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菅原end
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あれから色々あって僕は自主退学した。
今まで自分がした事を親に話して母からは叱られ父からは殴られた。
勘当すると言われ、仕方ないこと…それだけの悪事をしたことと理解していたので迷いなく頷いた。
僕にはしたいことがあった。僕が原因で退学に陥れてしまった生徒ひとりひとりに会って謝罪することだ。
僕にトラウマがあり会いたくない人も沢山居た。
顔を青くして震える人。
来るなと泣き出す人。
失神する人もいた。
僕は彼等にそれ程酷いことをしたのだ。
謝って許されることじゃないかもしれないけれど、自己満足かもしれないけれど。
でも、彼が言った言葉を忘れない。
「謝ったことと、謝らないこと…じゃ、違うだろ」
そう、全然違う。
謝り続けて、仕方ないと許してくれる人達もいた。
そんなに謝られたら許すしかない、と苦笑いして…それでも許してくれた。
その時は嬉しくて思わず泣いてしまったけれど。
それもこれも彼がいてくれたから。
彼には感謝してもしきれない。
ありがとう…
隣を歩く彼をじぃっと見つめる
「…?どうした?」
「ん、…なんでもない。」
「なんだよ、気になるから言えって」
「あ…あのさ、あの時…の質問、…今更後悔していないかって気になって」
「汚いって奴か?」
「うん」
しかし彼は小さく笑って、
「夏は汚いとこなんてない。全て綺麗だよ」
そう安心させてくれる言葉を言うんだ。
彼の…菅原の隣が一番落ち着ける。
彼といると幸せになれる気がするんだ。
「っ…ん、ありがとう菅原君」
「あー…ってかいい加減名前で呼んでくれない?」
僕は目を丸くする
「え?でも菅原君って名前で呼ばれるの嫌っていたんじゃ?」
すると菅原は溜め息して、
「好きな奴に呼ばれるのは別なの」
穏やかに笑い、顔を近付いてくる。
キスされると、瞳を閉じれば啄むようなキスを落とされた。
本当に幸せだと思う。
こんな幸せを手に入れて戸惑うけれど…
「…道万、好き」
「っ」
彼が隣にいてくれてよかったって、それだけは本物だから。
ありがとう…道万
今まで自分がした事を親に話して母からは叱られ父からは殴られた。
勘当すると言われ、仕方ないこと…それだけの悪事をしたことと理解していたので迷いなく頷いた。
僕にはしたいことがあった。僕が原因で退学に陥れてしまった生徒ひとりひとりに会って謝罪することだ。
僕にトラウマがあり会いたくない人も沢山居た。
顔を青くして震える人。
来るなと泣き出す人。
失神する人もいた。
僕は彼等にそれ程酷いことをしたのだ。
謝って許されることじゃないかもしれないけれど、自己満足かもしれないけれど。
でも、彼が言った言葉を忘れない。
「謝ったことと、謝らないこと…じゃ、違うだろ」
そう、全然違う。
謝り続けて、仕方ないと許してくれる人達もいた。
そんなに謝られたら許すしかない、と苦笑いして…それでも許してくれた。
その時は嬉しくて思わず泣いてしまったけれど。
それもこれも彼がいてくれたから。
彼には感謝してもしきれない。
ありがとう…
隣を歩く彼をじぃっと見つめる
「…?どうした?」
「ん、…なんでもない。」
「なんだよ、気になるから言えって」
「あ…あのさ、あの時…の質問、…今更後悔していないかって気になって」
「汚いって奴か?」
「うん」
しかし彼は小さく笑って、
「夏は汚いとこなんてない。全て綺麗だよ」
そう安心させてくれる言葉を言うんだ。
彼の…菅原の隣が一番落ち着ける。
彼といると幸せになれる気がするんだ。
「っ…ん、ありがとう菅原君」
「あー…ってかいい加減名前で呼んでくれない?」
僕は目を丸くする
「え?でも菅原君って名前で呼ばれるの嫌っていたんじゃ?」
すると菅原は溜め息して、
「好きな奴に呼ばれるのは別なの」
穏やかに笑い、顔を近付いてくる。
キスされると、瞳を閉じれば啄むようなキスを落とされた。
本当に幸せだと思う。
こんな幸せを手に入れて戸惑うけれど…
「…道万、好き」
「っ」
彼が隣にいてくれてよかったって、それだけは本物だから。
ありがとう…道万
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