皇帝陛下!私はただの専属給仕です!

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宮廷専属給仕②

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翌朝

いよいよ、私の宮廷給仕が始まる。
「おはようございます」
「あぁ…」
…朝は陛下は弱いんだろうか、反応が鈍い。私も弱いが、今日から始まるので寝坊だけは避けようと寝たり起きたりを繰り返したので眠い。
気を抜くとあくびが出そうなのを必死に足をつねり耐える。
「何からしたらよいですか?」
「…し」
「は?」
「朝飯だ。早く持って来い」
「はい」
ってちゃんと言えっての…朝弱いとは言え、傲慢さは変わらずなんだなぁ。

「おはようございます。ミク専属長、陛下が朝食欲しいそうですが、どこに行けば」
「おはよう、マール。じゃあ、こっちに来なさい。朝早いけど、大丈夫かしら?」
「なんとか…」
ダメだ、陛下の前以外ではあくびが出そうに…

ファァ…  
 
ヤバっ、つい気を抜けてしまった…
「…陛下の前ではやめなさいね」
「はい…すみません」
ついて行き辿り着いたのは…これまた広い厨房。
中には給仕が10人程、専属給仕だと給仕より人は少ないんだなぁって思った。
その分、1人の担当が明確と言うか…。

「サラ、こちらマールよ、陛下に付いてます」
サラさん…どことなくソフィアの様な雰囲気があるかも、あまり人を受け付けないと言うか…
髪は長く、前髪を上げ止める赤いカチューシャが印象的だ。
「そうですか、料理は出来てます、どうぞ」

お盆にご飯に肉、汁物、そしてデザート。
このデザートは…リンゴ?
でもリンゴは確かあまり好きじゃないような…焼きすぎるくらいにしろって言っていたけど、あれはアップルパイ限定の話?
「あの…リンゴは陛下は…」
生意気にも口を聞いてしまった。
「は?陛下は好きです。持っていって」

「マール、早く持って行きなさい。陛下がお待ちしてます」
「はい…」

いきなり口答えして、失礼だったかも…。


「陛下、おまたせしました」
「遅い、何処をほっついていたんだ」
「すみません…」

私はお盆置いたら後ろに下がり、陛下の食べるのをみていた。
そして…リンゴに手を伸ばす。
そのまま食べるのかな…?と観察してしまった。

シャリシャリ…

あれ、普通に食べた…やっぱりこだわりが強い。

「なんだ?人の顔を見て」
「いえ…」

思わず目を背けてしまった。
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