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第三章 人神代理戦争 勃発
五十一話 五大王国会議 其の拾漆
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ダラモスだったモノをターニャは抱え上げるとその場にいた全員が何も言えずに空けられた壁の向こうを眺めていた。呆然とする中、スカンダがその雰囲気を変えようと声を上げる。
「とりあえず、誰が敵で何をしようとしてるのか分かった。五大王国会議はまだ、続いているんだろう? 今からはそれについて話そうじゃないか」
「スカンダ、よく言った。神の復権を抜かした愚か者を生かす通りなんぞある訳ない。王達と放心はここまでだ。速く、部屋に戻り、戦の話をするぞ。トネリコ、壁の修復頼めるか?」
はじめに反応したのはシャルルの国王であるジャンであった。これまであまり意見を出さず、沈黙を貫いて来た王が神という言葉を聞き、誰よりもそれに反応していた。
トネリコと呼ばれたジャンの後ろに立っていた女騎士は彼の言葉に反応を示さずに自身の運命である豊穣の能力を使い、城の壁を一瞬にして修復する。城の壁が直ったことを確認するとローズ達が走っていた逆側に今度はジャンが先頭に立ち、歩き出した。
他の王とその騎士達も今自身達に必要なものは情報の整理と決め、その背中を追った。
五大王国会議が行われた会議室は天井が崩れ落ちており、破壊されたテーブルの上には機械兵達の破片が散らばっていた。
「ジータ、バサラ、お疲れ。ありがとうな、殿を務めてくれて」
「別にこれくらい余裕よ」
瓦礫と機械の残骸を狩人の能力である風を使い、エイブラハムとジータが退けるとトネリコが再び天井を修復する。壊れていたはずの部屋がすぐに元通りになり、王達は再び席に着くとジャンが口を開いた。
「これより帰還者及び廃棄孔との戦争、彼らの言葉を借りるなら人神代理戦争に向けての会議を行う」
「待て待て、ジャン。今回の会議の進行役は俺だぞ? 勝手に」
「ローズよ、お前は神のいた時代を体験している者だな? ならば、分かるだろう? かつて奴らに弄ばれた我々人類の屈辱を。ならなだよ、若者達が消費されるだけの未来などあってはならんのだ。私は、その時代を生きて来た。いや、生かされて来たのだよ」
ジャン・ジョエル・ジョッシュ、芸術の国シャルルの国王でありながら、かつて神が居た時代の生き残り。
そして、五大王国の国王の中で最年長の王であった。
シャルルと言う国はかつて踏み躙られて来た文化を残すため、人が作り出した美に対しての価値観を残すためにジャンが中心となり生まれた物。
故に、シャルルという国は人の文化を脅かすものに容赦が無く、それは、自国だけではなく、他国にも及ぶ。
「ローズよ、ハーフエルフの聡い王よ。お前は賢く、この場の全員を落ち着けたいがために主導を握ろうとした。正しい、だが、それだけでは我々の国を守ることは出来ない。今、必要なのは我々が持っている情報を全て出して互いに背中を預ける仲になること。やらねばこちらが食われる」
ジャンの言葉に納得したのか、ローズはため息を吐くと彼は喋り出した。
「悪かった。落ち着けるためにはそうする必要があったと感じたが、確かにジャンが言う通り、俺たちは互いに背を預けれる関係を築かないとならない。ここからは誰が進行とかじゃ無い。勝利に向けた会議にしよう。五大王国会議及び人神代理戦争対策会議を始めよう。ジャン、スカンダ、ターニャ、シャロン、全員でこのゴルドバレーの平和を、ここに住まう民の平和を守るんだ」
ローズの言葉にジャンは納得したのか少しばかり微笑むと五人の王達は一ヶ月後に訪れる人神代理戦争、その対策のための会議を始める。
「とりあえず、誰が敵で何をしようとしてるのか分かった。五大王国会議はまだ、続いているんだろう? 今からはそれについて話そうじゃないか」
「スカンダ、よく言った。神の復権を抜かした愚か者を生かす通りなんぞある訳ない。王達と放心はここまでだ。速く、部屋に戻り、戦の話をするぞ。トネリコ、壁の修復頼めるか?」
はじめに反応したのはシャルルの国王であるジャンであった。これまであまり意見を出さず、沈黙を貫いて来た王が神という言葉を聞き、誰よりもそれに反応していた。
トネリコと呼ばれたジャンの後ろに立っていた女騎士は彼の言葉に反応を示さずに自身の運命である豊穣の能力を使い、城の壁を一瞬にして修復する。城の壁が直ったことを確認するとローズ達が走っていた逆側に今度はジャンが先頭に立ち、歩き出した。
他の王とその騎士達も今自身達に必要なものは情報の整理と決め、その背中を追った。
五大王国会議が行われた会議室は天井が崩れ落ちており、破壊されたテーブルの上には機械兵達の破片が散らばっていた。
「ジータ、バサラ、お疲れ。ありがとうな、殿を務めてくれて」
「別にこれくらい余裕よ」
瓦礫と機械の残骸を狩人の能力である風を使い、エイブラハムとジータが退けるとトネリコが再び天井を修復する。壊れていたはずの部屋がすぐに元通りになり、王達は再び席に着くとジャンが口を開いた。
「これより帰還者及び廃棄孔との戦争、彼らの言葉を借りるなら人神代理戦争に向けての会議を行う」
「待て待て、ジャン。今回の会議の進行役は俺だぞ? 勝手に」
「ローズよ、お前は神のいた時代を体験している者だな? ならば、分かるだろう? かつて奴らに弄ばれた我々人類の屈辱を。ならなだよ、若者達が消費されるだけの未来などあってはならんのだ。私は、その時代を生きて来た。いや、生かされて来たのだよ」
ジャン・ジョエル・ジョッシュ、芸術の国シャルルの国王でありながら、かつて神が居た時代の生き残り。
そして、五大王国の国王の中で最年長の王であった。
シャルルと言う国はかつて踏み躙られて来た文化を残すため、人が作り出した美に対しての価値観を残すためにジャンが中心となり生まれた物。
故に、シャルルという国は人の文化を脅かすものに容赦が無く、それは、自国だけではなく、他国にも及ぶ。
「ローズよ、ハーフエルフの聡い王よ。お前は賢く、この場の全員を落ち着けたいがために主導を握ろうとした。正しい、だが、それだけでは我々の国を守ることは出来ない。今、必要なのは我々が持っている情報を全て出して互いに背中を預ける仲になること。やらねばこちらが食われる」
ジャンの言葉に納得したのか、ローズはため息を吐くと彼は喋り出した。
「悪かった。落ち着けるためにはそうする必要があったと感じたが、確かにジャンが言う通り、俺たちは互いに背を預けれる関係を築かないとならない。ここからは誰が進行とかじゃ無い。勝利に向けた会議にしよう。五大王国会議及び人神代理戦争対策会議を始めよう。ジャン、スカンダ、ターニャ、シャロン、全員でこのゴルドバレーの平和を、ここに住まう民の平和を守るんだ」
ローズの言葉にジャンは納得したのか少しばかり微笑むと五人の王達は一ヶ月後に訪れる人神代理戦争、その対策のための会議を始める。
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