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第1幕 池のお化け編
9. アップルパイに、バニラアイスはつきものです。
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「カルト集団、というわけでも無いのよねぇ」
「そんなものを作り出すのならば、問答無用で即解散させる」
「君は相変わらずだね、生徒会長」
「当然だろう? 学院の規律を守る任を背負っているのだ」
彩夏の言った言葉に、生徒会長さんの瞳がギラリと光る。
そんな生徒会長を見て声をかけた殿下に、生徒会長さんが殿下に伝えた言葉には、十分すぎるほどの決意がつまっている。
「うん、そういう考えは好きだよ、僕も」
静かにそう答えた殿下の言葉に、生徒会長さんは殿下をちらりと見ただけで、すぐに飲み物の入ったカップへと口をつけた。
「とりあえず、今の状況では生徒間の講義や生活に支障が出ているから、どうにかしないとね」
いつも持ち歩いている手帳を開きながら言った長太郎に、室内の視線が集まる。
ついさっきの忍と彩夏の報告によると、殿下や長太郎、吉広以外にも、一部の人気のある生徒が、殿下たちのように室内からの移動を控えたり、生徒の少ない時間帯でしか行動できないようになっている、という問題が起きているらしい。
「その場合は、即取り締まる、と生徒会役員には話はしていたのだが」
「けど、思ったより爆発的に感染していった、と」
『感染』という表現をした長太郎に、生徒会長さんが眉間に皺を刻みながら口を開く。
「面目ない」
「いや、むしろ貴方が生徒会長だったから、ここまでの被害で済んでいるんじゃないですかね。役員のみんなが皆、感染しているわけじゃないようですし」
手帳を見ながらそう続けた長太郎に、生徒会長さんの眉間の皺がまた少し、深くなる。
「けれど、本来ならば規律を守る側のわれわれ役員の中で、いわゆる『感染』をしている者がいることは紛れもない事実だ。初めは役員の一人だけだったのだ。それならば、彼の目を覚まさせがてら、おいおい対処しようと思っていたのだが、気がつけば、二人、三人と増えている。しかもどうやら、殿下にまで被害が及び始めていると言うじゃないか。殿下になにかあってからでは遅いのでな」
「僕は優しい級友に大事にされて嬉しい限りだよ。泣いてしまいそうだ」
「この嘘吐きめ」
「はははっ。相変わらずだね、君は」
「さんざん顔を合わせてきた殿下に、いまさら優しい級友などと言われるほうが気持ち悪い」
「辛辣ですねぇ、ホント」
生徒会長さんの独白のような報告に、殿下はニヤニヤと笑いながら声をかける。
そんな殿下とのやり取りに、ぎろり、と厳しい視線を向けつつ答える生徒会長さんの眉間からは、いつの間にか刻まれていた眉間の皺は消え去っている。
「さすが殿下」
「どうかしたの、壱華」
「生徒会長さんの眉間の皺、消えたなと思いまして」
「あら、そうね」
こそこそ、と話し始めた私と彩夏を見て、殿下が不思議そうな顔を私たちに向ける。
何でもないです、という意味をこめて小さく笑いながら顔を軽く左右にふれば、殿下の目尻が少しだけ下がる。
「さて、と。それで、僕の優秀な友人たちと同様、君も何かを掴んだからここに来たんだろう?」
「まあ、一応な」
「それじゃあ、ここは一つ、お茶菓子でもつまみながら、作戦会議と行こうじゃないか」
にこり、と笑い、自分のカップを持ち上げて言った殿下の言葉に、じゃあ準備を、と立ち上がった瞬間、「では此方を」と聞こえた低く通る声に、私の動きは止まった。
「壱華お嬢様には、アップルパイのバニラアイスクリーム乗せです。お好きでしょう?」
「うん、好きです。ありがとう、ってそうではなく葉山、何でここにいるのですか?」
「お仕事ですよ、壱華お嬢様」
耳元で小さく言った葉山の言葉に、思わず彼を見やれば、彼はにこりと笑うだけで何も答えてはくれないらしい。
すらりとした手足と高い身長を持つ執事服を身にまとった執事、葉山は殿下の護衛 兼 身の回りのお世話役として、殿下のもとへ出向している有澤家の執事の一人だ。
ただの執事なのであればそのような事は不要だったが、幼いうちから殿下自身には護衛術を含む武術を学ぶ必要があった。
そして、当時の幼かった殿下が、「俺が認めた人間以外からは学ばん!」という発言をしたことに、葉山がとても良い笑顔を浮かべながら、殿下を完膚無きまでにこてんぱんに負かせた。いま考えても葉山の行動はだいぶ大人げないとは思うのだが、どうやら立場を関係なく対処した葉山を、殿下がとても気に入ったらしく。まぁそこから何だかんだでと様々なことがあって、葉山が殿下のもとに有澤家から出向しているのだけれども。
「お仕事ですよ、壱華お嬢様」
そう言って、笑う時は、たいがい私には何も話してはくれない。
殿下の元に出向が決まった時だって、そうだった。
あの頃は、夜会にでかけた家族みんなに、置いていかれる時のような、そんな気分だったけれど。
結局は頻繁に顔を合わせていて、寂しいという感情も年月を重ねていくほどに薄まってきた。それに今は、置いていかれて寂しい、という感情よりも。
「私だって、力になれます」
葉山の服の袖を、ぐ、と掴んで見上げて言えば、葉山はほんの少しだけ驚いた顔をして静かに笑う。
「壱華お嬢様、それはわたしにではなく、目の前で今にも口を尖らせそうなあの方にお伝えください」
「目の前?」
「ほら、あちらにいるでしょう?」
私の顔のすぐ横に、顔を寄せながら言った葉山の視線を追いかければ、少しだけ眉間に皺を刻んでいる殿下と、視線が合わさる。
「殿下?」
どうしたのですか? と首を傾げながら問いかければ、殿下が数回の瞬きを繰り返したあと、「何でも無いよ」と困ったように笑った。
「それにしても、思い込みとはね」
「思い込み効果を使った治療というものもあるくらいですからね」
「なるほど……病は気から、というのと同じということですかね」
「……壱華、合ってるけどちょっと違う」
殿下と長太郎の会話に、頷きながら言えば、殿下がほんの少し笑って答える。
違うの? と隣に座る彩夏を見やれば、彩夏もやはり「ちょっとだけ違うかも知れないわ。壱華」と笑って答えた。
「まあでも、思い込ませているだけで本人たちは特になにもしていないと言えばしていないんだろう? とても迷惑はしているが」
「初めのお化けはそうだったみたいなんだけどねぇー?」
「初めの、というと、二号でも出てきたのか?」
殿下の言葉に答えた忍に、殿下が質問をしかえす。
「そ、しかも、ちょっと放っておけない状況になっててねぇ?」
「というと?」
忍に首を傾げながら問いかけた殿下に、「殿下」と隣に座る彩夏が殿下を呼ぶ。
「一部の生徒間で、金銭の授受が、見つかったんですよ」
「金銭の授受だと?」
ガタ、という音とともに立ち上がった生徒会長さんを、殿下が「とりあえず落ち着いて、会長」と服を引っ張りながら座らせる。
「で、どういう事だ? 忍」
「まあ、ざっくり言うと池のお化け一号は、白。真っ白ね。ただ、お化け二号のほう、かなり質悪い」
「聞かせてくれるか、梶原くん」
生徒会長さんを座らせた殿下が、忍に問いかけ、その問に答えた忍に、今度は生徒会長さんが、姿勢を正し問いかける。
「いいけど、報酬は高いよー?」
「……どれくらいだ」
「んーとねぇ。あ、そうだ。今度、独逸語のノート見せてくれない? この前、講義、取りそこねちゃってさぁ」
「……まさかと思うが、このまえ出席していなかったのはこのせいか」
「お安いものじゃん? 講義の代わりに、情報が手に入るんだから」
「…………この前のだけでいいのか」
「見せてくれるなら他のも見せて」
生徒会長さんとのしばらくのやり取りのあと、語尾に音符でもついているかのように忍は答え、生徒会長さんは大きな溜息をついたあと、「分かった」と短く答えた。
「そんなものを作り出すのならば、問答無用で即解散させる」
「君は相変わらずだね、生徒会長」
「当然だろう? 学院の規律を守る任を背負っているのだ」
彩夏の言った言葉に、生徒会長さんの瞳がギラリと光る。
そんな生徒会長を見て声をかけた殿下に、生徒会長さんが殿下に伝えた言葉には、十分すぎるほどの決意がつまっている。
「うん、そういう考えは好きだよ、僕も」
静かにそう答えた殿下の言葉に、生徒会長さんは殿下をちらりと見ただけで、すぐに飲み物の入ったカップへと口をつけた。
「とりあえず、今の状況では生徒間の講義や生活に支障が出ているから、どうにかしないとね」
いつも持ち歩いている手帳を開きながら言った長太郎に、室内の視線が集まる。
ついさっきの忍と彩夏の報告によると、殿下や長太郎、吉広以外にも、一部の人気のある生徒が、殿下たちのように室内からの移動を控えたり、生徒の少ない時間帯でしか行動できないようになっている、という問題が起きているらしい。
「その場合は、即取り締まる、と生徒会役員には話はしていたのだが」
「けど、思ったより爆発的に感染していった、と」
『感染』という表現をした長太郎に、生徒会長さんが眉間に皺を刻みながら口を開く。
「面目ない」
「いや、むしろ貴方が生徒会長だったから、ここまでの被害で済んでいるんじゃないですかね。役員のみんなが皆、感染しているわけじゃないようですし」
手帳を見ながらそう続けた長太郎に、生徒会長さんの眉間の皺がまた少し、深くなる。
「けれど、本来ならば規律を守る側のわれわれ役員の中で、いわゆる『感染』をしている者がいることは紛れもない事実だ。初めは役員の一人だけだったのだ。それならば、彼の目を覚まさせがてら、おいおい対処しようと思っていたのだが、気がつけば、二人、三人と増えている。しかもどうやら、殿下にまで被害が及び始めていると言うじゃないか。殿下になにかあってからでは遅いのでな」
「僕は優しい級友に大事にされて嬉しい限りだよ。泣いてしまいそうだ」
「この嘘吐きめ」
「はははっ。相変わらずだね、君は」
「さんざん顔を合わせてきた殿下に、いまさら優しい級友などと言われるほうが気持ち悪い」
「辛辣ですねぇ、ホント」
生徒会長さんの独白のような報告に、殿下はニヤニヤと笑いながら声をかける。
そんな殿下とのやり取りに、ぎろり、と厳しい視線を向けつつ答える生徒会長さんの眉間からは、いつの間にか刻まれていた眉間の皺は消え去っている。
「さすが殿下」
「どうかしたの、壱華」
「生徒会長さんの眉間の皺、消えたなと思いまして」
「あら、そうね」
こそこそ、と話し始めた私と彩夏を見て、殿下が不思議そうな顔を私たちに向ける。
何でもないです、という意味をこめて小さく笑いながら顔を軽く左右にふれば、殿下の目尻が少しだけ下がる。
「さて、と。それで、僕の優秀な友人たちと同様、君も何かを掴んだからここに来たんだろう?」
「まあ、一応な」
「それじゃあ、ここは一つ、お茶菓子でもつまみながら、作戦会議と行こうじゃないか」
にこり、と笑い、自分のカップを持ち上げて言った殿下の言葉に、じゃあ準備を、と立ち上がった瞬間、「では此方を」と聞こえた低く通る声に、私の動きは止まった。
「壱華お嬢様には、アップルパイのバニラアイスクリーム乗せです。お好きでしょう?」
「うん、好きです。ありがとう、ってそうではなく葉山、何でここにいるのですか?」
「お仕事ですよ、壱華お嬢様」
耳元で小さく言った葉山の言葉に、思わず彼を見やれば、彼はにこりと笑うだけで何も答えてはくれないらしい。
すらりとした手足と高い身長を持つ執事服を身にまとった執事、葉山は殿下の護衛 兼 身の回りのお世話役として、殿下のもとへ出向している有澤家の執事の一人だ。
ただの執事なのであればそのような事は不要だったが、幼いうちから殿下自身には護衛術を含む武術を学ぶ必要があった。
そして、当時の幼かった殿下が、「俺が認めた人間以外からは学ばん!」という発言をしたことに、葉山がとても良い笑顔を浮かべながら、殿下を完膚無きまでにこてんぱんに負かせた。いま考えても葉山の行動はだいぶ大人げないとは思うのだが、どうやら立場を関係なく対処した葉山を、殿下がとても気に入ったらしく。まぁそこから何だかんだでと様々なことがあって、葉山が殿下のもとに有澤家から出向しているのだけれども。
「お仕事ですよ、壱華お嬢様」
そう言って、笑う時は、たいがい私には何も話してはくれない。
殿下の元に出向が決まった時だって、そうだった。
あの頃は、夜会にでかけた家族みんなに、置いていかれる時のような、そんな気分だったけれど。
結局は頻繁に顔を合わせていて、寂しいという感情も年月を重ねていくほどに薄まってきた。それに今は、置いていかれて寂しい、という感情よりも。
「私だって、力になれます」
葉山の服の袖を、ぐ、と掴んで見上げて言えば、葉山はほんの少しだけ驚いた顔をして静かに笑う。
「壱華お嬢様、それはわたしにではなく、目の前で今にも口を尖らせそうなあの方にお伝えください」
「目の前?」
「ほら、あちらにいるでしょう?」
私の顔のすぐ横に、顔を寄せながら言った葉山の視線を追いかければ、少しだけ眉間に皺を刻んでいる殿下と、視線が合わさる。
「殿下?」
どうしたのですか? と首を傾げながら問いかければ、殿下が数回の瞬きを繰り返したあと、「何でも無いよ」と困ったように笑った。
「それにしても、思い込みとはね」
「思い込み効果を使った治療というものもあるくらいですからね」
「なるほど……病は気から、というのと同じということですかね」
「……壱華、合ってるけどちょっと違う」
殿下と長太郎の会話に、頷きながら言えば、殿下がほんの少し笑って答える。
違うの? と隣に座る彩夏を見やれば、彩夏もやはり「ちょっとだけ違うかも知れないわ。壱華」と笑って答えた。
「まあでも、思い込ませているだけで本人たちは特になにもしていないと言えばしていないんだろう? とても迷惑はしているが」
「初めのお化けはそうだったみたいなんだけどねぇー?」
「初めの、というと、二号でも出てきたのか?」
殿下の言葉に答えた忍に、殿下が質問をしかえす。
「そ、しかも、ちょっと放っておけない状況になっててねぇ?」
「というと?」
忍に首を傾げながら問いかけた殿下に、「殿下」と隣に座る彩夏が殿下を呼ぶ。
「一部の生徒間で、金銭の授受が、見つかったんですよ」
「金銭の授受だと?」
ガタ、という音とともに立ち上がった生徒会長さんを、殿下が「とりあえず落ち着いて、会長」と服を引っ張りながら座らせる。
「で、どういう事だ? 忍」
「まあ、ざっくり言うと池のお化け一号は、白。真っ白ね。ただ、お化け二号のほう、かなり質悪い」
「聞かせてくれるか、梶原くん」
生徒会長さんを座らせた殿下が、忍に問いかけ、その問に答えた忍に、今度は生徒会長さんが、姿勢を正し問いかける。
「いいけど、報酬は高いよー?」
「……どれくらいだ」
「んーとねぇ。あ、そうだ。今度、独逸語のノート見せてくれない? この前、講義、取りそこねちゃってさぁ」
「……まさかと思うが、このまえ出席していなかったのはこのせいか」
「お安いものじゃん? 講義の代わりに、情報が手に入るんだから」
「…………この前のだけでいいのか」
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