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修学旅行 二日目⑤
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「え…帰した?」
「あぁ、これ以上はダメだと判断した。親にも連絡したからな」
「かわいそうです…」
「何故だ?」
「それは…言えません…。私からいったら良くないと思うので」
本音は藤原さんがいなくなって良かったと思ってるけど、複雑だった。
最後までいて、ちゃんと告白させてあげたいとも思った。
私と藤原さんはこれで修学旅行は終わりになる…。
「あの、少し一人にさせてもらえますか?」
「あぁ、そうだな」
担任達と翔太君が病室を出て行く…が、翔太君だけが振り返り、こちらに戻ってきた。
「どうかしたの?」
「ごめん…ちゃんと動けば良かった…」
「そんな…あの場面じゃ急には無理だよ、だから謝らないで」
「怪我もして、それで修学旅行も終わりになるし…」
「じゃあ…治ったらデートしてくれませんか?」
「もちろん!約束だよ」
私と翔太君、今回はこれで離れちゃうけど、また二人で会える約束ができ、それだけが私の支えになる。
「じゃあ、ゆっくりしてね」
「あ…」
「ん?どうかした?」
「手、繋いで欲しい…」
笑顔で私の右手を繋いでくれた。頭が痛くあまり力を入れる事が出来なかったが、翔太君がギュッと握ってくれ、心が暖かくなった。
この手の暖かさをずっと感じていたい…。
「もう少し…いて欲しい…」
「うん…」
私は繋いだ暖かさに包まれて目を閉じた。
「ん…」
目を覚ましたら翔太君は病室には居なかった。
藤原さんとのイザコザからどれくらい経ったんだろう…。
窓の外はだいぶ暗くなってきており、修学旅行の終わりが近づいている。
藤原さんみたいに告白したりする人もいるかもしれない、またはこれを機に仲良くなったり嫌ったりするかも知れない。
修学旅行って色んなきっかけを作るイベント。
私は…。
コンコンッ
「はい」
「大丈夫か?中村」
「まだちょっと痛みはありますが、なんとか….」
「救急車呼んだ時に親にも連絡して夜にはくると言っていたからそろそろ…」
「衣里!」
「お母さん…ごめん」
「あんたって子は!何をしたらこうなるの!やっぱりイジメられていたんでしょ!ちゃんといいなさ
い!」
「まぁまぁ…病人ですし、それに周りの人にも配慮を…」
来ては周りにお構いなしに怒鳴りつける。
それに決めつけたみたいにイジメと…。
母の怒れる感情を見たらなんだかウンザリしてしまった。
母は担任に連れられて病室を出た。
医師に状態などを聞きにいったんだろうなと思った。
それよりも、私の高校最後の思い出がこんな形で終わるのが悲しかった。
私にもっと勇気があれば違った結果だったかもしれない。でもそれは後の祭り。
不意に携帯が鳴る。
鞄を近くに置いていてくれたみたいだけど、体が起こせず、なかなか取れない…。
「もう!」ってなり、無理矢理痛い体を捻って取った。
「あぁ、これ以上はダメだと判断した。親にも連絡したからな」
「かわいそうです…」
「何故だ?」
「それは…言えません…。私からいったら良くないと思うので」
本音は藤原さんがいなくなって良かったと思ってるけど、複雑だった。
最後までいて、ちゃんと告白させてあげたいとも思った。
私と藤原さんはこれで修学旅行は終わりになる…。
「あの、少し一人にさせてもらえますか?」
「あぁ、そうだな」
担任達と翔太君が病室を出て行く…が、翔太君だけが振り返り、こちらに戻ってきた。
「どうかしたの?」
「ごめん…ちゃんと動けば良かった…」
「そんな…あの場面じゃ急には無理だよ、だから謝らないで」
「怪我もして、それで修学旅行も終わりになるし…」
「じゃあ…治ったらデートしてくれませんか?」
「もちろん!約束だよ」
私と翔太君、今回はこれで離れちゃうけど、また二人で会える約束ができ、それだけが私の支えになる。
「じゃあ、ゆっくりしてね」
「あ…」
「ん?どうかした?」
「手、繋いで欲しい…」
笑顔で私の右手を繋いでくれた。頭が痛くあまり力を入れる事が出来なかったが、翔太君がギュッと握ってくれ、心が暖かくなった。
この手の暖かさをずっと感じていたい…。
「もう少し…いて欲しい…」
「うん…」
私は繋いだ暖かさに包まれて目を閉じた。
「ん…」
目を覚ましたら翔太君は病室には居なかった。
藤原さんとのイザコザからどれくらい経ったんだろう…。
窓の外はだいぶ暗くなってきており、修学旅行の終わりが近づいている。
藤原さんみたいに告白したりする人もいるかもしれない、またはこれを機に仲良くなったり嫌ったりするかも知れない。
修学旅行って色んなきっかけを作るイベント。
私は…。
コンコンッ
「はい」
「大丈夫か?中村」
「まだちょっと痛みはありますが、なんとか….」
「救急車呼んだ時に親にも連絡して夜にはくると言っていたからそろそろ…」
「衣里!」
「お母さん…ごめん」
「あんたって子は!何をしたらこうなるの!やっぱりイジメられていたんでしょ!ちゃんといいなさ
い!」
「まぁまぁ…病人ですし、それに周りの人にも配慮を…」
来ては周りにお構いなしに怒鳴りつける。
それに決めつけたみたいにイジメと…。
母の怒れる感情を見たらなんだかウンザリしてしまった。
母は担任に連れられて病室を出た。
医師に状態などを聞きにいったんだろうなと思った。
それよりも、私の高校最後の思い出がこんな形で終わるのが悲しかった。
私にもっと勇気があれば違った結果だったかもしれない。でもそれは後の祭り。
不意に携帯が鳴る。
鞄を近くに置いていてくれたみたいだけど、体が起こせず、なかなか取れない…。
「もう!」ってなり、無理矢理痛い体を捻って取った。
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