異世界転移する前に神様と交渉することになったんだけど、それが性交渉だなんて誰が思う?!〜可愛い息子と一緒にスローライフ〜

茶味

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神殿編

5.

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目を覚ますと、まだベッドにいた。
あれだけヤったのにシーツが綺麗なのは変えてくれたのか、神様の力で清潔にしてくれたのか。
俺の身体の方も表面はさっぱりとしていた。
身体の中はまだヴィータが出したものを感じる。
心なしか、下腹部がぽっこりしてる気さえする。
どうやっているのか知らないが、寝返りをうっても、漏れ出さない。
ちょっと色々気持ち悪いんだけど。

怒涛のえっちだった。最初の一回だけで終わりじゃなかった。
たくさん仲良くしようと言ったヴィータは宣言通り、何度も何度も俺を抱いた。
最後の方は記憶がぼやけているから、もしかすると、俺の記憶以上にヤったかもしれない。
神様、絶倫過ぎませんかねぇ。

愚痴る相手は今ここにいない。

別件の仕事があるから待っててとメモだけ残して置いてけぼり。
まさかあんだけヤッてまた誰かと子づくりしてんのか……?

面白くねー。

普通、起きるの待ってない?
誰のせいで寝てたんだって話だろ。
仕事は仕方ないけどー。
いや、俺がこうなってんのもアイツの仕事なのか??

……面倒くさい彼女みたいな思考はやめよう。

これからどうしよ。異世界転移するんだったよな。
なんでそれがヴィータと子づくりすることになったんだ?
本当に子ども、出来たのかな。

腹を撫でて見ても分からない。ヴィータの出したモノが入ってるせいで多少のふっくらしてるが。
そもそも、子宮がないのにどこに出来るんだ?

「腹でも減ったか?」

「ゔぃっ……」

ケホッと空咳がでる。

「無理にしゃべらなくていい。水は飲めそうか?」

頷くと、いつの間にかヴィータの手にグラスがあった。

「グラス、持てるか?」

頷くと起き上がって手を伸ばす。グラスを差し出されたが、上手く力が入らず、落としかける。寸前でヴィータがキャッチしてくれた。セーフ。

今度は口元までグラスを近づけて飲ませてくれる。普通の水じゃなくて、ほんのり甘酸っぱい。レモンと蜂蜜入りか。
美味しい。
俺が飲み終わるとグラスは自然に消えた。

ありがとー。

「どういたしまして」

あれ、声出してないのに話通じてる?

「ああ。俺に伝えたいことは聞こえるようにした」

凄い、魔法?
魔法が使えるなら喉治して欲しいんだけど。

「魔法、ではないが似たようなものだな。治してやりたいが、無理なんだ。子に影響が出るかもしれない」

赤ちゃんに影響出ちゃまずいよな。
このままでいい。っていうか、やっぱり妊娠してんのか?

「予定日は3日後だ」

はっや! 普通は10ヶ月くらいかかるもんじゃないの。

「神と人の子だからな」

そういうと、ヴィータはキスをしてきた。
ゆっくり味わうようなキスに溺れそうになったが、ヴィータの背中を叩いてやめさせる。

「どうした? 好きだろ?」

「やめろ。あ、声戻った」

「まだ少し炎症してるな。あまり大きな声は出さない方がいい」

またキスで塞がれた。

「だーかーら!やめろって」

腕を突っ張って抵抗すると、ヴィータが不機嫌な顔で抱きしめてきた。

「……なんで」

「もう子どもも出来たんだから、しなくていいだろ」

「それとこれは別だろ。妊娠中だから最後まではしないが、キスはしたい。それ以上も」

「ええー。さっきまでヤってたんだろ? ちょっと絶倫過ぎない?」

「さっきまで友也は寝てたろ」

「いや、俺じゃなくて別件あるって書いてたじゃん」

「……」

ジトっとした目で見られた。何か間違ったこと言ったか。

「な、なんだよ」

「別件の仕事ではあったが、子ども作ってたわけじゃない」

「ヴィータの仕事って人間との子づくりじゃないの」

「違う。俺の子はこの子しかいない」

暖かい手が俺の腹を撫でる。

「へ?」

「嫉妬してくれたのか」

いや、そういうわけじゃなくて。

「嬉しい……」

そんなキラキラした顔で押し倒すなよ。

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