38 / 40
おじいさんに寝取られるくらいなら…
しおりを挟む
「いっ…っ…ぅっ…」
「オレが…どんな気持ちで…出家したと…思ってるんだ…弥生丸…」
「兄…上…」
激情のままに貫いたものの、キツさのせいなのか、相手を思いやってなのか。
兄上と呼ばれた大男が動きを止めているようです。
この時とばかりにワルコが一生懸命にキリを両手に挟んだ状態で擦り合わせます。
「こんなことになるくらいなら…手放さなければよかった…」
その苦しげな声音での告白にワルオの心が、あぁ…と掴まれました。
一度はあきらめた恋なのだ。
きっと純愛なんだろうと事情を勝手に察しました。
ワルオの中の小さな良心が二人の愛を応援したいなと告げてきます。
ですが続けて、
「血のつながりなんて関係ない…お前はオレのものだ…」
と聞こえてきた独白に、
(えっ、兄弟!? マジで兄弟!?)
と瞬時にして俗っぽく盛り上がってしまいました。
「だいたい親父の子かどうか、オレはわからないわけだし…」
という言葉には、いや、ここは兄弟でいて欲しいなぁとワルオが心の中で応じます。
「腹違いの兄弟の可能性なんて気にせずに…身を引かなければ…くそっ」
そうです、そうです、そうなのです。
実は二人は、年上とはいえども妾の子だった兄と正室の子ではあってもオメガの弟だったのです。
「おじいさんに…寝取られるくらいなら…オレは…オレは…」
「ちがっ…」
「お前を愛してるんだっ、弥生丸!!」
無理矢理に犯された者が目を大きく見開き、その目尻から苦痛とは違う涙を流し落としました。
「お前を…愛してる…」
「兄…上…」
ようやく聞くことができた愛の言葉です。
それも身を引いてなどして欲しくなかったのに、勝手に出家された愛しい男からの言葉です。
弟の全身に悦びが湧き上がりました。
「して…ない…兄上に…噛まれてから…ほんとに…誰とも…して…ない…」
「!!」
「オレは…兄上の…もの…だから…兄上が…好き…」
「弥生丸!!」
途端にアァッ、アァッ、アァアァッと始まった嬌声に。
どれだけ激しく注挿されているのかが見えずとも手に取るように分かります。
ワルオもまたゾクリと快感が沸き立ち、ズクリと前も後ろも疼きました。
「すっげ」
傍らで、いつの間にやらしっかりと穴を貫通させて覗き見していたワルコが小声で囁きました。
しかも、あれって殿さまじゃねと言われて、ちょっ、見せてとワルオもねだります。
(すごい…)
大男の逞しい両腕に膝を抱かれて。
背後から貫かれて、アァンッ、アァンッと喘いでいる姿は城の公式アカウントで見たお顔にとても似ています。
ビンビンと乳首もたててタラタラと前を垂らして。
蕩けきっていますが、間違いないでしょう。
「やっべ、オレもちょっと…」
「えっ…」
ぐいっとあごを掴まれるや否や深く口づけられて、ワルオの瞳もまた大きく見開きました。
当たり前のように舌を挿し入れられてポスンッと畳の上に押し倒されてしまいました。
「ル、ルコ…」
隣に筒抜けだというのになにを考えているのかとワルオが焦ります。
「ちょっ…だ、だめだって」
お構いなしに弄る手があっという間に服を脱がし、パサリと床に落としました。
(ま、まさか…ここで…?)
その時、ワルオの中だけで驚きの声が沸き起こりました。
「オレが…どんな気持ちで…出家したと…思ってるんだ…弥生丸…」
「兄…上…」
激情のままに貫いたものの、キツさのせいなのか、相手を思いやってなのか。
兄上と呼ばれた大男が動きを止めているようです。
この時とばかりにワルコが一生懸命にキリを両手に挟んだ状態で擦り合わせます。
「こんなことになるくらいなら…手放さなければよかった…」
その苦しげな声音での告白にワルオの心が、あぁ…と掴まれました。
一度はあきらめた恋なのだ。
きっと純愛なんだろうと事情を勝手に察しました。
ワルオの中の小さな良心が二人の愛を応援したいなと告げてきます。
ですが続けて、
「血のつながりなんて関係ない…お前はオレのものだ…」
と聞こえてきた独白に、
(えっ、兄弟!? マジで兄弟!?)
と瞬時にして俗っぽく盛り上がってしまいました。
「だいたい親父の子かどうか、オレはわからないわけだし…」
という言葉には、いや、ここは兄弟でいて欲しいなぁとワルオが心の中で応じます。
「腹違いの兄弟の可能性なんて気にせずに…身を引かなければ…くそっ」
そうです、そうです、そうなのです。
実は二人は、年上とはいえども妾の子だった兄と正室の子ではあってもオメガの弟だったのです。
「おじいさんに…寝取られるくらいなら…オレは…オレは…」
「ちがっ…」
「お前を愛してるんだっ、弥生丸!!」
無理矢理に犯された者が目を大きく見開き、その目尻から苦痛とは違う涙を流し落としました。
「お前を…愛してる…」
「兄…上…」
ようやく聞くことができた愛の言葉です。
それも身を引いてなどして欲しくなかったのに、勝手に出家された愛しい男からの言葉です。
弟の全身に悦びが湧き上がりました。
「して…ない…兄上に…噛まれてから…ほんとに…誰とも…して…ない…」
「!!」
「オレは…兄上の…もの…だから…兄上が…好き…」
「弥生丸!!」
途端にアァッ、アァッ、アァアァッと始まった嬌声に。
どれだけ激しく注挿されているのかが見えずとも手に取るように分かります。
ワルオもまたゾクリと快感が沸き立ち、ズクリと前も後ろも疼きました。
「すっげ」
傍らで、いつの間にやらしっかりと穴を貫通させて覗き見していたワルコが小声で囁きました。
しかも、あれって殿さまじゃねと言われて、ちょっ、見せてとワルオもねだります。
(すごい…)
大男の逞しい両腕に膝を抱かれて。
背後から貫かれて、アァンッ、アァンッと喘いでいる姿は城の公式アカウントで見たお顔にとても似ています。
ビンビンと乳首もたててタラタラと前を垂らして。
蕩けきっていますが、間違いないでしょう。
「やっべ、オレもちょっと…」
「えっ…」
ぐいっとあごを掴まれるや否や深く口づけられて、ワルオの瞳もまた大きく見開きました。
当たり前のように舌を挿し入れられてポスンッと畳の上に押し倒されてしまいました。
「ル、ルコ…」
隣に筒抜けだというのになにを考えているのかとワルオが焦ります。
「ちょっ…だ、だめだって」
お構いなしに弄る手があっという間に服を脱がし、パサリと床に落としました。
(ま、まさか…ここで…?)
その時、ワルオの中だけで驚きの声が沸き起こりました。
0
あなたにおすすめの小説
星降る夜に ~これは大人の純愛なのか。臆病者の足踏みか。~
大波小波
BL
鳴滝 和正(なるたき かずまさ)は、イベント会社に勤めるサラリーマンだ。
彼はある日、打ち合わせ先の空き時間を過ごしたプラネタリウムで、寝入ってしまう。
和正を優しく起こしてくれたのは、そこのナレーターを務める青年・清水 祐也(しみず ゆうや)だった。
祐也を気に入った和正は、頻繁にプラネタリウムに通うようになる。
夕食も共にするほど、親しくなった二人。
しかし祐也は夜のバイトが忙しく、なかなかデートの時間が取れなかった。
それでも彼と過ごした後は、心が晴れる和正だ。
浮かれ気分のまま、彼はボーイズ・バーに立ち寄った。
そしてスタッフメニューの中に、祐也の姿を見つけてしまう。
彼の夜の顔は、風俗店で働く男娼だったのだ……。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
✻改稿版を他サイトにて投稿公開中です。
番に見つからない街で、子供を育てている
はちも
BL
目を覚ますと、腕の中には赤ん坊がいた。
異世界の青年ロアンとして目覚めた「俺」は、希少な男性オメガであり、子を産んだ母親だった。
現世の記憶は失われているが、
この子を守らなければならない、という想いだけははっきりと残っている。
街の人々に助けられ、魔石への魔力注入で生計を立てながら、
ロアンと息子カイルは、番のいない街で慎ましく暮らしていく。
だが、行方不明の番を探す噂が、静かに近づいていた。
再会は望まない。
今はただ、この子との生活を守りたい。
これは、番から逃げたオメガが、
選び直すまでの物語。
*不定期連載です。
のほほんオメガは、同期アルファの執着に気付いていませんでした
こたま
BL
オメガの品川拓海(しながわ たくみ)は、現在祖母宅で祖母と飼い猫とのほほんと暮らしている社会人のオメガだ。雇用機会均等法以来門戸の開かれたオメガ枠で某企業に就職している。同期のアルファで営業の高輪響矢(たかなわ きょうや)とは彼の営業サポートとして共に働いている。同期社会人同士のオメガバース、ハッピーエンドです。両片想い、後両想い。攻の愛が重めです。
寡黙なオオカミαにストーカー気質のネコΩが嫁いだ話
かとらり。
BL
誰もがケモミミとバース性を持つ世界。
澪は猫種のΩだった。
引っ込み思案の澪は半ばストーカーのように密かに追いかけている憧れの人がいる。
狼種のαの慶斗だ。
そんな慶斗にいきなり嫁ぐことが決定した澪。話しかけるのも無理なのに結婚なんてできるの?
しかも慶斗は事情があるらしくー…
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる