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奪還
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「今日は、ちょっと出掛けようか?」
朝食を一緒にとっていると光明がふいに言った。
光明の時間がある時は一緒に食事をとっていた。
「出掛けるって?」
「ずっと邸に居ても息がつまるだろ?気晴らしだよ。」
「・・・・でも、仕事は?」
「今日は休みを取った。だから一緒に行こう?」
「そう・・なんだ。わかった。」
「うん。」
光明は嬉しそうに笑った。
「さぁ、乗って?」
助手席のドアを開けて光明が微笑んだ。
「・・・・うん。」
助手席に乗ると光明が運転席に乗り込んできた。
「貴方が運転するの?」
「そうだけど?どうして?」
「いつも、運転手さんが居たから。」
優しい笑顔を浮かべながら、葵の頬に手をのばす。
「初めて俺に興味持ってくれたね?嬉しいよ。」
「つっ、そういう訳じゃ・・・。」
「じゃあ、行こうか?」
そういうと、車を走らせた。
車窓を眺めていると大きな公園が目に留まる。公園の中には桜並木があった。
まだ五分咲きだか、公園には桜を眺める沢山の人がいた。
「・・・・・。」
「どうかした?」
「あっ・・・・何でもないよ。」
チラリと葵の横顔をみる。まるで泣いている様だった。
思わず葵の手を握った。
「俺が居るから。ずっと一緒だ。一人になんてしない!」
「・・・・っつ。」
俯いた葵の表情は解らなかったが、手を握り返してくれた。
「着いたよ。」
東都動植物園の前だった。
「ここ?」
「ああ、紗羅は動物や花が好きだったからな。さぁ、行こう?」
そう言って、手を差し出した。
「・・・・貴方は」
「光明。」
「えっ?」
「貴方じゃない。光明だ。」
「・・・・光明・・さん。」
「さんはいらないけど、貴方よりはましか。」
笑ってもう一度手を差し出すと、手を取ってくれた。
手を繋いで園内をまわる。
沢山の動物に触れ合って葵の顔にも笑顔が見られる様になっていった。
「紗羅は、笑っていた方がいい。俺は紗羅の笑顔に沢山救われてきたんだ・・・。」
「光明さん?」
「俺は紗羅の笑顔を守りたい。ずっと笑っていて欲しいんだ。」
「・・・・私は・・」
と言って、俯いてしまった。
光明は葵の頭をなでて
「行こう、こっちだ。」
光明の後をついていくと、植物園の前だった。
中に入ると、色とりどりの美しい花や植物が所狭しと生い茂っていた。
その植物の先に大きく広い展示ブースがあった。
そこには、沢山の美しい蝶達が舞っていた。
その美しさは息を飲む程だ。
「綺麗・・・」
葵はその蝶達に惹き付けられた。
「そうだな。ここに連れて来たかったんだ。」
「ほんとに、キレイ・・・。」
世の中にはこんなにも綺麗な蝶が居るんだ。
そう思っていると
「でも、俺はもっと美しい蝶を見たことがある。美しくて力強くてまるで紗羅みたいだと思った。」
「・・・・。」
光明を見上げると、また頭に鋭い痛みが走った。
「っつ・・・・。」
その瞬間、淡く光ながら優雅に舞う美しい蝶が脳裏に浮かぶ。
「はっ・・・なに?」
「紗羅?」
何故か涙が溢れてくる。
頭の痛みは増すばかりだ。
(また・・?)
痛みに耐えられず、思わず座り込む。
「紗羅?どうした?大丈夫か?」
涙で光明の姿が滲む。
「っつ・・・」
痛みで意識が遠のいていった。
「紗羅・・・」
葵の涙を拭って抱き上げると、光明は動植物園を後にした。
ヒラヒラ、ヒラヒラ
淡い光を放ち美しい蝶が舞っている。
その蝶を嬉しそうに見上げる子供達が感嘆の声を上げる。
「わぁーーー!」
「きれい!」
皆が口々にその蝶を褒める。
その光景を優しい笑顔で見つめる葵が居た。
「さらのマジックはやっぱり凄いよ!!本物よりキレイだ!」
一際大きな声をあげる男の子がいた。
幼い光明だ。
(マジック?それにここは・・・)
どうみても日本ではない。
荒れ果てた荒野にみすぼらしい家が沢山建っている。
(一体、私は・・・だれなの?)
フッと目を覚ますと、光明の心配そうな顔があった。
「紗羅?気が付いたんだね?大丈夫か?まだ、頭は痛む?」
「・・・だいじょうぶ。」
起き上がると光明の顔を見据えて言った。
「私は一体何者なの?貴方は何故私を紗羅って呼ぶの?私が貴方にした酷い事って何?私は・・・私は誰なのっ!」
堰を切った様に自分の中で燻っていた疑問を光明にぶつけた。
「っつ紗羅!!」
思わず抱き締める。
「いいんだ!思い出さなくても。辛い事は忘れた方が良い。」
「そんなの駄目!どんなに辛い事でも、私だけ何も無かった様に全て忘れて過ごすなんて出来ないっ!!」
「っつ・・・。今日はもう休んだ方がいい。顔色が良くない。」
部屋を出ようとする光明の手を掴む。
「お願い!教えて。貴方は知ってるんで・・んっ。」
言葉を奪うように唇をふさいだ。
舌を絡ませ、角度を変え、何度も何度も口づける。
「っつ・・・はぁっ・・・」
「落ち着いたか?とにかく今日は休め。話なら後でちゃんと聴くから。」
そう言い残して部屋を出ていってしまった。
********
葵のマンションには、司・樹・神野の3人が集まっていた。
「あんたらに頼まれてた物手に入れたよ!」
神野は手に持っていた図面をテーブルの上に広げた。
「・・・頼んでおいてなんだけど、よく手に入ったな?」
「ほんとだよ樹さん。まぁ、たまたまあの屋敷の改修をしたのがうちのグループ会社だったんだ。でも、手に入れるのは苦労したんだよ?」
「ああ、助かるよ。ありがとう神野。」
3人で見取図を見る。
「おそらく、ここが葵が居た部屋だな。」
「そうだな。でもここまでどうやって行く?」
「地上の警備はかなり厳重だったよな?」
「多分、葵がいるからだろうな。」
「・・・地上が駄目なら空から行けば良いんじゃないの?」
神野の言葉に二人とも顔を見合わせる。
「お前、簡単に言うけどな!」
「何で?樹さん。オレ、ヘリの免許持ってるけど?この屋敷屋上があるじゃん?この図面を見る限りヘリが着陸出来ると思うよ?」
「ほんとうか!?」
司が神野に詰め寄る。
「うん。大丈夫だと思うよ?ヘリはうちのを使えば良いし。」
「だけど、ヘリでも地上の警備の目があるからな、、、」
「大丈夫だよ、樹さん。俺に考えがあるから!!」
「えっ?考えって一体・・・。」
「へへっ、まぁうちがいま研究してる事の実験にもなるけど試してみる?」
司と樹は目を見合わせて
「「ああ、お前に任せるよ!」」
「葵を必ず取り戻そう!!」
朝食を一緒にとっていると光明がふいに言った。
光明の時間がある時は一緒に食事をとっていた。
「出掛けるって?」
「ずっと邸に居ても息がつまるだろ?気晴らしだよ。」
「・・・・でも、仕事は?」
「今日は休みを取った。だから一緒に行こう?」
「そう・・なんだ。わかった。」
「うん。」
光明は嬉しそうに笑った。
「さぁ、乗って?」
助手席のドアを開けて光明が微笑んだ。
「・・・・うん。」
助手席に乗ると光明が運転席に乗り込んできた。
「貴方が運転するの?」
「そうだけど?どうして?」
「いつも、運転手さんが居たから。」
優しい笑顔を浮かべながら、葵の頬に手をのばす。
「初めて俺に興味持ってくれたね?嬉しいよ。」
「つっ、そういう訳じゃ・・・。」
「じゃあ、行こうか?」
そういうと、車を走らせた。
車窓を眺めていると大きな公園が目に留まる。公園の中には桜並木があった。
まだ五分咲きだか、公園には桜を眺める沢山の人がいた。
「・・・・・。」
「どうかした?」
「あっ・・・・何でもないよ。」
チラリと葵の横顔をみる。まるで泣いている様だった。
思わず葵の手を握った。
「俺が居るから。ずっと一緒だ。一人になんてしない!」
「・・・・っつ。」
俯いた葵の表情は解らなかったが、手を握り返してくれた。
「着いたよ。」
東都動植物園の前だった。
「ここ?」
「ああ、紗羅は動物や花が好きだったからな。さぁ、行こう?」
そう言って、手を差し出した。
「・・・・貴方は」
「光明。」
「えっ?」
「貴方じゃない。光明だ。」
「・・・・光明・・さん。」
「さんはいらないけど、貴方よりはましか。」
笑ってもう一度手を差し出すと、手を取ってくれた。
手を繋いで園内をまわる。
沢山の動物に触れ合って葵の顔にも笑顔が見られる様になっていった。
「紗羅は、笑っていた方がいい。俺は紗羅の笑顔に沢山救われてきたんだ・・・。」
「光明さん?」
「俺は紗羅の笑顔を守りたい。ずっと笑っていて欲しいんだ。」
「・・・・私は・・」
と言って、俯いてしまった。
光明は葵の頭をなでて
「行こう、こっちだ。」
光明の後をついていくと、植物園の前だった。
中に入ると、色とりどりの美しい花や植物が所狭しと生い茂っていた。
その植物の先に大きく広い展示ブースがあった。
そこには、沢山の美しい蝶達が舞っていた。
その美しさは息を飲む程だ。
「綺麗・・・」
葵はその蝶達に惹き付けられた。
「そうだな。ここに連れて来たかったんだ。」
「ほんとに、キレイ・・・。」
世の中にはこんなにも綺麗な蝶が居るんだ。
そう思っていると
「でも、俺はもっと美しい蝶を見たことがある。美しくて力強くてまるで紗羅みたいだと思った。」
「・・・・。」
光明を見上げると、また頭に鋭い痛みが走った。
「っつ・・・・。」
その瞬間、淡く光ながら優雅に舞う美しい蝶が脳裏に浮かぶ。
「はっ・・・なに?」
「紗羅?」
何故か涙が溢れてくる。
頭の痛みは増すばかりだ。
(また・・?)
痛みに耐えられず、思わず座り込む。
「紗羅?どうした?大丈夫か?」
涙で光明の姿が滲む。
「っつ・・・」
痛みで意識が遠のいていった。
「紗羅・・・」
葵の涙を拭って抱き上げると、光明は動植物園を後にした。
ヒラヒラ、ヒラヒラ
淡い光を放ち美しい蝶が舞っている。
その蝶を嬉しそうに見上げる子供達が感嘆の声を上げる。
「わぁーーー!」
「きれい!」
皆が口々にその蝶を褒める。
その光景を優しい笑顔で見つめる葵が居た。
「さらのマジックはやっぱり凄いよ!!本物よりキレイだ!」
一際大きな声をあげる男の子がいた。
幼い光明だ。
(マジック?それにここは・・・)
どうみても日本ではない。
荒れ果てた荒野にみすぼらしい家が沢山建っている。
(一体、私は・・・だれなの?)
フッと目を覚ますと、光明の心配そうな顔があった。
「紗羅?気が付いたんだね?大丈夫か?まだ、頭は痛む?」
「・・・だいじょうぶ。」
起き上がると光明の顔を見据えて言った。
「私は一体何者なの?貴方は何故私を紗羅って呼ぶの?私が貴方にした酷い事って何?私は・・・私は誰なのっ!」
堰を切った様に自分の中で燻っていた疑問を光明にぶつけた。
「っつ紗羅!!」
思わず抱き締める。
「いいんだ!思い出さなくても。辛い事は忘れた方が良い。」
「そんなの駄目!どんなに辛い事でも、私だけ何も無かった様に全て忘れて過ごすなんて出来ないっ!!」
「っつ・・・。今日はもう休んだ方がいい。顔色が良くない。」
部屋を出ようとする光明の手を掴む。
「お願い!教えて。貴方は知ってるんで・・んっ。」
言葉を奪うように唇をふさいだ。
舌を絡ませ、角度を変え、何度も何度も口づける。
「っつ・・・はぁっ・・・」
「落ち着いたか?とにかく今日は休め。話なら後でちゃんと聴くから。」
そう言い残して部屋を出ていってしまった。
********
葵のマンションには、司・樹・神野の3人が集まっていた。
「あんたらに頼まれてた物手に入れたよ!」
神野は手に持っていた図面をテーブルの上に広げた。
「・・・頼んでおいてなんだけど、よく手に入ったな?」
「ほんとだよ樹さん。まぁ、たまたまあの屋敷の改修をしたのがうちのグループ会社だったんだ。でも、手に入れるのは苦労したんだよ?」
「ああ、助かるよ。ありがとう神野。」
3人で見取図を見る。
「おそらく、ここが葵が居た部屋だな。」
「そうだな。でもここまでどうやって行く?」
「地上の警備はかなり厳重だったよな?」
「多分、葵がいるからだろうな。」
「・・・地上が駄目なら空から行けば良いんじゃないの?」
神野の言葉に二人とも顔を見合わせる。
「お前、簡単に言うけどな!」
「何で?樹さん。オレ、ヘリの免許持ってるけど?この屋敷屋上があるじゃん?この図面を見る限りヘリが着陸出来ると思うよ?」
「ほんとうか!?」
司が神野に詰め寄る。
「うん。大丈夫だと思うよ?ヘリはうちのを使えば良いし。」
「だけど、ヘリでも地上の警備の目があるからな、、、」
「大丈夫だよ、樹さん。俺に考えがあるから!!」
「えっ?考えって一体・・・。」
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