Head or Tail ~Akashic Tennis Players~

志々尾美里

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第94話 勝者の権利

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 国際ジュニア団体戦 決勝トーナメント 準決勝
 イタリア VS アメリカ

 別コートで同時進行しているイタリアとアメリカの対戦は、佳境を迎えていた。イタリアチームは男子ダブルスと女子ダブルスで二連敗し、三試合目の男女混合ミックスダブルスでどうにか一勝をもぎ取った。だが内容はアメリカ側の途中棄権という幕切れで、スコアはセットダウンされていた事を鑑みると、イタリアのメンバーは素直に喜べるものではない。続く男子シングルスも、最初のセットを奪われたジオが追いかける展開となり、カウントは4-5と終盤に差し掛かっていた。

「ジオ! こっからだぜ!」
「まず1つ! ここ絶対キープだ!」

 味方の声援を頼もしく思う一方、ジオは相手の選手が放つ異様な雰囲気に気圧されている自分を自覚していた。人間社会の表と裏を知るジオでさえ、未だかつて感じたことのない異質なプレッシャー。相手の見た目は言うまでも無く人間だが、どこか虚ろで人間味を感じない。表情から感情が読み取れないばかりか、存在感が希薄で掴み所が無い。まるで、亡霊でも相手にしているかのような奇妙な錯覚に囚われていた。

(弖虎・モノストーン。ドーピングが発覚し、女子テニス界から永久追放されたリュシー・モノストーンの息子。目立った大会成績は無いものの、リアル・ブルームの支援を受けてアメリカ代表に選ばれた青年。強さは本物だ、間違いなく。だがなんだ、この妙な違和感は)

 渾身のサーブを放つジオ。速度はゆうに200㎞を越え、それが最短距離のセンターへ突き刺さる。それを、弖虎はあっさりと返球。ベースラインとサイドラインが交差するコーナーへ、ほぼ同速のリターンが叩き込まれた。

(この精度ッ! 普通じゃないぞッ!)
 既に何度もノータッチエースを決められていたジオは、サーブを打った直後に備えていたお陰で反応できた。しかし、返球は甘い。体勢も大きく崩れ、弖虎の次の一打であっさりとポイントが奪われてしまう。リストバンドで汗を拭いながら、ジオはチラリと弖虎の顔を盗み見る。

(コースが甘いとか、読まれていたとか、そういうチャチな話じゃない。この選手は明らかに、サーブが打たれてから反応していた。理論上、サーブの速度が200㎞を越えたら、ある程度の予測が無ければ間に合わない。バウンド後のスピード減衰を踏まえても、インパクトしてから動いたのではもう遅い。それにも関わらず、このモノストーンという選手はいとも簡単に反応し、充分な体勢から反撃をしかけてきた。人間の反応限界速度を越えているかのようだ)

 続くポイントでも、弖虎はジオのサーブをこともなげにリターンしポイントを奪う。その顔に表情は無く、ただひたすらに無感情だ。今大会セットはおろかただの1度のブレイクもされていないジオを圧倒してなお、彼にはどうでもよさそうだった。彼だけではない。アメリカの選手は皆一様に、試合に対して無関心に見える。それでいて、試合内容でもスコアでも、相手を大きく圧倒する。それはまさしく、赤子の手を捻るのに等しかった。

「Game, set and match U.S. 6-2, 6-0」

 この瞬間、イタリアチームの準決勝敗退が決まった。3位決定戦が残ってはいるものの、本気で優勝を目指していたメンバーからすれば、ここでの敗退は無念というより他ない。とはいえ、八百長事件によって地に落ちたイタリアテニスの復権を目指す彼らにとって、この大会でのベスト4という成績は有意義なものだ。既に過去の事件を気にしないという企業から、スポンサードの話をいくつか得ることができている。充分とは言い難いが、戦果としてはまずまずであるのは間違いない。ジオは冷静な頭で収支を計算する。しかし。

(ロシアが起こした日本人選手誘拐、その顛末と介入してきたと目される第三勢力。そしてアメリカ選手のこの異常で異質な強さ。先のことを考えると、あまり悠長に構えていることはできない気がする。特に、我々はロシアだけでなく、アメリカにも注意を払う必要がありそうだ)
 ジオは大きく息をつき、空を見上げる。

 青い空に輝く太陽。その下で行われる、将来有望なジュニア選手たちが繰り広げる健全なはずの国際大会。目に見えるものは輝かしく華やかに思われるが、それはどこか、造花の美しさにも似た白々しさを感じさせた。

(多少の演出、作意が働くのは仕方がない。巨大な金が裏で動く以上、ある程度は必要悪だと割り切れる。だけど本当に、多少で済む話なのか? イタリアを嵌めてスケープゴートに仕立て上げたときのように、もっと大きな何かが、既に動いているんじゃあないのか)

 疲労か、或いは目の錯覚か。
 コートの向こうにいる対戦相手が、陽炎のように揺らめいた。

           ★

 相手の打ったボールが大きくアウトした瞬間、鈴奈の勝利が確定した。

「っしゃー! 決勝進出!」
「スズさんよく勝ち切ったー!」

 日本チームのメンバーがベンチから飛び出し、最後の最後に勝利を掴み取った鈴奈を囲んで称えた。当の本人はまだ勝利の実感がわかないためか、どこかぼんやりした風で安堵の表情を浮かべている。ふと聖と目が合った彼女は、やれやれといった雰囲気で苦笑いを見せた。

<な~ンも起きなかったなァ。心配して損したぜ>
 聖の頭のなかで、アドがつまらなさそうにいう。今回のロシア戦に聖は参加しなかったが、彼は彼で試合とは別の緊張感をもってこの場に臨んでいた。チームの勝敗はもちろんだが、対戦国のロシアが何かしら不正を働くのではないかとずっと心配していた。

(ようやくひと心地つける、かな)
<言ったろうが。オメェが気を揉んだところで意味ねェってよ>
(そりゃそうだけどさ)
 自分とミヤビを大会開催中に誘拐するよう指示したのは、ロシアンマフィアだった。無事にこうして怪我も無く解放され、ミヤビと共に引き続き大会へ参加できているのだから、問題は解決したかに思える。しかし彼らが誘拐計画を実行したその意図はもちろん、どうしてわざわざ誘拐しておきながらあっさり解放したのか、そういった事情については何も分かっていない。突然雨が降ってきて、唐突に止んだ。そんな風に聖とミヤビの身に降りかかった出来事に思えて仕方がない。それはつまり、また起きるかもしれないことを意味している。もっといえば、次は取り返しのつかない実害が発生する可能性もある。

(僕ら以外のメンバーが何かされるかもしれないと思ったら、気を張らないワケにはいかないじゃないか。場合によっては素早く動いて被害を最小限に抑えられるかもしれないし)
<あの得体の知れねェ白いヤツ見てよくそンな悠長なこといえンなァ。連中がその気になりゃ、咄嗟に守る暇もなくソッコーでやられるだろうよ>
 聖の脳裏に、白い追跡者の姿が思い浮かぶ。誘拐に、ロシアンマフィアに、得体の知れない追跡者。よくよく思い返してみると、とんでもない出来事に巻き込まれよく無事だったものだと、自分のことながら感心する。アドの言う通り、聖たちを襲った出来事は最初から聖の予想を上回ることばかりだ。自分がいくら気を張ったところで、濡れた障子ほどの役にも立たないだろう。現にイタリアのメンバーは一人、試合中にレーザーで目を焼かれたと聞いた。

(そうだ、イタリア。彼らも準決勝をやってるはず)
 聖たちが使用したメインコートとほぼ同規模のサブコートでは、イタリアとアメリカの準決勝が行われているはずだ。時刻は15時を回っている。開始時間は同じのはずだから。既に決着がついているか、もしくは終盤に差し掛かっている頃合いだろう。結果を気にしている聖の耳に、試合を終えたばかりの鈴奈へ女性のインタビュアーが質問を投げかけているのが耳に入った。

「さて、決勝の相手はアメリカとのことですが、自信の程は如何でしょう?」

 決勝の相手はアメリカ。それはつまり、ジオたちの敗北を意味している。

(アメリカ……つまり、モノストーンが出てくるのか)
 聖の頭に、夏前に出会った弖虎・モノストーンの陰鬱な姿が浮かぶ。長身で黒髪の、どこか厭世的な雰囲気をした青年。病弱とも感じられる青白い肌、流れた一筋の赤い血。不気味な印象を持っているものの、彼の姿は何故か聖の気を引いた。

 ――試合は終わり。失せなさい。

 弖虎の髪を鷲掴みにし、まるで壊れた人形でも引き摺るように扱ったあの女。美しさよりも不気味さと不吉さを孕んだ金色の瞳。そういえば、ロシアンマフィアの元へ向かう途中で襲ってきたあの白い追跡者と、どこか雰囲気が重なる。そもそもあの追跡者は、男だったのか、それとも女だったのか。

「オイ聖、撤収するぞ、テッシュー」
 奏芽が荷物を背負いながら、聖に声をかけてくる。
 促されるまま、聖は慌てて自分の荷物をまとめた。

 会場を立ち去る間際、ふと視線を感じて聖は顔を上げる。試合を観終えてぞろぞろと引き上げていく観客たちのなかで、立ち止まってこちらを見下ろしている人物が目に留まった。

 黒い髪に、病的な青白い肌。表情は暗く、どこか厭世的な雰囲気。離れた距離のせいでそう感じるのか、それとも勘違いか、以前より細く、しかし背が高くなっているように見える。

(弖虎、モノストーン……)

 彼の暗い眼差しが、聖へと向けられていた。

           ★

 準決勝を勝ち抜いた日本メンバーは、一旦ホテルへ戻ったあと祝勝会を兼ねた夕食にとホテルの最上階にあるレストランの一室へと集まった。なんでも、決勝トーナメントで勝ち上がった国のチームのみ、この最上階のレストランで食事が振る舞われるらしい。そういったものも含めて、選手向けの好待遇ホスピタリティの一環なのだそうだ。ドイツ戦のあとも本当ならここを利用できたそうだが、日本のメンバーは聖とミヤビに遠慮して利用しなかったという。今回が初めての利用とのことだった。

「しっかし、よく勝ち上がったモンだぜ。正直今日は負ける気しかしなかった」
「はー? そんなこと考えてたワケ? あたしがペアだったってのに~?」
「あたしと同じぐらい美人で強いお姉様に対する暴言は許さんからな~?」
 奏芽のボヤキに桐澤姉妹が噛みつく。雪乃の怪我は聖が思っていたよりも軽いものらしく、あくまで今日は決勝戦を見据えての様子見だったという。

「むしろ今日の立役者はスズさんか。最高の逆転勝ち決めたし」
 オレ等も勝ったんだが!と強く抗議するマサキとデカリョウを、奏芽は無視する。対ロシア戦は結局、男ダブ、ミックス、女子シングルスでの3勝だった。特に、最後の女子シングルスは鈴奈が怒涛の追い上げをみせ、逆転勝ちを収めてチームの勝利を決めた。

「スズさん、疲れてます?」
「え? あ~、まぁちょいさすがにね」
 いつもなら調子に乗ってきそうな場面だが、試合の疲労が強く残っているのか、普段ほどの元気が感じられない鈴奈。聖は給仕係に声をかけ、厚いガラス瓶に入ったミネラルウォーターを受け取って彼女の空いたグラスに注いだ。

「そういえば、明日のオーダーってどうするんでしょう」
 ロシア戦では、雪乃の怪我と聖の体調を考慮した変則的なオーダーとなった。明日は3位決定戦が行われるため、決勝戦は明後日。恐らく全員の体調は万全で挑めるだろう。

「それはこれから話す」
 突然、監督である金俣の声が入口の方から低く静かに響いた。
 皆の注目が金俣に集まる。

「まずは決勝進出、よくやった。昨年が4位だったことを考えるとまずまずの結果だ。しかしここまで来たからには、優勝を目指す。というか、それを目指さず参加するようなやつはいないだろう。さて、本題だ。決勝戦のオーダーだが」
 金俣は一度言葉を区切り、全員を見回す。

「男子ダブルス、君塚正樹きみづかまさき高鬼亮たかぎりょう、女子ダブルス、桐澤姉妹、ミックスダブルス、能条蓮司のうじょうれんじ雪咲雅ゆきざきみやび――」
「えっ」
 金俣は聖の声を無視して、オーダーの読み上げを続ける。
「男子シングルス、若槻聖わかつきひじり、そして女子シングルス、偕鈴奈かいすずな。以上だ」

           ★

 部屋に戻ろうかとも思ったが、やはり気になった聖は蓮司を呼び止めた。

「決勝戦のオーダー、あれは金俣監督が決めたの? それとも」
「オレが頼んだ。その方が、チームの勝つ確率が高いから」
 聖の問いを遮るような蓮司の言い方は、細かいことは聞いてくれるなと言っているかのようでもある。理由としてはこれ以上ないもので、反論の余地はない。事実、今大会で2戦以上参加して個人未勝利は蓮司だけだ。

 聖は言葉に詰まる。変に気を回すような事を言えば、蓮司のプライドを傷付けることになるのは分かり切っている。しかしかといって、あぁそうですかじゃあお互い頑張ろうねと言うわけにもいかない。何を口にしても、あまり良い空気になりそうにないのは明らかだ。困惑の表情を浮かべて俯く聖を見て、蓮司は小さく溜息をついて先に口を開いた。

「ミヤビの提案でもある」
「ミヤビさんの?」
 険悪なムードにせず会話を続けられそうな気配を察した聖が、顔をあげる。

「前に話したことなかったっけ。オレさ、肘を怪我したことがあったんだ。んで、選手として結果が出せなくて、最後通告を食らった。これ以上モタモタしてるならATCから出ていけって。そんとき、ミヤビとペアを組んでどうにか勝って、なんとか首の皮一枚繋がった」

 選手育成クラスに所属する選手は、ATCから多方面から支援を受けている。選手として結果を残し、将来有望な選手であることを証明し続けることで、寮での生活やS級コーチからの指導を特別に受けられるのだ。勝つことで得られる選手向けの好待遇ホスピタリティとして。

「ここまで全敗してるオレがシングルスやるのは、さすがに皆良い顔しねーだろ。言わないだろうし、オマエみたいに気ぃ遣ってくれるのは分かり切ってる。さすがにそこまでワガママじゃねーよ。それに、オレだってまだATCを離れるワケにはいかない。プロになるには、ATCにいるのが一番確実なんだ。クソくだらねぇプライドなんか捨てて、結果を出す。それを優先したってだけだよ。勝てば問題ねぇんだ」

 自分自身の不甲斐なさと、懸命に戦っている蓮司の言葉。そして、その瞳に宿る強い意志を目の当たりにして少し安心する聖。蓮司は諦めたわけではない。絶対に勝つために、より確実な選択をしただけなのだ。

「順当に行けば、お前の相手はモノストーンだな。1度勝ってるし、いけるだろ」
「どうだか。彼、イタリアのジオをストレートで倒したらしいよ」
「あいつも強かった。今回は負けっぱなしだけど、いつかリベンジしねぇとな」

 聖は蓮司と別れ、部屋に戻る。最後の最後で自分にシングルスが回ってくると思っていなかった、といえば嘘になる。もしそうなったらどれだけ戦えるだろうか、という想像は既に何度もしていた。まさか本当にそうなるとは、という思いも当然あるが、それならそれでやってやろうと前向きな気持ちでいられた。

<ま、いーけどよ。でもオマエ>
「なんだよ」
<あー、いいや。どうでもいい。お前のせいで負けたりしてな?>
「憎まれ口叩かないと、死ぬの?」
<愛情表現だよ。分かってるくせに>
「はいはい」

 布団に入って目を閉じると、聖はすぐ眠りに落ちた。
 意識を失う直後、ふと蓮司との会話が頭のなかで繰り返される。

――結果が出せなくて、最後通告を

――どうにか勝って、なんとか首の皮一枚

――勝てば問題ねぇんだ


 じゃあもし、負けたら?

 その疑問は、聖の意識とともに、消えていった。

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