天啓の海

コロコロで療養のエリザベス女王とウィリアム王子を治療して、英国王室のエンブレムと英国王室御用達を自由に名乗れることになった。

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一泊をしてからアンコールトム近くの湖畔にある別宅にやってきた。今日は土曜日なので王様達が到着するとすぐに子供3人がやってきた。

長男[おじさんたちいらっしゃいませ。]それと同時にいつものように奥さんが村長と役員を呼びに行った。

村長[どうもいらっしゃいませ。おかげさまで王様が造られた”アンコールワット・トム伝統医学薬膳カレーは評判が良くたくさん売れていますので、多くの村民たちの雇用に貢献をしています。

それと雑貨店をシュムリアップのスーパーマーケットと同じ値段にしてくださり、とても便利に利用をさせていただいています。村で取れました野菜ですがどうぞ利用してください。]

[ありがとう。早速料理に利用させていただきます。]

子供たちはお菓子の詰め合わせの袋を配って、桟橋で食べながら遊んでいる。
[昼飯はその薬膳カレーだそうだよ。船で一回りしてくるか。]

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40分ぐらい湖上を走ってから昼食になったが、牛肉のカレーである。もちろん隣家の親父は漁でいないが他は全員が参加である。娘[カレーはいつでもおいしいです。]

次男[ボクもカレーは好きですけれど、このカレーは身体によさそうな成分が多く入っているのが感覚でわかります。]すず[なかなか鋭いぞ。]

奥[今は80人の採用ですけれど、そのうち350人ぐらいになるだろうと工場長さんが言っているそうです。

それくらいの採用ですと10数か所の村から来るようになり、貴重な現金収入ですのでとても喜ぶと思いますよ。]

食事が終わってスタッフと子供たちは隣家の子供たちと一緒に、船でいつものポイントで釣りである。

志野は部屋で休憩で。王様は桟橋でウキを見ながらの釣りであるが、釣果は目的でなくウキを見ているのがストレスが取れるようである。

つかの間の休息に関わらず夏見の王様に英国のマーガレット王女から連絡があった。

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なんでもチャールズ皇太子が2回目のコロコロウィルスにかかり、エリザベス女王が在位70週記念の行事で体調を壊しているので治療をお願いしたいということである。

スタッフと子供たちはすでに釣りから帰っている。

すず[頼りにされて邪険にしたらカドが立ちますし、行かなければなりませんね。昴王子たちもご一緒して、向こうの王子達と交流を図ったらいかがですか。]

[そうしたいが向こうの方が格上なので、向こうの意向に任せるだけかな。連れては行くけどな。今日泊まって、明日の5時に出発でよろしく。]

すず[呼びつけておいて、まさか手ぶらで帰すわけないですよね。]

[はっはっはっ。まあ、普通はそのような考えだけど何といっても世界の王族の総元締めのようなところだから、おおめに見るのも必要かもしれんぞ。]

サスケ[ボランティアの協力ぐらいはさせますか。断る理由もないと思いますので。]

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サスケ[女王の協力が得られれば全く重みが違ってきます。実際はマーガレット王女の代行でいいのです。][そうだな。マーガレット王女に話してみるわ。]

時間になったので隣家との屋外バーベキューになった。親父[旦那さんのカレー工場のおかげで、人並みの生活ができるって喜んでいる人が多いですよ。

貧乏部落って他からバカにされていましたからね。私んとこは違いますけれど昔の王家につながっていたという人が多くて、プライドだけは持っていますからね。

でも伝統医学のカレーなんて、身体によさそうな名前ですね。確かに昔はそのようなお医者さんはいましたけれど、現代医学とあまりにも差がありますのでいなくなってしまいました。

大学で研究をしているところはあるようですけれど。][明日香は伝統医学が主流なので、たぶんそこの研究者からも話を聞いて総合的に名前にふさわしいカレーを作り上げたのだと思うよ。]

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親父[旦那さんが来てから村の暮らしが大きく変わってきましたので、もう少しお金ができてきたら全村がまとまってきちっとした連合体の組織を作ろうという話も出ています。]

[それはいいことだ。構想がまとまったら協力してもいいぞ。連合体の会長と副会長それに事務長も決めなければいけんわな。村から町になり町長で村長は区長ということになる。]

親父[中学校までは何とかあるんですけれど高校は遠くにあり通えません。何とか小さくても高校は作りたいのですが、お金のない国ですので中学以上は支援がありません。

でも1学年で80人ぐらいのものを3学年でやりたいです。][なるほど。計画ができたら持ってきなさい。妥当な物だったら私が作りますよ。]

[それはありがたいです。早速各村の役員を呼んで相談をしてみます。][学校はサスケさんの所のNGOユリで良かったですかね。]サスケ[お寺や公共のものでしたら結構ですよ。]

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[親父さん支援組織のこちらのサスケさんが会長のNGOユリが、支援をしますので心配ありませんよ。

このNGOユリはバングラデシュのロヒンギャを元のミャンマーの地に戻して英国から勲章をもらっています。]

親父[そりゃぁ心強いや。旦那さんは奥深い人だと思っていましたけど、やっぱりただものではありませんね。娘も出来たらここの高校に通わせたいです。

すみませんけれど村長さんの所に行ってきます。失礼します。]奥[充分にいただきましたので私達もこのへんで失礼をさせていただきます。]

サスケ[ついでで申し訳ないのですが現在のNGOユリの口座には28兆5千億円が入金されています。

西大陸の比叡山延暦寺で400か所の堂塔伽藍を建ててその後のランニングコストの援助もしていましたが、観光客が増えましてお賽銭や宿坊からのコミッションそれにグッズの売り上げで、

多少の援助だけで済むようになりましたので支援は充分に可能です。]

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[比叡山延暦寺のついでだけれど仏教センターの事務長から連絡があって、延暦寺の観光客の半分は外国人で巡礼地をいろいろ廻っている人たちもいて新たな巡礼地の要望もあり、

延暦寺を巡礼地の最終地で総結願所にしたらどうかということと、延暦寺を組み込んだ最終巡礼地八十八か所巡りの提案があったけれど、OKの返事を出しておきました。

これから老師に説明してその結果を踏まえて、私とサスケさんのところに来るはずだな。]サスケ[私の方はお金を積んでおいてもしょうがないので、全面協力します。]

[キリスト教の福音派が世界最大の宗派で信者数が6億2千万人と言われていますが、観世音宗は登録のある信者数で13億5千万人は超えています。したがって文句なしの世界最大の宗教団体です。]

すず[明日香王国自体で他の宗派はほとんどいませんので、子供を含めて8億5千万人いますしインドの佐々木さんのところで1億人います。

2億人のパキスタンや5千万人のアフガニスタンそれにウイグ〇やシリアにクルド中米もほとんどが観世音宗になっています。]

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[東南アジアを含めたらもっと増えるわな。]一行は一泊して夏見に帰ってきた。17:00に英国に出発することになっている。

今回は志野を始め家族全員を連れて行くことにした。バッキンガム宮殿に予定の時刻に到着した。玄関にはマーガレット王女他が出迎えた。

王女[遠い所からすみませんね。皆様はこちらで休憩をお願いし、王様と犬2匹だけこちらにどうぞ。]

まずエリザベス女王の部屋に案内された。女王[わざわざすみませんね。少し公務が多かったので体調が思わしくありません。]

[それでは診療をさせていただきます。疲れがたまっていますね。”ムッ”いかがですか。][あらまあ、不思議ですね。調子のいい時の状態に戻りましたよ。]

[100歳まで公務は普通にできますので、体調が良くない時にはいつでもかけつけますが気軽にお呼びください。]

女王[まあ、いつでも謙虚ですね。チャールズも2度目のコロコロ感染のようですのでお願いしますね。][かしこまりました。それでは失礼します。]

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別室でカミラ夫人と一緒にいるチャールズ王太子のところにやってきた。

太子[何度もすいませんね。お願いできますか。][承知しました。”ムッ”いかがですか。]

太子[元に戻ったようだよ。ありがとう。妻の方も予防でやってくれますか。]背中に片手をかざして気を入れた。[”ムッ”これで大丈夫です。]

夫人[王様の超能力はいつも凄いですね。ワンちゃん達も協力をしてくれてありがとうね。]ワンワンワン。ワンワンワン。

続いてウィリアム王子やキャサリン妃に子供たちが予防治療を待っていたが、マーガレット王女や他の王族も一緒にやることになった。

王子[全員陰性ですが予防処置をお願いできますか。][わかりました。”ムッ ”これで大丈夫ですよ。]

マーガレット王女[ありがとうございます。少し早いのですが別室にランチを用意してありますので、家族やスタッフもご一緒にどうぞ。][それはどうもありがとうございます。]

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王様とマーガレット王女と隣り合わせに席に着いた。すぐにワインと前菜が運ばれてきた。

王女[どうぞ、召し上がってください。すみませんけれども王様と話がありますので、ほかのみなさんはどうぞ進めてください。

女王とも打ち合わせ済みですが、王様はいろいろな会社をお持ちですが、英国王室御用達の称号を王様の判断で、商品やいろいろなところに王様の判断で使用を可能にします。

この事に対するロイヤリティーや条件の縛りは一切ありません。それからおやりになっているボランティアのクラシックのコンサートにも協力をいたします。]

[それはご配慮をいただきましてありがとうございます。]ウィリアム王子[王様の子供さんたちも私の子供たちとほぼ同年代ですので、いつでも遊びに来てください。

子供たちだけで来られても構いませんよ。][それはご丁寧にありがとうございます。今年中にありがたくお互いの予定を確認してから連絡をさせていただきます。]