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第五章 人神異界最終決戦
十五話 人神異界最終決戦 其の拾伍
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「や! ヴォルカヌス! 元気にしてたかい! あ、ごめんごめん、今はヴォルガだっけか?」
ヴォルガの鍛冶屋に姿を現した男の顔を見て、彼は呆気に取られた。
「ロキ、か?」
「そうそう、ロキさ!」
「お前死んだんじゃ?」
ヴォルガはそう言うと手に握っていた鎚を構え、彼がどの様に出るかを待った。
「あははは!!!! そうさ! 僕はね、バサラに殺された! でもね! 神を全て殺すと言う彼の目標を達成出来てないって思ってねえ。今から叶えてあげようと地獄から這い戻って来たのさ!」
ロキがナイフを見せた瞬間、ヴォルガは自身の握る鎚を投げつけると置いてあった剣を手に取り、彼に襲い掛かる。ロキは自分に向けられた鎚を掴むとヴォルガが振るった剣を避けずに笑いながら受けた。
ヴォルガの剣はロキの首に添えられるもそこから刃を引こうとはせず、彼に対して訝しみながら喋りかけた。
「ロキ、お前何故避けない?」
「ヴォルガ、なぁ、ヴォルガよ。その殺意も無い刃で僕を殺そうなんて烏滸がましくないか? だから、避ける必要が無いんだよ。それはそうと別に僕は君を殺しに来た訳でも、殺されに来た訳でも無いんだ」
「じゃあ、何だ。俺に依頼か?」
「ああ、そうだよ! 君に打ってもらいたい武器があってここに来た」
ロキの言葉を聞き、ヴォルガは一度、剣を収めると彼を部屋に招き入れた。席に着いたロキの前にお茶と桃、白、緑の三色の色がついた団子を目の前に置くとヴォルガは口を開いた。
「俺は鍛治士だ。仕事は受ける。だが、それがお前の悪巧みに関することならしない。ここから立ち去ってもらう」
「あはは! 僕が悪巧み以外で君に何かを頼みに来る訳ないだろう! まぁ、冗談だがね。なぁ、ヴォルガ、僕の体を見て、違和感は無いかい?」
ロキは立ち上がり、ヴォルガに全身を見せる様にくるりと回るとそれに対して彼はあることに気付いた。
「人間の肉体か?」
「正解!」
「なるほど、大体、理解した。お前、創造主に選ばれてこの世界にまた人間の肉体を得て復活したんだろう」
「ヴォルガ~! 君物分かりよすぎ~。そうなんだよね、僕、バサラを最後までおちょくってから死んだからか、壊滅なんて言う運命に選ばれちゃったらしくてねぇ~」
ロキは一先ず、出された団子をモチャモチャと食べ始め、お茶を飲んだ。あんこにほんのりと香る米の風味を人間ながらに感じ取っているとヴォルガは再び口を開いた。
「お前ならバサラを殺すことに尽力を尽くすと思われてもおかしく無いからな。だが、今のお前は違う、そんなところだろ」
「なんか見通されてるみたいで嫌だねぇ。まぁ、そうさ。今の僕はね、バサラが真の英雄になることを望んでるんだ。誰にも評価されない偉業、彼は復讐、怨讐、そんなつもりで行ったのかもしれない。だがねえ! そんな彼を誰が評価した? 誰が彼の英雄的行為を誉め称えた? 彼の行動を、誰が英雄と讃えるのかい? 僕だ! 誰を英雄と讃えるか? 彼だ! カツラギ・バサラだ! 僕が死ぬ間際に見た、怒り。それは僕を殺して神を撃ち落として、人を成り上げた人間が誰にも評価されずにいようとした事だ。僕に与えられた人生、それを僕はバサラという人間を英雄として認めさせるために費やす」
ロキは宣言するとそこにはかつての様な邪気は無く、ただ、純粋なまでにバサラと言う人間を追い求めていることだけをヴォルガは理解した。
「そうかい、なら、勝手にしろ。俺はあいつの人生に関われねえからな、お前が勝手にやるなら協力はしてやるよ。で、何が欲しい? お前に初めて共感した」
「ヴォルガ、君も変わったねぇ。ふふふ、あはは! これが人ってやつなんだろうね。まぁ、いい。僕が欲しいのは神器だ。作れるだろう? この世界で唯一それを作ることが出来る君ならば」
「や! ヴォルカヌス! 元気にしてたかい! あ、ごめんごめん、今はヴォルガだっけか?」
ヴォルガの鍛冶屋に姿を現した男の顔を見て、彼は呆気に取られた。
「ロキ、か?」
「そうそう、ロキさ!」
「お前死んだんじゃ?」
ヴォルガはそう言うと手に握っていた鎚を構え、彼がどの様に出るかを待った。
「あははは!!!! そうさ! 僕はね、バサラに殺された! でもね! 神を全て殺すと言う彼の目標を達成出来てないって思ってねえ。今から叶えてあげようと地獄から這い戻って来たのさ!」
ロキがナイフを見せた瞬間、ヴォルガは自身の握る鎚を投げつけると置いてあった剣を手に取り、彼に襲い掛かる。ロキは自分に向けられた鎚を掴むとヴォルガが振るった剣を避けずに笑いながら受けた。
ヴォルガの剣はロキの首に添えられるもそこから刃を引こうとはせず、彼に対して訝しみながら喋りかけた。
「ロキ、お前何故避けない?」
「ヴォルガ、なぁ、ヴォルガよ。その殺意も無い刃で僕を殺そうなんて烏滸がましくないか? だから、避ける必要が無いんだよ。それはそうと別に僕は君を殺しに来た訳でも、殺されに来た訳でも無いんだ」
「じゃあ、何だ。俺に依頼か?」
「ああ、そうだよ! 君に打ってもらいたい武器があってここに来た」
ロキの言葉を聞き、ヴォルガは一度、剣を収めると彼を部屋に招き入れた。席に着いたロキの前にお茶と桃、白、緑の三色の色がついた団子を目の前に置くとヴォルガは口を開いた。
「俺は鍛治士だ。仕事は受ける。だが、それがお前の悪巧みに関することならしない。ここから立ち去ってもらう」
「あはは! 僕が悪巧み以外で君に何かを頼みに来る訳ないだろう! まぁ、冗談だがね。なぁ、ヴォルガ、僕の体を見て、違和感は無いかい?」
ロキは立ち上がり、ヴォルガに全身を見せる様にくるりと回るとそれに対して彼はあることに気付いた。
「人間の肉体か?」
「正解!」
「なるほど、大体、理解した。お前、創造主に選ばれてこの世界にまた人間の肉体を得て復活したんだろう」
「ヴォルガ~! 君物分かりよすぎ~。そうなんだよね、僕、バサラを最後までおちょくってから死んだからか、壊滅なんて言う運命に選ばれちゃったらしくてねぇ~」
ロキは一先ず、出された団子をモチャモチャと食べ始め、お茶を飲んだ。あんこにほんのりと香る米の風味を人間ながらに感じ取っているとヴォルガは再び口を開いた。
「お前ならバサラを殺すことに尽力を尽くすと思われてもおかしく無いからな。だが、今のお前は違う、そんなところだろ」
「なんか見通されてるみたいで嫌だねぇ。まぁ、そうさ。今の僕はね、バサラが真の英雄になることを望んでるんだ。誰にも評価されない偉業、彼は復讐、怨讐、そんなつもりで行ったのかもしれない。だがねえ! そんな彼を誰が評価した? 誰が彼の英雄的行為を誉め称えた? 彼の行動を、誰が英雄と讃えるのかい? 僕だ! 誰を英雄と讃えるか? 彼だ! カツラギ・バサラだ! 僕が死ぬ間際に見た、怒り。それは僕を殺して神を撃ち落として、人を成り上げた人間が誰にも評価されずにいようとした事だ。僕に与えられた人生、それを僕はバサラという人間を英雄として認めさせるために費やす」
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「そうかい、なら、勝手にしろ。俺はあいつの人生に関われねえからな、お前が勝手にやるなら協力はしてやるよ。で、何が欲しい? お前に初めて共感した」
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