31 / 37
合意での結論
しおりを挟む
「婚約破棄…ですか?」
「そう。私、最近慕っていた方から婚約破棄され、お一人様なの」
「そうなのですね、ご愁傷様です。でもそれと私の婚約破棄とどう関係が…?」
「陛下言ってたわ。これだけ想ってるのに一緒になるのを拒むとは何故だ!ってね。だから、ちょっと突いたらコロっと落ちたわよ」
陛下はやっぱり想ってると口にしてはいるけど目的は体なんだね…。コロっと言われてそうなるなら尚更…。
だとしたらこの申し出は願ったり叶ったり。
「分かりました、陛下との婚約破棄、お受けします」
「え、いいの?本当に?」
「えぇ、前から陛下とは合わないのかもと考えていましたので、エフォーリア様からの提案は嬉しいです」
「じゃあ、私が陛下に婚約申し込んでも怒らない?」
「もちろん!陛下をお譲りしますよ、ただ、私だけが破棄したいと言ってもダメなので、一緒に私の父を説得してくれませんか?」
「えぇ、もちろんいいですわ!」
私とエフォーリア王女は父の書斎に向かった。
「入ります、父上」
「あぁ、ソマリアか、どうした?ん?あなたは?」
「私はリーネ国の王女、エフォーリアと申します。先日のカブス陛下のパーティーでソマリア様とご一緒させて頂きまして」
「そうでしたか、それはそれは。で、私に何かご用で?」
私は父に陛下との関係を解消したい旨を正直に伝え、エフォーリア王女は陛下と婚約したいとお願いした。
「ん~…いきなりそんな話はな…。第一、陛下が納得するかどうかじゃないか?陛下を交えて話す場を設けてみたらどうだ?」
「私は設けても破棄を撤回しませんよ、父上」
「お前ってやつは…」
額に手を当て、項垂れるようにしてしまう父。
「まぁまぁ。一度しっかり陛下と話す必要はありますから、日程を決めませんか?」
話し合いを行い、早い方が良いとなり、明日私の王宮で、と決めた。
その際は父も同席するという。
父は早速、給仕に頼み、陛下へ連絡を急がした。
「わかりましたわ、良ければ今日泊めていただけないかしら?明日来るより、ソマリア様と沢山話したいわ」
「え…泊まるのですか?」
「いいじゃない、知らない仲じゃないんだし」
「わかりました…でももうお酒は無しにして下さい。頭が働かなくなります…」
「お子様口を私が直してあげますよ」
「結構です…」
いきなり決まった婚約破棄への話し合い。私は陛下を説得しないといけない。素直に陛下が応じるか分からないがやるしかない…。
「そう。私、最近慕っていた方から婚約破棄され、お一人様なの」
「そうなのですね、ご愁傷様です。でもそれと私の婚約破棄とどう関係が…?」
「陛下言ってたわ。これだけ想ってるのに一緒になるのを拒むとは何故だ!ってね。だから、ちょっと突いたらコロっと落ちたわよ」
陛下はやっぱり想ってると口にしてはいるけど目的は体なんだね…。コロっと言われてそうなるなら尚更…。
だとしたらこの申し出は願ったり叶ったり。
「分かりました、陛下との婚約破棄、お受けします」
「え、いいの?本当に?」
「えぇ、前から陛下とは合わないのかもと考えていましたので、エフォーリア様からの提案は嬉しいです」
「じゃあ、私が陛下に婚約申し込んでも怒らない?」
「もちろん!陛下をお譲りしますよ、ただ、私だけが破棄したいと言ってもダメなので、一緒に私の父を説得してくれませんか?」
「えぇ、もちろんいいですわ!」
私とエフォーリア王女は父の書斎に向かった。
「入ります、父上」
「あぁ、ソマリアか、どうした?ん?あなたは?」
「私はリーネ国の王女、エフォーリアと申します。先日のカブス陛下のパーティーでソマリア様とご一緒させて頂きまして」
「そうでしたか、それはそれは。で、私に何かご用で?」
私は父に陛下との関係を解消したい旨を正直に伝え、エフォーリア王女は陛下と婚約したいとお願いした。
「ん~…いきなりそんな話はな…。第一、陛下が納得するかどうかじゃないか?陛下を交えて話す場を設けてみたらどうだ?」
「私は設けても破棄を撤回しませんよ、父上」
「お前ってやつは…」
額に手を当て、項垂れるようにしてしまう父。
「まぁまぁ。一度しっかり陛下と話す必要はありますから、日程を決めませんか?」
話し合いを行い、早い方が良いとなり、明日私の王宮で、と決めた。
その際は父も同席するという。
父は早速、給仕に頼み、陛下へ連絡を急がした。
「わかりましたわ、良ければ今日泊めていただけないかしら?明日来るより、ソマリア様と沢山話したいわ」
「え…泊まるのですか?」
「いいじゃない、知らない仲じゃないんだし」
「わかりました…でももうお酒は無しにして下さい。頭が働かなくなります…」
「お子様口を私が直してあげますよ」
「結構です…」
いきなり決まった婚約破棄への話し合い。私は陛下を説得しないといけない。素直に陛下が応じるか分からないがやるしかない…。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】番としか子供が産まれない世界で
さくらもち
恋愛
番との間にしか子供が産まれない世界に産まれたニーナ。
何故か親から要らない子扱いされる不遇な子供時代に番と言う概念すら知らないまま育った。
そんなニーナが番に出会うまで
4話完結
出会えたところで話は終わってます。
【完結】地味な私と公爵様
ベル
恋愛
ラエル公爵。この学園でこの名を知らない人はいないでしょう。
端正な顔立ちに甘く低い声、時折見せる少年のような笑顔。誰もがその美しさに魅了され、女性なら誰もがラエル様との結婚を夢見てしまう。
そんな方が、平凡...いや、かなり地味で目立たない伯爵令嬢である私の婚約者だなんて一体誰が信じるでしょうか。
...正直私も信じていません。
ラエル様が、私を溺愛しているなんて。
きっと、きっと、夢に違いありません。
お読みいただきありがとうございます。短編のつもりで書き始めましたが、意外と話が増えて長編に変更し、無事完結しました(*´-`)
図書館でうたた寝してたらいつの間にか王子と結婚することになりました
鳥花風星
恋愛
限られた人間しか入ることのできない王立図書館中枢部で司書として働く公爵令嬢ベル・シュパルツがお気に入りの場所で昼寝をしていると、目の前に見知らぬ男性がいた。
素性のわからないその男性は、たびたびベルの元を訪れてベルとたわいもない話をしていく。本を貸したりお茶を飲んだり、ありきたりな日々を何度か共に過ごしていたとある日、その男性から期間限定の婚約者になってほしいと懇願される。
とりあえず婚約を受けてはみたものの、その相手は実はこの国の第二王子、アーロンだった。
「俺は欲しいと思ったら何としてでも絶対に手に入れる人間なんだ」
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
うっかり結婚を承諾したら……。
翠月 瑠々奈
恋愛
「結婚しようよ」
なんて軽い言葉で誘われて、承諾することに。
相手は女避けにちょうどいいみたいだし、私は煩わしいことからの解放される。
白い結婚になるなら、思う存分魔導の勉強ができると喜んだものの……。
実際は思った感じではなくて──?
伯爵家の箱入り娘は婚儀のまえに逃亡したい
瑞原唯子
恋愛
だから、きっと、恋を知らないままでよかった。
伯爵令嬢のシャーロットはもうすぐ顔も知らないおじさまと結婚する。だから最後にひとつだけわがままを叶えようと屋敷をこっそり抜け出した。そこで知り合ったのは王都の騎士団に所属するという青年で——。
---
本編完結しました。番外編も書きたかったエピソードはひとまず書き終わりましたが、気が向いたらまた何か書くかもしれません。リクエストなどありましたらお聞かせください。参考にさせていただきます。
とっていただく責任などありません
まめきち
恋愛
騎士団で働くヘイゼルは魔物の討伐の際に、
団長のセルフイスを庇い、魔法陣を踏んでしまう。
この魔法陣は男性が踏むと女性に転換するもので、女性のヘイゼルにはほとんど影響のない物だった。だか国からは保証金が出たので、騎士を辞め、念願の田舎暮らしをしようとしたが!?
ヘイゼルの事をずっと男性だと思っていたセルフイスは自分のせいでヘイゼルが職を失っただと思って来まい。
責任を取らなければとセルフイスから、
追いかけられる羽目に。
英雄の番が名乗るまで
長野 雪
恋愛
突然発生した魔物の大侵攻。西の果てから始まったそれは、いくつもの集落どころか国すら飲みこみ、世界中の国々が人種・宗教を越えて協力し、とうとう終息を迎えた。魔物の駆逐・殲滅に目覚ましい活躍を見せた5人は吟遊詩人によって「五英傑」と謳われ、これから彼らの活躍は英雄譚として広く知られていくのであろう。
大侵攻の終息を祝う宴の最中、己の番《つがい》の気配を感じた五英傑の一人、竜人フィルは見つけ出した途端、気を失ってしまった彼女に対し、番の誓約を行おうとするが失敗に終わる。番と己の寿命を等しくするため、何より番を手元に置き続けるためにフィルにとっては重要な誓約がどうして失敗したのか分からないものの、とにかく庇護したいフィルと、ぐいぐい溺愛モードに入ろうとする彼に一歩距離を置いてしまう番の女性との一進一退のおはなし。
※小説家になろうにも投稿
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる