あの時のアルドゥーラ妃の瞳も、こんな瞳をしていた。
まじまじとカーネリアンの瞳を見たことによって、イライアスは、アルドゥーラ妃とリーリア嬢が同じモノだと理解してしまった。同一人物だという事ではない。同じモノだ。
コレは何だ、分からない。気味が悪い、気味が悪い、気味が悪い。
イライアスは目の前にいるリーリア嬢を見つめながら考える。だが思考はただ、ぐるぐるとするだけだ。そしてイライアスの身体は、不思議そうな表情をしたリーリア嬢が一歩近づけば、その分だけ距離を開けるように動く。さぞかし傍目には異様に映っている事だろう。
現に、イライアスの認識の外では、騒いでいた声は静まりかえり、いつの間にか増えていた野次馬たちの視線も、リーリア嬢とイライアスに集まっていた。
「酷いですぅ、どうして逃げるんですか?」
目をうるうるさせてリーリア嬢は言うが、イライアスとしては無意識かつ本能的な行動だ。本人に自覚がないから分かるわけがない。
「イライアス殿下? 大丈夫ですの?」
その、異様な光景にイライアスを心配してくれたのか、パメラ嬢がイライアスに近づこうとした。しかし今度はリーリア嬢がパメラ嬢を睨みつける。
「人には男に近づくなとか言っといて、自分は近づくつもり!? あんた何様よ!」
リーリア嬢の視線が外れたからだろうか、イライアスはようやく周りの状況に気がついた。
彼らの周囲に人が大勢いる。しかもパメラ嬢がリーリア嬢になぜ非難されているのか。イライアスは分からないながらも苛立ちを覚え、リーリア嬢の攻撃的な視線を遮るように、パメラ嬢の手首を掴んで強引に自分の背後へと引っ張りこんだ。いきなりそんな事をされたパメラ嬢の口からは、小さく悲鳴が上がる。
イライアスのパメラ嬢を庇うようなその様子に、リーリア嬢も苛立ったようだ。
「イライアス様ぁ、どうしてその女を庇うんですの!」
「グリシード伯爵令嬢、気安く名前を呼ばないでいただこうか」
イライアスは、リーリア嬢の問いかけなどに答えるつもりはない。なぜリーリア嬢は、こうも容易く自分の名前を呼ぶのかと、忌々しい思いを噛み締めながら、冷たい言葉を叩きつけるだけだ。
「え? だって、イライアス様? リーリアですよ? 私ならイライアス様を幸せにできるんです。なのにどうして?」
リーリア嬢の言っている事の意味がよく分からない。なぜ彼女はこうも自信を持って、そんな事を言うのか。
「幸せにできる? 寝言なら寝てから言えばいい。私の幸せは別にある。あなたではない」
だからイライアスはリーリア嬢の言葉を一刀両断した。当たり前だ。彼女の取り巻きの一人になる事がイライアスの幸せだと言うのなら、そんな幸せなどいらない、いるはずがない。
イライアスの言葉に、リーリア嬢の自信に満ちた顔から、その表情が抜け落ちた。
僅かに頭を垂れ、何事かをブツブツと呟いているようだが、取り巻きにはその姿が嘆いているようにでも見えているのだろう。今までなぜか黙り込んでいた男たちが、口々にリーリア嬢を慰め始めた。
ちらりとそんなリーリア嬢を確認し、アメリア嬢に視線を移せば、アメリア嬢は小さく頷きもう一人の令嬢を連れて、三々五々になりつつある野次馬を利用してフェードアウトしていく。もちろんイライアスもそのままパメラ嬢を連れて歩き出した。薄く、緩く、気づかれないように、認識阻害の術をかけることも忘れない。
この事はラティーロ王に報告する必要があるだろう、カーネリアンの瞳には何か得体の知れないものが潜んでいる。それが何かはイライアスには全く見当も付かないが、あの気味の悪さがただの人間が醸し出せるものでもないはずだ。
「……アス殿下、イライアス殿下」
守りたいという気持ちが強かったのだろう、パメラ嬢の肩を抱き込みながら歩いていると、恥ずかしさの滲んだ声が、イライアスの耳に届く。
視線をパメラ嬢に向ければ、その琥珀の瞳は僅かに潤み、羞恥によるものだろう、白い肌が蒸気してうっすらとピンク色に染まっていた。
イライアスは一瞬言葉に詰まる。
それも仕方がない事だろう、イライアスとて思春期の男の子だ。一目ぼれした相手が自分の腕の中で恥じらっている姿など見たら、一気に理性が飛んだとしてもおかしくはない。だが、彼女はイライアスの婚約者でもなにもない。クラスメイトでもない、ただの知り合いだ。
しかも相手にはまだ婚約者がいて、本来であればこのような接触は褒められたものではなく。
「ああ、申し訳ない。ここまで来れば彼らも追ってはこないだろう」
手にこもっていた力を抜いて、未練がましくならないようにパメラ嬢を解放すれば、小さく安堵の吐息が聞こえた。それがなんだか自分から解放されて喜んでいるように聞こえてしまい、イライアスは泣きたくなった。
彼女はあんなことがあっても、まだあの男の事を想っているのだろか。
パメラ嬢は、きっと、とても情が深い。それはアメリア嬢に対する付き合い方を見ていれば何となく分かった。だからもしかしたら、あんなダメな男でも婚約者としての情を持っているのではないかと、イライアスの行為が、迷惑になってしまったのではないかと、思えてしまう。
しかし婚約者のいる彼女に、いま自分の気持ちを伝えるわけにはいかなかった。それこそ彼女に迷惑をかけてしまう。ただでさえ侯爵家からねじ込まれた婚約だと言っていた。そこに更に隣国の王子から気持ちを打ち明けられたとして、彼女にはどうすることもできないだろう。
困らせたい訳ではないのだ。
だからイライアスは、あっさりと手を放してみせた。そして何事もないかのように笑ってみせれば完璧なはずだ。
「では、私はここら辺でお暇しよう」
「イライアス殿下! お待ちになって。あ、あの、お、お礼を、お礼をさせてくださいませ」
頬を先ほどよりも更に濃く染めて、パメラ嬢が言う。
「お礼など」
「で、でも殿下は背中に庇ってくださいましたわ。そ、それに私がまた我を忘れそうになっていた時に、お声をかけてもくださいました。アメリア様も、先ほどの女生徒を彼女のクラスにまで連れて行ってから、サロンに来られると思いますので、私共にお礼をさせてください!」
必死に言い募り、ぺこりと頭を下げたパメラ嬢に、イライアスはふっと口の端をあげた。
イライアスの身長は、ラティーロ王にはまだまだ届かないが、それでも同じ年の中では大きい方だ。そんなイライアスの、胸の辺りに頭のてっぺんが来てしまうパメラ嬢の、そういった動きはなんとも可愛らしくイライアスの目には映る。
「……それほどお誘いいただいて、断るのも失礼かな。それではサロンにご一緒しましょうか」
そう言って、右手を差し出せば、ぴょこりと身体を起こしたパメラ嬢が、今度はそっと左手を差し出してくれた。
それは、たぶん、貴族の子女であれば普通の事ではあるだろう。けれど、イライアスはなんだか嬉しくなってしまうのだ。
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ちょっとルビとか強調とかの機能を使ってみました。
今まで小説を書くときはワードをよく使っておりましたが、あれ、ルビを振ろうとするとたちまち行間がそこだけ大きく取られて、縦書きだとレイアウトがぐずぐずに崩れてしまうので、気に入らなかったのですよ。
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