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第2幕 学院祭編
31.外堀は少しずつ
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「へえ……すごいじゃないか。これだけ価格を抑えているのに、双方の損益がちょうどいいところで折り合いがついているね」
「少し違うわね」
「おや? 見間違えていたかな?」
「ええ。ぱっと見れば利益配分は、トントン、と言ったところだけれど、ほんの少しだけ、こちらのほうが得をするようになっているわ」
「というと?」
「取引きは、一回だけ、なんて規律はないでしょう?」
にこり、と笑顔を浮かべる彼女に、ぱち、と瞬きを繰り返す。
「……なるほど。さすがは谷中くんだね」
「あら、わたしを褒めてくださってもよろしくてよ、殿下」
「うん、まあ……そうだね。谷中くんの商才の能を見抜いたキミもすごいと思うよ、田崎嬢」
「ですって、谷中」
「……勿体ないお言葉すぎて受け取れません……!!」
広い食堂の一角で、テーブルに広げた書類を間にはさみながら、殿下と、彼の婚約者の田崎嬢、それから彼女の護衛の谷中が熱心に会話を続けていく。
「一時期は学校にも来られないほど忙しそうだったし、少し心配もしていたのだけど、落ち着いてきたようで安心したよ」
「あら、珍しいことを」
「一応、僕はキミの婚約者かっこ仮だからね」
そう言って、静かに笑ったあと、殿下はテーブルに置かれたカップに口をつける。
「それで? そちらはどうなってるんです?」
「どう、とは?」
「正面突破で行くと、随分前からおっしゃっておりますが、正面突破するにしたって、少しくらいは外堀も埋めていかないとマズイのでは?」
書類の上を、指でするすると動かしながら、田崎嬢は言葉を続ける。
「壊せるところまで壊し、入れるところまで入り。そうして出来上がったところを突く。わたしはそんな風な想像でいましたが?」
「まあ大体あってるかな」
ぐい、と飲み干したであろうカップを置き、殿下が彼女たちを見やる。
「ちょうどね。僕にも協力者が現れてくれたところだったんだよ。紹介してもいいかな?」
「そんな事だろうと思ったわ」
呆れたように言った田崎嬢に、殿下がクツクツと笑い声を向ける。
はあ、と小さなため息をついたあと、「呼んでくださる?」と彼女は言う。
「もちろんだとも。葉山」
「こちらに、お連れしてございます」
「あら……あなたは……」
「お久しぶりでございます。殿下、絵美お嬢様」
そう言って、丁寧な口調と慣れた手付きで、彼はふたりに挨拶をした。
それは少し前のこと。
「なぁ嘉一」
「なんだい吉広?」
「これ、読んだか?」
「……僕宛?」
「だな」
珍しく執務机の上の書類をいじっていた吉広が、一通の手紙を見つけ、不思議そうな表情を浮かべる。
「この前の報告とかか?」
「どうだろう?」
「ちょっと開けていいか?」
「ああ、構わないよ」
ひら、と手紙を揺らした吉広に、嘉一が頷く。
「えーっと何なに、謹啓、先日の……ふむ、うん、うん? うん、うんナルホド。嘉一」
「うん?」
「ん」
宛先である嘉一よりも先に吉広や長太郎が手紙に目を通すことは特別めずらしいことではない。
ふたりとも大抵は、読んだあとに概要を簡単に伝えるのだが、どうやら今回は自分で読め、ということらしい。
何度か頷いたあと、吉広が手紙を嘉一に向ける。
「藤井氏からの報告じゃないのか?」
「それもあるけど、それだけじゃなかった」
「なるほど」
「後半、驚くぞ」
「おや。楽しみだね」
差し出された手紙を受け取り、視線を落とす。
内容はやはり、予想通りの、この間の騒動に対する謝罪と、遠藤親子のその後のこと。
「復学は難しいとは聞いていたけれど……そうか。彼はあの学校に入るんだね」
「田原学園ってだいぶ厳格な校風じゃなかったか? あいつ、大変だろうな」
「まあ、自業自得ではあるよね」
「まぁな。それにしても、また言われるぞ? 詰めが甘いって」
「……無理に敵を作る必要もないだろう?」
「かといって腹の底を信じられない味方ばっか増やしても無意味だろ」
「そこはほら、上手く付き合っていけばいいじゃないか」
「ったく、振り回されるこっちの身にもなれっつうの」
「あはは」
どうやら少し飽きたらしい吉広が、執務机から離れ窓際へと向かっていく。
その背を眺めたあと、もう一度、手紙に向き直るものの、嘉一の視線が、ある部分で止まった。
「……なるほど、これは驚いたね」
ー 殿下と田崎お嬢様との御婚約について、お伺いしたいことがございます。
ー もしも万が一、何かお力になれることがありましたら、何なりとお申し付けくださいませ。
この間の騒動の一件で恩義があるのだ、と。繰り返し書かれている文章に、自分は何もしていないのだが、と嘉一は心の中でだけ、返事をする。
実際にあの一件での功労者は生徒会長である村松と、自分の護衛役である皆で、自分は特に何もしていない。
「……本当に、何もしていない」
ただ、彼女に護られただけ。
真っ直ぐに前を向き、歩いていく壱華の手すら、掴めずにいたのに。
そう小さく呟いた嘉一の指先に力がこもり、くしゃり、と手紙に皺がよる。
「嘉一、驚くとこ、そこじゃないぞ?」
「ん? というと?」
「最後。長太郎のメモ書き」
「長太郎?」
出窓部分に腰をおろした吉広が、手紙を指差しながら告げる。
その言葉に、手紙の最後を見やれば、長太郎の文字で日付と、時間が書き込まれている。
「これ、今日の夕刻の面会者の時間じゃないか」
「その様子だと嘉一も聞いてなかったみたいだな」
「……まったく、僕も多少のことには動じないようにはなってきているとはいえ……」
「おや、殿下にも心構えが必要でしたか?」
「あ、長ちゃんじゃん」
「そうだね、できたら欲しいかな」
「イッで?!」
誰が長ちゃんだ、と低めの声でツッコミを入れ、吉広に黄色い何かを投げつけながら、長太郎が扉を閉め、室内へと戻ってくる。
「それしても、ふたりとも、扉も全開で何をべらべらと」
「別に聞かれても困らない会話しかしてねぇぞ、なあ嘉一?」
はあ、と大きなため息をつき近づいてくる長太郎に、吉広は投げつけられたオレンジを手にしながら笑う。
「そうだね。それにそろそろ皆がこっちに来る頃だろうし」
「あ、そのことだけどね、皆の戻り時間は少し調整をしたから。今日、このあと全員が揃うのは夕食の時だけ」
嘉一の言葉にそう答えた長太郎に、嘉一が不思議そうな表情を浮かべる。
「おや、随分と急だね?」
「まぁ、藤井さんとの面会もあるからね」
「ああ、うん。なるほど。じゃあ忍も壱華たちと一緒か?」
「ん? 彩夏と壱華の二人きりでも良かったのか?」
「いや、出来ればそれは避けて欲しいね」
「だろうね」
くくっと喉元で長太郎は笑い声を溢し、そんな彼を見て、嘉一が軽く息をつく。
「まぁ、それは置いておいて。長太郎はどう思う?」
「ぼく? ぼくは良いと思う。前から言っているけど味方は多いほうがいい」
「だな。吉広は?」
「あーえっと、壱華のことでいいんだよな?」
「うん、そうだね」
「じゃあ大丈夫だろ。あの人、結構いろいろ気づく側の人間だと思うし、なにより、なんつうか……優しいよな。甘いとも言えるけど」
「……たしかにね」
「ま、でもその優しさに甘えてもいいんじゃね? どうせ、婚約破棄で出てくる不平不満を受け止めんのはオレたちなんだし? まあそもそも、大人が勝手に決めたことっちゃことだけどな」
にやり、と口元を歪めながら言った吉広に、「まあな」と長太郎が頷く。
そんな二人のやり取りに、なぜだか昔のことを思い出し、嘉一はひとり静かに笑った。
次回更新日 2020/10/09
(すみません))
「少し違うわね」
「おや? 見間違えていたかな?」
「ええ。ぱっと見れば利益配分は、トントン、と言ったところだけれど、ほんの少しだけ、こちらのほうが得をするようになっているわ」
「というと?」
「取引きは、一回だけ、なんて規律はないでしょう?」
にこり、と笑顔を浮かべる彼女に、ぱち、と瞬きを繰り返す。
「……なるほど。さすがは谷中くんだね」
「あら、わたしを褒めてくださってもよろしくてよ、殿下」
「うん、まあ……そうだね。谷中くんの商才の能を見抜いたキミもすごいと思うよ、田崎嬢」
「ですって、谷中」
「……勿体ないお言葉すぎて受け取れません……!!」
広い食堂の一角で、テーブルに広げた書類を間にはさみながら、殿下と、彼の婚約者の田崎嬢、それから彼女の護衛の谷中が熱心に会話を続けていく。
「一時期は学校にも来られないほど忙しそうだったし、少し心配もしていたのだけど、落ち着いてきたようで安心したよ」
「あら、珍しいことを」
「一応、僕はキミの婚約者かっこ仮だからね」
そう言って、静かに笑ったあと、殿下はテーブルに置かれたカップに口をつける。
「それで? そちらはどうなってるんです?」
「どう、とは?」
「正面突破で行くと、随分前からおっしゃっておりますが、正面突破するにしたって、少しくらいは外堀も埋めていかないとマズイのでは?」
書類の上を、指でするすると動かしながら、田崎嬢は言葉を続ける。
「壊せるところまで壊し、入れるところまで入り。そうして出来上がったところを突く。わたしはそんな風な想像でいましたが?」
「まあ大体あってるかな」
ぐい、と飲み干したであろうカップを置き、殿下が彼女たちを見やる。
「ちょうどね。僕にも協力者が現れてくれたところだったんだよ。紹介してもいいかな?」
「そんな事だろうと思ったわ」
呆れたように言った田崎嬢に、殿下がクツクツと笑い声を向ける。
はあ、と小さなため息をついたあと、「呼んでくださる?」と彼女は言う。
「もちろんだとも。葉山」
「こちらに、お連れしてございます」
「あら……あなたは……」
「お久しぶりでございます。殿下、絵美お嬢様」
そう言って、丁寧な口調と慣れた手付きで、彼はふたりに挨拶をした。
それは少し前のこと。
「なぁ嘉一」
「なんだい吉広?」
「これ、読んだか?」
「……僕宛?」
「だな」
珍しく執務机の上の書類をいじっていた吉広が、一通の手紙を見つけ、不思議そうな表情を浮かべる。
「この前の報告とかか?」
「どうだろう?」
「ちょっと開けていいか?」
「ああ、構わないよ」
ひら、と手紙を揺らした吉広に、嘉一が頷く。
「えーっと何なに、謹啓、先日の……ふむ、うん、うん? うん、うんナルホド。嘉一」
「うん?」
「ん」
宛先である嘉一よりも先に吉広や長太郎が手紙に目を通すことは特別めずらしいことではない。
ふたりとも大抵は、読んだあとに概要を簡単に伝えるのだが、どうやら今回は自分で読め、ということらしい。
何度か頷いたあと、吉広が手紙を嘉一に向ける。
「藤井氏からの報告じゃないのか?」
「それもあるけど、それだけじゃなかった」
「なるほど」
「後半、驚くぞ」
「おや。楽しみだね」
差し出された手紙を受け取り、視線を落とす。
内容はやはり、予想通りの、この間の騒動に対する謝罪と、遠藤親子のその後のこと。
「復学は難しいとは聞いていたけれど……そうか。彼はあの学校に入るんだね」
「田原学園ってだいぶ厳格な校風じゃなかったか? あいつ、大変だろうな」
「まあ、自業自得ではあるよね」
「まぁな。それにしても、また言われるぞ? 詰めが甘いって」
「……無理に敵を作る必要もないだろう?」
「かといって腹の底を信じられない味方ばっか増やしても無意味だろ」
「そこはほら、上手く付き合っていけばいいじゃないか」
「ったく、振り回されるこっちの身にもなれっつうの」
「あはは」
どうやら少し飽きたらしい吉広が、執務机から離れ窓際へと向かっていく。
その背を眺めたあと、もう一度、手紙に向き直るものの、嘉一の視線が、ある部分で止まった。
「……なるほど、これは驚いたね」
ー 殿下と田崎お嬢様との御婚約について、お伺いしたいことがございます。
ー もしも万が一、何かお力になれることがありましたら、何なりとお申し付けくださいませ。
この間の騒動の一件で恩義があるのだ、と。繰り返し書かれている文章に、自分は何もしていないのだが、と嘉一は心の中でだけ、返事をする。
実際にあの一件での功労者は生徒会長である村松と、自分の護衛役である皆で、自分は特に何もしていない。
「……本当に、何もしていない」
ただ、彼女に護られただけ。
真っ直ぐに前を向き、歩いていく壱華の手すら、掴めずにいたのに。
そう小さく呟いた嘉一の指先に力がこもり、くしゃり、と手紙に皺がよる。
「嘉一、驚くとこ、そこじゃないぞ?」
「ん? というと?」
「最後。長太郎のメモ書き」
「長太郎?」
出窓部分に腰をおろした吉広が、手紙を指差しながら告げる。
その言葉に、手紙の最後を見やれば、長太郎の文字で日付と、時間が書き込まれている。
「これ、今日の夕刻の面会者の時間じゃないか」
「その様子だと嘉一も聞いてなかったみたいだな」
「……まったく、僕も多少のことには動じないようにはなってきているとはいえ……」
「おや、殿下にも心構えが必要でしたか?」
「あ、長ちゃんじゃん」
「そうだね、できたら欲しいかな」
「イッで?!」
誰が長ちゃんだ、と低めの声でツッコミを入れ、吉広に黄色い何かを投げつけながら、長太郎が扉を閉め、室内へと戻ってくる。
「それしても、ふたりとも、扉も全開で何をべらべらと」
「別に聞かれても困らない会話しかしてねぇぞ、なあ嘉一?」
はあ、と大きなため息をつき近づいてくる長太郎に、吉広は投げつけられたオレンジを手にしながら笑う。
「そうだね。それにそろそろ皆がこっちに来る頃だろうし」
「あ、そのことだけどね、皆の戻り時間は少し調整をしたから。今日、このあと全員が揃うのは夕食の時だけ」
嘉一の言葉にそう答えた長太郎に、嘉一が不思議そうな表情を浮かべる。
「おや、随分と急だね?」
「まぁ、藤井さんとの面会もあるからね」
「ああ、うん。なるほど。じゃあ忍も壱華たちと一緒か?」
「ん? 彩夏と壱華の二人きりでも良かったのか?」
「いや、出来ればそれは避けて欲しいね」
「だろうね」
くくっと喉元で長太郎は笑い声を溢し、そんな彼を見て、嘉一が軽く息をつく。
「まぁ、それは置いておいて。長太郎はどう思う?」
「ぼく? ぼくは良いと思う。前から言っているけど味方は多いほうがいい」
「だな。吉広は?」
「あーえっと、壱華のことでいいんだよな?」
「うん、そうだね」
「じゃあ大丈夫だろ。あの人、結構いろいろ気づく側の人間だと思うし、なにより、なんつうか……優しいよな。甘いとも言えるけど」
「……たしかにね」
「ま、でもその優しさに甘えてもいいんじゃね? どうせ、婚約破棄で出てくる不平不満を受け止めんのはオレたちなんだし? まあそもそも、大人が勝手に決めたことっちゃことだけどな」
にやり、と口元を歪めながら言った吉広に、「まあな」と長太郎が頷く。
そんな二人のやり取りに、なぜだか昔のことを思い出し、嘉一はひとり静かに笑った。
次回更新日 2020/10/09
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