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僕の役割
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「はぁ。今日も、か……。面倒くさっ」
週明けの登校初日。
年季の入ったスチール製の下駄箱の前で、誰に訴えかけるでもなくそう呟く。
こうして上履きの中に雑に放り込まれた画鋲の山を見るのも、最早朝のルーティンになりつつある。
溜息を吐きつつも、いつものように取り除こうとすると、ふとつま先部分に描かれたデッサンに目が行く。
どうやら今日については、取っておきのオマケ付きのようだ。
『シスコン、キモい』
『近親相姦男・天ヶ瀬 燈輝』
高校1年にもなって、何とも古典的で芸がない。
どうせやるなら、もっと凝って欲しいものだ。
近頃の日本人はクリエイティビティが落ちてきていると言うけど、こんな場面でもソレは如実に現れてしまうものなのだろうか。
はてさて。どうしたものか。
生憎、コレほど低コスト・低品質な芸術品を晒しながら、校内を闊歩できるほど精神的に強くはない。
「……もう今日はスリッパ、だな」
ボソリと溢した悲哀に満ちた言葉は、梅雨の湿った空気が充満する昇降口に虚しく鳴り響いた。
我ながら無様だとは思う。
僕がこのような目、所謂世間で言うところのイジメを受けるようになったのは、一ヶ月前に起こったある事件がきっかけだ。
今思い出すだけで、胸糞が悪いというか、なんと言うか……。
とは言え、今更こんなことを嘆いていても仕方ない。
全ては成るように成った結果だ。
恨むなら自分の運命を恨むしかない。
「んじゃ、早いとこ職員室行くかな……」
僕は無残な姿に成り果てた上履きを置き去りに、職員室へ向かった。
靴下越しに味わう廊下の感触は、雨に濡れたことも相まって酷く冷たく感じた。
「すみません、ありがとうございます」
「おう! 今度は忘れないようにな!」
担任の高島先生は、その屈強な体とはアンバランスな清爽な笑顔で、今日一日限りの相棒を渡してきた。
『上履きを忘れた』などと見え透いた嘘だったけれど、一先ずは信用してくれたようだ。
実を言えば、彼はもう気付いている。
というのも、以前僕がいつものように上履きの画鋲の山を片付けている時、彼と目が合ったことがある。
その時はお互い何も言わずに会釈だけして終わったが、その後彼が何か具体的な行動を取ることはなかった。
無理もない。
近頃、イジメに対して向ける世間の目は厳しい。
彼もそれが表沙汰になるのを恐れているのだろう。
そうなれば担任として、責任問題に発展しかねない。
だからこうして、僕の嘘を信じてくれているのだろう。
本当に話の分かる、良い先生だ。
「天ヶ瀬っ!」
僕が職員室を出ようとすると、不意に高島先生に呼び止められる。
「はい?」
「何か困ったことがあったら、先生に言えよ! 先生もクラスの皆もお前の味方だ!」
高島先生はグーサインを作りながら、白々しくお仲間アピールをしてくる。
嫌でも言外に伝わってくる。彼は念を押しているのだろう。
『ウチのクラスにイジメなんてないよな?』と。
どうやらこの人は、何かあってウチの親が出張ってくることを心底心配しているらしい。
でも、それは杞憂だ。
生憎、ウチの親がそれぐらいのことで騒ぐとは思えない。
「はい。ありがとうございます。では失礼します」
僕が事務的に応えると、先生は何も言わずに微笑む。
職員室を出た後、ガラス窓越しにチラリと見てしまった。
彼がそれまでとは違い、人間としての温度を大凡感じられない能面のような表情に変わった瞬間を。
体育教師というだけあって、サバサバしているのかもしれない。
そんなことを思いながら、僕は教室へ向かった。
僕が職員室を出ると、待ち伏せていたかのように制服の右ポケットが震える。
また、か……。
大きく溜息を吐きつつ、右ポケットからスマートフォンを取り出す。
「あー……、もしもし」
「もしもし、燈輝? 今日もお願いできる? 母さんたち今日も遅くなりそうだから」
電話の主は、僕が応答するなり、つらつらと用件だけを告げてくる。
お願いというのは何のことはない。
市内の病院で入院している、婆ちゃんのお見舞いのことだ。
両親は共働きなので、二人が仕事で忙しい時は僕と妹で行っている。
特に近頃は二人とも繁忙期らしく、すっかり僕たちが担当になってしまった。
まぁ仮にも身内だ。
頼まれた以上断る理由はないし、嫌というわけでもない。
ただ、二人のスタンスに少し疑問を感じるだけだ。
「……分かったよ」
「そ? いつもありがとね。もうそんなに長くないと思うから……」
それだけ言って、電話越しの母さんは口籠った。
口調から察するに、一応後ろめたさはあるようだ。
母さんが言うように、婆ちゃんは末期がんで、先月余命宣告もされた。
そういう事情から、身内としてのポーズは取っておきたいのだろう。
「分かってるよ……」
「ごめんね。学校頑張ってね」
「……あのさっ」
「ん? どうしたの?」
単純に興味があった。
もし僕の現状を知ったら、母さんはどんな反応をするのか。
そんな怖いものみたさのような好奇心で、咄嗟に呼び止めてしまった。
でも……。
「燈輝?」
「ううん、何でもない。母さんも仕事頑張って」
「そ? ありがとう。じゃあね」
そう言って、母さんは早々と電話を切った。
危うかったけど、何とか立ち止まることが出来た。
ここで僕が騒いでしまえば、妹の立場まで危ぶまれる。
我ながら厄介な子どもだと思う。
「さて、と。今日も一日無心で頑張ります、か」
言い聞かせるように一人呟き、再び教室へ向けて歩き出した。
「あっ……。おはよう。天ヶ瀬くん……」
僕が教室へ来たことに気づくなり、同級生の小岩 光聡が声を掛けてきた。
その表情たるや、しおらしく僕の顔色を伺うようだ。
恐らく、今日も今日とて早朝から画鋲駆除の仕事に勤しんだ僕のことを労っているのだろう。
流石だ。
表面上、この学校で唯一の味方というだけある。
「うん。おはよう」
僕が淡々と応えると、小岩は一層その顔を沈ませる。
たかが他人のことでここまで感情移入できるとは、随分と感受性が豊かな人間だ。
「あのさっ。天ヶ瀬くん」
「ん? なに?」
「最近、寝れてる?」
『寝れてる?』とはおかしな質問だ。
これしきの境遇で、僕が不眠症のようなものを患っているとでも思っているのか。
ともすれば病気扱いとも受け取れる彼の言葉に、怒りにも似た感情が湧いてきそうになる。
「え? なんで?」
僕は感情の起伏を悟られないように、白々しくも精一杯惚けて応える。
「だってさ……。天ヶ瀬くん、最近ずっと顔色良くないから」
これは痛恨の極みだ。
何か顔に出てしまっていたのなら、それは僕の落ち度だ。
今後はそういったことがないよう、一層気を遣わなければ。
「そ? 全然、そんなことないけど……」
「そ、それならいいんだけどさ……」
そう言いながらも、彼は納得のいかない様子で俯く。
そして、意味有りげに沈黙した。
一体何がどうしたというのか。
数刻を経た後、今度は覚悟を決めるように『よしっ』と呟く。
「あのさっ。もし良かったらなんだけど……」
彼はそう言いながら、一枚のプリントを手渡してきた。
言われるがまま受け取り、ソレに目を落とす。
『生徒相談室創設のお知らせ』
「あの……、これ、何?」
「今年から出来たんだって。ナンか、カウンセラーの先生が週2くらいで来てるらしいよ。それでさ……、もし天ヶ瀬くんが嫌じゃなければ、なんだけど……」
それは知っている。
確かに彼が言う通り、今年から新しくカウンセリングルームのようなものが出来たと、入学して最初のホームルームで担任が言っていた。
とは言え自分には無関係と思い、半ば聞き流していたので詳細についてはよく知らない。
もらったプリントも、今ではすっかりクリアファイルの肥やしとなっている。
なるほど。
どうやら彼は、なおも僕のことを病気扱いしているようだ。
だからと言って、ここで腹を立ててはいけない。
彼は良かれと思って、このプリントを手渡してきたのだ。
であれば、彼のおせっかいを有り難く頂戴するのが礼儀というものだ。
「そっか。ありがとう。考えとくよ」
僕が社交辞令を言うと、彼は少しだけ笑い頷いた。
そうこうしている間に、僕たちの周囲がざわつき出す。
チラチラとこちらを伺いながら、クスクスと笑っている。
大凡、僕と小岩が話していることがお気に召さないのだろう。
ならば、僕としてはその期待に全力で応えてやるまでだ。
「ごめん。ちょっとトイレ行ってくる」
「あ……、うん」
別に何のことはない。
偶々、だ。
偶然の巡り合わせで、この役割に抜擢されただけだ。
僕は彼を残し、そそくさとトイレへ向かった。
週明けの登校初日。
年季の入ったスチール製の下駄箱の前で、誰に訴えかけるでもなくそう呟く。
こうして上履きの中に雑に放り込まれた画鋲の山を見るのも、最早朝のルーティンになりつつある。
溜息を吐きつつも、いつものように取り除こうとすると、ふとつま先部分に描かれたデッサンに目が行く。
どうやら今日については、取っておきのオマケ付きのようだ。
『シスコン、キモい』
『近親相姦男・天ヶ瀬 燈輝』
高校1年にもなって、何とも古典的で芸がない。
どうせやるなら、もっと凝って欲しいものだ。
近頃の日本人はクリエイティビティが落ちてきていると言うけど、こんな場面でもソレは如実に現れてしまうものなのだろうか。
はてさて。どうしたものか。
生憎、コレほど低コスト・低品質な芸術品を晒しながら、校内を闊歩できるほど精神的に強くはない。
「……もう今日はスリッパ、だな」
ボソリと溢した悲哀に満ちた言葉は、梅雨の湿った空気が充満する昇降口に虚しく鳴り響いた。
我ながら無様だとは思う。
僕がこのような目、所謂世間で言うところのイジメを受けるようになったのは、一ヶ月前に起こったある事件がきっかけだ。
今思い出すだけで、胸糞が悪いというか、なんと言うか……。
とは言え、今更こんなことを嘆いていても仕方ない。
全ては成るように成った結果だ。
恨むなら自分の運命を恨むしかない。
「んじゃ、早いとこ職員室行くかな……」
僕は無残な姿に成り果てた上履きを置き去りに、職員室へ向かった。
靴下越しに味わう廊下の感触は、雨に濡れたことも相まって酷く冷たく感じた。
「すみません、ありがとうございます」
「おう! 今度は忘れないようにな!」
担任の高島先生は、その屈強な体とはアンバランスな清爽な笑顔で、今日一日限りの相棒を渡してきた。
『上履きを忘れた』などと見え透いた嘘だったけれど、一先ずは信用してくれたようだ。
実を言えば、彼はもう気付いている。
というのも、以前僕がいつものように上履きの画鋲の山を片付けている時、彼と目が合ったことがある。
その時はお互い何も言わずに会釈だけして終わったが、その後彼が何か具体的な行動を取ることはなかった。
無理もない。
近頃、イジメに対して向ける世間の目は厳しい。
彼もそれが表沙汰になるのを恐れているのだろう。
そうなれば担任として、責任問題に発展しかねない。
だからこうして、僕の嘘を信じてくれているのだろう。
本当に話の分かる、良い先生だ。
「天ヶ瀬っ!」
僕が職員室を出ようとすると、不意に高島先生に呼び止められる。
「はい?」
「何か困ったことがあったら、先生に言えよ! 先生もクラスの皆もお前の味方だ!」
高島先生はグーサインを作りながら、白々しくお仲間アピールをしてくる。
嫌でも言外に伝わってくる。彼は念を押しているのだろう。
『ウチのクラスにイジメなんてないよな?』と。
どうやらこの人は、何かあってウチの親が出張ってくることを心底心配しているらしい。
でも、それは杞憂だ。
生憎、ウチの親がそれぐらいのことで騒ぐとは思えない。
「はい。ありがとうございます。では失礼します」
僕が事務的に応えると、先生は何も言わずに微笑む。
職員室を出た後、ガラス窓越しにチラリと見てしまった。
彼がそれまでとは違い、人間としての温度を大凡感じられない能面のような表情に変わった瞬間を。
体育教師というだけあって、サバサバしているのかもしれない。
そんなことを思いながら、僕は教室へ向かった。
僕が職員室を出ると、待ち伏せていたかのように制服の右ポケットが震える。
また、か……。
大きく溜息を吐きつつ、右ポケットからスマートフォンを取り出す。
「あー……、もしもし」
「もしもし、燈輝? 今日もお願いできる? 母さんたち今日も遅くなりそうだから」
電話の主は、僕が応答するなり、つらつらと用件だけを告げてくる。
お願いというのは何のことはない。
市内の病院で入院している、婆ちゃんのお見舞いのことだ。
両親は共働きなので、二人が仕事で忙しい時は僕と妹で行っている。
特に近頃は二人とも繁忙期らしく、すっかり僕たちが担当になってしまった。
まぁ仮にも身内だ。
頼まれた以上断る理由はないし、嫌というわけでもない。
ただ、二人のスタンスに少し疑問を感じるだけだ。
「……分かったよ」
「そ? いつもありがとね。もうそんなに長くないと思うから……」
それだけ言って、電話越しの母さんは口籠った。
口調から察するに、一応後ろめたさはあるようだ。
母さんが言うように、婆ちゃんは末期がんで、先月余命宣告もされた。
そういう事情から、身内としてのポーズは取っておきたいのだろう。
「分かってるよ……」
「ごめんね。学校頑張ってね」
「……あのさっ」
「ん? どうしたの?」
単純に興味があった。
もし僕の現状を知ったら、母さんはどんな反応をするのか。
そんな怖いものみたさのような好奇心で、咄嗟に呼び止めてしまった。
でも……。
「燈輝?」
「ううん、何でもない。母さんも仕事頑張って」
「そ? ありがとう。じゃあね」
そう言って、母さんは早々と電話を切った。
危うかったけど、何とか立ち止まることが出来た。
ここで僕が騒いでしまえば、妹の立場まで危ぶまれる。
我ながら厄介な子どもだと思う。
「さて、と。今日も一日無心で頑張ります、か」
言い聞かせるように一人呟き、再び教室へ向けて歩き出した。
「あっ……。おはよう。天ヶ瀬くん……」
僕が教室へ来たことに気づくなり、同級生の小岩 光聡が声を掛けてきた。
その表情たるや、しおらしく僕の顔色を伺うようだ。
恐らく、今日も今日とて早朝から画鋲駆除の仕事に勤しんだ僕のことを労っているのだろう。
流石だ。
表面上、この学校で唯一の味方というだけある。
「うん。おはよう」
僕が淡々と応えると、小岩は一層その顔を沈ませる。
たかが他人のことでここまで感情移入できるとは、随分と感受性が豊かな人間だ。
「あのさっ。天ヶ瀬くん」
「ん? なに?」
「最近、寝れてる?」
『寝れてる?』とはおかしな質問だ。
これしきの境遇で、僕が不眠症のようなものを患っているとでも思っているのか。
ともすれば病気扱いとも受け取れる彼の言葉に、怒りにも似た感情が湧いてきそうになる。
「え? なんで?」
僕は感情の起伏を悟られないように、白々しくも精一杯惚けて応える。
「だってさ……。天ヶ瀬くん、最近ずっと顔色良くないから」
これは痛恨の極みだ。
何か顔に出てしまっていたのなら、それは僕の落ち度だ。
今後はそういったことがないよう、一層気を遣わなければ。
「そ? 全然、そんなことないけど……」
「そ、それならいいんだけどさ……」
そう言いながらも、彼は納得のいかない様子で俯く。
そして、意味有りげに沈黙した。
一体何がどうしたというのか。
数刻を経た後、今度は覚悟を決めるように『よしっ』と呟く。
「あのさっ。もし良かったらなんだけど……」
彼はそう言いながら、一枚のプリントを手渡してきた。
言われるがまま受け取り、ソレに目を落とす。
『生徒相談室創設のお知らせ』
「あの……、これ、何?」
「今年から出来たんだって。ナンか、カウンセラーの先生が週2くらいで来てるらしいよ。それでさ……、もし天ヶ瀬くんが嫌じゃなければ、なんだけど……」
それは知っている。
確かに彼が言う通り、今年から新しくカウンセリングルームのようなものが出来たと、入学して最初のホームルームで担任が言っていた。
とは言え自分には無関係と思い、半ば聞き流していたので詳細についてはよく知らない。
もらったプリントも、今ではすっかりクリアファイルの肥やしとなっている。
なるほど。
どうやら彼は、なおも僕のことを病気扱いしているようだ。
だからと言って、ここで腹を立ててはいけない。
彼は良かれと思って、このプリントを手渡してきたのだ。
であれば、彼のおせっかいを有り難く頂戴するのが礼儀というものだ。
「そっか。ありがとう。考えとくよ」
僕が社交辞令を言うと、彼は少しだけ笑い頷いた。
そうこうしている間に、僕たちの周囲がざわつき出す。
チラチラとこちらを伺いながら、クスクスと笑っている。
大凡、僕と小岩が話していることがお気に召さないのだろう。
ならば、僕としてはその期待に全力で応えてやるまでだ。
「ごめん。ちょっとトイレ行ってくる」
「あ……、うん」
別に何のことはない。
偶々、だ。
偶然の巡り合わせで、この役割に抜擢されただけだ。
僕は彼を残し、そそくさとトイレへ向かった。
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