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台風が去った後の街は物が散乱し、その後片付けに追われつつあったある日の夜。
机に向かい勉強をする僕の元に1通のメッセージが届いた。
僕の携帯に登録されている人物はかなり少ない。
母や彼女、そして祐介。
高校生にしては少なすぎる!と言われかねないが、あまり人付き合いが得意ではない僕はその事を変に思ったこともないし、なにより勉強する上で好都合と思ってしまうくらいだ。
そんな数少ない中から送ってきたのは祐介だった。
【よう!久しぶりだな。お前のことだから勉強ばかりしているんだろ?来年には受験もあるし、出かけるなら今しかない!と思って連絡した】
正直、鳴った瞬間は彼女からだと思い、すぐに椅子を引き、手に取ったくらいだ。
でも来たメッセージを見て、スッと感情を引き戻してしまった。
【こちらこそ久しぶり。
言われなくても勉強してるよ。そっちは高校生活はどう?】
祐介は自身が望んだ(?)高校へ進学したようで、そこで出来た友人との写真を送ってきてくれた。
その中には女性とのツーショット写真もあり、彼女だ!と強調してくる。
ショートボブで少し茶髪がかった女性。
その容姿を見た時、少しだけドキッとした。
中学の時に見た彼女に似ていたから…。
それと同時に一緒に帰ったあの日、急に話題に上げたことに合点がいった。
そうか…彼のタイプだったんだ、と。
頭をくっつけ笑い合うその光景は、とてもお似合いで幸せそうだ。
【おめでとう、君ならいつかそんな日が来ると思っていたよ】
祝福のメッセージを送ると、すぐに返信があった。
そこには『三原と上手くやれよ』とあったので、返信を渋っていると今度は通話をしてきた。
「もしもし?」
「よう。……返ってこないってことは図星だな。
俺はあいつがいま何してるか知らないが、お前なら知ってるだろ?
それに、お前。三原のこと目で追ってるぞ」
「そんな事ない」
「いいや、嘘だ。俺を舐めるなよ。
これでも友達になった奴のことはしっかり見てるつもりだ。
翔吾、お前も男を見せる時は必ずある。……それが今じゃないか??」
「……」
「遊びに誘うのは止めだ。三原をデートにでも誘え!じゃあな」
通話を切られた後も僕は携帯から流れるツーツー…という機械音を聞いていた。
言葉は違えど、母と祐介から同じ事を言われた。
僕だって彼女を嫌いなわけじゃない。
それに彼女は言ったんだ、返事はしなくて良い、と。
僕らはいま、夢に向かって歩んでいるから妨げになる事を選ぶべきじゃないし、望む道はこちらではない。
それなのに頭の中では両者の言葉が繰り返される。
そんな中、メッセージが届く。
【結果、出たよ】
短い一文の通知を目にした瞬間すぐに開いた。
そこには合否に関する事は一切書かれておらず、その代わりに会って話したいとだけ書かれており、僕はそれが意味する事を直感的に察してしまった。
良い結果ではないんだろうな、と。
机に向かい勉強をする僕の元に1通のメッセージが届いた。
僕の携帯に登録されている人物はかなり少ない。
母や彼女、そして祐介。
高校生にしては少なすぎる!と言われかねないが、あまり人付き合いが得意ではない僕はその事を変に思ったこともないし、なにより勉強する上で好都合と思ってしまうくらいだ。
そんな数少ない中から送ってきたのは祐介だった。
【よう!久しぶりだな。お前のことだから勉強ばかりしているんだろ?来年には受験もあるし、出かけるなら今しかない!と思って連絡した】
正直、鳴った瞬間は彼女からだと思い、すぐに椅子を引き、手に取ったくらいだ。
でも来たメッセージを見て、スッと感情を引き戻してしまった。
【こちらこそ久しぶり。
言われなくても勉強してるよ。そっちは高校生活はどう?】
祐介は自身が望んだ(?)高校へ進学したようで、そこで出来た友人との写真を送ってきてくれた。
その中には女性とのツーショット写真もあり、彼女だ!と強調してくる。
ショートボブで少し茶髪がかった女性。
その容姿を見た時、少しだけドキッとした。
中学の時に見た彼女に似ていたから…。
それと同時に一緒に帰ったあの日、急に話題に上げたことに合点がいった。
そうか…彼のタイプだったんだ、と。
頭をくっつけ笑い合うその光景は、とてもお似合いで幸せそうだ。
【おめでとう、君ならいつかそんな日が来ると思っていたよ】
祝福のメッセージを送ると、すぐに返信があった。
そこには『三原と上手くやれよ』とあったので、返信を渋っていると今度は通話をしてきた。
「もしもし?」
「よう。……返ってこないってことは図星だな。
俺はあいつがいま何してるか知らないが、お前なら知ってるだろ?
それに、お前。三原のこと目で追ってるぞ」
「そんな事ない」
「いいや、嘘だ。俺を舐めるなよ。
これでも友達になった奴のことはしっかり見てるつもりだ。
翔吾、お前も男を見せる時は必ずある。……それが今じゃないか??」
「……」
「遊びに誘うのは止めだ。三原をデートにでも誘え!じゃあな」
通話を切られた後も僕は携帯から流れるツーツー…という機械音を聞いていた。
言葉は違えど、母と祐介から同じ事を言われた。
僕だって彼女を嫌いなわけじゃない。
それに彼女は言ったんだ、返事はしなくて良い、と。
僕らはいま、夢に向かって歩んでいるから妨げになる事を選ぶべきじゃないし、望む道はこちらではない。
それなのに頭の中では両者の言葉が繰り返される。
そんな中、メッセージが届く。
【結果、出たよ】
短い一文の通知を目にした瞬間すぐに開いた。
そこには合否に関する事は一切書かれておらず、その代わりに会って話したいとだけ書かれており、僕はそれが意味する事を直感的に察してしまった。
良い結果ではないんだろうな、と。
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