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宮廷専属給仕③
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「マール」
「はいっ」
「お茶はないのか?」
なんだ、ドキッとして損したよ。
お茶くらい自分でしなさいって感じだよ…。
「はい!どうぞ!」
「…なんだ。じっとして。終わったが?」
「はいはい。分かりましたよ」
もう!給仕と言うより奥さんみたいな感じじゃん!
1人で何も出来ないの?
だから仕えた人とか辞めたりしちゃうんじゃない?
ミク専属長とか、よく出来るよ。顔色変えずに!
配膳を持ち、不貞腐れてしまう。
毎日これが続くと思うと、宮廷入る前に断るのが良かったなぁって後悔してしまう。
「サラさん、陛下の配膳、ここでいいですか?」
「違う、あっち」
なによ、いい方が本当にソフィアみたい。好きになれそうに無いなぁ。
「配膳、ここでいいですか?」
「お疲れ様、そこでいいわ」
サラさんと全然違う…こういう人が普通だと思うんだけどなぁ…。
さて、陛下に付くと言ったけど、このあとは何をしたら?
「ミク専属長、陛下の朝食終わりましたが、これから何をしたら…?」
「そうね、基本的に陛下に付くとなったら陛下の側で待機していなさい」
「分かりました」
陛下の側で待機…なんか息が詰まりそう。
あれ?居ない…?どこだろう。
とりあえず…仕事部屋、かな。
「あれ?マール、どうしたの?」
「ミーネ!いやー、陛下探してるけど、知らない?って何してるの?」
「何って…掃除だよ。陛下ならさっき仕事部屋に入って行ったよ。早く行かないと怒られちゃうかもしれないよ…」
「そうだ!じゃあまたね」
ヤバいヤバい、また怒られるのは面倒。
「失礼します…」
ゆっくり扉を開け、中の様子を伺いながら入ると
陛下とクラークスさんがいた。
「おい、お前は俺に付くはずだが、もういないとは…」
「やはり貴様には陛下の給仕は無理だ。陛下、一刻も早く処分をしてもらわないと…」
はぁ…すぐギャーギャーいうなぁ、頑固じじい。
なんでこんなタイミングでいるの?
執事…だからかもしれないけど、最近見なかったから良かったのになぁ…。
「陛下!」
「まぁ、ギャーギャーいうな、クラークス。最初だ、今回だけ目をつぶれ」
「しかし!」
「失礼いたします」
ミク専属長だ。
「クラークスさん、少しお話が…」
「くっ、なんだ!?」
「いえ、ここでは…」
ミク専属長に連れられ、部屋を出て行った。
「はいっ」
「お茶はないのか?」
なんだ、ドキッとして損したよ。
お茶くらい自分でしなさいって感じだよ…。
「はい!どうぞ!」
「…なんだ。じっとして。終わったが?」
「はいはい。分かりましたよ」
もう!給仕と言うより奥さんみたいな感じじゃん!
1人で何も出来ないの?
だから仕えた人とか辞めたりしちゃうんじゃない?
ミク専属長とか、よく出来るよ。顔色変えずに!
配膳を持ち、不貞腐れてしまう。
毎日これが続くと思うと、宮廷入る前に断るのが良かったなぁって後悔してしまう。
「サラさん、陛下の配膳、ここでいいですか?」
「違う、あっち」
なによ、いい方が本当にソフィアみたい。好きになれそうに無いなぁ。
「配膳、ここでいいですか?」
「お疲れ様、そこでいいわ」
サラさんと全然違う…こういう人が普通だと思うんだけどなぁ…。
さて、陛下に付くと言ったけど、このあとは何をしたら?
「ミク専属長、陛下の朝食終わりましたが、これから何をしたら…?」
「そうね、基本的に陛下に付くとなったら陛下の側で待機していなさい」
「分かりました」
陛下の側で待機…なんか息が詰まりそう。
あれ?居ない…?どこだろう。
とりあえず…仕事部屋、かな。
「あれ?マール、どうしたの?」
「ミーネ!いやー、陛下探してるけど、知らない?って何してるの?」
「何って…掃除だよ。陛下ならさっき仕事部屋に入って行ったよ。早く行かないと怒られちゃうかもしれないよ…」
「そうだ!じゃあまたね」
ヤバいヤバい、また怒られるのは面倒。
「失礼します…」
ゆっくり扉を開け、中の様子を伺いながら入ると
陛下とクラークスさんがいた。
「おい、お前は俺に付くはずだが、もういないとは…」
「やはり貴様には陛下の給仕は無理だ。陛下、一刻も早く処分をしてもらわないと…」
はぁ…すぐギャーギャーいうなぁ、頑固じじい。
なんでこんなタイミングでいるの?
執事…だからかもしれないけど、最近見なかったから良かったのになぁ…。
「陛下!」
「まぁ、ギャーギャーいうな、クラークス。最初だ、今回だけ目をつぶれ」
「しかし!」
「失礼いたします」
ミク専属長だ。
「クラークスさん、少しお話が…」
「くっ、なんだ!?」
「いえ、ここでは…」
ミク専属長に連れられ、部屋を出て行った。
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