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第2幕 学院祭編
34.殿下とボクの学院祭の思い出2
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「忍」
「ん? なぁに壱華」
いつもとは違い、最近の忍はほんの少しだけ、元気がない。
「迎花に教わりながらクッキーを焼いたのですが、いかがですか?」
「クッキー?」
「はい。形がいびつなものが私が作ったやつで、こちらの綺麗なものが迎花が作ったものです」
「へぇ」
「あ、形はちょっとアレですけど……ちゃんと美味しくできたのですよ」
私の声かけに、「どれどれ」と忍が袋に入っていたクッキーを一枚とりだす。
「……ピースサイン?」
「……えと……うさぎのつもりで……して……」
ひょこと二本飛びてているところをつまんで取り出してみたらしい。
分かってはいるのです。
なんとも言えないバランスになってしまっていることは。
「あ、えと、こっちが迎花の作ったうさぎさんなので、こちらに」
そう言って、慌てて袋から可愛いらしいうさぎを忍に見せれば、忍はふふ、と笑う。
「いいよ、こっちで」
「ですが……」
「ボク、個性派大歓迎だから」
ぱちん、と軽やかにウィンクをしたあと、個性派なうさぎのクッキーが忍の口へと消える。
「ん。美味しい~」
「やはり迎花の手作りクッキーは美味しいですよね」
私が作ったらきっと、こうはならなかった。
自分で言いながら頷けば、忍の指がもう一枚、クッキーを取り出す。
「それだけじゃ、ないんじゃない?」
「……と、言うと?」
「そりゃやっぱりボクに対する壱華の愛情がつまってるから、でしょ?」
そう言った忍の口に、また一枚、クッキーが消えていく。
「気にしなくていい、って言ってるのに」
ほんの少しだけ、眉をさげ困ったように、忍は笑う。
「いえ……その……そういうつもりでは無かったのですが……」
「あれ? そうだったの?」
「ただ、その……忍に少しでも元気を分けられたらいいな、と」
思って。
そう言いかけた私を見て、忍は目を少し細めて笑う。
わずかに傾けた首筋に、忍の金色に近い髪がさらりとかかる。
「壱華」
「……やっぱり……迷惑、でしたか?」
誰にだって、一人になりたい時があるし、無理に元気を出そうとしても、どうやっても出ないときだってある。
けれど。
忍がしてくれるように、私も何か出来ないか。
毎年、この時期がくると、どうしても思ってしまう。
「本当に、ボクはもう大丈夫だから」
クッキーの袋を持つ私の手に触れながら、忍は静かに言う。
その瞳はまだ少しだけ、暗い色を含んではいたけれど。
去年とは違うような、気がした。
忍と殿下、それから、私と長太郎、吉広の出会いは、この学校の学院祭だった。
翌年に入学を控え、見学に来ていた殿下に、同じく学院祭に来ていた忍が出会ったのは、本当に自然な流れで。
事前に、殿下を狙っている人物がいる、と宮廷警護の隊長たちから聞かされてはいたけれど、それがまさかあんなにも堂々と接してくるとは、その当時の私は微塵も思っておらず。
いまとなれば、私にとっても、とても苦い経験のひとつでもあったのだけれど。
「失礼。ねぇ、君」
「なんでしょう?」
「リボンが解けかけているのですが、大丈夫ですか?」
「へ?」
可愛らしい、お人形のようなその子に、殿下がニコリと笑って声をかける。
どうやら、彼女の背中のリボンが解けそうになっていたらしい。
「あ、わわ」
くるり、と彼女が自分の背を確認しようとするものの、たぶんどうやっても見えないと思う。
そんな彼女の行動を見て、殿下はくすくすと笑ったあと、「よろしければお手伝いさせて頂けませんか?」と言葉を続ける。
「す、すみませんっ」
微笑んだ殿下に、彼女は頬を赤くしながら彼を見返す。
「なあ、長太郎」
「なんだ?」
「あいつ、何処であんな台詞おぼえてくるんだ?」
少しだけ殿下たちよりも後ろに立ち止まった長太郎に、苦いものを食べた時と同じ顔をしながら吉広が声をかける。
「まあ、普段いる場所が場所だしな。あとは龍太郎さんとかじゃないか?」
「え、お兄様ですか?」
「あー、そうかもな。龍太郎モテるし」
「……初めて知りました……」
「壱華の前じゃそんな影は一切ださないもんなぁ」
長太郎の言葉に驚いたと思えば、吉広まで私の知らないお兄様のことを。
ほんの少しだけ、唇を尖らせていれば、「龍太郎さんは壱華に甘いしな」と長太郎が私の頭を撫でて笑う。
「なあ、ところで」
「なんだ?」
「こっち歩いてきたぞ」
「お? 終わっ……って、なんか増えてるし」
「やっぱりお人形さんみたいですねぇ」
歩くたびに、金色の髪がふわふわと揺れていて、白地に白の水玉模様のブラウスと、水色のスカートと、黒の靴が、昔に読んだ絵本に出てきた女の子みたいにも見える。
「うさぎ追っかけていきそうだな」
「木の根っこの穴に落ちてしまうやつですね!」
「そうなると懐中時計も必要か?」
「そうしたらクッキーも、不思議な飲み物も必要ですねぇ」
「さすがに消える猫もあんなに大きな芋虫もいないから、そこは普通ので?」
「あ、あとトランプもいるんじゃね?」
「ですね!」
「なんの話をしているんだ?」
「よ、おかえり」
あれも、これも、と話していた私たちに、殿下が不思議そうな表情をしながら声をかける。
「僕抜きで悪巧み?」
「あ、その手があったか」
殿下の声に、ポンと手を叩き、ニヤリと笑いながら言った吉広に、殿下が「おいコラ」とすぐに反応をしめす。
「それはまた今度することにして。で? カズ、どうするの?」
「ああ、それなんだけど」
カズ、と自身を呼んだ長太郎に、殿下がにこりと笑顔を向ける。
「どうやら家族とはぐれてしまったらしくてね。運営のところまで案内しようと思うんだけど、どうかな?」
「ま、カズが決めたならいいんじゃない? ね、吉広、壱華」
普段とは違い、殿下、とも、嘉一、とも呼ばず、長太郎は「カズ」と殿下を呼んだ。
不特定多数の人間がいる場所で、少しでも嘉一殿下だと気づく人間を減らすためだ、と警護隊長さんたちから教わった。
「寫眞で顔知ってるやつもたくさんいるんじゃねえの?」
と、そんなことを警護隊長さんに言って、吉広が大きなたんこぶを作ったのはつい最近のこと。
「別に構わないぜ」
にか、っと笑いながら言った吉広に続き、グッ、とこぶしを握りながら「もちろんです!」と答えれば、殿下がふふふと笑う。
殿下の後ろに立つ彼女の瞳がぱあ、と明るくなる。
さっきまでの表情は見えなかったけれど、きっと心細かったのだろう。
キラキラとした瞳に、声をかけた人が悪い人ではなくて、殿下で良かった。
そう思い、私は彼女に笑いかける。
「それなら急いだほうがいいな」
「運営って……確か中庭東側だったか?」
「東じゃない、西だ、西」
「あれ、そうだったっけ?」
「……まったく。お前こそはぐれるなよ? 吉広」
真逆の方向を指差しながら言った吉広に、長太郎が呆れた表情を浮かべ、殿下がそれを見て笑う。
そんな三人を、殿下のすぐ後ろに立つ彼女が、楽しそうでも、面白そうでも、嬉しそうでもない、困ったような表情をして見ているのに気が付き、「?」と首を傾げる。
「何かあった? 壱華」
「あ……いえ、何でも」
何でもありません。
そう言いかけながら、ちら、と彼女を見やれば、さっきの表情はすっかり消え去っていて。
たぶん私の見間違いだろう。
そう判断した私は「行きましょうか」と殿下たちに声をかけた。
「ん? なぁに壱華」
いつもとは違い、最近の忍はほんの少しだけ、元気がない。
「迎花に教わりながらクッキーを焼いたのですが、いかがですか?」
「クッキー?」
「はい。形がいびつなものが私が作ったやつで、こちらの綺麗なものが迎花が作ったものです」
「へぇ」
「あ、形はちょっとアレですけど……ちゃんと美味しくできたのですよ」
私の声かけに、「どれどれ」と忍が袋に入っていたクッキーを一枚とりだす。
「……ピースサイン?」
「……えと……うさぎのつもりで……して……」
ひょこと二本飛びてているところをつまんで取り出してみたらしい。
分かってはいるのです。
なんとも言えないバランスになってしまっていることは。
「あ、えと、こっちが迎花の作ったうさぎさんなので、こちらに」
そう言って、慌てて袋から可愛いらしいうさぎを忍に見せれば、忍はふふ、と笑う。
「いいよ、こっちで」
「ですが……」
「ボク、個性派大歓迎だから」
ぱちん、と軽やかにウィンクをしたあと、個性派なうさぎのクッキーが忍の口へと消える。
「ん。美味しい~」
「やはり迎花の手作りクッキーは美味しいですよね」
私が作ったらきっと、こうはならなかった。
自分で言いながら頷けば、忍の指がもう一枚、クッキーを取り出す。
「それだけじゃ、ないんじゃない?」
「……と、言うと?」
「そりゃやっぱりボクに対する壱華の愛情がつまってるから、でしょ?」
そう言った忍の口に、また一枚、クッキーが消えていく。
「気にしなくていい、って言ってるのに」
ほんの少しだけ、眉をさげ困ったように、忍は笑う。
「いえ……その……そういうつもりでは無かったのですが……」
「あれ? そうだったの?」
「ただ、その……忍に少しでも元気を分けられたらいいな、と」
思って。
そう言いかけた私を見て、忍は目を少し細めて笑う。
わずかに傾けた首筋に、忍の金色に近い髪がさらりとかかる。
「壱華」
「……やっぱり……迷惑、でしたか?」
誰にだって、一人になりたい時があるし、無理に元気を出そうとしても、どうやっても出ないときだってある。
けれど。
忍がしてくれるように、私も何か出来ないか。
毎年、この時期がくると、どうしても思ってしまう。
「本当に、ボクはもう大丈夫だから」
クッキーの袋を持つ私の手に触れながら、忍は静かに言う。
その瞳はまだ少しだけ、暗い色を含んではいたけれど。
去年とは違うような、気がした。
忍と殿下、それから、私と長太郎、吉広の出会いは、この学校の学院祭だった。
翌年に入学を控え、見学に来ていた殿下に、同じく学院祭に来ていた忍が出会ったのは、本当に自然な流れで。
事前に、殿下を狙っている人物がいる、と宮廷警護の隊長たちから聞かされてはいたけれど、それがまさかあんなにも堂々と接してくるとは、その当時の私は微塵も思っておらず。
いまとなれば、私にとっても、とても苦い経験のひとつでもあったのだけれど。
「失礼。ねぇ、君」
「なんでしょう?」
「リボンが解けかけているのですが、大丈夫ですか?」
「へ?」
可愛らしい、お人形のようなその子に、殿下がニコリと笑って声をかける。
どうやら、彼女の背中のリボンが解けそうになっていたらしい。
「あ、わわ」
くるり、と彼女が自分の背を確認しようとするものの、たぶんどうやっても見えないと思う。
そんな彼女の行動を見て、殿下はくすくすと笑ったあと、「よろしければお手伝いさせて頂けませんか?」と言葉を続ける。
「す、すみませんっ」
微笑んだ殿下に、彼女は頬を赤くしながら彼を見返す。
「なあ、長太郎」
「なんだ?」
「あいつ、何処であんな台詞おぼえてくるんだ?」
少しだけ殿下たちよりも後ろに立ち止まった長太郎に、苦いものを食べた時と同じ顔をしながら吉広が声をかける。
「まあ、普段いる場所が場所だしな。あとは龍太郎さんとかじゃないか?」
「え、お兄様ですか?」
「あー、そうかもな。龍太郎モテるし」
「……初めて知りました……」
「壱華の前じゃそんな影は一切ださないもんなぁ」
長太郎の言葉に驚いたと思えば、吉広まで私の知らないお兄様のことを。
ほんの少しだけ、唇を尖らせていれば、「龍太郎さんは壱華に甘いしな」と長太郎が私の頭を撫でて笑う。
「なあ、ところで」
「なんだ?」
「こっち歩いてきたぞ」
「お? 終わっ……って、なんか増えてるし」
「やっぱりお人形さんみたいですねぇ」
歩くたびに、金色の髪がふわふわと揺れていて、白地に白の水玉模様のブラウスと、水色のスカートと、黒の靴が、昔に読んだ絵本に出てきた女の子みたいにも見える。
「うさぎ追っかけていきそうだな」
「木の根っこの穴に落ちてしまうやつですね!」
「そうなると懐中時計も必要か?」
「そうしたらクッキーも、不思議な飲み物も必要ですねぇ」
「さすがに消える猫もあんなに大きな芋虫もいないから、そこは普通ので?」
「あ、あとトランプもいるんじゃね?」
「ですね!」
「なんの話をしているんだ?」
「よ、おかえり」
あれも、これも、と話していた私たちに、殿下が不思議そうな表情をしながら声をかける。
「僕抜きで悪巧み?」
「あ、その手があったか」
殿下の声に、ポンと手を叩き、ニヤリと笑いながら言った吉広に、殿下が「おいコラ」とすぐに反応をしめす。
「それはまた今度することにして。で? カズ、どうするの?」
「ああ、それなんだけど」
カズ、と自身を呼んだ長太郎に、殿下がにこりと笑顔を向ける。
「どうやら家族とはぐれてしまったらしくてね。運営のところまで案内しようと思うんだけど、どうかな?」
「ま、カズが決めたならいいんじゃない? ね、吉広、壱華」
普段とは違い、殿下、とも、嘉一、とも呼ばず、長太郎は「カズ」と殿下を呼んだ。
不特定多数の人間がいる場所で、少しでも嘉一殿下だと気づく人間を減らすためだ、と警護隊長さんたちから教わった。
「寫眞で顔知ってるやつもたくさんいるんじゃねえの?」
と、そんなことを警護隊長さんに言って、吉広が大きなたんこぶを作ったのはつい最近のこと。
「別に構わないぜ」
にか、っと笑いながら言った吉広に続き、グッ、とこぶしを握りながら「もちろんです!」と答えれば、殿下がふふふと笑う。
殿下の後ろに立つ彼女の瞳がぱあ、と明るくなる。
さっきまでの表情は見えなかったけれど、きっと心細かったのだろう。
キラキラとした瞳に、声をかけた人が悪い人ではなくて、殿下で良かった。
そう思い、私は彼女に笑いかける。
「それなら急いだほうがいいな」
「運営って……確か中庭東側だったか?」
「東じゃない、西だ、西」
「あれ、そうだったっけ?」
「……まったく。お前こそはぐれるなよ? 吉広」
真逆の方向を指差しながら言った吉広に、長太郎が呆れた表情を浮かべ、殿下がそれを見て笑う。
そんな三人を、殿下のすぐ後ろに立つ彼女が、楽しそうでも、面白そうでも、嬉しそうでもない、困ったような表情をして見ているのに気が付き、「?」と首を傾げる。
「何かあった? 壱華」
「あ……いえ、何でも」
何でもありません。
そう言いかけながら、ちら、と彼女を見やれば、さっきの表情はすっかり消え去っていて。
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