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24話 アイトさん、次の行先はどうしましょう?
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「さて、邪魔者どもがいなくなったことですし、この古代樹でのビジネスについて決めていきましょう!」
ナナさんが手を合わせて言う。とても生き生きとした様子だ。
ノームの女王になったナナさんなら、この古代樹のことを自由に決めることができるみたい。
「えーと、この古代樹でお金儲けできるの?」
「もちろんです! ここはパワースポットとして優秀ですからね」
確かに僕の魔力はこの樹を登ったことで高まったわけだし、ここは特別な場所で間違いないだろう。
「例えば、この古代樹を登るのにお金を微収するとか?」
「それも良いですね! ただ、わらわが注目しているのはアレです」
ナナさんが指差す先に橙色の大きな木の実がぶら下がっている。
「前にも言ったと思いますけど、あの木の実を食べればさらに魔力を高めることができるんですよ!」
そう言えば、そんな話をしていた気がする。
「あの木の実を高額で売り捌くんです。魔力を高めるなんて希少性、人間たちにとって魅力的でしょう」
「なるほど、確かにそうかも」
ここにしか無いものだから、それを求めて多くの人が訪れるかも。
「そうと決まればノームたち、古代樹の木の実を集めなさい!!」
「はい、ナナ女王様!」
周りにいたノームたちが一斉に樹の隅々まで散って行った。
「それじゃアイトさん、わらわの女王就任記念ということで、お一つどうぞ」
ナナさんが近くにあった木の実をもぎ取って渡してきた。
「え、いいの? 高額で売り捌くモノなのに」
「いいんです! アイトさんはわらわにとって特別なお方ですから」
そう言われたら断るわけにはいかない。
「じゃあ、頂きます」
「どうぞ、そのままガブッといっちゃってください」
僕は木の実に思い切り齧り付いた。
歯切れの良い音が響く。
口の中が濃厚な味に包まれる。なんて言うか、すごく濃い。よくわからないけど、感覚的に何百年分くらいの味が詰まっているように思える。
「どうですかアイトさん?」
ナナさんが上目遣いに尋ねてくる。
最初はただ口の中に拡がっているだけだったが、それはお腹の中を通り、全身に流れ込んでいるような感覚になる。
「なんていうか、血の流れに乗って魔力が全身に行き渡っているような気がする」
「おー、効果抜群のようですね!」
ナナさんは嬉しそうに手を叩く。
「これでアイトさんはさらに魔術に適性がある身体になったんですよ」
「うん、わかるよ。すごいねこの木の実。みんな欲しがると思う」
「きゃは、大儲けできそうですね!」
その間にもノームたちは続々と古代樹の木の実を持って来ていた。
◆
僕らは今、キャンピングカーに乗っている。
運転席にナナさん、助手席に僕が座っている。
「ほとんどノームたちに任せて来ちゃったけど、良かったの?」
「古代樹の世話はメンド……いえ、慣れた者たちに任せるのが一番ですからね。それにあの者たちは従順ですから。わらわたちはただ利益を受け取るだけで良いのです!」
自信たっぷりに言うナナさん。
まぁ、確かに古代樹のことはノームたちに任せた方が良さそうだ。
「てなわけでアイトさん、次の行先はどこにしましょう?」
「そうだねー」
今回は山のような木を登ったことで疲れてしまった。だから、ゆっくりと疲れを癒せるところに行きたい。
そのことをナナさんに伝えると、彼女は例の端末で調べ始めた。
「おぉ、アイトさんここなんてどうですか?」
ナナさんが見せてきた画面にはマグマが吹き出す山が映し出されていた。
「ここは?」
「火山地帯ウーゼンです。ここは有名な温泉地なんですよ!」
温泉かぁ……
次の行先が決まった。
ナナさんが手を合わせて言う。とても生き生きとした様子だ。
ノームの女王になったナナさんなら、この古代樹のことを自由に決めることができるみたい。
「えーと、この古代樹でお金儲けできるの?」
「もちろんです! ここはパワースポットとして優秀ですからね」
確かに僕の魔力はこの樹を登ったことで高まったわけだし、ここは特別な場所で間違いないだろう。
「例えば、この古代樹を登るのにお金を微収するとか?」
「それも良いですね! ただ、わらわが注目しているのはアレです」
ナナさんが指差す先に橙色の大きな木の実がぶら下がっている。
「前にも言ったと思いますけど、あの木の実を食べればさらに魔力を高めることができるんですよ!」
そう言えば、そんな話をしていた気がする。
「あの木の実を高額で売り捌くんです。魔力を高めるなんて希少性、人間たちにとって魅力的でしょう」
「なるほど、確かにそうかも」
ここにしか無いものだから、それを求めて多くの人が訪れるかも。
「そうと決まればノームたち、古代樹の木の実を集めなさい!!」
「はい、ナナ女王様!」
周りにいたノームたちが一斉に樹の隅々まで散って行った。
「それじゃアイトさん、わらわの女王就任記念ということで、お一つどうぞ」
ナナさんが近くにあった木の実をもぎ取って渡してきた。
「え、いいの? 高額で売り捌くモノなのに」
「いいんです! アイトさんはわらわにとって特別なお方ですから」
そう言われたら断るわけにはいかない。
「じゃあ、頂きます」
「どうぞ、そのままガブッといっちゃってください」
僕は木の実に思い切り齧り付いた。
歯切れの良い音が響く。
口の中が濃厚な味に包まれる。なんて言うか、すごく濃い。よくわからないけど、感覚的に何百年分くらいの味が詰まっているように思える。
「どうですかアイトさん?」
ナナさんが上目遣いに尋ねてくる。
最初はただ口の中に拡がっているだけだったが、それはお腹の中を通り、全身に流れ込んでいるような感覚になる。
「なんていうか、血の流れに乗って魔力が全身に行き渡っているような気がする」
「おー、効果抜群のようですね!」
ナナさんは嬉しそうに手を叩く。
「これでアイトさんはさらに魔術に適性がある身体になったんですよ」
「うん、わかるよ。すごいねこの木の実。みんな欲しがると思う」
「きゃは、大儲けできそうですね!」
その間にもノームたちは続々と古代樹の木の実を持って来ていた。
◆
僕らは今、キャンピングカーに乗っている。
運転席にナナさん、助手席に僕が座っている。
「ほとんどノームたちに任せて来ちゃったけど、良かったの?」
「古代樹の世話はメンド……いえ、慣れた者たちに任せるのが一番ですからね。それにあの者たちは従順ですから。わらわたちはただ利益を受け取るだけで良いのです!」
自信たっぷりに言うナナさん。
まぁ、確かに古代樹のことはノームたちに任せた方が良さそうだ。
「てなわけでアイトさん、次の行先はどこにしましょう?」
「そうだねー」
今回は山のような木を登ったことで疲れてしまった。だから、ゆっくりと疲れを癒せるところに行きたい。
そのことをナナさんに伝えると、彼女は例の端末で調べ始めた。
「おぉ、アイトさんここなんてどうですか?」
ナナさんが見せてきた画面にはマグマが吹き出す山が映し出されていた。
「ここは?」
「火山地帯ウーゼンです。ここは有名な温泉地なんですよ!」
温泉かぁ……
次の行先が決まった。
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