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昔の自分との決別
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「髪を、ですか?」
「そう、今モニターになってくれる人を探していて良かったら衣里ちゃん、どうかなと思って。
もちろんお金は要らないよ。でもちょっと宣伝の為に写真とか撮らせて貰えたら嬉しいけど、どうかな?」
写真…。最近それで色々あったから躊躇してしまう気持ちが生まれたが、これからの仲を考えたら受けた方が良いかなと考えた。
それに、由佳さんみたいにアレンジとか出来たら翔太君はどう思うか知りたいな、と。
「はい、大丈夫です、宜しくお願いします」
「良かった、ありがとう!じゃあ明日15時にお店に来てもらえる?場所はココだから。わからなかったら連絡してね」
連絡用に、との事で由佳さんの番号を教えて貰った。
教えて貰った場所は最寄り駅から電車で2駅目のすぐ近くだった。
「じゃあ、明日はお出かけ出来なかったけど、お店で待ってるね、本当にありがとう」
「こちらこそ宜しくお願いします」
明日は急な展開だったが、少しずつでも人見知りの性格を治せたらと思う。
それに、これからもっと仲良くなれたらいいなと。
「話は終わったのか?」
「えぇ、引き受けてくれて嬉しい、楽しみよ。じゃあまた明日ね、衣里ちゃん」
「はい、お願いします」
「で、話ってなんだったんだ?」
「カットのモニター。写真も撮るみたいだけど…」
「ふ~ん、写真ね~」
「な、何?」
「いや、お前は写真とかあまり撮られたくない方だったし、よく受けたなぁって、宣伝なら尚更だからな」
確かに…宣伝と言う事は周りにも見られてしまう。
もし見られたくない人に見られたら、後でなんて言われるか……それでも
「将来お姉さんになる人の頼みだから受けたの?悪い?」
「…」
何も言わなかったけど兄は嬉しかったみたいだ。私がちゃんと考えていてくれた事に。
翌日、お姉さんの店に向かう。
知ってる人に髪を切ってもらうのはなんだか恥ずかしい感じもするが、色々話もしてみたいと思ってる。
なんで兄と付き合ったのか、それに今の仕事を選んだのか…等。
それに同性だから分かる考えや気持ちを聞いてみたい。
(ココかな…)
店の前をウロウロしていたら
「衣里ちゃん、ありがとう。来てくれて。さ、中に入って」
店内は明るく、インテリアや小物にも凝った作りになっており、居るだけで楽しめそうな雰囲気だった。
「わぁ、オシャレですね」
「ありがとう、こっちに座って」
店の奥から男性店員がやって来て
「うわ、なんすか、この可愛い子は!由佳さんの客ですか?いいなぁ、自分担当させてくださいよ」
「妹になる予定の人だから、私しか担当したらダメ」
「あ~、由佳さんが結婚する人の妹さんなんですね。でも、いいなぁ、こんな子と付き合いたいすよ」
…雰囲気が佐藤君みたいで笑ってしまった。
「あ、笑うともっと可愛い!由佳さん、マジで担当…」
「あっちお願い」
そういいながらシャンプー待ちのお客を指差す。
「うす…」
「ごめんね、彼、あんな調子だからウザいでしょ?」
「いえ、学校にも似た人がいるのでつい…」
「へぇ~、じゃあ今みたいに寄ってくる?」
「…走りながら来ますよ」
「あはは、走りながらってよっぽど衣里ちゃんが好きなのね。その人とは付き合ったりとか?」
「無いです!絶対無いです!」
必死に否定する私をみる由佳さんは、優しく微笑んでくれていた。
一通り髪を梳かしてから
「じゃあカットして行こうか。衣里ちゃんは長さは変えたい?それとも今くらいが良い?」
今の私は胸の辺りまで、後ろは背中の真ん中辺りまでの長さで、昔からこれくらいにしていた。
「私の意見言わせて貰えたら、衣里ちゃん、肩くらいまでの長さにして、毛先を巻いてみたら大人っぽくなるけど、どうかな…?」
大人っぽく…そうしたら気に入ってくれるかな、翔太君。それに少しでも今の自分を変えたいなと思ったので由佳さんの意見を受け入れた。
「そう、今モニターになってくれる人を探していて良かったら衣里ちゃん、どうかなと思って。
もちろんお金は要らないよ。でもちょっと宣伝の為に写真とか撮らせて貰えたら嬉しいけど、どうかな?」
写真…。最近それで色々あったから躊躇してしまう気持ちが生まれたが、これからの仲を考えたら受けた方が良いかなと考えた。
それに、由佳さんみたいにアレンジとか出来たら翔太君はどう思うか知りたいな、と。
「はい、大丈夫です、宜しくお願いします」
「良かった、ありがとう!じゃあ明日15時にお店に来てもらえる?場所はココだから。わからなかったら連絡してね」
連絡用に、との事で由佳さんの番号を教えて貰った。
教えて貰った場所は最寄り駅から電車で2駅目のすぐ近くだった。
「じゃあ、明日はお出かけ出来なかったけど、お店で待ってるね、本当にありがとう」
「こちらこそ宜しくお願いします」
明日は急な展開だったが、少しずつでも人見知りの性格を治せたらと思う。
それに、これからもっと仲良くなれたらいいなと。
「話は終わったのか?」
「えぇ、引き受けてくれて嬉しい、楽しみよ。じゃあまた明日ね、衣里ちゃん」
「はい、お願いします」
「で、話ってなんだったんだ?」
「カットのモニター。写真も撮るみたいだけど…」
「ふ~ん、写真ね~」
「な、何?」
「いや、お前は写真とかあまり撮られたくない方だったし、よく受けたなぁって、宣伝なら尚更だからな」
確かに…宣伝と言う事は周りにも見られてしまう。
もし見られたくない人に見られたら、後でなんて言われるか……それでも
「将来お姉さんになる人の頼みだから受けたの?悪い?」
「…」
何も言わなかったけど兄は嬉しかったみたいだ。私がちゃんと考えていてくれた事に。
翌日、お姉さんの店に向かう。
知ってる人に髪を切ってもらうのはなんだか恥ずかしい感じもするが、色々話もしてみたいと思ってる。
なんで兄と付き合ったのか、それに今の仕事を選んだのか…等。
それに同性だから分かる考えや気持ちを聞いてみたい。
(ココかな…)
店の前をウロウロしていたら
「衣里ちゃん、ありがとう。来てくれて。さ、中に入って」
店内は明るく、インテリアや小物にも凝った作りになっており、居るだけで楽しめそうな雰囲気だった。
「わぁ、オシャレですね」
「ありがとう、こっちに座って」
店の奥から男性店員がやって来て
「うわ、なんすか、この可愛い子は!由佳さんの客ですか?いいなぁ、自分担当させてくださいよ」
「妹になる予定の人だから、私しか担当したらダメ」
「あ~、由佳さんが結婚する人の妹さんなんですね。でも、いいなぁ、こんな子と付き合いたいすよ」
…雰囲気が佐藤君みたいで笑ってしまった。
「あ、笑うともっと可愛い!由佳さん、マジで担当…」
「あっちお願い」
そういいながらシャンプー待ちのお客を指差す。
「うす…」
「ごめんね、彼、あんな調子だからウザいでしょ?」
「いえ、学校にも似た人がいるのでつい…」
「へぇ~、じゃあ今みたいに寄ってくる?」
「…走りながら来ますよ」
「あはは、走りながらってよっぽど衣里ちゃんが好きなのね。その人とは付き合ったりとか?」
「無いです!絶対無いです!」
必死に否定する私をみる由佳さんは、優しく微笑んでくれていた。
一通り髪を梳かしてから
「じゃあカットして行こうか。衣里ちゃんは長さは変えたい?それとも今くらいが良い?」
今の私は胸の辺りまで、後ろは背中の真ん中辺りまでの長さで、昔からこれくらいにしていた。
「私の意見言わせて貰えたら、衣里ちゃん、肩くらいまでの長さにして、毛先を巻いてみたら大人っぽくなるけど、どうかな…?」
大人っぽく…そうしたら気に入ってくれるかな、翔太君。それに少しでも今の自分を変えたいなと思ったので由佳さんの意見を受け入れた。
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