ルームメイトの秘密 〜可哀想なので性欲処理を手伝うお人好しのオレ〜

うさぎ

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   ──昨日さー、ノリでダチのチンコ触っちゃったよ
──お前、それまじ?やっばいわあ
──まじまじ。何かそういう雰囲気でさあ

  クラスメイトのそんな会話を、聞いてしまったことがある。狭い室内に男二人だけ。しかも、ここは男に男の熱狂的なファンがつくような特殊な場所だ。誰と誰が付き合ってるだとか、告白されただとか、珍しいことでもなかった。でも、それは俺とは一線を画した世界の話で、あくまで他人事だった。まさか、自分事になる日がくるとは──。

「お、おいっ、吉岡っ…」
「うるせえ、静かにしてろ」

  この時の俺は苛苛していた。ルームメイトを心配して戻ってきたら、俺の名前を呼びながらシコる鷹木の姿、しかも鷹木はインキュバスで、しかもしかも俺のことが好き。一度に処理しきれる情報量じゃない。目の前には、未だに下半身丸出しの男。なんか俺で勃起したとか言いやがる。俺はこの状況から早く逃げたかった。それには、目の前の棍棒を倒す必要があるだろう?

  股間を隠す手を払い除け、"ソレ"をまじまじと見ると、改めてデカさに驚く。亀頭も大きく張り出し、幹には血管が浮き上がっている。太さなんて、ペットボトルぐらいはあるんじゃないか。まさに、入れられる側からしたら凶器だな。躊躇いは一瞬だった。太い竿に手を触れる。

「うっ…」

…硬い。まあ、俺も同じの付いてるしな。自分でするときと同じ要領でやればいいのか?

「よ、吉岡っ…まてっ…くっ…」

とりあえず、握って扱いてみる。すると、竿がどんどん硬くなっていく。そのうち、手が濡れるようになってきた。

「はあっ…っ……だめだっ…」

おー気持ち良さそうだな。早くイケ。早くイッてこの状況から俺を解放しろ。俺は夢中になって扱いた。鷹木の息遣いが荒くなり、突然、身体がビクビク震えたかと思うと、

「…っく。出るっ…」

慌てて手を離そうとしても時すでに遅し。俺の両手はビュルルルッと勢いをつけて飛んできた白濁で濡れていた。

「お、お前ぇぇぇ…!出す時は出すって言えよ!汚ねえだろ!」
「…ッ」

顔を真っ赤にして何か良いだけな鷹木は無視して、俺はティッシュで汚れを拭くのに必死だった。めっちゃネバネバしてる…さいあく。

「よしおか…」
「くそっ、洗わないと取れないな。」
「よ、吉岡…」
「なんだよ!?いま取り込み中!」
「俺と、付き合ってくれ」

へ?気がついときには、濡れたままの手を取られていた。見たことがない、真剣な表情。

「見苦しいところを見せてしまった上に、自慰まで手伝わせてしまった。…この責任を取らせてほしい。」

固まった俺を尻目に、鷹木は続ける。

「順序がおかしくなったが、俺は吉岡のことが好きなんだ。付き合ってくれ」

ええと…。

「とりあえずパンツ履いたら…?」

沈黙が降りる。
チンコ丸出しで告白されても嬉しくないんだよ。
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