212 / 214
第201話
しおりを挟む
「いいですか!!! このイベントは幸福なる種族としての活躍の場です!!!」
「(この声は……腹ぺこさん?)」
「元最前線攻略組であるユーマさんの活躍、現在1番強い装備を作るガイルさん達、そして有名配信者であるアリスさん達。このクランに私達のような第2陣のメンバーが居ても居なくても、幸福なる種族は大きく成長していくでしょう」
俺は2階の部屋から降りてきて、先にクランハウスを出ようと扉に手をかけたタイミングで、腹ぺこさんの声が聞こえてきた。
本当なら会議を先に抜けたんだし、早く王都の下見へ行った方が良いのだが、この言葉の続きが気になって外に出られない。
後ろを見るとウル達も足を止めて話を聞こうとしてるので、扉の前で腹ぺこさんの話を最後まで聞くことにする。
「ですが!!! 私達はそんな凄い方達からおこぼれを貰うためにこのクランへ入った訳じゃないはずです!!! 強い装備を作ってもらい、有名な配信者と同じクランに所属しているというステータスをもらい、クラン長の通ってきた道の後ろを続くために入ったわけじゃないはずです!!!」
確かに腹ぺこさんは自分のお店を持ちたいって話だったけど、他の人達にもそういう具体的な目標がある訳では無い。
ただ、クランに貢献してくれる気持ちが強かったり、クランメンバーの誰かに恩を感じて入ったりという人は多いため、新しいクランではあるものの結構絆は強い方だと思う。
「私達は、この素晴らしいクランに入ることが出来た素晴らしいメンバーと一緒に成長するために、何か自分の目標に向かって進むために、このクランに貢献したいという想いを持って入ったはずです!!! だから、この素晴らしいクランへ貢献することの出来る機会を絶対に逃してはいけないのです!!!」
あれ、なんか腹ぺこさんからどことなくアリスさん臭がするんだけど……
「攻略組でもない幸福なる種族がこのイベントで活躍すれば誰もが思うはずです。幸福なる種族に所属している人達は凄いのだと。元最前線攻略組であるクラン長、今1番強い装備を作る生産職、有名配信者、それだけのクランでは無いのだと!!! さぁ、誰もが分かる形で私達の存在を世界へと知らしめましょう。アウロサリバで1番の貢献度を取り、幸福なる種族に隙はないと、このクランは何でも出来る最高のクランなのだと私達が証明するのです!!!」
「「「「「うぉぉぉぉぉ!!!!!!」」」」」
なんか怒号にも近い声がクランハウス中に響き渡っていて、今にも皆がこちらに向かって出てきそうな気がしたため、俺は急いで扉を開けるとクランハウスからクリスタルまで走るのだった。
「なんか凄かったな」
「クゥ!」「アウ!」「……!」「コン!」
腹ぺこさんからどことなくアリスさんに近い雰囲気を感じたのは、俺のことを話す時のアリスさんと、幸福なる種族のことを話す腹ぺこさんが似てたからだろう。
俺は知らなかったが、腹ぺこさんは相当うちのクランのことを気に入ってるらしい。
本人からそんなこと一度も聞いたことなかったが、あの言葉を聞いたら腹ぺこさんの幸福なる種族に対する愛情が伝わってきた。
「偉大な御方ってクランは有名どころではないけど攻略組だし、アウロサリバでうちが1位の貢献度を取るのはなかなか厳しいと思うけど、皆のあのやる気を見たら、もしかしたらって期待しちゃうな」
最前線攻略組を抜くとか、モンスター討伐数1位を目指すとかそういうことではなく、あくまでも自分達がギリギリ達成できそうな、アウロサリバの貢献度1位を目指すというところも、皆のやる気アップに繋がっていると思う。
最初腹ぺこさんにまとめ役をお願いしたのは誰も西の街を守るリーダー枠がいなかったからだが、これからもこういう時はお願いして良いかもしれない。
腹ぺこさんはうちのクランメンバーの食事を1人で作ってるので、俺以外の皆とは交流する機会も多いし、たぶん1番クランメンバーのことを知っていると思う。
だからこそ腹ぺこさんの言葉は皆に響くだろうし、いつも自分達のために料理を作ってくれる腹ぺこさんが言うなら、自分達も頑張ろうって思う気持ちも強まる。
俺は皆があんな声を出してるところは見たことがないし、イベント前の話し合いとしては最高だったと思う。
「うちは普段こういう熱血系のクランじゃないんだけど、イベントの日はこれくらい気合入ってる方が皆も楽しいだろうな」
攻略組でもなければのんびりクランでもない、中間に位置する俺達のクランは皆が自由に遊べるのが強みだ。
それこそ自分のお店を持ちたいと言ってうちに入った腹ぺこさんや、おしゃべりがしたくて入った生産職の人、ゲームをするのが初めてで、メイちゃんに声を掛けられたから入ってみようと思ったスー君ユー君など、幸福なる種族には色んな人が居る。
皆クランに入ってる以上クランのために何かしたいとは思ってくれてるはずだが、皆それぞれやりたいことは違う。
そんなバラバラなメンバーがこういう時に1つになるというのは、攻略組とはまた違う良さがあって良いなと思った。
「まぁそんな中でも俺は皆と違う場所に居るんだけどな」
「クゥ!」「アウ!」「……!」「コン!」
「あぁ、ごめんごめん。ウル達とは一緒だもんな。……よし! 俺達も皆に負けないよう頑張るか!」
俺もウル達も腹ぺこさんのあの言葉にどこか気合が入ったのか、イベントで活躍したいという気持ちは強くなっていた。
「あれユーマじゃないか?」
「優美なる秩序と元最前線攻略組が居るならここも余裕だな」
「でも人数はそこまで多くなさそうだし、もしかしたら俺達も貢献度上位に食い込めるかも?」
「無理無理、聞いたことない名前の攻略組の奴らにすら勝てねぇのに、有名どころに勝てるわけがねぇ」
俺達はこの前下見で行くことが出来なかった場所を目指して歩いているのだが、すれ違うプレイヤー達は俺のことを知ってるし、俺も他のゲームで何度か見た記憶のあるプレイヤーが多かった。
やっぱり新しいゲームだから知らない人も少しはいるが、基本的には見慣れた人達ばっかりだ。
「ユーマさん」
「あ、ミカさんこんにちは。あれ、くるみさんは居ないんですね」
「くるみは自分の担当の場所を下見してなかったので、ププさん直々に教えてもらってます」
「そうなんですね」
たぶん優美なる秩序は人数が足りていないから、6人パーティーではなくもっと少ない人数に分かれて色んな場所を守ることになってるのだろう。
ほぼ全員が第2陣スタートというハンデがやっぱり痛いな。
「やっぱり王都くらい大きな街だと、人数的な問題がありますよね。優美なる秩序はメインパーティーを分けて配置することにしたんですか?」
「そうなんです。私もくるみも違う場所に配置されて、生産職の方とパーティーを組んで守ることになってます」
「まぁ仕方がないですよね」
「……優美なる秩序に入って初めてのイベントなので、私もくるみも楽しみにしていたのですが、団長達と一緒に出来ないのはちょっと残念です」
「人数問題は仕方がないですよね」
こうなるとミカさんやくるみさんが貢献度ランキング上位になるのは厳しくて、俺が結構上位に食い込めそうで状況的には嬉しいんだけど、ちょっと複雑だな。
「あの、ユーマさんはお一人ですか?」
「ウル達が居るので俺だけではないですけど」
「クゥ!」「アウ!」「……!」「コン!」
「あ、すみません!」
「いや、大丈夫です、ウル達は怒ってないですよ。自分達が居るよってアピールしただけで。たぶんですけど、ミカさんは俺以外にクランメンバーが居るかどうか聞きたかったんですよね?」
「そうです!」
「ここには俺だけしかいないです。クランの皆はほぼ全員アウロサリバを守ってるので」
俺がそう言うとミカさんの表情が少し曇った。
もしかしたら王都を守るプレイヤーが予定より多かったら、ミカさん達もテミスさんとパーティーを組んでイベントを遊べたのかもしれない。
ただ、俺のクランではガイルとメイちゃんくらいしか王都に来れる人は居ないし、戦力になるかどうかって考えたら怪しい。
「……そうです、か」
「あの、テミスさんは今回のイベントって誰とパーティーを組むんですか?」
「団長はププ先輩と組んで貢献度1位を取るとのことでした」
「なるほど。確かにそれなら取れますね」
まぁ優美なる秩序としてはそれが1番確実か。
ミカさんを目の前にして申し訳ないが、テミスさんとププさんが2人で組めばほぼ優美なる秩序のパーティーが完成していると言って良いだろう。
それくらいあの2人はパワーがあるし、はっきり言って最前線攻略組のメンバーと同じくらいの実力がある。
自慢じゃないが俺はこれでも自分が強いことは理解してるつもりだし、最前線攻略組へ所属するに値する実力を持っていると思っている。
そしてそれはテミスさんとププさんにも言えること。
あの2人も相当な実力者だし、今すぐに最前線攻略組の誰かと交代しても何も問題ない。
なんなら今のゆうたよりは確実に2人の方が実力も経験もあるだろう。
「あ、今から最後のミーティングがあるので、失礼します!」
「あっ」
ミカさんは俺にそう言って王都のクリスタルの方へ走って行ったが、俺もテミスさんからチャットで呼ばれてるんだよなぁ。
「ちょっと気まずいけど、追いかけるか」
「クゥ」「アウ」「……!」「コン」
「ミカさん!」
「あれ、ユーマさん?」
俺達は走っているミカさんに追いつき、自分もテミスさんに呼ばれていることを伝えると、ミカさんは顔を真っ赤にして俺に謝るのだった。
「(この声は……腹ぺこさん?)」
「元最前線攻略組であるユーマさんの活躍、現在1番強い装備を作るガイルさん達、そして有名配信者であるアリスさん達。このクランに私達のような第2陣のメンバーが居ても居なくても、幸福なる種族は大きく成長していくでしょう」
俺は2階の部屋から降りてきて、先にクランハウスを出ようと扉に手をかけたタイミングで、腹ぺこさんの声が聞こえてきた。
本当なら会議を先に抜けたんだし、早く王都の下見へ行った方が良いのだが、この言葉の続きが気になって外に出られない。
後ろを見るとウル達も足を止めて話を聞こうとしてるので、扉の前で腹ぺこさんの話を最後まで聞くことにする。
「ですが!!! 私達はそんな凄い方達からおこぼれを貰うためにこのクランへ入った訳じゃないはずです!!! 強い装備を作ってもらい、有名な配信者と同じクランに所属しているというステータスをもらい、クラン長の通ってきた道の後ろを続くために入ったわけじゃないはずです!!!」
確かに腹ぺこさんは自分のお店を持ちたいって話だったけど、他の人達にもそういう具体的な目標がある訳では無い。
ただ、クランに貢献してくれる気持ちが強かったり、クランメンバーの誰かに恩を感じて入ったりという人は多いため、新しいクランではあるものの結構絆は強い方だと思う。
「私達は、この素晴らしいクランに入ることが出来た素晴らしいメンバーと一緒に成長するために、何か自分の目標に向かって進むために、このクランに貢献したいという想いを持って入ったはずです!!! だから、この素晴らしいクランへ貢献することの出来る機会を絶対に逃してはいけないのです!!!」
あれ、なんか腹ぺこさんからどことなくアリスさん臭がするんだけど……
「攻略組でもない幸福なる種族がこのイベントで活躍すれば誰もが思うはずです。幸福なる種族に所属している人達は凄いのだと。元最前線攻略組であるクラン長、今1番強い装備を作る生産職、有名配信者、それだけのクランでは無いのだと!!! さぁ、誰もが分かる形で私達の存在を世界へと知らしめましょう。アウロサリバで1番の貢献度を取り、幸福なる種族に隙はないと、このクランは何でも出来る最高のクランなのだと私達が証明するのです!!!」
「「「「「うぉぉぉぉぉ!!!!!!」」」」」
なんか怒号にも近い声がクランハウス中に響き渡っていて、今にも皆がこちらに向かって出てきそうな気がしたため、俺は急いで扉を開けるとクランハウスからクリスタルまで走るのだった。
「なんか凄かったな」
「クゥ!」「アウ!」「……!」「コン!」
腹ぺこさんからどことなくアリスさんに近い雰囲気を感じたのは、俺のことを話す時のアリスさんと、幸福なる種族のことを話す腹ぺこさんが似てたからだろう。
俺は知らなかったが、腹ぺこさんは相当うちのクランのことを気に入ってるらしい。
本人からそんなこと一度も聞いたことなかったが、あの言葉を聞いたら腹ぺこさんの幸福なる種族に対する愛情が伝わってきた。
「偉大な御方ってクランは有名どころではないけど攻略組だし、アウロサリバでうちが1位の貢献度を取るのはなかなか厳しいと思うけど、皆のあのやる気を見たら、もしかしたらって期待しちゃうな」
最前線攻略組を抜くとか、モンスター討伐数1位を目指すとかそういうことではなく、あくまでも自分達がギリギリ達成できそうな、アウロサリバの貢献度1位を目指すというところも、皆のやる気アップに繋がっていると思う。
最初腹ぺこさんにまとめ役をお願いしたのは誰も西の街を守るリーダー枠がいなかったからだが、これからもこういう時はお願いして良いかもしれない。
腹ぺこさんはうちのクランメンバーの食事を1人で作ってるので、俺以外の皆とは交流する機会も多いし、たぶん1番クランメンバーのことを知っていると思う。
だからこそ腹ぺこさんの言葉は皆に響くだろうし、いつも自分達のために料理を作ってくれる腹ぺこさんが言うなら、自分達も頑張ろうって思う気持ちも強まる。
俺は皆があんな声を出してるところは見たことがないし、イベント前の話し合いとしては最高だったと思う。
「うちは普段こういう熱血系のクランじゃないんだけど、イベントの日はこれくらい気合入ってる方が皆も楽しいだろうな」
攻略組でもなければのんびりクランでもない、中間に位置する俺達のクランは皆が自由に遊べるのが強みだ。
それこそ自分のお店を持ちたいと言ってうちに入った腹ぺこさんや、おしゃべりがしたくて入った生産職の人、ゲームをするのが初めてで、メイちゃんに声を掛けられたから入ってみようと思ったスー君ユー君など、幸福なる種族には色んな人が居る。
皆クランに入ってる以上クランのために何かしたいとは思ってくれてるはずだが、皆それぞれやりたいことは違う。
そんなバラバラなメンバーがこういう時に1つになるというのは、攻略組とはまた違う良さがあって良いなと思った。
「まぁそんな中でも俺は皆と違う場所に居るんだけどな」
「クゥ!」「アウ!」「……!」「コン!」
「あぁ、ごめんごめん。ウル達とは一緒だもんな。……よし! 俺達も皆に負けないよう頑張るか!」
俺もウル達も腹ぺこさんのあの言葉にどこか気合が入ったのか、イベントで活躍したいという気持ちは強くなっていた。
「あれユーマじゃないか?」
「優美なる秩序と元最前線攻略組が居るならここも余裕だな」
「でも人数はそこまで多くなさそうだし、もしかしたら俺達も貢献度上位に食い込めるかも?」
「無理無理、聞いたことない名前の攻略組の奴らにすら勝てねぇのに、有名どころに勝てるわけがねぇ」
俺達はこの前下見で行くことが出来なかった場所を目指して歩いているのだが、すれ違うプレイヤー達は俺のことを知ってるし、俺も他のゲームで何度か見た記憶のあるプレイヤーが多かった。
やっぱり新しいゲームだから知らない人も少しはいるが、基本的には見慣れた人達ばっかりだ。
「ユーマさん」
「あ、ミカさんこんにちは。あれ、くるみさんは居ないんですね」
「くるみは自分の担当の場所を下見してなかったので、ププさん直々に教えてもらってます」
「そうなんですね」
たぶん優美なる秩序は人数が足りていないから、6人パーティーではなくもっと少ない人数に分かれて色んな場所を守ることになってるのだろう。
ほぼ全員が第2陣スタートというハンデがやっぱり痛いな。
「やっぱり王都くらい大きな街だと、人数的な問題がありますよね。優美なる秩序はメインパーティーを分けて配置することにしたんですか?」
「そうなんです。私もくるみも違う場所に配置されて、生産職の方とパーティーを組んで守ることになってます」
「まぁ仕方がないですよね」
「……優美なる秩序に入って初めてのイベントなので、私もくるみも楽しみにしていたのですが、団長達と一緒に出来ないのはちょっと残念です」
「人数問題は仕方がないですよね」
こうなるとミカさんやくるみさんが貢献度ランキング上位になるのは厳しくて、俺が結構上位に食い込めそうで状況的には嬉しいんだけど、ちょっと複雑だな。
「あの、ユーマさんはお一人ですか?」
「ウル達が居るので俺だけではないですけど」
「クゥ!」「アウ!」「……!」「コン!」
「あ、すみません!」
「いや、大丈夫です、ウル達は怒ってないですよ。自分達が居るよってアピールしただけで。たぶんですけど、ミカさんは俺以外にクランメンバーが居るかどうか聞きたかったんですよね?」
「そうです!」
「ここには俺だけしかいないです。クランの皆はほぼ全員アウロサリバを守ってるので」
俺がそう言うとミカさんの表情が少し曇った。
もしかしたら王都を守るプレイヤーが予定より多かったら、ミカさん達もテミスさんとパーティーを組んでイベントを遊べたのかもしれない。
ただ、俺のクランではガイルとメイちゃんくらいしか王都に来れる人は居ないし、戦力になるかどうかって考えたら怪しい。
「……そうです、か」
「あの、テミスさんは今回のイベントって誰とパーティーを組むんですか?」
「団長はププ先輩と組んで貢献度1位を取るとのことでした」
「なるほど。確かにそれなら取れますね」
まぁ優美なる秩序としてはそれが1番確実か。
ミカさんを目の前にして申し訳ないが、テミスさんとププさんが2人で組めばほぼ優美なる秩序のパーティーが完成していると言って良いだろう。
それくらいあの2人はパワーがあるし、はっきり言って最前線攻略組のメンバーと同じくらいの実力がある。
自慢じゃないが俺はこれでも自分が強いことは理解してるつもりだし、最前線攻略組へ所属するに値する実力を持っていると思っている。
そしてそれはテミスさんとププさんにも言えること。
あの2人も相当な実力者だし、今すぐに最前線攻略組の誰かと交代しても何も問題ない。
なんなら今のゆうたよりは確実に2人の方が実力も経験もあるだろう。
「あ、今から最後のミーティングがあるので、失礼します!」
「あっ」
ミカさんは俺にそう言って王都のクリスタルの方へ走って行ったが、俺もテミスさんからチャットで呼ばれてるんだよなぁ。
「ちょっと気まずいけど、追いかけるか」
「クゥ」「アウ」「……!」「コン」
「ミカさん!」
「あれ、ユーマさん?」
俺達は走っているミカさんに追いつき、自分もテミスさんに呼ばれていることを伝えると、ミカさんは顔を真っ赤にして俺に謝るのだった。
48
あなたにおすすめの小説
癒し目的で始めたVRMMO、なぜか最強になっていた。
branche_noir
SF
<カクヨムSFジャンル週間1位>
<カクヨム週間総合ランキング最高3位>
<小説家になろうVRゲーム日間・週間1位>
現実に疲れたサラリーマン・ユウが始めたのは、超自由度の高いVRMMO《Everdawn Online》。
目的は“癒し”ただそれだけ。焚き火をし、魚を焼き、草の上で昼寝する。
モンスター討伐? レベル上げ? 知らん。俺はキャンプがしたいんだ。
ところが偶然懐いた“仔竜ルゥ”との出会いが、運命を変える。
テイムスキルなし、戦闘ログ0。それでもルゥは俺から離れない。
そして気づけば、森で焚き火してただけの俺が――
「魔物の軍勢を率いた魔王」と呼ばれていた……!?
癒し系VRMMO生活、誤認されながら進行中!
本人その気なし、でも周囲は大騒ぎ!
▶モフモフと焚き火と、ちょっとの冒険。
▶のんびり系異色VRMMOファンタジー、ここに開幕!
カクヨムで先行配信してます!
俺の職業は【トラップ・マスター】。ダンジョンを経験値工場に作り変えたら、俺一人のせいでサーバー全体のレベルがインフレした件
夏見ナイ
SF
現実世界でシステムエンジニアとして働く神代蓮。彼が効率を求めVRMMORPG「エリュシオン・オンライン」で選んだのは、誰にも見向きもされない不遇職【トラップ・マスター】だった。
周囲の冷笑をよそに、蓮はプログラミング知識を応用してトラップを自動連携させる画期的な戦術を開発。さらに誰も見向きもしないダンジョンを丸ごと買い取り、24時間稼働の「全自動経験値工場」へと作り変えてしまう。
結果、彼のレベルと資産は異常な速度で膨れ上がり、サーバーの経済とランキングをたった一人で崩壊させた。この事態を危険視した最強ギルドは、彼のダンジョンに狙いを定める。これは、知恵と工夫で世界の常識を覆す、一人の男の伝説の始まり。
レベル1のフリはやめた。貸した力を全回収
ソラ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ち、ソラ。
彼はレベル1の無能として蔑まれ、魔王討伐を目前に「お前のようなゴミはいらない」と追放を言い渡される。
だが、傲慢な勇者たちは知らなかった。
自分たちが人間最高峰の力を維持できていたのは、すべてソラの規格外のステータスを『借りていた』からだということを。
「……わかった。貸していた力、すべて返してもらうよ」
契約解除。返還されたレベルは9999。
一瞬にして力を失い、ただの凡人へと転落しパニックに陥る勇者たち。
対するソラは、星を砕くほどの万能感を取り戻しながらも、淡々と宿を去る。
静かな隠居を望むソラだったが、路地裏で「才能なし」と虐げられていた少女ミィナを助けたことで、運命が変わり始める。
「借金の利息として、君を最強にしてあげよう」
これは、世界そのものにステータスを貸し付けていた最強の『貸与者』が、不条理な世界を再定義していく物語。
(本作品はAIを活用して構成・執筆しています)
【完結】VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました
鳥山正人
ファンタジー
フルダイブ型VRMMOゲームの『スペードのクイーン』のオープンベータ版が終わり、正式リリースされる事になったので早速やってみたら、いきなりのサーバーダウン。
だけどボクだけ知らずにそのままチュートリアルをやっていた。
チュートリアルが終わってさぁ冒険の始まり。と思ったらもう一度チュートリアルから開始。
2度目のチュートリアルでも同じようにクリアしたら隠し要素を発見。
そこから怒涛の快進撃で最強になりました。
鍛冶、錬金で主人公がまったり最強になるお話です。
※この作品は「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過した【第1章完結】デスペナのないVRMMOで〜をブラッシュアップして、続きの物語を描いた作品です。
その事を理解していただきお読みいただければ幸いです。
───────
自筆です。
アルファポリス、第18回ファンタジー小説大賞、奨励賞受賞
【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
────────
自筆です。
【完結】VRMMOでスライム100万匹倒して最強になった僕は経験値で殴るゲームやってます
鳥山正人
ファンタジー
検証が大好きな主人公、三上ハヤト。
このゲームではブロンズ称号、シルバー称号、ゴールド称号が確認されている。
それ以上の称号があるかもしれないと思い、スライムを100万匹倒したらプラチナ称号を手に入れた主人公。
その称号効果はスライム種族特効効果。
そこからは定番の経験値スライムを倒して最強への道かと思ったら・・・
このゲームは経験値を分け与える事が出来て、売買出来るゲーム。
主人公は経験値でモンスターを殴ります。
──────
自筆です。
俺の家に異世界ファンタジーガチャが来た結果→現実世界で最強に ~極大に増えていくスキルの数が膨大になったので現実世界で無双します~
仮実谷 望
ファンタジー
ガチャを廻したいからそんな理由で謎の異世界ガチャを買った主人公はガチャを廻して自分を鍛えて、最強に至る。現実世界で最強になった主人公は難事件やトラブルを解決する。敵の襲来から世界を守るたった一人の最強が誕生した。そしてガチャの真の仕組みに気付く主人公はさらに仲間と共に最強へと至る物語。ダンジョンに挑戦して仲間たちと共に最強へと至る道。
ガチャを廻しまくり次第に世界最強の人物になっていた。
ガチャ好きすぎて書いてしまった。
もふもふで始めるのんびり寄り道生活 便利なチートフル活用でVRMMOの世界を冒険します!
ゆるり
ファンタジー
【書籍化!】第17回ファンタジー小説大賞『癒し系ほっこり賞』受賞作です。
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『もふもふで始めるVRMMO生活 ~寄り道しながらマイペースに楽しみます~』です)
ようやくこの日がやってきた。自由度が最高と噂されてたフルダイブ型VRMMOのサービス開始日だよ。
最初の種族選択でガチャをしたらびっくり。希少種のもふもふが当たったみたい。
この幸運に全力で乗っかって、マイペースにゲームを楽しもう!
……もぐもぐ。この世界、ご飯美味しすぎでは?
***
ゲーム生活をのんびり楽しむ話。
バトルもありますが、基本はスローライフ。
主人公は羽のあるうさぎになって、愛嬌を振りまきながら、あっちへこっちへフラフラと、異世界のようなゲーム世界を満喫します。
カクヨム様でも公開しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる