貴方に出会った幸せ〜人生初の恋〜

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楽しみより不安

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「さ、3人で、デート!?」
「そ、3人で。ダメ?」
「いや、あの、ダメというか3人で、って言うのは…何故ですか?」
2人じゃなく、3人と言うのが不思議だった。
それよりもこんなクラス内で堂々と誘わないで欲しいと強く思ってしまった。
また噂になってしまうんじゃないかと…。
「2人、じゃなくて?」
「だって、えりちゃん、俺と2人でデートしない?と言っても来ないでしょ?」

(はい、もちろん行きません) 

「それに、えりちゃんがすずしょーと2人で行ってるのを知ったら俺は、すずしょーと喧嘩するよ、多分。
いや、絶対するな、うん」

(想ってもらえるのは嬉しいけど、喧嘩は…)

「えりちゃんは俺と2人は嫌だ。俺はえりちゃんがすずしょーと2人で行くのが嫌だ。
だから、3人。納得した?」
納得も何も、何でこんな展開になったか全く分からなかった。

「中村さん、ごめん。昨日佐藤君と話して連絡先を渡すとか抜け駆けは許さんとか言われて」
…やっぱりバレていた。
「だから3人で1日いて、中村さんがどんな風にお互いの事を感じるか知りたいとなったからこんな風に…」
翔太君の説明で2人が考えて誘ってくれたのは嬉しかったけど、正直複雑であった。
この2人が一緒だと何かの拍子に喧嘩が始まるんじゃないかと…。
「もし良かったら中村さんの都合の良い日を教えて貰いたい、こっちは合わせるので」
「…わかりました」
ひょんな事からデートに誘われた、3人と言う構成で。
でも、これはデート、なんだろうか。

授業を受けながら
(早めのが良いのかな…。あまり先延ばしにすると良くないと思うし。それに由佳さんとの約束もあるし…) 

ウダウダしても仕方ないと思い
由佳さんを土曜日、2人のを日曜日にしようと決めた。
兄に
【土曜日なら大丈夫。時間は由佳さんに合わせる】とメールした。すぐに返事があり
【聞いてみて、すぐ連絡する】とあった。

昼休み、翔太君に日を伝えようと思い
「あの、翔太君。朝の返事ですけど日曜日なら大丈夫です。時間はそちらに合わせますので」
と伝えると、
「ありがとう。佐藤君にも伝えておくよ。楽しみにしてる」

(楽しみにしてる)

そんな風に言われ、日曜日が来るのが嬉しいような不安な様な感じがした。

帰り、いつもの様に綾と帰る。
しかし、後ろから佐藤君が走りながら近づいて来る。
こういう近寄り方は何かあるはずだと直感する。
「えりちゃ~ん、すずしょーから聞いたよ。日曜日だって!楽しみすぎる!絶対楽しませるからね!
あ~、早く日曜ならんかなぁ。」
楽しみにしてくれるのは良いけど、これだけテンションが高いとかえって不安のが強い…。
「何?えりりん、さとしんと出かけるの?辞めときなって。絶対なんか企んでるよ!?」
「はぁ?企んでねぇし、それにすずしょーも一緒だ」
「そうなの?」
「うん…」
綾にはちゃんと言った方が、と思い説明した。
「ふ~ん、なるほどね。事情は分かったけど
さとしん!もし、えりりんになんかしたら親とか学校に言うからね!」
「へいへい、しませんよ。お邪魔虫はバイトでもしてな」
(…………やっぱり不安だ)
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