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頑張って…脱ぎます…?
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「えっ…あ、あの…」
「お話しできて光栄です、前からお見かけする度に話がしたいなぁって」
「あ、ダメダメ、ショタ、触っちゃダメだよ、おばあさんはおじいさんのモノなんだから!!」
「そうだよ、ショタ、どさくさはダメだよ」
「わかってるよぉ、あ、僕たち、今日はおばあさんのために頑張って脱ぎますからね!!」
(頑張って…脱ぎます…?)
なんのことだろう、それに誰なのだろうとおばあさんが首を傾げます。
そんな訝しがる妻をかばうように、ちょっとすみませんとおじいさんが割りこみました。
「あの…提示頂いたおまけをその…ありがたく頂戴したいのですが…イベントって一体…」
さすがにおまけだけでいいですとは言えずに、おじいさんが控えめに尋ねました。
「あ、はい、お任せ下さい。
おじいさんとおばあさんはそうですね、いま椅子をご用意しますので、腰掛けてちょっとだけお待ち頂けますか?」
その言葉を合図にしたかのように。
すぐさま人間態のお地蔵さまたちがソリのような大きな乗り物から荷物を取り出すと、シュンッ、シュンッとすごい勢いで中に運び入れ始めます。
おじいさんが慌てて尋ねました。
「な、なにをするのですか?」
「大丈夫です、ものの数分で設営完了しますので」
「設営?」
「はい、舞台演出を少々、でも原状回復もきちんとしますのでご安心下さい。
あ、どうぞ、こちらの世界的にも有名なザ・チェアにお掛け下さい」
「これはどうも」
勧められるがままに、おばあさんと一緒に腰掛けました。
「!!」
途端におじいさんとおばあさんは驚いて、思わず見つめ合ってしまいました。
なんという座り心地なのでしょう。
一見するとただ木でできた、飾り気のない椅子だというのにゆったりと楽に座れて、それでいて姿勢は美しく保てます。
しかも驚きの心地良さです。
なんだか一国の大統領にでもなったかのような気分にすらなってしまいます。
すごいね、素晴らしいね、さすがの世界規模だねと感嘆し合っていると、お待たせしましたと声がかりました。
「えっ、も、もうですか?」
シュンッ、シュンッと白い光が外に置いてあるソリと室内を行き来する気配を数回しか感じられなかったというのに、これまたどういうことなのでしょうか。
椅子に座る必要などなかったとも思えます。
「ささ、どうぞ、どうぞ」
フードを外した男たちに笑顔で促されて立ち上がります。
勝手知ったる我が家に客として踏みこむと二人はまたしても同時にアッと驚きの声をあげてしまいました。
元々大きな家ではあったのですが、光の陰影を利用した巧みな空間演出のせいなのでしょうか。
それとも壁や天井にクルクルと照らし出されている光の模様のせいなのでしょうか。
随分と奥にも幅にも高さにも広がりを感じます。
もしかしたら実際に拡張されたのかもしれないと思うほどです。
そして、それ以上に驚かされるのが室内の雰囲気のあまりの前後の違いです。
「お話しできて光栄です、前からお見かけする度に話がしたいなぁって」
「あ、ダメダメ、ショタ、触っちゃダメだよ、おばあさんはおじいさんのモノなんだから!!」
「そうだよ、ショタ、どさくさはダメだよ」
「わかってるよぉ、あ、僕たち、今日はおばあさんのために頑張って脱ぎますからね!!」
(頑張って…脱ぎます…?)
なんのことだろう、それに誰なのだろうとおばあさんが首を傾げます。
そんな訝しがる妻をかばうように、ちょっとすみませんとおじいさんが割りこみました。
「あの…提示頂いたおまけをその…ありがたく頂戴したいのですが…イベントって一体…」
さすがにおまけだけでいいですとは言えずに、おじいさんが控えめに尋ねました。
「あ、はい、お任せ下さい。
おじいさんとおばあさんはそうですね、いま椅子をご用意しますので、腰掛けてちょっとだけお待ち頂けますか?」
その言葉を合図にしたかのように。
すぐさま人間態のお地蔵さまたちがソリのような大きな乗り物から荷物を取り出すと、シュンッ、シュンッとすごい勢いで中に運び入れ始めます。
おじいさんが慌てて尋ねました。
「な、なにをするのですか?」
「大丈夫です、ものの数分で設営完了しますので」
「設営?」
「はい、舞台演出を少々、でも原状回復もきちんとしますのでご安心下さい。
あ、どうぞ、こちらの世界的にも有名なザ・チェアにお掛け下さい」
「これはどうも」
勧められるがままに、おばあさんと一緒に腰掛けました。
「!!」
途端におじいさんとおばあさんは驚いて、思わず見つめ合ってしまいました。
なんという座り心地なのでしょう。
一見するとただ木でできた、飾り気のない椅子だというのにゆったりと楽に座れて、それでいて姿勢は美しく保てます。
しかも驚きの心地良さです。
なんだか一国の大統領にでもなったかのような気分にすらなってしまいます。
すごいね、素晴らしいね、さすがの世界規模だねと感嘆し合っていると、お待たせしましたと声がかりました。
「えっ、も、もうですか?」
シュンッ、シュンッと白い光が外に置いてあるソリと室内を行き来する気配を数回しか感じられなかったというのに、これまたどういうことなのでしょうか。
椅子に座る必要などなかったとも思えます。
「ささ、どうぞ、どうぞ」
フードを外した男たちに笑顔で促されて立ち上がります。
勝手知ったる我が家に客として踏みこむと二人はまたしても同時にアッと驚きの声をあげてしまいました。
元々大きな家ではあったのですが、光の陰影を利用した巧みな空間演出のせいなのでしょうか。
それとも壁や天井にクルクルと照らし出されている光の模様のせいなのでしょうか。
随分と奥にも幅にも高さにも広がりを感じます。
もしかしたら実際に拡張されたのかもしれないと思うほどです。
そして、それ以上に驚かされるのが室内の雰囲気のあまりの前後の違いです。
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