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9:塗り替えられていく身体と心と※
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「なんだぁあ"ぁーー!! ぐがぁあ"ぁあ"ぁーーっ!!」
感じた怖れを払拭するかのように。ミノタウロスが、ドガドガドガッ!!と胸板を両手で叩いた。
「よぐも母ちゃんの呪符ぉぉーー!! フーーッ・・・フーーッ・・・母ちゃんに言いつげるぅうーー!! 母ちゃんが許さねぇえ"ぇーー!!」
「母ちゃんか・・・」
アトラスが鼻で笑いながら、左手を前に差し出した。
「!!」
「小生意気なカラクリは本体ごと潰してやった」
息をのんだミノタウロスの目の前で、ドサッと。首が折れ、白髪と化した骸骨の人形が床に落ちる。
「母ちゃんの・・・母ちゃんの・・・分身だぁ・・・フーーッ・・・フーーッ・・・まさか・・・ありえねぇ・・・そんなの、ありえねぇ・・・」
「安心しろ。お前も冥府の母親のもとに送ってやる」
ダンッ!! とアトラスが傀儡を踏み潰した。
「お前のその角も牙も一本ずつ抜いてやる・・・皮は剥いで・・・骨は砕いて・・・生きたままな・・・あぁ、母ちゃんと同じ目に遭いたいか?」
「お、お、おめぇえ"ぇ・・・は・・・まさか・・・まさか・・・」
青紫色の業火を身にまとって。ジャリ、ジャリ、ジャリと近づいてくる、その荒ぶる闘気に。ミノタウロスが震え上がった。
「おめぇえ"ぇは・・・まさか・・・おめぇえ"ぇは・・・」
「覚悟はできてるだろうな」
ボキボキボキッと指先を鳴らし、仮面に顔半分が隠された、その片目がギンッと光を放った。
「アルファ神族だぁあ"ぁーーっ!!」
ドスドスドスッ・・・と。猛烈な勢いでミノタウロスが通路へと逃げ始める。
「クズが・・・」
アトラスの右手がバチバチバチッと雷光をまとった。空中に、ボワンッと青紫色に光る鋭い霊槍が現れる。身構えた。
ブォオォォーーンッ・・・・・・・・・ドスゥウゥゥッ!!
「ぎゃぁあ"ぁあ"ぁぁーーっ!!」
眩しいばかりの閃光が走り抜け、耳をつんざくような叫び声が通路の奥で上がった。防具も鋼の肉体も易々と砕かれ、貫かれ。曲がり角の壁に、ミノタウロスが肩ごと穿たれた。
「うぎゃぁあ"ぁぁーーっ!!」
ブッシャァと豪快に体液が吹き出す音とバラバラと壁が崩れ落ちるような音と。
「ぐえ"ぇえ"ぇぇーーっ!!」
縫い付けられた怪物が、ダンダンと壁を叩いて。なんとか逃れようと必死でもがいている。アトラスが吐き捨てるように告げた。
「そこで少し待ってろ」
とすぐさま寝具へと走り寄って、ギシッと音を立てて片膝を着いた。呆然としている身体へと両手を差し伸べる。
「あぁ、テセウス・・・・・・オレが悪かった」
両腕に抱きしめられた途端に、そのあまりにも激しい気に、ビリビリビリッと痛みが走った。
「ッ!!」
「すまない・・・」
気が付いたアトラスが急いで自身の怒気をグッと押さえこむ。
「テセウス・・・オレの落ち度だ。怖い思いをさせたな。本当に悪かった」
ふわんっといつもの気に戻って。抱え直されて、ホッと安心する。
「アト・・・ラス・・・」
途端に、涙が溢れ出た。
感じた怖れを払拭するかのように。ミノタウロスが、ドガドガドガッ!!と胸板を両手で叩いた。
「よぐも母ちゃんの呪符ぉぉーー!! フーーッ・・・フーーッ・・・母ちゃんに言いつげるぅうーー!! 母ちゃんが許さねぇえ"ぇーー!!」
「母ちゃんか・・・」
アトラスが鼻で笑いながら、左手を前に差し出した。
「!!」
「小生意気なカラクリは本体ごと潰してやった」
息をのんだミノタウロスの目の前で、ドサッと。首が折れ、白髪と化した骸骨の人形が床に落ちる。
「母ちゃんの・・・母ちゃんの・・・分身だぁ・・・フーーッ・・・フーーッ・・・まさか・・・ありえねぇ・・・そんなの、ありえねぇ・・・」
「安心しろ。お前も冥府の母親のもとに送ってやる」
ダンッ!! とアトラスが傀儡を踏み潰した。
「お前のその角も牙も一本ずつ抜いてやる・・・皮は剥いで・・・骨は砕いて・・・生きたままな・・・あぁ、母ちゃんと同じ目に遭いたいか?」
「お、お、おめぇえ"ぇ・・・は・・・まさか・・・まさか・・・」
青紫色の業火を身にまとって。ジャリ、ジャリ、ジャリと近づいてくる、その荒ぶる闘気に。ミノタウロスが震え上がった。
「おめぇえ"ぇは・・・まさか・・・おめぇえ"ぇは・・・」
「覚悟はできてるだろうな」
ボキボキボキッと指先を鳴らし、仮面に顔半分が隠された、その片目がギンッと光を放った。
「アルファ神族だぁあ"ぁーーっ!!」
ドスドスドスッ・・・と。猛烈な勢いでミノタウロスが通路へと逃げ始める。
「クズが・・・」
アトラスの右手がバチバチバチッと雷光をまとった。空中に、ボワンッと青紫色に光る鋭い霊槍が現れる。身構えた。
ブォオォォーーンッ・・・・・・・・・ドスゥウゥゥッ!!
「ぎゃぁあ"ぁあ"ぁぁーーっ!!」
眩しいばかりの閃光が走り抜け、耳をつんざくような叫び声が通路の奥で上がった。防具も鋼の肉体も易々と砕かれ、貫かれ。曲がり角の壁に、ミノタウロスが肩ごと穿たれた。
「うぎゃぁあ"ぁぁーーっ!!」
ブッシャァと豪快に体液が吹き出す音とバラバラと壁が崩れ落ちるような音と。
「ぐえ"ぇえ"ぇぇーーっ!!」
縫い付けられた怪物が、ダンダンと壁を叩いて。なんとか逃れようと必死でもがいている。アトラスが吐き捨てるように告げた。
「そこで少し待ってろ」
とすぐさま寝具へと走り寄って、ギシッと音を立てて片膝を着いた。呆然としている身体へと両手を差し伸べる。
「あぁ、テセウス・・・・・・オレが悪かった」
両腕に抱きしめられた途端に、そのあまりにも激しい気に、ビリビリビリッと痛みが走った。
「ッ!!」
「すまない・・・」
気が付いたアトラスが急いで自身の怒気をグッと押さえこむ。
「テセウス・・・オレの落ち度だ。怖い思いをさせたな。本当に悪かった」
ふわんっといつもの気に戻って。抱え直されて、ホッと安心する。
「アト・・・ラス・・・」
途端に、涙が溢れ出た。
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