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第1目標
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兄の突然の告白に面をくらった感じだったが、結婚は喜ばしい事だなぁと素直に思えた。
「おめでとう、お兄ちゃん」
「いや、まだ受かってないし、気が早すぎる」確かに…。ただ、姉が出来るかも知れないと思うと、より人見知りをなんとかしないといけないなと思った。
朝
今日は翔太君に、おはようと頑張って伝えようと思い、鏡に向かい練習をしてみた。
「おはよう、おはよう、おはよう…」ちゃんと言えるかな…。また不安が襲って来る。
「なに、おはようばかり言ってるんだ」目を細めて立っている兄を鏡越しでみる。
「お、お、お、おはよう」かなりの挙動不審だったんだろう、鏡に向かってる私の姿は。
「な、何?」焦りから声が吃る。「歯、磨きたいんだけど…」
「…どうぞ」
そそくさとその場から離れることにした。
学校に行こうにも、私の気持ちを表しているかのような土砂降り。
(はぁ、天気さえも味方してくれないんだなぁ)
憂鬱な気持ちのまま、学校に向かう。
学校の正門で一人の男子が周りをキョロキョロしながら誰かを待っているみたいだった。
「さとしん、何してんの?」…佐藤君だ。
「はぁ?えりちゃん待ってるに決まってるだろ?見てわからん?」
…最悪な事に私を待ってるみたいだ。まだ傘を差してるから顔を確認されなければ、やり過ごせそう。
「おかしいなぁ、いつもこの時間には来るのに…」
ストーカーですか…、時間まで調べないで欲しい、心から思った。
ただ、声が大きく、早めに分かったので対処できそうで良かった。
無事隣を通り過ぎる時、軽くつまずく。
「あっ」軽く声を出してしまった。
「ん?えりちゃんの声?」…声まで把握してるんですか、この人は…!?
マズい!と思い、足早にその場から逃げた。
はぁ…朝からドッと疲れが出た。まさか待ち構えているとは…。
そんなどんよりとした気持ちを吹き飛ばす明るい声がする。
「おはよ~、えりりん」「おはよ」
やっぱり綾が隣にいると安心感がある。
「さっき、正門にさとしんいたでしょ、大丈夫だった?また何かするかと思い、えりりんはもう教室だ、って言ったら、落胆していたよ」
「大丈夫だよ、待ち構えていたのはびっくりしたけど…」
「で、どう?言えそう?」
「分からないけど、頑張ってみるよ…」
教室にいけば、翔太君がいる。緊張から上手く歩けない。
どうやらまだ教室にいないみたいだ。ホッとする気持ちと頑張ろうとする気持ちでなんだかソワソワしてしまう。
そこに、翔太君がくる。
「おはよう、翔太君、朝からやっぱカッコ良いなぁ」男子が群がるように近づく。
「おはようございます」まだ周りに慣れてなく敬語で挨拶をしている。「いいって、敬語は~。同級生なんだし、気楽に行こうよ!」
少し困惑した顔になる翔太君。
あれだけいたらやっぱり言えそうに無いなぁ…
諦めようかな…そう思っていたら
「おはよう、中村さん」翔太君からの突然の挨拶。
自分からじゃなく、翔太君から。
(今、言わなかったらダメだ…)
「お、おはよう」
自分からじゃないが、最初の目標が達成できた瞬間だった。
「おめでとう、お兄ちゃん」
「いや、まだ受かってないし、気が早すぎる」確かに…。ただ、姉が出来るかも知れないと思うと、より人見知りをなんとかしないといけないなと思った。
朝
今日は翔太君に、おはようと頑張って伝えようと思い、鏡に向かい練習をしてみた。
「おはよう、おはよう、おはよう…」ちゃんと言えるかな…。また不安が襲って来る。
「なに、おはようばかり言ってるんだ」目を細めて立っている兄を鏡越しでみる。
「お、お、お、おはよう」かなりの挙動不審だったんだろう、鏡に向かってる私の姿は。
「な、何?」焦りから声が吃る。「歯、磨きたいんだけど…」
「…どうぞ」
そそくさとその場から離れることにした。
学校に行こうにも、私の気持ちを表しているかのような土砂降り。
(はぁ、天気さえも味方してくれないんだなぁ)
憂鬱な気持ちのまま、学校に向かう。
学校の正門で一人の男子が周りをキョロキョロしながら誰かを待っているみたいだった。
「さとしん、何してんの?」…佐藤君だ。
「はぁ?えりちゃん待ってるに決まってるだろ?見てわからん?」
…最悪な事に私を待ってるみたいだ。まだ傘を差してるから顔を確認されなければ、やり過ごせそう。
「おかしいなぁ、いつもこの時間には来るのに…」
ストーカーですか…、時間まで調べないで欲しい、心から思った。
ただ、声が大きく、早めに分かったので対処できそうで良かった。
無事隣を通り過ぎる時、軽くつまずく。
「あっ」軽く声を出してしまった。
「ん?えりちゃんの声?」…声まで把握してるんですか、この人は…!?
マズい!と思い、足早にその場から逃げた。
はぁ…朝からドッと疲れが出た。まさか待ち構えているとは…。
そんなどんよりとした気持ちを吹き飛ばす明るい声がする。
「おはよ~、えりりん」「おはよ」
やっぱり綾が隣にいると安心感がある。
「さっき、正門にさとしんいたでしょ、大丈夫だった?また何かするかと思い、えりりんはもう教室だ、って言ったら、落胆していたよ」
「大丈夫だよ、待ち構えていたのはびっくりしたけど…」
「で、どう?言えそう?」
「分からないけど、頑張ってみるよ…」
教室にいけば、翔太君がいる。緊張から上手く歩けない。
どうやらまだ教室にいないみたいだ。ホッとする気持ちと頑張ろうとする気持ちでなんだかソワソワしてしまう。
そこに、翔太君がくる。
「おはよう、翔太君、朝からやっぱカッコ良いなぁ」男子が群がるように近づく。
「おはようございます」まだ周りに慣れてなく敬語で挨拶をしている。「いいって、敬語は~。同級生なんだし、気楽に行こうよ!」
少し困惑した顔になる翔太君。
あれだけいたらやっぱり言えそうに無いなぁ…
諦めようかな…そう思っていたら
「おはよう、中村さん」翔太君からの突然の挨拶。
自分からじゃなく、翔太君から。
(今、言わなかったらダメだ…)
「お、おはよう」
自分からじゃないが、最初の目標が達成できた瞬間だった。
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