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パーティー開始
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「お、おう…」
ぎこちない返事を見ると嬉しいのか違うのか、よく分からない。
ただ、目を逸らし扉に手を掛け中へと入ろうとするので怒ってる事はないようだ。
ギィィ…と扉を開くと中はパーティーの準備の最終段階のようだった。
並べられた料理やケーキ、部屋を彩る花などメイドが慌ただしく動き回りながらチェックをしていた。
「うわぁ…」
「どうだ、凄いだろう。ちなみに俺らはあの場所に座る事になっているからな」
クロウさんが指差す方を見ると少し高台のようになっており、テーブルの上に飾られた装花など、一見するとまるで披露宴のような…。
「えっと…なんだか誤解させそうな感じですよね。あれでは…」
「なんでだ?普通だろうが。変に意識するな」
「意識しなくても周りがなんとなくしそうですよ…
いきなり私が隣にいるんですから…はぁ…」
「ため息つくほど嫌か?」
「始まるんだなぁって思ったら嫌になりますよ」
「…とりあえずこっちに来い」
部屋を出て隣の控え室みたいな場所に案内され、座らされた。
「なぁ…1日だけだ。我慢してくれ」
「それは理解してます。ただ、今から来る人達が私の事どう見るか不安しかないです」
膝をつき、そっとクロウさんは手を繋いできた。
「ちょ…何を!?」
「少しだけいいだろ…」
指を絡ませ、まるで恋人繋ぎのように手を繋いでくる。
ヤバイ…ドキドキしてしまう。
始まる前からこんな…。
すると、こちら側に急いで向かってる足音がしてきた。
「あれ。いない…」
誰だろうかと思い、私は手を解き、部屋から出ていった。
「あっ、いたいた。良かった。まだ間に合った」
カリファさんだった。
手には何か持っており、それを私に渡すとこう話す。
「頭、私達は見慣れたけど他の人達にバレたら厄介でしょ?だからコレ被って」
渡されたのはブロンズの長髪のカツラだった。
今まで染めたこともない私がこんな形で色を変えるとは思わなかった。
でも、気遣いは凄い嬉しかった。
「ほら、早く!さっき屋敷に入ってきたからもう来るよ!」
カポっと被り馴染ませると一気に雰囲気が一変したようでカリファさんは手鏡で私の姿を映した。
「これ、私?」
「そうだよ。良かった…多分これなら似合うかなと思ったけど、うん。これなら堂々としてられるね、じゃあ頑張って!」
私の最後の準備を終えるとカリファさんは戻っていった。
控え室に帰ってこない私を心配したのか
クロウさんも出てきて、髪色が違う私と対峙した。
「…あやか、か?」
「そうですよ、変ですか…?」
口元を押さえ、私から距離を離していく。
もしかして…照れてる、というかニヤつく顔を見られたくないとか?
「どっちなんですか?言ってくださいよ」
「…いい。似合うな。さぁ、来るから出迎えるぞ」
私を引き、扉の前で客人達を待つ事にした。
そして…
不安と波乱の1日が始まろうとしていた…。
ぎこちない返事を見ると嬉しいのか違うのか、よく分からない。
ただ、目を逸らし扉に手を掛け中へと入ろうとするので怒ってる事はないようだ。
ギィィ…と扉を開くと中はパーティーの準備の最終段階のようだった。
並べられた料理やケーキ、部屋を彩る花などメイドが慌ただしく動き回りながらチェックをしていた。
「うわぁ…」
「どうだ、凄いだろう。ちなみに俺らはあの場所に座る事になっているからな」
クロウさんが指差す方を見ると少し高台のようになっており、テーブルの上に飾られた装花など、一見するとまるで披露宴のような…。
「えっと…なんだか誤解させそうな感じですよね。あれでは…」
「なんでだ?普通だろうが。変に意識するな」
「意識しなくても周りがなんとなくしそうですよ…
いきなり私が隣にいるんですから…はぁ…」
「ため息つくほど嫌か?」
「始まるんだなぁって思ったら嫌になりますよ」
「…とりあえずこっちに来い」
部屋を出て隣の控え室みたいな場所に案内され、座らされた。
「なぁ…1日だけだ。我慢してくれ」
「それは理解してます。ただ、今から来る人達が私の事どう見るか不安しかないです」
膝をつき、そっとクロウさんは手を繋いできた。
「ちょ…何を!?」
「少しだけいいだろ…」
指を絡ませ、まるで恋人繋ぎのように手を繋いでくる。
ヤバイ…ドキドキしてしまう。
始まる前からこんな…。
すると、こちら側に急いで向かってる足音がしてきた。
「あれ。いない…」
誰だろうかと思い、私は手を解き、部屋から出ていった。
「あっ、いたいた。良かった。まだ間に合った」
カリファさんだった。
手には何か持っており、それを私に渡すとこう話す。
「頭、私達は見慣れたけど他の人達にバレたら厄介でしょ?だからコレ被って」
渡されたのはブロンズの長髪のカツラだった。
今まで染めたこともない私がこんな形で色を変えるとは思わなかった。
でも、気遣いは凄い嬉しかった。
「ほら、早く!さっき屋敷に入ってきたからもう来るよ!」
カポっと被り馴染ませると一気に雰囲気が一変したようでカリファさんは手鏡で私の姿を映した。
「これ、私?」
「そうだよ。良かった…多分これなら似合うかなと思ったけど、うん。これなら堂々としてられるね、じゃあ頑張って!」
私の最後の準備を終えるとカリファさんは戻っていった。
控え室に帰ってこない私を心配したのか
クロウさんも出てきて、髪色が違う私と対峙した。
「…あやか、か?」
「そうですよ、変ですか…?」
口元を押さえ、私から距離を離していく。
もしかして…照れてる、というかニヤつく顔を見られたくないとか?
「どっちなんですか?言ってくださいよ」
「…いい。似合うな。さぁ、来るから出迎えるぞ」
私を引き、扉の前で客人達を待つ事にした。
そして…
不安と波乱の1日が始まろうとしていた…。
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