強くなるには殺すしかなかった…

まさやん

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はじまり

誕生日

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「おはよう母さん、お父さんはまだ帰ってこないの?」

今日はミツキの誕生日だ。母のカーナは朝食を作り終えておりテーブルに並べていた。父のガイルは未だに帰ってきていない。

「そうね、夜には帰ってくるんじゃない?それよりも早くご飯食べちゃってー」

「はーい!」

誕生日とは言えいつもと変わらない朝、誕生日だっていつもよりも派手なだけできっといつも道理だ。ミツキはそう思っていた。そんないつもと変わらない朝をすごすミツキだった。

「……」



_________________

「よぉーミツキ!誕生日おめでとさん」

「ミツキくんおめでとう」

ミツキは家の近くにある広場で幼馴染のユーリとミカに祝ってもらっていた。今は昼過ぎでもうすぐ夕方になる頃だった。

「ありがとう、ユーリ、ミカ」

このふたりはミツキよりも早く15歳になっておりユーリの方は冒険者登録を終えている。登録したばっかなので一番下のFランクからだ。

「これでやっと俺も冒険者になれるぜ!」

「…そうだな!お前には負けねぇからな!」

ユーリとはいつも色んなことを競い合ってる中だった。かけっこ、早食い、腕相撲と色んなものをだ。昔はどっちがミカのお嫁さんになるかと競っていたが今ではライバルみたいな感じになりただ負けたくないと競っていた。

「とりあえず冒険者登録は明日だしもうすぐ父さんも帰ると思うからじゃあな!」

「おう!じゃあな!」

「バイバイ…ミツキ…」

ミツキは走っていってしまった。

「お前もひでぇやつだな?そこはバイバイじゃなくて『さようなら』の方がいいだろ?笑」

「……」

「黙りかよ…まぁ俺達には関係ねぇよな?帰ろうぜ」

「…本当…最低((ボソッ…」

「お前もだろ…」

「……そうね、」

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