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第1章 出会いは、ハプニング!?【柿崎健太視点】

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 あれから《17年後》

   

     トン・・・・・トン・・・・

 俺タイヤこと、柿崎健太は、今料理をしてる。
 そこに

「・・・・・・にぃに。おはよぅ」
 と目を擦りながら歩いてくる男の子と「ワン!………ワン!!」と叫ぶゴールデンレトリバー。

「おはよう。優斗。小太郎。」
 と言って2人を撫でる。

 男の子の名前は、柿崎優斗かきざきゆうとそしてゴールデンレトリバーの名前は、小太郎こたろう

「優斗ご飯出来てるから顔洗っておいで」
 と言うと優斗は、頷いて小太郎と一緒に洗面台に行った。

「さて後は、メイを起こすかなぁ」
 と言いながら弁当箱、水筒2つ、おにぎり3つを袋にいれる。

 柿崎メイ。俺の1つ下の高校2年生になったばかりの女の子。ちなみに俺は、高校3年生。


「スーー…………………メイ!!あと30分で家でないと部活遅刻するぞ!!」

 と二階に向けて叫ぶ。すると……………

 ・・・・・・・・・・・ドタドタ!!

「イヤーーー!!もうこんな時間!!?お兄ちゃん!!私のジャージどこ!!」
 と叫びながら降りたきた。

「ほらここにあるぞ。こっちお昼の弁当箱ね。バックに詰めときなさい。あと、朝のおにぎり3つ。」
 と言って渡した。

「さすがお兄ちゃん!!?そこに痺れる憧れる~~❗」

 と抱きついてきた。

「ハイハイ。早く着替えてきなさい。今日の部活終われば、春休みたくさん過ごせるだから頑張ってきな。」

「うん。ありがとう。」
 と言って2階に戻っていた。

「・・・・・・・・・にぃに。お姉ちゃんお寝坊さん?」
 とコテンとしながら聞いてきた。

「そうだよ。まったく高校2年になってもお寝坊さんなの、治らないみたいだね。優斗をみらなってほしいよ。」

「僕ちゃんと起きた。」
 と言ってきたのでよしよしと頭を撫でた。

「さてご飯食べようか。小太郎のご飯とリュンのご飯も準備してるからね。」
と言って優斗と小太郎をテーブルに連れてく。

 ちなみにリュンは、猫の名前………アメリカンショートヘア。メイと一緒に寝てる。

テーブルに座って「いただきます」と言うとドタドタとしながらリュンを抱えて降りてくるメイ。

「優斗、小太郎おはよう❗❗お姉ちゃん行ってくるね。」
リュンをおろして優斗を抱きしめてほっぺにチューした。優斗もメイにチューを返す。

「よーーし❗家族エネルギー❗チャージ完了❗❗お兄ちゃん頼んだやつお願いね❗あと今日は、17時過ぎに帰ってくるから!!」

「ハイハイ。あまり期待しないでよ?怪我しないようにいって来なよ。」
と言った。

「行って来ます!!」

「「行ってらっしゃい」」「ワン、ワン」「にゃ~」

とメイにそれぞれ言った。















バタバタしながらご飯を食べ終えて色々片付け終えた時優斗が足元にくっついてきた。

「にぃに。今日ね、渡くん家でね悟くん含めた3人で遊ぶだけど、『お昼も食べてって』って渡くんのお母さんが言ってたんだけどいい?」

「あぁ、昨日渡くんのお母さんから電話があってお昼バーベキューするって言ってたね。全然構わないけど渡くんのお母さんの言うことちゃんと聞くんだよ?」

優斗は、頷いた。

渡くんと悟くんは、優斗がよく遊ぶお友達。

佐藤渡さとうわたる狼の獣人。
渡辺悟わたなべさとる狐の半獣人。
※半獣人は、基本的に人間なのだが頭に耳、しっぽが生えたりしてる獣人のこと。


「そうだ。優斗、お土産に昨日作ったお菓子持っててくれる?」

「にぃにのお菓子!」
優斗の目がキラキラ輝く。

「じゃあ行く準備しておいで」

俺が言うと頷いて、小太郎と一緒に自分の部屋に行った。

(さて、今日の晩飯は、どうしようかなぁ………………………母さんと父さんは、明日帰ってくるみたいだし、買い出しは、今日の夜飯分でいいかなぁ)
と考えてると
         ピンポーン♪

俺とリュンは、玄関に向かう。

「「健太お兄ちゃんおはようございます!優斗君いますか!」」と大きな声で渡くんと悟くんが家にきた

「渡くん、悟くんおはよう。今準備してるから待っててね」
と言って渡くんと悟くんを撫でた。

「そうだ。二人とも歩いて来たの?」

「お母さんもいます。」
と車に乗ってる渡くんのお母さんを指しながら言った。

俺は、渡くんのお母さんのところに行った。

「渡くんのお母さんお久しぶりです。バーベキューのお誘いありがとうございます。これ手作りお菓子です。もし良かったら食べてください。今日は、優斗をよろしくお願いします。」

「健太君おはよう。いつもありがとうね!クッキーに、ケーキどれも美味しそう。旦那も喜ぶわ!!でもお菓子渡すってことは、やっぱり健太君は、こないの?」

「すみません。せっかくのお誘い嬉しいですけど、買い出しと妹に頼まれたライブのチケットくじ引きに行かないといけないので……………………」
俺は、苦笑しながら言った。

「も~う!!。妹さんに頼まれたなら仕方ないけど、家事は、休んでいいのよ?『長男だからやらないといけないって考えちゃ駄目だからね』って百合花も言ってたでしょ?」
渡くんのお母さんは、俺のお母さんの同級生で親友。


「そうですね……………でも自分は、通信高校で基本的に家にいるので何かやらないと落ち着かなくて。」

「もう~。そうやって自分を低くするだから!駄目よ。」渡くんのお母さんがプンプンしながら言った。

「すみません。クセで……………」

苦笑いで誤魔化した。

渡くんのお母さんと話してると「にぃに」と呼ばれた

「優斗準備出来………………何で小太郎とリュンにリード付いてるのかな?」

「小太郎とリュンも一緒に行く!!」

「あのね優斗さすがに小太郎とリュンは、連れていけないよ。」
俺は、優斗と同じ目線で話した。

「健太お兄ちゃんお願いします。」、「ちゃんと面倒みます!!」と渡くんと悟くんに抱きつかれた。

「うーん。でもなぁ」と言いながらチラッと渡くんのお母さんを見た。

「あら小太郎ちゃんとリュンちゃんも一緒に来るの!?旦那も喜ぶわ!!」
(忘れてた………渡くんのお父さんめちゃくちゃ動物好きだった)

「ハァ…………………まぁ小太郎とリュン大人しいし大丈夫だろうと思うけど本当にいいですか?」

「もちろん。それに健太君が家空けるなら一緒にいたほうがいいと思うけど?」
(まぁ確かに。………………………仕方ない)

「分かりました。小太郎、リュン2人ともお願いします。」

「「「ありがとう健太お兄ちゃん(にぃに)!!」」」
そう言うと優斗、渡くん、悟くんの三人が抱きついてほっぺにキスしてくれた。

「ハイハイ。小太郎、リュン優斗をお願いね」
そう言うと「ワン!!」「にゃ~!!」鳴いた。

「じゃあお願いしますね。」

俺は、そう言って頭を下げた。

「任せて。じゃあ皆行くよ!!」

「「「健太お兄さん(にぃに)行ってきます」」」
「ワンワン!!」「にゃ~」

「行ってらしゃい」と言って俺は、皆に手を振った。


(さて洗濯物干して出掛けますか)

俺もやることを終えて出掛けることにした。















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