Head or Tail ~Akashic Tennis Players~

志々尾美里

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第146話 Winner take all

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 シャワーを終えると、アドは素っ裸のまま冷えた瓶の炭酸水で咽喉を潤した。

「ぐえ~っぷ。ったく、アルコールがダメとか、ガキじゃあるめェし」
 ゲップと一緒に不満を漏らす。弖虎の身体はアルコールに弱いらしく、缶ビール一本程度ですぐ頭痛がしてくるのだ。耐えられないほどではないにせよ、気持ちよくなりたいのにイチイチ頭痛になっていたら、せっかくの気分を害してしまう。身体を気遣うというよりも、単純に自分の快楽を優先させるべく、アドはアルコールを控えていた。

<そもそもガキなんだよ。こちとら15歳だっつの>
 弖虎が不満げにツッコミを入れる。
 身長はそれなりに高いが、未成年であることは間違いない。
 アーキアの影響で所々記憶が飛んでいるものの、そのことは確かだった。

「は? オマエそンなにクソ若かったの? なァンだ、マジでクソガキじゃん」
<クソクソって品の無いヤツだな。つーかそれより、いい加減にしろって>
「なにが?」
<裏トーの金稼ぎ。いつまで続けんだ? もう金はそこそこ貯まったろ>
「あァ、そのことか」

 アドはグラスに炭酸水を新たに注ぎ、そこへレモンを絞る。
 ひと口あおると、炭酸の刺激とレモンの酸味が口いっぱいに広がった。

「もうちょいかな。そろそろだと思うンだが」
 アドが弖虎の身体で目覚めてから、およそ一ヵ月。初日にこの閉鎖されたスタジアムへ訪れ、それ以降は非合法なギャンブルテニスに参加し続けていた。大会に出場する他の選手は、その多くがアマチュア以上、プロ未満。ときどき下位ランクではあるが、プロとして活躍している選手も参加してくる。その全てを、アドはこれまでことごとく下していた。

<オマエが勝ちすぎて、常連の連中に嫌われ始めてるっぽいぜ>
「知るかよンなこと。文句があンなら勝ちゃいいだろうが」
<エラソーに。っつーか、格下ボコってイキってもらう為に、オレの身体を貸してるワケじゃねぇ。さっさとリアル・ブルームのクソどもを潰しにいけっての。先立つものが足りねぇっていうから、大目に見てたんだぞ。準備ならとっくにできてるだろうが>

――オメェをモルモット扱いした連中を片っ端からブチのめす

 弖虎が意識を取り戻すと、自分の身体にはもう別の誰かが居座っていた。そしてそいつは、何やら重大なお役目を、神様だか何だか得体の知れない何かから仰せつかっているらしい。神の存在などまるで信じていない弖虎だが、自分の身体に起こっている現実を鑑みて、ひとまずこの口の悪い存在の提案に合意した。弖虎の人生を好き勝手に扱った連中から、そのツケを回収する。いや、気が済むまでブチのめして、持ってるものは根こそぎ奪い取る。それぐらいやってもらうつもりだからこそ、弖虎はアドを受け入れた。しかし、いざ始まってみれば、ギャンブルテニスで小銭を稼ぐばかりで、一向に進展がない。そのことに最近、我慢がならなくなってきていた。

「オメェは気が短ェのが玉に瑕だなァ。心配すンな。ボチボチさ」
<はぁ?>
 余裕たっぷりにそういうアドだが、真意が見えてこない。

「いうなりゃ、これは狩りさ。慣れ親しんだ狩場ならいざ知らず、ろくすっぽ地理もわからねェ山奥であちこち動き回るのは、得策じゃねェ。まずは獲物の方から現れるのを、準備して待つンだよ。心配すンな、エサは撒いてる・・・・・・・
<……どうだかな>

 訝しむ弖虎だったが、その翌日、アドの言葉が嘘ではないと、知ることとなった。

           ★

「ねぇアド、ちょっと相談なんだけど」
 その日の決勝戦を控えていたアドに、サマンサが話を持ち掛けてきた。

「あ? 次の決勝を勝者総取ウィナー・テり方式イク・オールにしろだ?」
 サマンサ達が運営している非合法のテニスギャンブルは、至極簡単な仕組みになっている。まず予選を行い、順位を決める。参加者の上位半分を本戦出場者とし、トーナメント方式で消化していくというもの。そして本戦にあがることができた選手であれば、仮に初戦で負けても、幾ばくかの賞金が支払われる。だが、選手間の合意があれば、その支払い方式を変えることも可能だ。サマンサがいうには、今日決勝にあがってきた選手は、全ての試合で対戦相手に勝者総取りを提案し、そのうえで勝ち上がってきているらしい。

<あのイカつい野郎か>
 弖虎が意識を向けている方向に、アドが視線を送る。遠目でも分かるほどの筋骨隆々な白人で、眉毛すら剃ったスキンヘッドの男。頭から顔の右半分にかけて、炎をモチーフにしたトライバルデザインのタトゥー。好戦的で獰猛な顔つきをしているが、そこにはどこか、暗い影が差しているような雰囲気がある。その風体は、テニス選手というよりも、よくいえば格闘家、悪くいえばギャングと、いった方が正しいように思えた。

「ふーん、オレは別に構わねェぜ」
 特に逡巡するでもなく、アドはあっさりと了承する。少し驚いたサマンサだったが、盛り上がる要素と見込んだようで、早速準備に取り掛かった。ほどなくして準備が整うと、二人はコートの上で相対することとなった。

<コイツ、ステロイドやってるな>
 モスグリーンのタンクトップを身に着けた男の身体は、はち切れんばかりに鍛え抜かれた筋肉に包まれている。見たままの巨漢で、無駄な脂肪が一切ない。白い肌の下を走る全身の血管が、不自然な程に浮き上がっていた。その様はまるで、皮膚の下に潜り込んだ無数の青蛇のようだ。また、男の顔には点々とした吹き出物がそこかしこにある。赤みを帯びたそれらの一部は化膿し、病的な雰囲気を伴って白い肌のうえで目立っていた。そして、脂肪の少ない身体とは違い、顔だけは妙に丸みを帯びた形をしている。頭蓋骨の形の良さも手伝って、男の顔は丸い月を彷彿とさせた。

「筋組織の異常な発達に伴う、皮膚の菲薄化ひはくか。毛細血管の拡張、顔面に出る複数の挫創ざそう。仕上げに満月様顔貌ムーンフェイスときた。副作用の見本市じゃねェか。その様子だと、男の証・・・もパチンコ玉みてェに縮まってそうだな? なんともまァ、ご苦労なこった」
 言葉こそ皮肉と嫌味たっぷりだが、アドの口調にはどこか哀れみが含まれている。ありとあらゆる薬の副作用を抱えながらも、目の前の男は自分の望む肉体的頑強さを手に入れたのだろう。何に価値を置き、何を優先し、何を犠牲にするかは人の自由だ。男の選択に対し、アドは文句などない。ただ、それに必要な代償を考えると、とても割に合うとは思えない。

「…………」
 アドの言葉に反応を示さず、男はただ黙ってアドの目をじっと見つめている。
「ま、いいや。上には上がいるってェことを教えてやらァ」

 コイントスを終え、対戦相手の男――ボルコフというらしい。ロシア系のようだ――のサーブから試合が始まった。

「Сдохниッ!」
 掛け声と共に放たれたサーブが、獰猛な速度でアドの身体側ボディへ襲い来る。
 まるでボルコフが直接タックルしてくるかのような、凶暴な一撃。

「ッ!」
 反射的にラケット面を合わせ、身体を使ってブロック。しかし勢いに押され、僅かに上方向へ面がズレる。リターンに成功したというより、弾かれたという方が正しい。軌道自体は相手コートに収まりそうだが、相手からすればただのチャンスボールに過ぎない。既にボールの落下点へ入っているボルコフは、もうスマッシュの体勢に入っていた。

「ちぇ」
 返球が甘かった時点で、アドはポイントの終わりを悟っていた。
 あとはもう、好きなように打ち込まれてそれで終わり。
 そのはずだった。

<来るぞ>
 アドが危険を察知するのと、弖虎の警句はほぼ同時。

「Подохниッ!」
 凶暴な一撃が、再びアドに襲い掛かる。

「ッ!」
 ボールの軌道は鋭い。直接当てにくるのではなく、コートで一度バウンドさせてからアドの身体に当てる狙い。そのため、ダイレクトで当て返すことはできない。ボルコフの立ち位置はサーブの時よりネットに近く、その分だけ威力の高い状態で返球せねばならない。一瞬とはいえ力を抜いてしまったアドには、準備動作のための時間がない。身体ごと避ける、というのが最適解に思われた。

(ナメんなッ)
 しかしアドは避けなかった。重心を後ろに下げ、倒れるように後退。僅かでもボールの勢いが減衰することを期待するとともに、下がる間に準備動作の時間を稼ぐ。今度は面がブレないよう両手でグリップを握り、ボールを捉えてタイミングを合わせ押し出す。ボールが再び高い弧を描いて宙に浮き、反面、返球後にアドは地面で尻もちをつく。ボールはまだ、生きている。

<来るぞ。立て>
 言われずとも、アドは立ち上がろうとしていた。このシチュエーションは想定済み。だからこそ、体勢を立て直すだけの時間を確保するべく、高さのある返球を選択したのだ。しかし、相手の方が一枚上手だった。

「Провалисьッッ!」
 返球したボールに、充分な高さはあった。通常ならば、ボールがボルコフの打点に到達するよりも前に、アドは立ち上がって体勢を整えられたはず。しかし、ボルコフはその巨漢からは想像もつかないほどの高さで跳躍。攻撃タイミングを早め、アドが体勢を整え終えるよりも前にインパクトした。三度みたび、凶暴な一撃がアドを襲う。

「~~ッ!」
 体に向けて襲い掛かってくるボールを、アドはギリギリのところでラケットを使い、切り払うように軌道を変える。当然、返球には至らずボールは明後日の方向へ飛んでいく。辛うじて、被弾を避けることには成功。だが、胸中は苦々しい気分でいっぱいだった。

「マジか、すげぇ飛んだぞアイツ」
「1m、いや、垂直跳びで2m近く跳んでなかった?」
 ボルコフの身体能力を目の当たりにし、観客にどよめきが起こる。
 アドの目から見ても、ボルコフの足がネットより高い位置にあったように見えた。

(野郎ォ、やるじゃねェか)
<どうやら、ステロイドだけじゃなさそうだな>
 闘争心を燃やすアドに対し、弖虎が冷静に所感を述べる。

<っつーか、アイツのあの雰囲気。まさか……いや、それはねぇか>
 弖虎が自分の想い付きを、独り言で否定する。

(はン、どうやら当たりらしいな)
<あ? なにがだよ>
 訝しむ弖虎に、アドはこともなげに言い放った。

(オメェの下位互換・・・・だろ。いうなりゃ、劣化版アーキアの使用者)
<下位互換? 劣化版アーキアだと?>
 アドの言葉に耳を疑う弖虎。即座に否定の言葉が口をついて出た。

<有り得ねぇ。アーキアはリアル・ブルームの極秘事項だ。機密漏洩なんて起こるとは思えねぇ。っつーか、アレは誰でも使える便利な生体ナノマシンってワケじゃねぇぞ。適応率が低いと上手く動作しねぇんだ。それどころか、最悪の場合>
(自我崩壊起こすってんだろ。オメェの母親みてェに。その辺りは今重要じゃねェンだ。オメェが知らねェだけで、何やら大人の世界であれこれあったっぽいンだよ。まァ、詳しいこたオレも把握し切れてねェけど、何やら粗悪な模造品ブートレッグが出回り始めてるンだよ。ソイツは確かだ)

 リアル・ブルームという巨大な企業が、何を目的としてジェノ・アーキアの開発に至り、どう運用するかといったことについては、弖虎もその全容を知らない。だが、被検体サンプルとして開発当初から関わっていた身としては、連中の狡猾さや恐ろしさについては誰よりも深く理解しているつもりだ。機密漏洩など到底考えられないが、ボルコフという男の雰囲気と異常なまでの運動能力は、普通に手に入るクスリだけでは説明がつかない。半年以上意識を失っていた間に、どうやら想像以上に何かが動いているのだと弖虎は察した。そして、このアドという存在が自分の身体にやってきたのは、恐らく偶然だとは思えない。状況を正しく判断するには情報が足りず、憶測と仮説ばかりが弖虎の頭のなかに積み上がる。まったく、考えても答えがでないことばかりで嫌になってくる。そして、恐らく多分、自分には何か、厄介な役回りをさせられそうだという嫌な予感が、急激に強まってきた。

(察しがいいねェ。じゃ、見せてやるとしようや)
<……どういう意味だ>
 決まってンだろ、とアドが不敵に笑う。
 弖虎のなかで感じていた嫌な予感が、早くも的中した。

(パチモン野郎に、格の違いを見せてやるのさ)

           ★

 かなり馴染んできた。
 ボルコフは調子を確かめるように、身体の内側へと意識を向ける。

 ステロイドで強化した筋力、エリスロポエチンで高めた持久力、メタンフェタミンで研ぎ澄ました集中力。そして、ロシアンマフィアから手に入れた生体ナノマシン。薬物を使用した普通のドーピングではなく、身体を構成する遺伝子のチカラを高める遺伝子拡張技術ゲノム・ドーピング。どれもこれも副作用の問題はあるが、その分だけ高い効果を発揮してくれる。三ヶ月ほど前から導入し、ようやくボルコフはこれらのチカラをイメージ通りに扱えるようになってきた。

――副作用の見本市じゃねェか。ご苦労なこった

 対戦相手の嘲りに満ちた挑発など、気にならなかった。自分の身体をイメージ通りに動かせる。ただそれだけを望み、ボルコフは自分の倫理観を投げ捨てた。全てはあの悪夢から逃れるため。自分の身体が思い通りに動かせず、何をしてもことごとく失敗する絶望的な悪夢。

 動作特異性局所ジストニア

 俗にいうイップスに、ボルコフは悩まされていた。自分がイメージした通りに、身体が動いてくれなくなる奇病。テニス、ゴルフ、野球、サッカーといったスポーツはもちろん、精密な動きを要求される外科医、楽器を扱う演奏家などでも発症事例が存在する。その道の熟練者であればあるほど、罹った際の精神的ストレスが激しく、ある日突然回復する者がいる一方で、そのストレスを苦に自ら命を絶つ者もいる。昨日まで当たり前に出来ていた動作が、いきなり出来なくなるという事態の恐ろしさは、筆舌に尽くしがたい。

 イップスは長年にわたって精神性の運動障害とされていたが、近年では研究が進みそうではないことが分かってきている。しかし、だからといって明確な治療法が確立されているわけではない。一度その競技から離れてみたり、逆に更なる修練を重ねたり、催眠療法が効く場合など、その快復パターンは多岐に渡る。ボルコはプロ二年目の22歳という若さで発症し、彼のキャリアは一瞬で地に落ちた。それまで積み上げてきた何もかもが、原因不明の奇病によって台無しになってしまったのだ。

――良い方法があるぞ

 ありとあらゆる手段を試しても、回復の兆しは訪れなかった。発症から既に四年以上が経過しており、そのときにはもう、ボルコフの心は折れてしまっていた。だから、その方法とやらが違法な薬物や得体の知れない生体ナノマシンを利用すると知ったところで、どうも思わなかった。治療を諦めなかったのではなく、ただ自暴自棄になっていたに過ぎない。堕ちるところまで堕ちてしまえという投げやりな気分でそれを受け入れた。

――どうやら、君は適合率が高いらしい

 副作用が全くなかったわけではない。というよりむしろ、ボルコフの主観でいえば副作用はかなり辛かった。これまで味わったことのない、どうしようもなく不快な苦痛。剥き出しの神経をそのまま触られるような、内臓を卸し金ですり切られるような、気力を根こそぎ奪い取る副作用を伴った。しかし、一方でイップスはあっさりと消え去った。苦痛とは裏腹に、ボルコフは自分の身体がイメージ通りに、いやそれ以上に自由自在に操れるようになった。あまりに身体が動かせてしまうので、肉体の頑強さが追いつかないほど。

(これなら、取り返せる)
 ロシアンマフィアはナノマシンのことを『アルヘーヤ』と呼んでいた。元になった技術の名前が『アーキア』だとかなんだかと言っていた気がするが、名称などボルコフにはどうでもよかった。ボルコフはそれを使いイップスを克服することに成功。そして次に彼は、自分のキャリアを立て直そうと考えた。重度の症状から契約解除されたスポンサーを再び集めるには、また下積み時代のように下部大会を回って実績を証明する必要がある。しかし、二十代前半という選手として貴重な期間を失った彼に、ちまちまと最初からやり直す時間は無かった。まずは手っ取り早く金とランキングを稼ぐ必要がある。今はステロイドなどを使って身体を補強しているが、ゆくゆくは自分の肉体だけでこのナノマシンを使いこなせるようになれば良いと考えている。

(お前等みたいな掃溜めにいる連中なんざ、どうでもいい)
 ラケットを持つボルコフの手が、小刻みに震えている。
 全身に感じる苦痛が強まり、それを打ち消そうと獰猛な感情に支配されていく。

(経過は関係ない。勝てば良いんだ、勝てば。勝った者が全てを手に入れる)

 人の叡智で人の力を超越した男が、無機質な笑みを浮かべた。

                                    続く
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