オメガの戦士はアルファに囚われる~ギリシャ神話オメガバース~

壱度木里乃(イッチー☆ドッキリーノ)

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8:牛頭ミノタウロスの迷宮と陵辱と※

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 「くうぅっ!!」

 その手はもはや金属そのもので。強烈な痛みと重さに襲われる。このまま握りつぶされると心が恐怖に染まった。

 「おぉ"ぉぉ~? おめぇえ"ぇ~・・・」

 スンスンッとミノタウロスが鼻を鳴らした。

 「オメガだぁあ"ぁ~? オメガのオスだぁあ"ぁ~?」

 ガッツと腰を守る防具の板金サニスが掴まれて、ブチブチブチッと怪力で剥ぎ取られる。

 ブンッと豪快に投げられて、ダンッと壁にあたって落ちた。貫衣頭トゥニカが捲られて、下穿きに野獣の手がかかる。

 「や、やめろっ!!」

 すぐさま自由になった左足で、ドンッ!!と胸を蹴った。だが、硬い。鉛のようだ。ウッ・・・と。攻撃した足の方がかえって衝撃を食らった。

 「!!」

 そのまま肌着が乱暴に引き下ろされて、掴まれた足から引き抜かれる。

 「まぢがいねぇえ"ぇ~ おめぇえ"ぇ~ オメガだぁあ"ぁ・・・フーーッ・・・フーーッ・・・オスを知っでる・・・オメガだぁあ"ぁ・・・」

 足を持ち上げられて、秘部が露わにされ、ニヤつく視線を注がれた。カッと全身が熱くなる。腰に差している短刀を抜いた。

 「離せ!!」
 
 ブワンッとできる限りのアルケーを刃にこめて、怪力の腕に向かって振り落とす。だが、ガッとした手応えはすぐさま虚しく終わる。

 食いこんだものの、手を振り払われて。バシンッ!!と弾き飛ばされた。

 「うあぁぁーっ!!」

 「なんだぁあ"ぁぁーー!!」

 ミノタウロスが吠えた。

 「おめぇえ"ぇ~ 生意気だぁあ"ぁ~」

 床に投げ出していた棍棒へと手を伸ばし、ズズズ・・・と引き寄せる。

 「母ちゃんマンメーが・・・いつも言うだぁあ"ぁ~ フーーッ・・・フーーッ・・・すぐに、ごわすなぁあ"ぁ~ 言うだぁあ"ぁ~ だがら、やさしぐ舐めでやるぅう・・・がぁ・・・もし、おめぇえ"ぇ~ わがまましだらぁ~」

 棍棒を持ち上げた。

 「あの犬っごろぉ・・・まぁだ、すごし息があるぅ・・・フーーッ・・・フーーッ・・・犬っごろぉ、コレで潰しでやるぅう」

 「!!」

 ブンブンと棍棒を回されて、サーーッと青ざめた。

 「いい子にしどっだらぁあ"ぁ・・・フーーッ・・・フーーッ・・・しないでやるぅう」

 (そ、そんな・・・)

 知力などないように思えて、そのずる賢い笑みと悪知恵は。きっとそうやって、今まで何人もの子供たちを脅して、野蛮な行為を強いてきたのだろう。

 (ケール・・・)

 黒くなった灰の塊を横目で見つめる。だが、まだ息があるというのなら。ケールを到底、見過ごすことなどできない。

 (あぁ・・・)

 絶望で目の前が暗くなる。悔しいが、何もできない。逆らえない。高めていた闘気を静めた。

 「わがっだなぁあ"ぁ~ フーーッ・・・フーーッ・・・」

 脱力した様子を見て、ミノタウロスがドスッと棍棒を落とした。

 「舐めでやるぅう」

 片足を胸まで持ち上げられて。赤黒い長い舌を出しながら、顔が近づいてくる。

 「!!」

 ぬめっとした感覚とともに、ぬぷっと入れられて。悪寒が走り抜けた。

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