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第149話
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「「よろしくお願いします」」
「はい、とおるさんとともるさんですね。よろしくお願いします」
アリスさんの紹介できた2人の面接する。
「とおるさんとともるさんは、とおるさんが姉、ともるさんが妹の、双子ということで良いですか?」
「はい」「そうです」
「では、このクランになぜ入りたいと思われましたか?」
「アリス達が」「勧めてくれたから」
「なるほど、このクランのことは聞いてますか?」
「アリス達から」「聞いてます」
双子なだけあって息がピッタリなのと、見た目がほぼ同じで見分けがつかない。目元が少しだけとおるさんの方がキリッとしてて、ともるさんはタレ目かな?
「うちのクランのことはアリスさん達から聞いてると言うことで、まぁもう入ってもらって良いんだけど、一応職業とか聞いても良いですか?」
「ともるが盾で」「とおるが槍です」
発言してる人が逆だから一瞬頭がおかしくなったが、文字通り受け取ればいいだけか。
「パーティーは組んでますか?」
「同じ家に住んでる皆と」「時々一緒に探索してました」
「固定のパーティーは組んでないと、了解です。最後にうちのクランに入ってやりたいことを聞かせてください」
「クランの人と組んで」「色々遊びたいです」
「分かりました」
アリスさん達からとおるさんとともるさんのことは少し聞いており、2人は猫みたいな人達で、ふらっと来て一緒に遊んで、またふらっと居なくなると言っていた。
「じゃあ2人ともこれからよろしくお願いします」
「よろしく」「お願いします」
面接が終わると話に聞いていた通り、2人はどこかへふらっと行ってしまった。
「アリスさん達の言う通りマイペースな2人でした」
「もぐるはあの2人大好き」
「僕も好きっす」
部屋を出たあの双子を俺が見送ると、近くに居たもぐるさんとヒナタさんはそう俺に話す。
たぶんあの2人には何か人を惹きつける魅力があるのだろう。もしかしたら今後俺もその魅力に気付く時が来るのかもしれない。
「ユーマさん、あと3人居るんですけど同時で良いですか?」
「あー、そうですね。一応次の3人もアリスさん的には入ってもらえそうな人なんですよね?」
「はい!」
「分かりました。俺はまた奥の部屋で待ってます」
そしてしばらくすると3人の女性配信者達が来る。
「よろしくお願いします」
「よろしくお願いする」
「よろー」
「お、おお、お、お願いします!」
「名前を教えてもらっても良いですか?」
「カンナと申す」
「ふぅちゃんでーす」
「ふ、ふる、ふるみです!」
第2陣のプレイヤーを結構見てきたけど、配信者の方は皆個性が強い。
「皆さんの職業は」
「武士をしておる」
「カンナは刀使いでしょー。ふぅは弓使いー」
「け、剣士、です」
皆戦闘職に就いてるのか。
「クランに入ってやりたいことは?」
「モンスターを倒し武功を立て、某がこのクランの」
「カンナは寂しがり屋だから皆と一緒に居たいだけだと思うよー。ふぅもカンナとおんなじー」
「お、お、おなじです!」
アリスさん達からカンナさん達も幸福なる種族のことは聞いてるだろうし、もう採用しよう。
「分かりました。たぶんこのあと色々聞いても入ってもらうことに変わりないと思うので、3人とも加入で!」
「感謝する」
「嬉しいー!」
「あ、あ、ありがとうございます!」
もう創設メンバーの元々の知り合いはどうしても審査が甘くなるのは仕方ないだろう。
「ユーマ、俺とメイで10人くらい連れてきた」
「面接お願いします!」
「りょ、了解」
カンナさん達の面接の後すぐにガイル達がやってきて、この後の予定を俺に伝えてくる。
俺は別に面接が嫌な訳では無いが、この時は早く朝になってくれと願わずにはいられなかった。
「ユーマ、あと2人だ。これでもうこっちから積極的な勧誘はせずに、向こうから来るのを判断していけば良いだろ」
「分かった。じゃあ最後の2人見てくるよ」
1人ずつ面接したり、2人や3人を同時で面接したりしてみたが、やっぱり1対1の方が色々話せて良かった気はする。
ただ、ガイルとメイちゃんの方である程度の審査はしてくれてるため、効率を考えれば複数人同時で良いのかもしれない。
「まぁこれで最後だし、たぶん2人とも入れることになるから同時でいいか」
ガイルとメイちゃんの連れてくる人は全員俺も入れたいと思う人ばかりで、正直ここでは雑談するだけになっているのが現状だ。
「お、来た。よろしくお願いします」
「……お願いします」
「よろしくお願いします!」
最後の最後に全く正反対の2人が来たな。
「お名前は?」
「……イクサです」
「腹ぺこクッキングという名前です」
イクサさんは下を向いてるから分かりづらいけどたぶん女性で、小柄でボーイッシュな感じだけど、とにかく声が小さい。
そして腹ぺこクッキングさんはイクサさんとは真逆で、明るくて身体も声も大きいパワフルな男性だ。
「職業は何ですか? それともまだ就いていませんか?」
「……テイマーに、なりたい、です」
「まだ就いていませんが勿論料理人です。職業で言うと調理師になるのかもしれないですね」
2人ともこの時点でまだこのクランには居ない貴重な職業だ。イクサさんは俺がテイマーだから2人目だけど。
「2人とも珍しい職業ですね。まずイクサさんはなぜテイマーに?」
「……テイマー、が良い、から?」
「まぁ理由がなくても良いですからね。えっと、クランに入ったら何をします?」
「……何でもやります」
「補足しておくと、イクサさんはこのクランに入りたいとガイルさんとメイさんに熱弁していました」
「あ、そうなんですか?」
「……」
腹ぺこクッキングさんがそう補足すると、イクサさんは黙って下を向いてしまったので、もう腹ぺこクッキングさんに話を聞こう。
「え、えっと、腹ぺこクッキングさんはなぜ料理人? 調理師に?」
「腹ぺことお呼びください。私は料理を作って皆さんを笑顔にしたいからです。現実だと料理はそれほど得意ではないですが、コネファンでは美味しい料理が作れるとのことですし、楽しみです!」
「じゃあクランのメンバーにご飯を作ってくれたりするんですか?」
「はい! 1人で食材を集めたり、お店を出したりするには時間がかかると思ったので、クランに入れてもらいそこで腕を磨こうと思っていました。ゆくゆくは自分のお店を持ちたいですが、そうなればクランの方には無料で料理を提供させていただきたいと思っています!」
腹ぺこさんはもううちに入ってもらって良さそうだし、イクサさんも腹ぺこさんが言うにはこのクランに入りたいと言ってくれてたみたいだし、ガイルとメイちゃんを信じて2人とも入れて良いかな。
「分かりました。2人とも合格で!」
「……あ、ありがとう、ございます(やった!)」
「これからよろしくお願いします!」
これでもうこっちから勧誘することはないので、また何人も連続で面接をしないといけない、とかは無いだろう。
「ユーマ終わったか?」
「ガイルお疲れ。メイちゃんもありがとう」
「最初は勧誘するのが怖かったですけど、意外と慣れると楽しかったです!」
「2人が連れてくる人はほぼ全員入れたと思うけど、俺の面接必要だった?」
「まぁ最終チェックは必要だろ。あと、うちは攻略クランでもないからな。俺とメイが生産職だからって舐めた態度で話してくるような奴は、こっちから話しかけようがあっちから話しかけてこようが、全部無視して次の奴に声をかけてたんだ」
「私達みたいな攻略でも生産職でものんびりでもないクランに、興味を持ってくれる方は少なかったです」
そもそもクランの方針がしっかりと決まってないうちみたいなクランに、興味を持ってくれる人が少なかったのか。
「本当にお疲れ様。たぶん2人とも今日何百人って数のプレイヤーに声かけたでしょ?」
「まぁ楽しかったけどな」
「最初3人しか居ないクランですって言ったら笑われましたね」
「それが今日だけで50人だ」
クランメンバーの欄を今見てみるとピッタリ50人だった。
本当はアリスさん達もクランメンバーだったけど、面倒くさいことにならないようクランから抜けてもらっていたし、3人の極小クランにこれだけ人を集めたのは凄いの一言でしかない。
「じゃあこれで面接は終わりだし、クランハウスのインテリアとか色々「「ユ、ユーマさん!」」はい?」
後ろを見ると、先程面接したイクサさんと、商人の小岩さんが居た。
「どうしました?」
「……あの、テイマーについて教えて欲しいです」
「自分も商人の依頼を少し手伝って欲しいです」
「俺とメイにクランハウスの方は任せてくれ」
「使いやすいようにしておきます!」
「あ、あぁ、じゃあちょっと言ってくるよ」
ガイルとメイちゃんにそう言われ、イクサさんと小岩さんについて行く。
「……め、迷惑じゃなかったですか?」
「あ、俺? 今日はクランのことを色々やる日だと思ってたし、第2陣のクランメンバーに教えるのもしようと思ってたから、全然迷惑とかは無いですよ。むしろみんな自分で色々動けててびっくりするくらいで」
「イクサさんと自分は、その、ユーマさんのことを前から知ってたです」
「え?」
どうやら2人とも俺のことを知っててくれたらしい。
「そうなんだ。意外と俺って有名人なんだな」
「……テイマーになりたいのも、ユーマさんの真似です」
「あ、そうなの?」
「自分は最前線攻略組を見てたので、それで知ってたです」
2人とも俺がクランリーダーだとガイルとメイちゃんに知らされて面接に挑んだらしく、めちゃくちゃ緊張したらしい。
「てことはガイルとメイちゃんは2人が俺のことを前から知ってるって」
「……知ってました」
「自分はガイルさんから、ユーマさんにそのことは面接中言うなって言われました」
別に俺のことを事前に知ってたからって贔屓したりしないけどな。
「じゃあそんな2人に俺は何をすれば良い?」
「……魔獣ギルドでタマゴをもらった後、進化させたいです」
「自分はその後でいいので、商人ギルドの依頼を一緒に受けて欲しいです」
「了解。じゃあまずは教会でテイマーになってもらう所から始めよっか」
こうして俺は新しいクランメンバーの面倒を見るため、教会まで向かうのだった。
「はい、とおるさんとともるさんですね。よろしくお願いします」
アリスさんの紹介できた2人の面接する。
「とおるさんとともるさんは、とおるさんが姉、ともるさんが妹の、双子ということで良いですか?」
「はい」「そうです」
「では、このクランになぜ入りたいと思われましたか?」
「アリス達が」「勧めてくれたから」
「なるほど、このクランのことは聞いてますか?」
「アリス達から」「聞いてます」
双子なだけあって息がピッタリなのと、見た目がほぼ同じで見分けがつかない。目元が少しだけとおるさんの方がキリッとしてて、ともるさんはタレ目かな?
「うちのクランのことはアリスさん達から聞いてると言うことで、まぁもう入ってもらって良いんだけど、一応職業とか聞いても良いですか?」
「ともるが盾で」「とおるが槍です」
発言してる人が逆だから一瞬頭がおかしくなったが、文字通り受け取ればいいだけか。
「パーティーは組んでますか?」
「同じ家に住んでる皆と」「時々一緒に探索してました」
「固定のパーティーは組んでないと、了解です。最後にうちのクランに入ってやりたいことを聞かせてください」
「クランの人と組んで」「色々遊びたいです」
「分かりました」
アリスさん達からとおるさんとともるさんのことは少し聞いており、2人は猫みたいな人達で、ふらっと来て一緒に遊んで、またふらっと居なくなると言っていた。
「じゃあ2人ともこれからよろしくお願いします」
「よろしく」「お願いします」
面接が終わると話に聞いていた通り、2人はどこかへふらっと行ってしまった。
「アリスさん達の言う通りマイペースな2人でした」
「もぐるはあの2人大好き」
「僕も好きっす」
部屋を出たあの双子を俺が見送ると、近くに居たもぐるさんとヒナタさんはそう俺に話す。
たぶんあの2人には何か人を惹きつける魅力があるのだろう。もしかしたら今後俺もその魅力に気付く時が来るのかもしれない。
「ユーマさん、あと3人居るんですけど同時で良いですか?」
「あー、そうですね。一応次の3人もアリスさん的には入ってもらえそうな人なんですよね?」
「はい!」
「分かりました。俺はまた奥の部屋で待ってます」
そしてしばらくすると3人の女性配信者達が来る。
「よろしくお願いします」
「よろしくお願いする」
「よろー」
「お、おお、お、お願いします!」
「名前を教えてもらっても良いですか?」
「カンナと申す」
「ふぅちゃんでーす」
「ふ、ふる、ふるみです!」
第2陣のプレイヤーを結構見てきたけど、配信者の方は皆個性が強い。
「皆さんの職業は」
「武士をしておる」
「カンナは刀使いでしょー。ふぅは弓使いー」
「け、剣士、です」
皆戦闘職に就いてるのか。
「クランに入ってやりたいことは?」
「モンスターを倒し武功を立て、某がこのクランの」
「カンナは寂しがり屋だから皆と一緒に居たいだけだと思うよー。ふぅもカンナとおんなじー」
「お、お、おなじです!」
アリスさん達からカンナさん達も幸福なる種族のことは聞いてるだろうし、もう採用しよう。
「分かりました。たぶんこのあと色々聞いても入ってもらうことに変わりないと思うので、3人とも加入で!」
「感謝する」
「嬉しいー!」
「あ、あ、ありがとうございます!」
もう創設メンバーの元々の知り合いはどうしても審査が甘くなるのは仕方ないだろう。
「ユーマ、俺とメイで10人くらい連れてきた」
「面接お願いします!」
「りょ、了解」
カンナさん達の面接の後すぐにガイル達がやってきて、この後の予定を俺に伝えてくる。
俺は別に面接が嫌な訳では無いが、この時は早く朝になってくれと願わずにはいられなかった。
「ユーマ、あと2人だ。これでもうこっちから積極的な勧誘はせずに、向こうから来るのを判断していけば良いだろ」
「分かった。じゃあ最後の2人見てくるよ」
1人ずつ面接したり、2人や3人を同時で面接したりしてみたが、やっぱり1対1の方が色々話せて良かった気はする。
ただ、ガイルとメイちゃんの方である程度の審査はしてくれてるため、効率を考えれば複数人同時で良いのかもしれない。
「まぁこれで最後だし、たぶん2人とも入れることになるから同時でいいか」
ガイルとメイちゃんの連れてくる人は全員俺も入れたいと思う人ばかりで、正直ここでは雑談するだけになっているのが現状だ。
「お、来た。よろしくお願いします」
「……お願いします」
「よろしくお願いします!」
最後の最後に全く正反対の2人が来たな。
「お名前は?」
「……イクサです」
「腹ぺこクッキングという名前です」
イクサさんは下を向いてるから分かりづらいけどたぶん女性で、小柄でボーイッシュな感じだけど、とにかく声が小さい。
そして腹ぺこクッキングさんはイクサさんとは真逆で、明るくて身体も声も大きいパワフルな男性だ。
「職業は何ですか? それともまだ就いていませんか?」
「……テイマーに、なりたい、です」
「まだ就いていませんが勿論料理人です。職業で言うと調理師になるのかもしれないですね」
2人ともこの時点でまだこのクランには居ない貴重な職業だ。イクサさんは俺がテイマーだから2人目だけど。
「2人とも珍しい職業ですね。まずイクサさんはなぜテイマーに?」
「……テイマー、が良い、から?」
「まぁ理由がなくても良いですからね。えっと、クランに入ったら何をします?」
「……何でもやります」
「補足しておくと、イクサさんはこのクランに入りたいとガイルさんとメイさんに熱弁していました」
「あ、そうなんですか?」
「……」
腹ぺこクッキングさんがそう補足すると、イクサさんは黙って下を向いてしまったので、もう腹ぺこクッキングさんに話を聞こう。
「え、えっと、腹ぺこクッキングさんはなぜ料理人? 調理師に?」
「腹ぺことお呼びください。私は料理を作って皆さんを笑顔にしたいからです。現実だと料理はそれほど得意ではないですが、コネファンでは美味しい料理が作れるとのことですし、楽しみです!」
「じゃあクランのメンバーにご飯を作ってくれたりするんですか?」
「はい! 1人で食材を集めたり、お店を出したりするには時間がかかると思ったので、クランに入れてもらいそこで腕を磨こうと思っていました。ゆくゆくは自分のお店を持ちたいですが、そうなればクランの方には無料で料理を提供させていただきたいと思っています!」
腹ぺこさんはもううちに入ってもらって良さそうだし、イクサさんも腹ぺこさんが言うにはこのクランに入りたいと言ってくれてたみたいだし、ガイルとメイちゃんを信じて2人とも入れて良いかな。
「分かりました。2人とも合格で!」
「……あ、ありがとう、ございます(やった!)」
「これからよろしくお願いします!」
これでもうこっちから勧誘することはないので、また何人も連続で面接をしないといけない、とかは無いだろう。
「ユーマ終わったか?」
「ガイルお疲れ。メイちゃんもありがとう」
「最初は勧誘するのが怖かったですけど、意外と慣れると楽しかったです!」
「2人が連れてくる人はほぼ全員入れたと思うけど、俺の面接必要だった?」
「まぁ最終チェックは必要だろ。あと、うちは攻略クランでもないからな。俺とメイが生産職だからって舐めた態度で話してくるような奴は、こっちから話しかけようがあっちから話しかけてこようが、全部無視して次の奴に声をかけてたんだ」
「私達みたいな攻略でも生産職でものんびりでもないクランに、興味を持ってくれる方は少なかったです」
そもそもクランの方針がしっかりと決まってないうちみたいなクランに、興味を持ってくれる人が少なかったのか。
「本当にお疲れ様。たぶん2人とも今日何百人って数のプレイヤーに声かけたでしょ?」
「まぁ楽しかったけどな」
「最初3人しか居ないクランですって言ったら笑われましたね」
「それが今日だけで50人だ」
クランメンバーの欄を今見てみるとピッタリ50人だった。
本当はアリスさん達もクランメンバーだったけど、面倒くさいことにならないようクランから抜けてもらっていたし、3人の極小クランにこれだけ人を集めたのは凄いの一言でしかない。
「じゃあこれで面接は終わりだし、クランハウスのインテリアとか色々「「ユ、ユーマさん!」」はい?」
後ろを見ると、先程面接したイクサさんと、商人の小岩さんが居た。
「どうしました?」
「……あの、テイマーについて教えて欲しいです」
「自分も商人の依頼を少し手伝って欲しいです」
「俺とメイにクランハウスの方は任せてくれ」
「使いやすいようにしておきます!」
「あ、あぁ、じゃあちょっと言ってくるよ」
ガイルとメイちゃんにそう言われ、イクサさんと小岩さんについて行く。
「……め、迷惑じゃなかったですか?」
「あ、俺? 今日はクランのことを色々やる日だと思ってたし、第2陣のクランメンバーに教えるのもしようと思ってたから、全然迷惑とかは無いですよ。むしろみんな自分で色々動けててびっくりするくらいで」
「イクサさんと自分は、その、ユーマさんのことを前から知ってたです」
「え?」
どうやら2人とも俺のことを知っててくれたらしい。
「そうなんだ。意外と俺って有名人なんだな」
「……テイマーになりたいのも、ユーマさんの真似です」
「あ、そうなの?」
「自分は最前線攻略組を見てたので、それで知ってたです」
2人とも俺がクランリーダーだとガイルとメイちゃんに知らされて面接に挑んだらしく、めちゃくちゃ緊張したらしい。
「てことはガイルとメイちゃんは2人が俺のことを前から知ってるって」
「……知ってました」
「自分はガイルさんから、ユーマさんにそのことは面接中言うなって言われました」
別に俺のことを事前に知ってたからって贔屓したりしないけどな。
「じゃあそんな2人に俺は何をすれば良い?」
「……魔獣ギルドでタマゴをもらった後、進化させたいです」
「自分はその後でいいので、商人ギルドの依頼を一緒に受けて欲しいです」
「了解。じゃあまずは教会でテイマーになってもらう所から始めよっか」
こうして俺は新しいクランメンバーの面倒を見るため、教会まで向かうのだった。
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