5 / 5
人形姫
しおりを挟む
空が白色になり始めたと同時に燕王は目が覚めた。
そして腕に抱いていたはずの、自分が名前をつけてやった吾玉という名前の女が腕にいないのを訝しんだ。
寝台の上の隅の支柱に寄り掛かっていた。膝を抱えて。
そうするともっと幼子のように見える。
じっと燕王を見つめていた。
ずっとそこで見ていたようだ。
燕王はふっとため息をつき、適当にあしらった。
吾玉のふさふさの髪に手を置き、俺はもう執務室に行くから。安心して寝てろ。
また来る。それまで適当に遊んでいろ。
一夜共に過ごしたのに、それが嘘のようだ。
まるで手のかかる子供を抱えたようだ。
ため息をつきたくなった。
早く執務室に行きたい。
政の方がたやすい。
吾玉の体をとりあえず寝床に突っ込み布を体にかけてやった。
燕王が室を出る頃には寝息がこぼれていた。
そして腕に抱いていたはずの、自分が名前をつけてやった吾玉という名前の女が腕にいないのを訝しんだ。
寝台の上の隅の支柱に寄り掛かっていた。膝を抱えて。
そうするともっと幼子のように見える。
じっと燕王を見つめていた。
ずっとそこで見ていたようだ。
燕王はふっとため息をつき、適当にあしらった。
吾玉のふさふさの髪に手を置き、俺はもう執務室に行くから。安心して寝てろ。
また来る。それまで適当に遊んでいろ。
一夜共に過ごしたのに、それが嘘のようだ。
まるで手のかかる子供を抱えたようだ。
ため息をつきたくなった。
早く執務室に行きたい。
政の方がたやすい。
吾玉の体をとりあえず寝床に突っ込み布を体にかけてやった。
燕王が室を出る頃には寝息がこぼれていた。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳主婦のカレンはインスタグラムで20歳大学生の晴人と知り合う。親密な関係となった3度目のデートのときに、晴人が実は17歳の高校2年生だと知る。
カレンと晴人はその後、どうなる?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる