82 / 83
61
しおりを挟む
だるい体でマンションに帰ってきて、妙に誰かの声が聴きたくなっていた。声というと夜が浮かぶ、ラジカセがあることを確認する。ワイヤレスのイヤホンをつけて、夜のテープを再生していた。夜の気持ちは僕に対して確かなのか、よくわからないでいた。
夜は勝手だ。そう怒っている僕がいる。女の子を押し付けてどこか行った。メッセージを送ると、返事は未読のままだった。僕のことは無視ですかと言いたくなるが、やめた。ケンカになるというより、面倒な生き物になりそう。
お風呂につかることにする。そうして、今日のことはすっかり忘れようと思う。風呂場を掃除して、寒さを感じながらお風呂の湯を張る。入浴剤を入れ。服を用意する。すでに面倒だが、仕方がないのだ。
風呂の描写を嫌がった作家がいてねという言葉を思い出す。そうして、いやな気持ちになるから。髪の毛を洗う。丁寧ではなく、荒っぽい手つきになり、ガジガジと地肌を強くこするように洗ってしまう。いやな記憶だ。そう思う。自分が哀れで未練があるようで思い出したくなかった。記憶が刺激されるからだ。
虫のように感じる。記憶が。意思を持っているのか、持っていないのか、よくわからない。伝えたいことがあるならば、聞かせてほしいと思う。でも、遠回しに記憶が浮かんでくる。自分に気がつくまで、この記憶が刺激されるのだろうか。いやだ。
ボディソープをつけて洗う。泡立ち、そうして、甘い香りがする。それだけに没頭する。少しスッキリした。体を包み込む泡が柔らかい。そうして、温かいシャワーで洗い流していた。
風呂につかるときにはいやな記憶は消えていた。ただ体を温めるだけである。そうして、眼をつぶる。疲れた体がお湯でほぐされるようだ。冷えた体をお湯がなにもかも、いやなことまで包み込んでくれる。イヤミな一言、刺々しい言葉、意地悪なあの子。すべてを忘れればいいのにと思う。
突き刺された言葉は傷になる。それは弱いからだと人が言うが、僕にはそう思わない。大切なことだから傷つく。言った本人が忘れても、言われた本人は覚えているように、傷ついたのだ。
忘れればいいのに。傷ついたこともなにもかも。それが蓄積しているなんて思わない。いつか、ポキっと折れてしまう。蓄積していたら。だから、忘れるのがいいのだ。人間には忘却という言葉がある。
それでいいのだ。それで。そんなことを湯船につかりながら考えていた。浴槽は狭く、でも体を温めるにはちょうどいい。一人の時間を味わう。
「夜のバーカ」
そういう言葉で僕は夜を責めていた。頭の中で。理不尽なことがあった。愚痴を言いたい。そんな後ろ向きでいいのかと僕は思う。小さな浴槽で足を抱えて、換気扇が動く音を聞いている。なかなか浴室の外には出られない。
体が冷えてしまうからだ。眼をつぶる。強く。そうしないと、現実が顔を出してくるからだ。現実なんて見たくないのに、見せてくる。僕が男で彼女達は女。それが違うだけで、夜にとってどちらが魅力的か、わかっていても、僕は自分だと思っている。
若い。肉欲を刺激するのはどちらだと。曲作りの影響を与えない僕に、夜は飽きるということに僕は気がついた。
あの子と同じだ。夜にとって音楽の方が大切である。僕より。そんなことを僕は怒っているのだ。そうして、夜は知っているだろうか。
夜が泣かせた女の子がどうなっているのか。音楽を優先させたら、僕がどんな気持ちになるのか。それは、僕達だけが知っている。惨めな気持ちになっているなんて夜は知らない。
人間として、それはどうなのと思うけど、それはアーティストとしては成功している。だから、別れていくわけだと、僕はようやく気がついた。夜と彼女達の終わりを。
僕もそうなるのではないかと考えていた。
朝になったと言っても、まだ暗い。朝ご飯のパンを食べて、眠気覚ましのコーヒー。ブラックではなく、ミルクと砂糖を入れたコーヒーを飲んでいた。簡単なご飯。食器を洗う。コップだけ。包装のビニール袋を捨て、髪形を直して、顔を洗って、歯を磨いてと日常のリズムを取り戻す。そうして、僕は昨日のことを忘れられる。
こびりついた油汚れとは違い、眠っていたら忘れていた。そう、人は忘れられるんだと僕は気がついた。さっさと家を出る。鍵を閉めたとき、手の中で重みを感じる。
鍵をしまい。暗い中、ゆっくりと階段を降りて行く。缶コーヒーはなにを買おうかと違うことを考える。
今日の仕事は考えないようにする。考えたくないから。冬よりか暖かい中、僕は歩いて行く。学校が見える。そうして、商店街に向かう。商店街は薄くあかりがともっている。まだ営業前の魚屋は荷台トラックが停まっている。
あとは八百屋の前に車が。荷台から野菜の入った段ボールを取り出している。それぞれの音が聞こえる。
明かりのついている店もある。働くのは僕だけではないと教えてくれる。僕のスニーカーはアスファルトを蹴って前に出ていた。
夜の新鮮な空気を吸う。肺にいっぱいに。気持ちがいい。まるで、なにかのエージェントになった気分になる。そんな妄想をしている。
「おはよう」
バイト先に着いたら鈴さんに言われた。
「おはようございます」
うんと鈴さんが言った。やらなければならないことがたくさんにあるのだ。そう知っているから、気合いを入れて、僕は返事をしていた。
生地は機械でたたく。そうして、一個一個手作りである。生地のレピシは違っている。食パンは塩を多めとか、バターを入れすぎないとか。分量は決まっていない。感覚や湿度で決める。鈴さんは一人でやるときや僕達がするときもある。食パンは、鈴さんの担当である。
生地をこねている機械を見ながら、感覚で大丈夫かと判断する。必ず鈴さんに確認してもらう。大丈夫だということが最近、多くなった。季節の移り変わりが難しい。こねるのが足りなかった、こねすぎたとか。あと、小麦粉と塩のバランスが間違えているなんてある。そういうときは熟成を変える。
そんなことはめったにないが。感覚がうまくつかめないときは鈴さんやおばちゃんに助けてもらう。
失敗して小麦粉や材料を無駄にする方が一番、ひどく怒られる。
「よしよし」
鈴さんは優しいと思う。怒鳴るときもあるけど。それは本気だとわかっているからだ。おばちゃんには血管が大丈夫かしらと言われているけど。
「じゃあ、休憩」
腰がぼきぼきと鳴る。ずっと重い荷物を運んでいたからだ。それで、腰を痛めることがあるから、整体には行っている。帰りに。
喜一さんはいない。お別れ会もしていない。急に呼ばれてしまったらしい。最低でも今週はまだいると考えていたから、ショックといえばショックでもある。そんな気持ちになっている僕をおばちゃんはよく話しかけてくれる。
「拓磨ちゃん、食べている?」
「はい」
「喜一さんがいなくて寂しいわね」
「ええ、まあ」
「男の子ってドライよねー」
「そうですか」
「そうそう」
平気そうなんだもんと言われて苦笑した僕がいた。コーヒーを飲んでいると、おばちゃんは話を始める。まるで話さないと呼吸ができずにいるというように。ペラペラとよくしゃべる口を僕はぼんやりと眺めていた。
「新しい人、イケメンかしら?」
「イケメンがいいわよねー」
そんな会話がもうされている。喜一さんが優しいのに、厳しかったと言っていた。中身はいい人だけど、怖い顔だった。彼女を知っている? など、問いかけられていた。
「知りません。いるって、本人は言っていました」
「そお。やっぱりいるんだわ。誰だと思う?」
アルバイトじゃないわよ、とかそんな会話をしている。話は楽しいのか、盛り上がっている。僕は小さくなっていた。
「仲良くなれるといいんわよね。新しい人」
そう一言でまとめられていた。そんな僕はしばらく黙っていた。うなずく。
「好きな人はどう。彼女」
そんなことを言われないでよかったと思う。なにを言っていいのかわからない。
おばちゃん達に愚痴をぶちまけるのもどうかと思う。そういうとき、浮かんだ顔が真澄ちゃんだった。僕は首を振りたくなった。
「そういえば、彼女とはどう?」
「ちゃんと仲良くやっています」
「そうなんだよね」
どんなところでデートをした? いえ、まあ、ライブハウスとかと言っていた。まあ、若いとおばちゃん達が喜んだらからいいかと僕は考えていた。
「楽しそうね。私も混ぜて」と鈴さんが来た。顔が上気している。嬉しそうな顔をしている。
「拓磨ちゃんの彼女のことよ。ライブハウスでデートだって」
「はあー。音楽が好きなの」
「いや、そんなに詳しくないです」
あー、残念ねーと言われた。そうして、笑ってクラシックロックを語れると思ったのに、と言われた。
「さっぱりわからないです。最近のしか」
「最近はクラシックロックが見直されているのよ。ロックも復活するわ。ロックは死なない」
そういうものかなと僕は考えている。夜は知っているのだろうか。そんなことを考えていた。夜はロックをやりたいと言っていた。
「ロックってどんな曲があるんですか?」
「えっー、いっぱい」
聞いたことがあるアーティストが言われた。そうして、知らない曲も教えてくれた。覚えられるかと考えていると「ラジオを聴くといいわよ。おススメの番組を教えてあげる」と言われた。
「いや、いいです」
「遠慮して。いいから、いいから」
鈴さんが、ロックが好きだとは知らなかった。
夜は勝手だ。そう怒っている僕がいる。女の子を押し付けてどこか行った。メッセージを送ると、返事は未読のままだった。僕のことは無視ですかと言いたくなるが、やめた。ケンカになるというより、面倒な生き物になりそう。
お風呂につかることにする。そうして、今日のことはすっかり忘れようと思う。風呂場を掃除して、寒さを感じながらお風呂の湯を張る。入浴剤を入れ。服を用意する。すでに面倒だが、仕方がないのだ。
風呂の描写を嫌がった作家がいてねという言葉を思い出す。そうして、いやな気持ちになるから。髪の毛を洗う。丁寧ではなく、荒っぽい手つきになり、ガジガジと地肌を強くこするように洗ってしまう。いやな記憶だ。そう思う。自分が哀れで未練があるようで思い出したくなかった。記憶が刺激されるからだ。
虫のように感じる。記憶が。意思を持っているのか、持っていないのか、よくわからない。伝えたいことがあるならば、聞かせてほしいと思う。でも、遠回しに記憶が浮かんでくる。自分に気がつくまで、この記憶が刺激されるのだろうか。いやだ。
ボディソープをつけて洗う。泡立ち、そうして、甘い香りがする。それだけに没頭する。少しスッキリした。体を包み込む泡が柔らかい。そうして、温かいシャワーで洗い流していた。
風呂につかるときにはいやな記憶は消えていた。ただ体を温めるだけである。そうして、眼をつぶる。疲れた体がお湯でほぐされるようだ。冷えた体をお湯がなにもかも、いやなことまで包み込んでくれる。イヤミな一言、刺々しい言葉、意地悪なあの子。すべてを忘れればいいのにと思う。
突き刺された言葉は傷になる。それは弱いからだと人が言うが、僕にはそう思わない。大切なことだから傷つく。言った本人が忘れても、言われた本人は覚えているように、傷ついたのだ。
忘れればいいのに。傷ついたこともなにもかも。それが蓄積しているなんて思わない。いつか、ポキっと折れてしまう。蓄積していたら。だから、忘れるのがいいのだ。人間には忘却という言葉がある。
それでいいのだ。それで。そんなことを湯船につかりながら考えていた。浴槽は狭く、でも体を温めるにはちょうどいい。一人の時間を味わう。
「夜のバーカ」
そういう言葉で僕は夜を責めていた。頭の中で。理不尽なことがあった。愚痴を言いたい。そんな後ろ向きでいいのかと僕は思う。小さな浴槽で足を抱えて、換気扇が動く音を聞いている。なかなか浴室の外には出られない。
体が冷えてしまうからだ。眼をつぶる。強く。そうしないと、現実が顔を出してくるからだ。現実なんて見たくないのに、見せてくる。僕が男で彼女達は女。それが違うだけで、夜にとってどちらが魅力的か、わかっていても、僕は自分だと思っている。
若い。肉欲を刺激するのはどちらだと。曲作りの影響を与えない僕に、夜は飽きるということに僕は気がついた。
あの子と同じだ。夜にとって音楽の方が大切である。僕より。そんなことを僕は怒っているのだ。そうして、夜は知っているだろうか。
夜が泣かせた女の子がどうなっているのか。音楽を優先させたら、僕がどんな気持ちになるのか。それは、僕達だけが知っている。惨めな気持ちになっているなんて夜は知らない。
人間として、それはどうなのと思うけど、それはアーティストとしては成功している。だから、別れていくわけだと、僕はようやく気がついた。夜と彼女達の終わりを。
僕もそうなるのではないかと考えていた。
朝になったと言っても、まだ暗い。朝ご飯のパンを食べて、眠気覚ましのコーヒー。ブラックではなく、ミルクと砂糖を入れたコーヒーを飲んでいた。簡単なご飯。食器を洗う。コップだけ。包装のビニール袋を捨て、髪形を直して、顔を洗って、歯を磨いてと日常のリズムを取り戻す。そうして、僕は昨日のことを忘れられる。
こびりついた油汚れとは違い、眠っていたら忘れていた。そう、人は忘れられるんだと僕は気がついた。さっさと家を出る。鍵を閉めたとき、手の中で重みを感じる。
鍵をしまい。暗い中、ゆっくりと階段を降りて行く。缶コーヒーはなにを買おうかと違うことを考える。
今日の仕事は考えないようにする。考えたくないから。冬よりか暖かい中、僕は歩いて行く。学校が見える。そうして、商店街に向かう。商店街は薄くあかりがともっている。まだ営業前の魚屋は荷台トラックが停まっている。
あとは八百屋の前に車が。荷台から野菜の入った段ボールを取り出している。それぞれの音が聞こえる。
明かりのついている店もある。働くのは僕だけではないと教えてくれる。僕のスニーカーはアスファルトを蹴って前に出ていた。
夜の新鮮な空気を吸う。肺にいっぱいに。気持ちがいい。まるで、なにかのエージェントになった気分になる。そんな妄想をしている。
「おはよう」
バイト先に着いたら鈴さんに言われた。
「おはようございます」
うんと鈴さんが言った。やらなければならないことがたくさんにあるのだ。そう知っているから、気合いを入れて、僕は返事をしていた。
生地は機械でたたく。そうして、一個一個手作りである。生地のレピシは違っている。食パンは塩を多めとか、バターを入れすぎないとか。分量は決まっていない。感覚や湿度で決める。鈴さんは一人でやるときや僕達がするときもある。食パンは、鈴さんの担当である。
生地をこねている機械を見ながら、感覚で大丈夫かと判断する。必ず鈴さんに確認してもらう。大丈夫だということが最近、多くなった。季節の移り変わりが難しい。こねるのが足りなかった、こねすぎたとか。あと、小麦粉と塩のバランスが間違えているなんてある。そういうときは熟成を変える。
そんなことはめったにないが。感覚がうまくつかめないときは鈴さんやおばちゃんに助けてもらう。
失敗して小麦粉や材料を無駄にする方が一番、ひどく怒られる。
「よしよし」
鈴さんは優しいと思う。怒鳴るときもあるけど。それは本気だとわかっているからだ。おばちゃんには血管が大丈夫かしらと言われているけど。
「じゃあ、休憩」
腰がぼきぼきと鳴る。ずっと重い荷物を運んでいたからだ。それで、腰を痛めることがあるから、整体には行っている。帰りに。
喜一さんはいない。お別れ会もしていない。急に呼ばれてしまったらしい。最低でも今週はまだいると考えていたから、ショックといえばショックでもある。そんな気持ちになっている僕をおばちゃんはよく話しかけてくれる。
「拓磨ちゃん、食べている?」
「はい」
「喜一さんがいなくて寂しいわね」
「ええ、まあ」
「男の子ってドライよねー」
「そうですか」
「そうそう」
平気そうなんだもんと言われて苦笑した僕がいた。コーヒーを飲んでいると、おばちゃんは話を始める。まるで話さないと呼吸ができずにいるというように。ペラペラとよくしゃべる口を僕はぼんやりと眺めていた。
「新しい人、イケメンかしら?」
「イケメンがいいわよねー」
そんな会話がもうされている。喜一さんが優しいのに、厳しかったと言っていた。中身はいい人だけど、怖い顔だった。彼女を知っている? など、問いかけられていた。
「知りません。いるって、本人は言っていました」
「そお。やっぱりいるんだわ。誰だと思う?」
アルバイトじゃないわよ、とかそんな会話をしている。話は楽しいのか、盛り上がっている。僕は小さくなっていた。
「仲良くなれるといいんわよね。新しい人」
そう一言でまとめられていた。そんな僕はしばらく黙っていた。うなずく。
「好きな人はどう。彼女」
そんなことを言われないでよかったと思う。なにを言っていいのかわからない。
おばちゃん達に愚痴をぶちまけるのもどうかと思う。そういうとき、浮かんだ顔が真澄ちゃんだった。僕は首を振りたくなった。
「そういえば、彼女とはどう?」
「ちゃんと仲良くやっています」
「そうなんだよね」
どんなところでデートをした? いえ、まあ、ライブハウスとかと言っていた。まあ、若いとおばちゃん達が喜んだらからいいかと僕は考えていた。
「楽しそうね。私も混ぜて」と鈴さんが来た。顔が上気している。嬉しそうな顔をしている。
「拓磨ちゃんの彼女のことよ。ライブハウスでデートだって」
「はあー。音楽が好きなの」
「いや、そんなに詳しくないです」
あー、残念ねーと言われた。そうして、笑ってクラシックロックを語れると思ったのに、と言われた。
「さっぱりわからないです。最近のしか」
「最近はクラシックロックが見直されているのよ。ロックも復活するわ。ロックは死なない」
そういうものかなと僕は考えている。夜は知っているのだろうか。そんなことを考えていた。夜はロックをやりたいと言っていた。
「ロックってどんな曲があるんですか?」
「えっー、いっぱい」
聞いたことがあるアーティストが言われた。そうして、知らない曲も教えてくれた。覚えられるかと考えていると「ラジオを聴くといいわよ。おススメの番組を教えてあげる」と言われた。
「いや、いいです」
「遠慮して。いいから、いいから」
鈴さんが、ロックが好きだとは知らなかった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
13
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる