友情と青春とセックス

折り紙

文字の大きさ
4 / 8
始まり

変態女と、シコシコ男

しおりを挟む
僕がRと喧嘩をして1ヶ月が経ち、Wや花と仲良くなってから2週間が経ち、去年とは違い女子グループと文化祭をまわってから。

ある日、僕は先日行われた文化祭についてのアンケートをそれぞれのクラスでとれと文化委員の集まりで言われたので、その時渡されたアンケートをクラスのみんなに朝配布して業後集計していました。文化委員は2人で構成されていますが、もう1人の女子僕が呼び止める間も無く帰って行きました。

「まじであいつ帰ったんだけど、、うざっ」
僕は少しイラつきながら、業後残って勉強をしていた花の隣の席に座り集計を始めようとしていました。
その頃にはWよりも花と仲良くなったいました。
基本的に聞き手に回る花でしたので話しやすかったからだと思います。

「まぁまぁ、私が話し相手になってあげるからさっさと終わらせて部活行ってらっしゃい」

「いや、萎えたから今日部活行かな~い」

「サボりだ~、顧問の先生に言っちゃおっかな~」

やはり話すようになる前までのイメージとは違う話しやすい女子です。

「話したことないくせに」

と他愛のない会話が始まりました。
今思うとこの時花の隣で集計をしていなければ、部活に大人しく行っていれば僕の言う青春は来なかっただろうと思います。

「私さ、大学生になったら一人暮らししたいんだ。てか、それが目当てってのも今の志望校を選んだ理由の中にあるん
だ」

部活のさぼりがなんだかんだの話が終わったあと、とうとつに話を変えてきました。
「なんでそんなに一人暮らししたいん?」

「うちの親厳しいからさ、早く抜けたいんよ」

「けど厳しかったら尚更一人暮らしなんかさせてくれないんじゃないの?」

「そんなんよ。けど、わたしが今志望してるとこは結構頭いいとこやし、親もそこに入るなら一人暮らしするしかないなって言ってるんよ」

言い忘れていましたが僕達は映画「君の名は。」の三葉ちゃん達のような(知らなかったらすいません)訛りがあります。

「なるほどなぁ、けど、意外と一人暮らしも大変って聞くし、親が厳しいって理由だけで一人暮らしするのはあれやない?」

そう僕がいうと花は少しうつむいてから

「実はなんやけどね、Wちゃんには内緒にして欲しいんやけど、私彼氏おるんよ」
僕はそれを聞いて驚きました。
顔は整ってるものも勉強しか知らなさそうなこの子だからです。
僕の中には彼氏との馴れ初めなど様々な疑問が湧いてきました。
「マジで!?」

「マジで。それでさ、彼氏と同棲したいんだ」

花は頬を少し赤らめながらそんなことを言ってきました。
僕はもう頭がパニックです。
さっき呼び止める前に帰って行った学校で禁止されているのに化粧をして、そして指導を受けるようなアホくさい女とは違い、それも優等生な花が男と同棲を目標に勉強してるだなんて、信じられませんでした。
そんな僕がかろうじて返したのは下ネタ混じりの弄りでした。

「え~、それでその彼氏にパンパンしてもらおうってか?」

その後すぐに僕は何を言っているのだろうと思いました。がその時は一種のパニックだったのでしょう。

「女の子の前でそういうこと言わんとってくれん?」

と言いながらも彼女は笑っています。
あ、この子は下ネタが大丈夫なんだと僕は思いました。
以前、ポロッと下ネタを女子に話した時は、マジでキモイと言われたことがあったからです。
そうこうしているうちにこの子は優等生だけど下ネタとか大丈夫なんだと思い、そういう子なんだと理解してきました。

「笑ってるってことはパンパンの意味分かるんやな」

「わっかりませ~ん」

僕は花のこういう性格に少しずつ好意を覚えていました。

「けどまぁ、今よりもっといちゃつきたいってのはある」
と苦笑いしながら花はいいます。

「お盛んやね~」

「うるさい!けどやっぱり同棲するって聞くとそういうことイメージするよね」

「まぁ健全な男子高校生であればな」

そういうと花は

「あのさ、やっぱりさ、男子ってエロいの好きなん?」

「まぁ好きやろ~」

「シコシコしたりするの?」

ここを聞いた時僕は吹き出しました。
そして男子が女子の見えない部分に好奇心を持つように女子も男子に同じようなものを持つのかもしれないと思いました。花はずっと頬を赤らめてます。
僕は

「9割の男子高校生はしとるんちゃう?」

と僕の統計を花に教えてあげました。
そして前々から少し疑問に思ってたことをこの際にと聞いてやりました。

「女子もそういうシコシコみたいなことするん?」

「ほんとデリカシーないな!
話すようになる前はクールでいい感じやなって思ってたのに!」

話すようになる前までそう思われていたと聞き少し嬉しかったです。

「いやいや、シコシコするんって聞くいてきた女が何言うとるん?」

と笑いながら言ってやりました。
すると

「まぁ、する」

ととても恥ずかしそうに下を向きながら言ってきました。
僕は少しこの時点で、この子に彼氏がいなかったらもしかしたらここでエロい展開にできたのではないかと思いました。
集計はさっきから何度も数え直していますが毎回数が違います。
花も勉強所ではない様子でした。

「マジか!女子もするんや」

僕はふーんと思っていました。
その後も週に何回自慰行為を行うのか聞いたり聞かれたり、どうやってやるのか服越しにレクチャーさせられたりさせたりしていました。(僕はレクチャーしましたが花は頼んでもしてくれませんでした)
僕達は教室の廊下の席にいましたが、窓側の席には普通に人がいたので、あまりはしゃがないようにしていましたが、僕達は完全にエロモードだったと思います。
そして

「そういえば彼氏とはどこまでやっとるん?」

「彼氏のベットで服着たまま抱き合っただけ」

照れながらそう言われました。
僕は自慰行為のレクチャーをさせた女が随分とウブだなと思いました。
僕は面倒になったので集計は適当な数字を書いて終わらせました。
するとやることが無くなってしまいとどまる理由がなくなったので、帰ることにしました。

「じゃあな、変態女」

「じゃあね、毎日シコシコ男」

と言い合いながら僕はその場をあとにしました。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

小学生をもう一度

廣瀬純七
青春
大学生の松岡翔太が小学生の女の子の松岡翔子になって二度目の人生を始める話

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

プール終わり、自分のバッグにクラスメイトのパンツが入っていたらどうする?

九拾七
青春
プールの授業が午前中のときは水着を着こんでいく。 で、パンツを持っていくのを忘れる。 というのはよくある笑い話。

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち

ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。 クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。 それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。 そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決! その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。

隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする

夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】 主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。 そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。 「え?私たち、付き合ってますよね?」 なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。 「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

処理中です...