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恋人は恥じらうもの
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「ふむ……」
かすかに重く温かい摩訶不思議な心地よさのおかげか久しぶりに目覚めがいい朝を迎えていた。けれど、その正体は顔にこそ出ないが驚きを隠せなかった。
自分の上にメルギスクが眠っているのだ。
またがるように倒れ込み、胸に頬を押しつけてぴったりと密着している。恋人になってからここまで密着したことはないはずだ。
「これが夜這いというものなのか?」
恋人同士ではまれにあるらしいが、メルギスクの性格からそういうことをしないと思っていた。熟睡しているからか、力なく眉が下がっている顔は少しだけ幼げに見える。
ふと視界の隅にいつも先が丸まっているメルギスクの尻尾が伸びきっている様子が目に入る。
ちょっとした好奇心だった。
手を伸ばして、尻尾を掴めばザラリとした爬虫類のごとく肌触りが指に伝わる。新鮮な触り心地と面白さから飽きることなく尻尾を触っていれば、メルギスクが小さく呻くとともにピクピクと体を跳ねさせる。
「んっ、ぅう…、う?」
「おや、目が覚めたのかい? おはよう」
重そうに目蓋を持ち上げたメルギスクに挨拶する。
メルギスクは焦点をホルツにあわせると、ボッと赤くなったと思いきやすうっと景色に溶け込んでいく。だが、ホルツの体にはメルギスクの体温と重さが明確に伝わってくるため目の前にいることが丸わかりだ。
ホルツは見えないメルギスクの体を片腕で支えながら上体を起こした。
「まさかきみから夜這いされるとは思わなかったよ」
「ちがっ! これは不可抗力です! もとはといえば、ホルツさんが俺の手首を掴んで離さなかったんじゃないですか!」
早口でまくし立てるように言い返されれば、ホルツは首をかしげた。
「きみが私の部屋に訪れたことは否定しないんだね?」
「お風呂が空いたから知らせにきたことを夜這いだというなら、それもどうかと思いますけど」
姿は見えないが、半目になってあきれた顔をしているのは容易に想像つく。とはいえ、いつまでも姿を消されているのもなんだか面白くない。尻尾を掴んでいる手で再び尻尾を触り始めれば、ビクッと手の中にある尻尾が跳ねた。
「やめっ、触らないでください!」
「きみが姿を現したら私もやめるよ」
「そ、れは……っ」
ビクビクと見えない体がホルツの上で小刻みに震えるのがわかる。
どうやら尻尾はメルギスクにとって急所に等しいらしい。つーっと尻尾の付け根まで一撫ですれば、密着しているところからメルギスクの体温が一段と上がったようだ。
メルギスクの体を支えていた腕をゆるめると、かわりにティーシャツの下へと手を滑らす。腰に手を当てれば、ややざらついた感触にじんわりと熱が染みこんでくる。
じわじわとメルギスクの体温が手になじんでくると、はじめて触った時に感じた肉体という境界線が消え、一つになったような錯覚を覚える。指先で脇をときおり撫でながら、飽きることなく尻尾も撫でていると、ほんの先ほどまでなにもない空間にメルギスクの姿が不意に浮かび上がった。
うっすら汗を滲ませ唇を引き結び睨んでくるメルギスクを見つめ返せば、メルギスクの手がホルツの頬を両手で挟んできた。
「姿を現したから触るのやめてくださいッ」
「わひゃったよ」
言われたとおり手を離すと頬を挟んでいたメルギスクの両手も離れていく。頬に残った熱が冷えていき、その熱を追うようにホルツの上からどこうとしたメルギスクの手首を掴んだ。
メルギスクはわずかに目を見開くと、眉を下げて数度瞬いた。
「まだなにかあるんですか」
「きみの手をもう少し貸してほしい」
「……どういう意味でですか?」
逆に聞き返されてホルツは首をかしげた。
「どういう意味とは?」
「お、俺はっ、人のオナニーに手を貸す気はないってことです!」
「オナニー……?」
うっすら汗を滲ませながら、半ば叫んだメルギスクの言い分はまったく意味がわからない。
ゆっくりと瞬いて、メルギスクをじっと見ていれば、いたたまれないのかメルギスクの視線が下――正確には、ズボン越しに薄いタオルケットをきつそうに押し上げているホルツの中心へと向けられた。
ホルツもつられてタオルケット越しでも膨らんでいるのがわかる自身の中心へと視線を向けてしばし眺めた後、メルギスクを見た。
「どうして、私は勃起してるんだ?」
「昨日、腕はやした結果疲れマラとかそんな理由じゃないんですか?」
視線をそらして答えるメルギスクの意見も一理あるだろう。しかし、どんなに体を回復させても勃起するなど今までなかった。考え込みそうになると、コホンとメルギスクがわざとらしく咳をした。
「とにかく朝食作るので手を離してくれませんか?」
「ん? あぁ、そうだね」
メルギスクの手首を離せば、メルギスクはベッドから下りて早足で部屋から出て行く。
シンと静まった部屋に残ったホルツはあらためて自分の下肢へと視線を落とす。
「さて」
こうして性器が機能したのは精通以来だ。
もっともホルツを驚かせたのは自分の体がどんな理由であれ、メルギスクに欲情したからではないと言い切れないことだろう。とどのつまり、ホルツの体はホルツが嫌う生物の本能へ導く要因である性欲を忘れていなかったのだ。
もちろん、メルギスクが言ったようにたんに疲れマラという考えもある。むしろ、ホルツとしてそちらの方がいい。だが――先ほど思わずメルギスクに理由を聞いたが――自分の体は自分が一番わかる。
「ああ、気持ち悪い……」
きっかけは不明だが、ホルツの体はメルギスクに欲情したのだ。気持ち悪いはずなのに、メルギスクの肌や熱が、接した面から失われている感覚にすうっとなにかが冷えていく。そうこうしている間に、高ぶっていた中心もいつの間にか落ち着いていた。柄にもなくホッと息をついて手早く着慣れた白いスーツに着替えると部屋を出た。
ダイニングテーブルにはすでにサニーとレインがいて、料理が盛られた皿を並べる手伝いをしていた。
「あ、ホルツさん! おはよう!」
「おはようございます……」
元気よく挨拶したサニーに続いて、レインがためらいがちに言う。二人にホルツはにこっと微笑んで「おはよう」と返した。
サニーは皿を並べ終えるなり、ホルツに駆け寄ってきた。ホルツを見上げながらズボンを掴むとぐいぐいと引っ張ってかがむように促してくる。
「ホルツさん、耳貸して」
「なんだい」
ホルツが膝をついてサニーと目線を合わせれば、サニーが口元を小さな両手で覆ってホルツの耳元に小声で聞いてきた。
「ホルツさん、兄ちゃんとケンカした?」
「おや、どうしてそう思うんだい?」
まん丸な緑色の瞳をまっすぐ向けてくるサニーに質問を返す。サニーは腕を組んでタコのように唇をとがらせた。
「だって、兄ちゃん、前おれたちのこと怒ったときよりも真っ赤なんだもん。おれたちが聞いても教えてくれないし」
「ふむ……」
子供は時に察しがいいというのは知っていたが、こうして直面すると不思議な生き物だ。
レインはいまだにホルツに警戒して近寄ってこないが、サニーはホルツを警戒こそしていないが、家庭不和を嫌う傾向があるらしい。なによりかわいがっている弟たちの質問を無視するほどとなると、メルギスクの機嫌を早急にとった方がいい。
じっと見てくるサニーにホルツは子供が安心を覚えるだろう優しい笑みを浮かべた。
「きっと私が怒らせてしまったのだろう。あとで私から謝るからきみは心配しなくていい」
「ほんと? 嘘ついたらでこぴんだからね!」
サニーはフンフンと鼻息を荒くして期待に目を輝かせる。無邪気なサニーの頭をホルツはぽんぽんと軽く叩いた。
かすかに重く温かい摩訶不思議な心地よさのおかげか久しぶりに目覚めがいい朝を迎えていた。けれど、その正体は顔にこそ出ないが驚きを隠せなかった。
自分の上にメルギスクが眠っているのだ。
またがるように倒れ込み、胸に頬を押しつけてぴったりと密着している。恋人になってからここまで密着したことはないはずだ。
「これが夜這いというものなのか?」
恋人同士ではまれにあるらしいが、メルギスクの性格からそういうことをしないと思っていた。熟睡しているからか、力なく眉が下がっている顔は少しだけ幼げに見える。
ふと視界の隅にいつも先が丸まっているメルギスクの尻尾が伸びきっている様子が目に入る。
ちょっとした好奇心だった。
手を伸ばして、尻尾を掴めばザラリとした爬虫類のごとく肌触りが指に伝わる。新鮮な触り心地と面白さから飽きることなく尻尾を触っていれば、メルギスクが小さく呻くとともにピクピクと体を跳ねさせる。
「んっ、ぅう…、う?」
「おや、目が覚めたのかい? おはよう」
重そうに目蓋を持ち上げたメルギスクに挨拶する。
メルギスクは焦点をホルツにあわせると、ボッと赤くなったと思いきやすうっと景色に溶け込んでいく。だが、ホルツの体にはメルギスクの体温と重さが明確に伝わってくるため目の前にいることが丸わかりだ。
ホルツは見えないメルギスクの体を片腕で支えながら上体を起こした。
「まさかきみから夜這いされるとは思わなかったよ」
「ちがっ! これは不可抗力です! もとはといえば、ホルツさんが俺の手首を掴んで離さなかったんじゃないですか!」
早口でまくし立てるように言い返されれば、ホルツは首をかしげた。
「きみが私の部屋に訪れたことは否定しないんだね?」
「お風呂が空いたから知らせにきたことを夜這いだというなら、それもどうかと思いますけど」
姿は見えないが、半目になってあきれた顔をしているのは容易に想像つく。とはいえ、いつまでも姿を消されているのもなんだか面白くない。尻尾を掴んでいる手で再び尻尾を触り始めれば、ビクッと手の中にある尻尾が跳ねた。
「やめっ、触らないでください!」
「きみが姿を現したら私もやめるよ」
「そ、れは……っ」
ビクビクと見えない体がホルツの上で小刻みに震えるのがわかる。
どうやら尻尾はメルギスクにとって急所に等しいらしい。つーっと尻尾の付け根まで一撫ですれば、密着しているところからメルギスクの体温が一段と上がったようだ。
メルギスクの体を支えていた腕をゆるめると、かわりにティーシャツの下へと手を滑らす。腰に手を当てれば、ややざらついた感触にじんわりと熱が染みこんでくる。
じわじわとメルギスクの体温が手になじんでくると、はじめて触った時に感じた肉体という境界線が消え、一つになったような錯覚を覚える。指先で脇をときおり撫でながら、飽きることなく尻尾も撫でていると、ほんの先ほどまでなにもない空間にメルギスクの姿が不意に浮かび上がった。
うっすら汗を滲ませ唇を引き結び睨んでくるメルギスクを見つめ返せば、メルギスクの手がホルツの頬を両手で挟んできた。
「姿を現したから触るのやめてくださいッ」
「わひゃったよ」
言われたとおり手を離すと頬を挟んでいたメルギスクの両手も離れていく。頬に残った熱が冷えていき、その熱を追うようにホルツの上からどこうとしたメルギスクの手首を掴んだ。
メルギスクはわずかに目を見開くと、眉を下げて数度瞬いた。
「まだなにかあるんですか」
「きみの手をもう少し貸してほしい」
「……どういう意味でですか?」
逆に聞き返されてホルツは首をかしげた。
「どういう意味とは?」
「お、俺はっ、人のオナニーに手を貸す気はないってことです!」
「オナニー……?」
うっすら汗を滲ませながら、半ば叫んだメルギスクの言い分はまったく意味がわからない。
ゆっくりと瞬いて、メルギスクをじっと見ていれば、いたたまれないのかメルギスクの視線が下――正確には、ズボン越しに薄いタオルケットをきつそうに押し上げているホルツの中心へと向けられた。
ホルツもつられてタオルケット越しでも膨らんでいるのがわかる自身の中心へと視線を向けてしばし眺めた後、メルギスクを見た。
「どうして、私は勃起してるんだ?」
「昨日、腕はやした結果疲れマラとかそんな理由じゃないんですか?」
視線をそらして答えるメルギスクの意見も一理あるだろう。しかし、どんなに体を回復させても勃起するなど今までなかった。考え込みそうになると、コホンとメルギスクがわざとらしく咳をした。
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「ん? あぁ、そうだね」
メルギスクの手首を離せば、メルギスクはベッドから下りて早足で部屋から出て行く。
シンと静まった部屋に残ったホルツはあらためて自分の下肢へと視線を落とす。
「さて」
こうして性器が機能したのは精通以来だ。
もっともホルツを驚かせたのは自分の体がどんな理由であれ、メルギスクに欲情したからではないと言い切れないことだろう。とどのつまり、ホルツの体はホルツが嫌う生物の本能へ導く要因である性欲を忘れていなかったのだ。
もちろん、メルギスクが言ったようにたんに疲れマラという考えもある。むしろ、ホルツとしてそちらの方がいい。だが――先ほど思わずメルギスクに理由を聞いたが――自分の体は自分が一番わかる。
「ああ、気持ち悪い……」
きっかけは不明だが、ホルツの体はメルギスクに欲情したのだ。気持ち悪いはずなのに、メルギスクの肌や熱が、接した面から失われている感覚にすうっとなにかが冷えていく。そうこうしている間に、高ぶっていた中心もいつの間にか落ち着いていた。柄にもなくホッと息をついて手早く着慣れた白いスーツに着替えると部屋を出た。
ダイニングテーブルにはすでにサニーとレインがいて、料理が盛られた皿を並べる手伝いをしていた。
「あ、ホルツさん! おはよう!」
「おはようございます……」
元気よく挨拶したサニーに続いて、レインがためらいがちに言う。二人にホルツはにこっと微笑んで「おはよう」と返した。
サニーは皿を並べ終えるなり、ホルツに駆け寄ってきた。ホルツを見上げながらズボンを掴むとぐいぐいと引っ張ってかがむように促してくる。
「ホルツさん、耳貸して」
「なんだい」
ホルツが膝をついてサニーと目線を合わせれば、サニーが口元を小さな両手で覆ってホルツの耳元に小声で聞いてきた。
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「おや、どうしてそう思うんだい?」
まん丸な緑色の瞳をまっすぐ向けてくるサニーに質問を返す。サニーは腕を組んでタコのように唇をとがらせた。
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「ふむ……」
子供は時に察しがいいというのは知っていたが、こうして直面すると不思議な生き物だ。
レインはいまだにホルツに警戒して近寄ってこないが、サニーはホルツを警戒こそしていないが、家庭不和を嫌う傾向があるらしい。なによりかわいがっている弟たちの質問を無視するほどとなると、メルギスクの機嫌を早急にとった方がいい。
じっと見てくるサニーにホルツは子供が安心を覚えるだろう優しい笑みを浮かべた。
「きっと私が怒らせてしまったのだろう。あとで私から謝るからきみは心配しなくていい」
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