神様に愛されなかった僕、貴族に転生した2秒後に平民落ちしたけど、メイドが愛してくれるので今日も幸せです

水の入ったペットボトル

文字の大きさ
25 / 25

第25話 この世界に感謝を

しおりを挟む
「ルイ、すまねぇな」
「……(ペコペコ)」
「コールさんもザールさんも無事で良かったです」

 今日ここから出るコールさんとザールさんが僕に挨拶をしに来てくれた。

「本当にすまねぇ」
「イレギュラーは仕方ないですよ」
「でも冒険者ギルドからあの辺が怪しいとは言われてただろ?」
「ゴブリンを追いかけたから入っただけで、僕達は気を付けてたじゃないですか。運が悪かっただけですよ」
「でもよう、俺達を逃がすためにルイが犠牲になっちまった」
「そんな死んだみたいに言わないでください」

 コールさんもザールさんも、まるで自分達がもっと傷付いてたら良かったみたいな言い方だ。
 正直僕があの猛獣に闘志を燃やして戦うことが出来たのは、絶対に守りたかったアンナさんの存在が大きい。
 だからこそコールさん達にはあまり謝罪されても僕としては困る。
 もちろんコールさん達を助ける気持ちはあったけど、1番はアンナさんだったから。

「あの、本当に大丈夫です。僕、コールさん達を助けたかった気持ちもありますけど、1番はアンナさんを助けたくて頑張ったので」
「そんなの俺達も分かってる。それでもルイには感謝してるんだ」

 こうしてコールさん達に何度も感謝され、僕がここを退院したら飯でも奢ると言われた。

「じゃあな」
「はい」
「……(ペコッ)」

 コールさん達は最後まで僕の体の心配をしてくれて、僕が半ば追い出すような形でこの部屋を出て行った。

「……」

「……」

「……」

 暇だ、あまりにも暇だ。

 お腹の痛みもあまり無くて、この部屋に患者は僕だけ。
 誰とも話を出来ないのがこんなにも暇だとは思わなかった。

「……自分で治してみるか」

 アンナさんが使う治癒魔法。
 ソーさんに騙されて読んだあの分厚い本には色々な魔法の事が書かれており、その中には治癒魔法もあった。

「確か再生を促すんだっけ」

 左手に集めた魔力を治癒の属性へと変化させ、怪我をしている場所に当てる。

「おぉ、治ってる感覚があるな」

 ただ、自分の体なら直接魔力を患部に集めれば良いと思い、右の脇腹に魔力をそのまま集める。

「お、おぉぉ、くっ、くすぐったいなっ」

 集めた魔力を治癒魔法へ変換すると、先程より効き目が良く、内側からも治されていく感覚があり、とにかく痒い。

「ふぅ、ふぅ、続けるぞ」

 頭の中で脇腹を突き刺したあの猛獣を思い出す、のではなく、アンナさんの顔が浮かぶ。

 アンナさんと喋りたい。
 アンナさんに触れたい。
 アンナさんと一緒に居たい。

 僕はその一心で自分の怪我を治療し続けた。



「様子を見に来たよ」
「あ、シスター。もう治ったので帰りたいです」
「んあ? そんなバカなこと言ってないで」
「本当に怪我は治しました」
「治した?」
「はい」

 シスターはぐるぐる巻きにして血を止めていた僕のお腹の包帯を取っていく。

「ほ、本当に塞がってる」
「もう僕は出て良いですか?」
「あ、あぁ、いや! 今日はここで過ごしな。本当に治ってたら明日出ていっても良いよ」
「そうですか。そうですね、分かりました」 
「じゃああたしゃ次のところに行くよ」
「はい。ありがとうございました」
「(どうなってんだいあの子は)」

 僕はシスターから明日退院する許可をもらったので、今日は仕方なく安静にする。

「じゃあ浄化にも挑戦しようかな?」

 今はソーさんがあの分厚い本を読ませてくれたことに感謝している。
 あそこまで色んな魔法の事を学べて、それも中級レベルまで載っているものはないのだろうと思うから。
 そして魔法がすぐに使えるようになった自分の才能にも今は感謝している。

 僕は本に書いてあったことと、一度自分で体験した浄化魔法を一生懸命思い出しながら、時間だけはあるため何度も何度も挑戦するのだった。



「ルイ様」
「はい」
「治ったのですか?」
「はい!」
「ご自身で治されたのですか?」
「……はい」

 僕は少しだけ怖かった。
 アンナさんは僕が治癒魔法を使えたことに、素直に喜んでくれるかどうか分からなかったから。
 またアンナさんが僕の才能を素直に喜べなくて、自分で自分を苦しめてしまわないか心配だったから。

 でもそんな心配は無用だった。

「ルイ様……良かったです!!」
「ア、アンナさん!?」
「本当に……本当に良かった……」
「……心配してくれてありがとうございました」

 僕に飛び込んできたアンナさんは、僕の胸に頭をスリスリと、動物のやるそれのように続ける。
 もちろん腕は僕の背中に回され、強く抱き締められている。

 これまでの僕であれば、どうすれば良いか悩んだであろう両腕を、アンナさんの背中に回して僕も抱き締める。

 抱き締めて分かるアンナさんの華奢な身体。
 僕なんかより細くて軽い、それでも僕を引っ張ろうといつも頑張ってくれていることに、僕は感謝の気持ちが湧いてくる。

「ルイ様撫でてください」
「はい」

 本人からのご希望通り、僕は優しくアンナさんの頭を撫でる。

「今日はルイ様を抱き締めて寝ます」
「はい」
「ルイ様の心も覗きながら寝ます」
「はい」
「……ルイ様、私に今日頑張ったご褒美をください」
「は、はい」

 ご、ご褒美!?
 ご褒美ってたぶんアンナさんが昨日の朝してくれた、ご褒美のことだよね?
 お、落ち着け、これだけ良い雰囲気で失敗するわけにはいかない。

「い、行きます!」
「……」

 僕は意を決してアンナさんのその左頬へと、目を閉じ己の唇を近づけるのだが、触れた瞬間にどこかおかしな感触だと感じて目を開ける。

「ふふっ、ルイ様は目を閉じてキスをするのですね」

 アンナさんの顔が真正面にあり、僕はアンナさんの唇から目が離せなくなる。

「え、あれ? 僕、今」
「私もお返ししますね」
「むぐっ!?」

 今回は僕も目を閉じることはなかった。

 さっき僕が感じた感触と同じ、いや、それ以上のものを唇から感じる。

「私、まだまだルイ様に追いつける気はしませんし、隣に立つ資格があるのかどうかも分かりません。でも、ルイ様を好きな気持ちは本物ですし、ルイ様の気持ちも分かりますから。だから私が自信を付けるまでルイ様が離れられないように頑張ります」

 アンナさんの声は聞こえているが、僕は話の内容を理解できるほど頭が回っていない。

「私ルイ様を逃がしませんから」
「は、はい」
「ルイ様?」

 嬉しい。
 嬉しい。暑い。
 嬉しい。熱い熱い熱い。

「ルイ様! か、体が熱いです!」
「アンナしゃん」
「ルイ様ーーーー!!!」

 僕は湯気が出ているんじゃないかというくらい顔が熱くなり、アンナさんの冷たい手と治癒魔法を頬に感じながら、僕はそのまま意識を手放すのだった。



「これならもう出ても良いね」
「ありがとうございました」
「本当に退院するとは思わなかったよ」
「シスターのおかげです」
「そんな見え透いた世辞は要らないよ」

 シスターは朝僕とアンナさんの寝ているベッドに来たと思ったら、体を診ると言ってくれて、昨日言った通り退院のお許しが出た。

「もう来るんじゃないよ」
「はい」
「お世話になりました」

 アンナさんと僕はシスターに見送られて教会を出る。

「アンナさん。僕、冒険者になれて良かったです」
「本当ですか?」
「はい。やっと前の自分が冒険者をやりたいと思ってた気持ちが分かった気がします」
「大きな怪我をされたのに?」
「はい」
「私はルイ様が居なくなったらと思うと不安で仕方ありません」
「それは……僕も同じです」
「仮の話ですが、もし私が冒険者をやめて欲しいと言ったら、ルイ様は続けられますか?」

 アンナさんから質問が飛んできた。
 要は僕が大切にするのは、アンナさんか、冒険者か。

「それは、決まってますね」
「……どちらですか?」
「アンナさんを優先します」
「……」
「でも、たぶんアンナさんに冒険者を続けさせてほしいって僕はお願いすると思います」
「……それを私が断ったら?」
「アンナさんは断りませんよ」
「どうしてそう思われるのですか?」
「いつも僕のことを最優先で考えてくれますから」
「……」
「もし僕のお願いをアンナさんが聞こうとしないような関係になれたなら、僕はむしろ嬉しいですね。良くアンナさんに我が儘を言わせられる関係になったと、褒めたいです」
「ルイ様はポジティブですね」
「アンナさんのおかげです」

 僕達は話しながら歩いていると、教会から街の大通りまでやって来た。

「僕今からギルドで依頼を受けたいです」
「ルイ様が倒されたファングジャガー亜種の討伐報酬もありますし、もう少し休まれても良いですよ?」
「ずっとベッドで寝たきりだったので、早く動きたいんですよね」
「ではルイ様のお好きなようにしてください。私が無理だと判断すれば止めますから」
「ありがとうございます!」
「ル、ルイ様! 嬉しいですが、こ、こんな人の目がある所で」
「これは最初酒場でアンナさんに抱き着かれたお返しです!」
「ルイ様!」
「冒険者ギルドへ行きますからね!」
「ちょっと、ルイ様待ってください!」

 まだまだ僕は冒険者として新米だけど、最初アンナさんについて行くだけだった僕が、今こうしてアンナさんに追いかけられていること自体奇跡みたいなものだ。

「つ、捕まえました。でもルイ様、どうして急に止まったのですか?」
「いや、やっぱりアンナさんと手を繋ぎたいなと思って」
「……今日のルイ様は私をからかいたい日なのですね」
「ずっとベッドの上でアンナさんに会いたいって思ってましたから」
「……それは私もです」
「なので、はい、行きましょう」
「(……手を出してリードしてくれるルイ様、あり、ですね)」
「アンナさん?」
「い、いえ、行きましょう!」

 僕は未だに1人で何も出来ないけど、アンナさんのためならなんだって出来る。

「お、ルイ!? もう良いのか!!」
「……(ペコペコッ)」
「はい、シスターから退院して良いって言われました!」

 少しずつ知り合いも増えてきた。

「まだ朝は食ってねぇだろ? おい! 俺達の恩人の帰還だ!! 樽でエール持ってきてくれ!!」
「コ、コールさん? 僕お酒は飲まないですけど……」
「皆! そのエールは俺からの奢りだ! 飲みてぇやつは俺のダチの帰還を祝ってくれ!!!」
「お!! 良いねぇ! タダで飲めるぞ!」

 冒険者という職業も知った。

「じゃあ行くぞ! ルイの勇気に!」
「「「「ルイの勇気に!」」」」
「ルイの帰還に!」
「「「「ルイの帰還に!」」」」
「ルイのこれからの人生に!」
「「「「人生に!」」」」
「かんぱーーーい!!!」
「「「「かんぱーーーい!!!」」」」

 この世界にも慣れてきた。

「ルイ様、ルイ様は朝から飲むような冒険者にはならないで下さいね」
「はい。アンナさんが言うならそうしますね」
「お、主役は女の尻に敷かれてるやつだったか」
「その方が良いぜ。俺も帰ったらカミさんには頭が上がらねぇ」
「違いねぇな」

 そして、僕はこの世界でアンナさんと生きていきたいと願っている。

「付き合ってんのか?」
「わ、私はルイ様と、その」
「あぁ? まだ付き合ってねぇのか」
「コールさん、僕も貰っていいですか?」
「あ、あぁ、でもルイお前、酒は飲まねぇって」
 ゴクッ、ゴクッ、ゴクッ

 そして色んな力を借りないと言えない僕はまだまだ駄目だけど、言えるだけマシになった気がする。

「ア、アンナしゃん! これまでも、これからも、ずっと好きです。僕の彼女になってくだしゃい!!」
「えっ、ル、ルイ様!?」
「「「「おおおおおぉぉ!!!」」」」
「姉ちゃん返事は!!」
「えっ、あの、えっと、ぉ、ぉ願いします」

「「「「うぉぉぉぉぉぉぉ!!!」」」」
「良くやった坊主!!!」
「良かったなぁ!」
「フラれてたらもっと酒がうまくなったんだがなぁ」

 僕はこの世界で一番大事な人を見つけた。

「ル、ルイ様! 大丈夫ですか?」
「だ、だいじょうぶでしゅ」
「ル、ルイ様?」

 バタンッ

「お、おいルイ! あぁ、こりゃ完全に酔っ払ってるな」
「ルイさまぁ」
「そこに寝かしとくか」
「アンナしゃん、しゅきですぅ」
「はい……私もルイ様のことが大好きですよ!」

 まだまだ僕は駄目駄目だけど、アンナさんと一緒ならこれからどんな事があっても乗り越えられると、そう僕は信じてる。

 ありがとうかつての僕。
 ありがとう神様。
 ありがとうライ。
 ありがとう皆。
 ありがとうアンナさん。

 僕はこれからも必ずアンナさんを守って生きていく。

「でもルイ様、私朝からお酒は飲んで欲しくないって言いましたよね」
「ごめんなしゃい」
「まぁそんな言ってやるなよ」
「コール様は黙ってください」
「あ、あぁ」
「アンナしゃん」
「ルイ様駄目ですよ、もぅ」
「でも、アンナしゃんにしゅきっていいたくて」
「……許します」
「(アンナってルイには甘すぎるな)」
「何か言いましたか?」
「いや、主役のルイが許してもらえて良かったなぁって」

 訂正、僕はこれからもアンナさんに甘やかされて生きていく。


――――――――――――――――――――――――――――

 ありがとうございました。一応これで今作は終わりとさせていただきます。

 少し無理やり終わらせた感は否めないですが、書き切ったものは初めてなので、許してやってください。

 では改めまして、最後まで読んでいただきありがとうございました!!

 他の作品も読んでみてね。


しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

薬師の名門ブレルスクに入学した私は、退学するまで暴れます。〜少年アレクの倫理で殴る学園ファンタジー〜

鮒捌ケコラ
ファンタジー
入学式から3週間目にして『退学」を言い渡された。 (早くない?RTAじゃないんだからさ。) 自分で言うのもアレだけど、入学してからは結構真面目に通ってた。 けど、どうやら教員の不況を買ってしまったらしい。 幸か不幸か、退学まで1週間の執行猶予が与えられた。 けど、今更どう足掻いても挽回する事は不可能だろうし、 そもそも挽回する気も起こらない。 ここまでの学園生活を振り返っても 『この学園に執着出来る程の魅力』 というものが思い当たらないからだ。 寧ろ散々な事ばかりだったな、今日まで。 それに、これ以上無理に通い続けて 貴族とのしがらみシミッシミの薬師になるより 故郷に帰って自由気ままな森番に復職した方が ずっと実りある人生になるだろう。 私を送り出した公爵様も領主様も、 アイツだってきっとわかってくれる筈だ。 よし。決まりだな。 それじゃあ、退学するまでは休まず毎日通い続けるとして…… 大人しくする理由も無くなったし、 これからは自由気ままに、我儘に、好き勝手に過ごす事にしよう。 せっかくだし、教員達からのヘイトをカンストさせるのも面白そうだ。 てな訳で……… 薬師の名門ブレルスクに入学した私は、退学するまで暴れます。 …そう息巻いて迎えた執行猶予満了日、 掲示板に張り出された正式な退学勧告文を 確認しに行ったんだけど…… どういう事なの?これ。

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る

早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」 解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。 そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。 彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。 (1話2500字程度、1章まで完結保証です)

おばちゃんダイバーは浅い層で頑張ります

きむらきむこ
ファンタジー
ダンジョンができて十年。年金の足しにダンジョンに通ってます。田中優子61歳

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

処理中です...