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***仕掛けられる罠***
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人形の態度にキッツーとニヤンが目を合わせます。
てっきり大人の護衛かと思ったらどうも違うようです。
なんだ、金持ちの友達なのかと。
それだったら、そいつもうまいこと、だまくらかしてやれと薄ら笑いを浮かべました。
「では、そのお友達のプノーシンさんも一緒に」
こうして三人で従者のいる門まで向かうと、そこには赤毛の少年見習い騎士がきちんと立って待っていました。
キッツーとニヤンはその様子を見て(なんだ、あいつ、腰に剣を持っているぞ)とわずかにひるみます。
ですが動揺を見せずにキッツーがにこやかに声をかけました。
「こんにちは、プノーシンさん。これからサンピーノキオさまと見世物小屋に行くのですが、一緒にどうですか?」
「ぼっちゃん、どういうことですけぇ、寄り道はいけねぇですけぇ」
小柄な従者の返事にキッツーとニヤンが驚きました。
あまりにも訛りの強い方言だったからです。
そしてすぐさま(こいつ、かなりの田舎者だぞ)と心の中で笑いました。
長い前髪で目を隠したマッシュルームに似た髪型といい、そばかすの頬のあか抜けない感じといい、剣を持っていても取るに足らずと見下しました。
「ローギィさまに怒られてしまいますけぇ」
「う、うん…」
「さぁ、帰るですけぇ」
なんだ、やっぱり家来じゃないかと思いながら「ちょっと外から様子を見るだけですよ…ねぇ?」とニヤンがすり寄りました。
「う、うん、プノーシン…お友達ができて…一緒に少し遊んだんだって報告したら、ローギィ…お、お父さんも喜ぶと思うし…ちょっと外から見るだけなら…」
「んにゃ、いけねぇですけぇ」
騎士団長の命令は絶対です。
それに美しいジェペット・G・サーン博士からもサンピーノキオを守るようにお願いされています。
あんなにも美しい人をプノーシンは見たことがありませんでした。
その麗人の頼み事を守らないわけにはいきません。
見習い少年騎士が首を振って「ぼっちゃん、帰りますけぇ」と再び強く促しました。
するとキッツーとニヤンがプノーシンの両脇に立ちました。
「おやおや、これは剣ですか、プノーシンさんは騎士ですか」
「えっ」
「わぁ、見事な剣だ。さぞかし、お強いんでしょうねぇ、剣士のプノーシンさんがいれば怖いものなどないですよ」
ご立派だ、ご立派な騎士さまだと。
プノーシンさんがいてくれれば何の心配もいりませんよと持ち上げられて。
田舎から出てきたプノーシンとしても悪い気にはなりません。
相手は学院に通う貴族の子息なのです。
そんな身分の上の者が讃えてくれています。
最初は眉間に皺を寄せて断っていたプノーシンでしたが、キッツーとニヤンから言葉巧みにおだてられて。
とうとう、少しだけなら…と未熟な少年騎士は頷いてしまいました。
てっきり大人の護衛かと思ったらどうも違うようです。
なんだ、金持ちの友達なのかと。
それだったら、そいつもうまいこと、だまくらかしてやれと薄ら笑いを浮かべました。
「では、そのお友達のプノーシンさんも一緒に」
こうして三人で従者のいる門まで向かうと、そこには赤毛の少年見習い騎士がきちんと立って待っていました。
キッツーとニヤンはその様子を見て(なんだ、あいつ、腰に剣を持っているぞ)とわずかにひるみます。
ですが動揺を見せずにキッツーがにこやかに声をかけました。
「こんにちは、プノーシンさん。これからサンピーノキオさまと見世物小屋に行くのですが、一緒にどうですか?」
「ぼっちゃん、どういうことですけぇ、寄り道はいけねぇですけぇ」
小柄な従者の返事にキッツーとニヤンが驚きました。
あまりにも訛りの強い方言だったからです。
そしてすぐさま(こいつ、かなりの田舎者だぞ)と心の中で笑いました。
長い前髪で目を隠したマッシュルームに似た髪型といい、そばかすの頬のあか抜けない感じといい、剣を持っていても取るに足らずと見下しました。
「ローギィさまに怒られてしまいますけぇ」
「う、うん…」
「さぁ、帰るですけぇ」
なんだ、やっぱり家来じゃないかと思いながら「ちょっと外から様子を見るだけですよ…ねぇ?」とニヤンがすり寄りました。
「う、うん、プノーシン…お友達ができて…一緒に少し遊んだんだって報告したら、ローギィ…お、お父さんも喜ぶと思うし…ちょっと外から見るだけなら…」
「んにゃ、いけねぇですけぇ」
騎士団長の命令は絶対です。
それに美しいジェペット・G・サーン博士からもサンピーノキオを守るようにお願いされています。
あんなにも美しい人をプノーシンは見たことがありませんでした。
その麗人の頼み事を守らないわけにはいきません。
見習い少年騎士が首を振って「ぼっちゃん、帰りますけぇ」と再び強く促しました。
するとキッツーとニヤンがプノーシンの両脇に立ちました。
「おやおや、これは剣ですか、プノーシンさんは騎士ですか」
「えっ」
「わぁ、見事な剣だ。さぞかし、お強いんでしょうねぇ、剣士のプノーシンさんがいれば怖いものなどないですよ」
ご立派だ、ご立派な騎士さまだと。
プノーシンさんがいてくれれば何の心配もいりませんよと持ち上げられて。
田舎から出てきたプノーシンとしても悪い気にはなりません。
相手は学院に通う貴族の子息なのです。
そんな身分の上の者が讃えてくれています。
最初は眉間に皺を寄せて断っていたプノーシンでしたが、キッツーとニヤンから言葉巧みにおだてられて。
とうとう、少しだけなら…と未熟な少年騎士は頷いてしまいました。
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