皇帝陛下!私はただの専属給仕です!

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一夜明けての意識

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朝起きると陛下が隣にいる。
こんな光景はなんだか不思議だった。
でも考えてみたら昨日あんなことをした後なんだから普通な状況である。
陛下が寝てる姿をマジマジと見るのは照れるが、少しだけ隣で寝てみようと思い、ベットに潜り込んだ。
横を向くとすぐそこでスースーと寝息を立て、寝てる陛下がいる。
ボッと血が沸騰するみたいに体温が急上昇していき、呼吸が乱れる。

「ん…」
陛下が起きそうだ…どうしよう。このまま横で寝てるのが分かったらなんか言われそうだ。
いや…なんで言われないといけないんだろうかと思った。昨日手を出した時点で私に横で寝てるのを咎める権利は無いのだから…。
むしろこっちから起こしてしまえといたずら心が生まれてきた。どうする、やる?やらない?

ギュッ

思いっきり鼻をつまんでみた。
「んんっ?」って息がしづらそうな声を出してくるが、起きず…。
さすがに今日の予定もあるから揺すり起こすことにした。
「陛下!朝ですよ!今日の…」
言いかけた瞬間に寝ぼけているのか抱きついてきた。
バシッと顔を叩いて起こした。

「いってぇな、誰だ!」
「私です、目覚めましたか?」
 
相手が私だったからか、あぁ…としか言ってこなかった。
寝ぼけるのもいいですが、陛下の仕事が迫ってる旨を伝え、私は部屋を出てミク専属長達と合流した。

多分ミク専属長は私と陛下の仲に気づいている。
私の分かりやすい性格と陛下の態度で。
ただ、周りには何も言わずに給仕として弁えている部分には頭が上がらない。

「ミク、準備はいいか?アリスは?」
「アリス様はもう朝食をとられましたよ、皇帝様はいかがですか?」
「あぁ、貰おうか」

持ってきた遠征用の食事からパンとハム、チーズにコーヒーを用意し、陛下に手渡している。

食べる姿を昨日、私は陛下と…って目をしながら見てしまう。
多分そんな目だとバレバレだ。
でも意識がそこにしかいかない…。
頭をブンブン降り意識を飛ばそうとする姿を今度は陛下に見られ「何してる、馬鹿か?」と怒られた。

食事も終え、ハインリヒ皇帝達に挨拶を済ませ、今回の遠征もう一つの国に向かい、チャチャッと用事を済ませ、リーネ国に戻った。
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