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寒天の菓子がある。寒天を固めたものに砂糖をまぶしてある。実家に帰ってきたとき、母が僕に出した。最近、気に入っている菓子らしい。
寒天で固めた菓子は歯ごたえがあり、噛むと溶けていくからゼラチンと気がついた。砂糖が口の中に残る。甘い。
「元気?」
「うん」
手持ち無沙汰になって、また寒天菓子を手に取る。そんな僕を母はそれ以上なにも言わない。姉は黙っていたようだ。そんなことを気がついた。
「お母さん、スマホで連絡を取っているから、平気だよ」
そうだけど、と言われた。彼女はできたのかと言われ、僕は「ううん、いない」と言った。そう、といい「いい子はいないの」と尋ねてくる。僕は寒天菓子を触って、手元を見ていた。
「いないよ」
「そうなの」
「ただいま。拓磨か。珍しいわね。お小遣いせびりに来たの」
姉が帰してきたようだ。薄化粧して、自分の赤ちゃんを抱えている。疲れているのか、わからないが、すぐに母に赤ちゃんをあずけると、手洗いをするために奥に引っ込んでいく。
「違うよ。顔くらいたまに見せようと思って」
「フーン。なにをたくらんでいるやら」
必ず、イヤミを言う。そうして、手を洗い。春先のコートを脱いだ。玄関に置く。そうして、赤ちゃんを抱っこする。
「母さん、コイツ、わがままばかり言っていない?」
「言っていないわ。彼女ができたらいいのにって話していた」
「そうね。彼女がいないから、変なことを言うのよね」
「そう? 変なことは言わないわよ」
「パン職人になるために大学を辞めたいって言ったの。このバカ」
「えっ」
「大学はやめない」
「そりゃあ、そうよ。父さんに言わないわ。ありがたく思え。母さんには言うわよ。だって、母さんは知る権利があるもの」
「拓磨。大学くらい出さしてあげるから、パン職人なんてならないで。普通の会社の社員でいいじゃない」
「そうよね」
「あの、あの。大学は出る。ちゃんと会社に入る。食品関係の部署に入るから」
「それって、給料が低いところ?」
「わからない」
「ちゃんと調べなさいよ。給料が高くて楽なところ。公務員がいいわよ。あんた、真面目にやっていそうだから」
「そうね」
僕は嫌な気持ちになった。あれこれ、言われるのは好きじゃない。僕の将来なのに、まるで姉や母の将来のように勝手にレールを敷いてくる。
「やめてくれ。僕の将来だから、僕が決める」
「あんたじゃ、またおかしなことを言い出すからよ。私がいなきゃ、なにもできずにいるくせに。血迷ったことしか言えないくせに」
「いい加減にしてくれ。それは姉さんの将来じゃないだろう。自分がつまらない主婦だからって、自分も同じような将来に就かせたい」
姉は怒った顔をした。
「あんた、主婦をバカにするな」
殴りたいと強く思う。しかし、そんなことは許されない。なぜなら、姉と自分では体の作りが違う。自分は男で、姉が女で、僕の方が体が大きいからだ。力も強い。殴りたいのを我慢する。
「あんたは、私がいないとすぐに失敗するのよ」
勝ち誇ったような姉がいた。確かに僕は姉がいないと失敗ばかりをすると考えてしまう。
それが悔しくて「違う」と言った。
「なにも違わないわよ。男の先生が好きだとうわさを流されていたのは知っているわよ。まさか、カミングアウトしないでね。あんたはうちの跡取りよ。わかる?」
「古いんだよ。そういう考え方」
そうはっきりと言っていた。肯定しているようなものでもある。それにもう言ってしまった。
「もしそうなら、あんたなんか気持ち悪い、オカマよ」
一番言われたくないことを言われた。僕は「ああ、オカマだよ」と返していた。
「拓磨、それ、本当なの」
そのとたん、僕はどう答えているべきか迷ってしまった。赤ちゃんの大きな泣き声が響いた。
「あー、泣かせた。あんたのせいよ」
バカ、死ねと言った。赤ちゃんをあやしている。母が立ち上がる。なにか言いたそうな母がいたが、立ち去って行く。姉について行く。姉は母が来ると、楽しそうに話し始めて、僕のことを話しているように思えて、僕はここにいたくなかった。
「帰る」と部屋の奥から言う。
「拓磨!」
そう鋭く声を出す姉と母に背を向けていた。僕は黙っていた。そのまま、家を出て行った。逃げたのはわかる。いたくなかったからだ。
空は薄曇りで、道路を歩いて行く。小学校の頃、あんなに高いと思っていた塀が低く感じていた。そうして、ふらふらと歩いていた。
行くあてもない。今はこうして、フラフラと歩いていたい。ゆっくりと車が横切り、カラスが鳴いて、僕の目の前には電柱があって、空に線を引いたように電線がある。
僕はイライラとした気持ちをふりきるように、歩いて行く。そうして、自分の殻に閉じこもる。現場を見たテレビのコメンテーターが姉を批判する想像をする。なんて、ひどい姉だ、君を傷つけたと。そうして、少しだけ愉快な気持ちになる。傷口は開いたままだが。
スマホの電源を切る。そうして、誰からも連絡がこないようにする。一人でぼんやりしていた。公園に行けばいいのだが、そこには人が多い。ぼんやりとした。ただ、歩く。坂道を。
坂道はゆるく、歩いている僕の呼吸が落ち着いていく。それは、ゆっくりと呼吸する。吐いて吸って、吐いて吸っての繰り返し。
姉じゃなかったら、どんな言葉を投げかけるんだろう。そう考えていた。気持ち悪い、オカマ。時代錯誤だと僕はつぶやきそうになる。そうして、目頭が熱くなっていた。
すべての人が理解してくれるわけではない。親しいから気持ち悪いなんて思われる。僕はなにかの病気だろうか。ただ、男が好きというだけの。そんな僕は狂っていると人は思うのだろうか。気持ち悪いと思うのだろうか。
それが現実なんだろう。それが、当たり前なんだろう。気持ち悪いとは言わないが、内心そう思っていたのだろう。姉が。
記憶を刺激される。小さい頃の、姉にキモいと言われたことを。死ねとか。そんなささいなキズもなくなればいい。ケンカしたときに言われた。かわいそうな僕をコメンテーターが情けない、男ならばビシッと言えばいいと言っていた。心の中で。
そうだなと思う。僕は正しくないのだろうか。正しいって誰がジャッチをするんだ。それは、僕なのか、周りなのかわからない。
正しくないと言われれば、僕だろう。でも、この世にはいろんな人がいるから、こんな思いをするのは僕だけだろう。
僕が存在する意味ってなんだろう。生きている意味って、偽装まで女の人と結婚して、子どもを産むことが正しいのか。そうしないと、僕は許せないのか。社会は。
世間は。親は。姉は。周りは。友達は。
スマホを消したまま、歩いて行く。自分と同じような学生が歩いている。楽しそうに、友達と二人で笑いあっている。あの人は幸福だ。マイノリティーではない。そうして、正常だ。
ちゃんと心臓が動き、呼吸もできて、異性が好きで、ちゃんとした将来設計があって、友達がいて、親がいて、理解している家族がいて。
コメンテーターがヤジを飛ばす。
その人だって、おまえよりつらいときもあるはずだと。
悲劇の主人公をやめろ。
それは僕の声でもある。姉の声でもある。誰かが僕に注意した声。知らない誰かが注意した声でもある。
僕は無理解の中に暮らしている。空を飛ぶ車が作れるのに、現実の世界で僕の性を理解してない人はいっぱいいる。
暗くなっていた。歩いていた。ひたすら、だから足の裏や足の関節が痛くなっていた。それに気がついて、棒みたいな足を休ませるために、近くのベンチに座る。ビルの前の休むように置いてある、硬いベンチ、コンクリートで土台を作り、その上に木製の板が乗せてある。
ライトアップされた店舗はきらびやかな女の子の服が飾っている。あと、かばんとか。僕はそれをぽんやり見ていた。スマホの電源をつけた。
電話の着信があった。母からだ。
『拓磨。よかった。つながって。SNSは未読だったから』
「大丈夫。俺は。自殺なんかしないよ」
『うん。わかっている。お姉ちゃんも赤ちゃんが産まれて、育児が大変みたい。ゆるしてあげて。けして、傷つけるためじゃないから。それに混乱していたのよ。わかる?』
「母さんはどう思う?」
『母さんはね。よくわからない。女の人と付き合わないから、そうなったのかなと考えている。決めつけなんじゃないかしら?』
「そうじゃないんだ。決めつけじゃない」
『だって。おかしいじゃないの。普通は女の人を好きになるはずよ』
「やめよう。この話。僕は元気。今から家に帰るところ」
『どこにいるの』
「X町の駅ビル」
『そんな遠くに?』
「大丈夫。バスで帰る」
『車を出すよ。迎えに行く』
「いい。ケンカにはなりたくない」
『わかった。好きにしない』
なにが子どもだ。なにが赤ちゃんだ。なにが、心配しているんだ。イライラが募る。勝手なことを言って、僕を見ようとしない。僕の気持ちを知ろうとしない。自分の主張ばかりだ。
コメンテーターが叫ぶ。
人の気持ちを考えろ。なんで、そんなことを言う。
ため息をつきたくなる。幸いなことに、バス停の近くにある。帰りたくないけど、帰らないと、学校も始まる。やらなきゃいけないことだって、ある。レジュメを読んで、教科書を購入しなきゃ。タブレットでいいのはありがたいと思う。必要な教材を買ったら、読んで予習しなきゃいけない。
課題は英文を読まなきゃいけないから、読んで発表できるようにしなきゃいけない。それが一番いいのだろうか。そう、体が重い。フラフラしながら、僕はバス停のところにいく。スマホですでに購入した教科書の英文を読んでいく。すでにスマホからタブレットの情報が見られて、よかったと思った。
寒天で固めた菓子は歯ごたえがあり、噛むと溶けていくからゼラチンと気がついた。砂糖が口の中に残る。甘い。
「元気?」
「うん」
手持ち無沙汰になって、また寒天菓子を手に取る。そんな僕を母はそれ以上なにも言わない。姉は黙っていたようだ。そんなことを気がついた。
「お母さん、スマホで連絡を取っているから、平気だよ」
そうだけど、と言われた。彼女はできたのかと言われ、僕は「ううん、いない」と言った。そう、といい「いい子はいないの」と尋ねてくる。僕は寒天菓子を触って、手元を見ていた。
「いないよ」
「そうなの」
「ただいま。拓磨か。珍しいわね。お小遣いせびりに来たの」
姉が帰してきたようだ。薄化粧して、自分の赤ちゃんを抱えている。疲れているのか、わからないが、すぐに母に赤ちゃんをあずけると、手洗いをするために奥に引っ込んでいく。
「違うよ。顔くらいたまに見せようと思って」
「フーン。なにをたくらんでいるやら」
必ず、イヤミを言う。そうして、手を洗い。春先のコートを脱いだ。玄関に置く。そうして、赤ちゃんを抱っこする。
「母さん、コイツ、わがままばかり言っていない?」
「言っていないわ。彼女ができたらいいのにって話していた」
「そうね。彼女がいないから、変なことを言うのよね」
「そう? 変なことは言わないわよ」
「パン職人になるために大学を辞めたいって言ったの。このバカ」
「えっ」
「大学はやめない」
「そりゃあ、そうよ。父さんに言わないわ。ありがたく思え。母さんには言うわよ。だって、母さんは知る権利があるもの」
「拓磨。大学くらい出さしてあげるから、パン職人なんてならないで。普通の会社の社員でいいじゃない」
「そうよね」
「あの、あの。大学は出る。ちゃんと会社に入る。食品関係の部署に入るから」
「それって、給料が低いところ?」
「わからない」
「ちゃんと調べなさいよ。給料が高くて楽なところ。公務員がいいわよ。あんた、真面目にやっていそうだから」
「そうね」
僕は嫌な気持ちになった。あれこれ、言われるのは好きじゃない。僕の将来なのに、まるで姉や母の将来のように勝手にレールを敷いてくる。
「やめてくれ。僕の将来だから、僕が決める」
「あんたじゃ、またおかしなことを言い出すからよ。私がいなきゃ、なにもできずにいるくせに。血迷ったことしか言えないくせに」
「いい加減にしてくれ。それは姉さんの将来じゃないだろう。自分がつまらない主婦だからって、自分も同じような将来に就かせたい」
姉は怒った顔をした。
「あんた、主婦をバカにするな」
殴りたいと強く思う。しかし、そんなことは許されない。なぜなら、姉と自分では体の作りが違う。自分は男で、姉が女で、僕の方が体が大きいからだ。力も強い。殴りたいのを我慢する。
「あんたは、私がいないとすぐに失敗するのよ」
勝ち誇ったような姉がいた。確かに僕は姉がいないと失敗ばかりをすると考えてしまう。
それが悔しくて「違う」と言った。
「なにも違わないわよ。男の先生が好きだとうわさを流されていたのは知っているわよ。まさか、カミングアウトしないでね。あんたはうちの跡取りよ。わかる?」
「古いんだよ。そういう考え方」
そうはっきりと言っていた。肯定しているようなものでもある。それにもう言ってしまった。
「もしそうなら、あんたなんか気持ち悪い、オカマよ」
一番言われたくないことを言われた。僕は「ああ、オカマだよ」と返していた。
「拓磨、それ、本当なの」
そのとたん、僕はどう答えているべきか迷ってしまった。赤ちゃんの大きな泣き声が響いた。
「あー、泣かせた。あんたのせいよ」
バカ、死ねと言った。赤ちゃんをあやしている。母が立ち上がる。なにか言いたそうな母がいたが、立ち去って行く。姉について行く。姉は母が来ると、楽しそうに話し始めて、僕のことを話しているように思えて、僕はここにいたくなかった。
「帰る」と部屋の奥から言う。
「拓磨!」
そう鋭く声を出す姉と母に背を向けていた。僕は黙っていた。そのまま、家を出て行った。逃げたのはわかる。いたくなかったからだ。
空は薄曇りで、道路を歩いて行く。小学校の頃、あんなに高いと思っていた塀が低く感じていた。そうして、ふらふらと歩いていた。
行くあてもない。今はこうして、フラフラと歩いていたい。ゆっくりと車が横切り、カラスが鳴いて、僕の目の前には電柱があって、空に線を引いたように電線がある。
僕はイライラとした気持ちをふりきるように、歩いて行く。そうして、自分の殻に閉じこもる。現場を見たテレビのコメンテーターが姉を批判する想像をする。なんて、ひどい姉だ、君を傷つけたと。そうして、少しだけ愉快な気持ちになる。傷口は開いたままだが。
スマホの電源を切る。そうして、誰からも連絡がこないようにする。一人でぼんやりしていた。公園に行けばいいのだが、そこには人が多い。ぼんやりとした。ただ、歩く。坂道を。
坂道はゆるく、歩いている僕の呼吸が落ち着いていく。それは、ゆっくりと呼吸する。吐いて吸って、吐いて吸っての繰り返し。
姉じゃなかったら、どんな言葉を投げかけるんだろう。そう考えていた。気持ち悪い、オカマ。時代錯誤だと僕はつぶやきそうになる。そうして、目頭が熱くなっていた。
すべての人が理解してくれるわけではない。親しいから気持ち悪いなんて思われる。僕はなにかの病気だろうか。ただ、男が好きというだけの。そんな僕は狂っていると人は思うのだろうか。気持ち悪いと思うのだろうか。
それが現実なんだろう。それが、当たり前なんだろう。気持ち悪いとは言わないが、内心そう思っていたのだろう。姉が。
記憶を刺激される。小さい頃の、姉にキモいと言われたことを。死ねとか。そんなささいなキズもなくなればいい。ケンカしたときに言われた。かわいそうな僕をコメンテーターが情けない、男ならばビシッと言えばいいと言っていた。心の中で。
そうだなと思う。僕は正しくないのだろうか。正しいって誰がジャッチをするんだ。それは、僕なのか、周りなのかわからない。
正しくないと言われれば、僕だろう。でも、この世にはいろんな人がいるから、こんな思いをするのは僕だけだろう。
僕が存在する意味ってなんだろう。生きている意味って、偽装まで女の人と結婚して、子どもを産むことが正しいのか。そうしないと、僕は許せないのか。社会は。
世間は。親は。姉は。周りは。友達は。
スマホを消したまま、歩いて行く。自分と同じような学生が歩いている。楽しそうに、友達と二人で笑いあっている。あの人は幸福だ。マイノリティーではない。そうして、正常だ。
ちゃんと心臓が動き、呼吸もできて、異性が好きで、ちゃんとした将来設計があって、友達がいて、親がいて、理解している家族がいて。
コメンテーターがヤジを飛ばす。
その人だって、おまえよりつらいときもあるはずだと。
悲劇の主人公をやめろ。
それは僕の声でもある。姉の声でもある。誰かが僕に注意した声。知らない誰かが注意した声でもある。
僕は無理解の中に暮らしている。空を飛ぶ車が作れるのに、現実の世界で僕の性を理解してない人はいっぱいいる。
暗くなっていた。歩いていた。ひたすら、だから足の裏や足の関節が痛くなっていた。それに気がついて、棒みたいな足を休ませるために、近くのベンチに座る。ビルの前の休むように置いてある、硬いベンチ、コンクリートで土台を作り、その上に木製の板が乗せてある。
ライトアップされた店舗はきらびやかな女の子の服が飾っている。あと、かばんとか。僕はそれをぽんやり見ていた。スマホの電源をつけた。
電話の着信があった。母からだ。
『拓磨。よかった。つながって。SNSは未読だったから』
「大丈夫。俺は。自殺なんかしないよ」
『うん。わかっている。お姉ちゃんも赤ちゃんが産まれて、育児が大変みたい。ゆるしてあげて。けして、傷つけるためじゃないから。それに混乱していたのよ。わかる?』
「母さんはどう思う?」
『母さんはね。よくわからない。女の人と付き合わないから、そうなったのかなと考えている。決めつけなんじゃないかしら?』
「そうじゃないんだ。決めつけじゃない」
『だって。おかしいじゃないの。普通は女の人を好きになるはずよ』
「やめよう。この話。僕は元気。今から家に帰るところ」
『どこにいるの』
「X町の駅ビル」
『そんな遠くに?』
「大丈夫。バスで帰る」
『車を出すよ。迎えに行く』
「いい。ケンカにはなりたくない」
『わかった。好きにしない』
なにが子どもだ。なにが赤ちゃんだ。なにが、心配しているんだ。イライラが募る。勝手なことを言って、僕を見ようとしない。僕の気持ちを知ろうとしない。自分の主張ばかりだ。
コメンテーターが叫ぶ。
人の気持ちを考えろ。なんで、そんなことを言う。
ため息をつきたくなる。幸いなことに、バス停の近くにある。帰りたくないけど、帰らないと、学校も始まる。やらなきゃいけないことだって、ある。レジュメを読んで、教科書を購入しなきゃ。タブレットでいいのはありがたいと思う。必要な教材を買ったら、読んで予習しなきゃいけない。
課題は英文を読まなきゃいけないから、読んで発表できるようにしなきゃいけない。それが一番いいのだろうか。そう、体が重い。フラフラしながら、僕はバス停のところにいく。スマホですでに購入した教科書の英文を読んでいく。すでにスマホからタブレットの情報が見られて、よかったと思った。
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