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愛し合う
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まさか、まさか、まさか。まさか、指を? シャルスティーヤさまが? 今も垂れ流れているあそこに?
「ダ、ダメです…シャ、シャルスティーヤさまの手が、け、汚れてしまいます」
狼狽えるあまりに、この世界で最も清らかな霊気を駆使できる相手に的外れな言葉を発した。
「ラシュレスタ…大丈夫だ」
夏空のようにみずみずしい空色に戻った瞳が、手を止める。困ったように眉をひそめながら微笑んだ。大好きなその表情に胸が熱くなる。
「すぐに取ってやる」
トクトクトク…と輪もさらに乱れ始めた。
(ど、どうしよう…)
恥ずかしくてたまらない。天界の最上位の存在なのだ。最高天使である方なのだ。身も魂も全てが美しい。その気高き方が自分のそんなところに――
妄想の中で自分勝手にいろいろとさせていたことと現実とでは訳が違う。
(あぁ…)
ギュッと胸の上の布を掴む。愛を告げられたことも想いが通じ合ったことも、まだ信じられないというのに。
(ど、どうしよう…)
戸惑うラシュレスタの内股を、シャルスティーヤの手が何度も行き来する。その手の熱さと動きに。瞳が潤む。
(あぁ…)
気持ちがいいのだ。とても。今にも喘いでしまいそうに。
(恥ずかしい…)
ラシュレスタが恥じらう傍らで、シャルスティーヤはその深部を見ている。
至る所にこびりついていた相手の体液は。聖布でくるみ、浄化することで、表面は拭うことができた。
だが、舐めて、吸われて、噛まれて、まさぐられて、擦りつけられて、とことん汚されたという痕跡については。まだまだだ。
手垢を徹底的に落とすがごとく。それら全てをまっさらに浄化して、自分たちの失われた時間を取り戻す―――強い想いでもって、手を内股から双丘へと移動させた。
(ぁっ…)
ピクン…とラシュレスタが身を震わす。臀部の間を。何回か確かめるように擦られた後、ツプッ…と入れられて、ハァァァ…と息をのんだ。
ズッ…と進んだ指先に。邪淫の液が襲いかかるようにして流れ出る。
どぷっと侵されているその中へと。シャルスティーヤが光を発して、じゅわんっと気化させた。
「あぁっぁぁぁ……」
切ない吐息がラシュレスタの唇から漏れた。
引いた指に、秘部の縁をクニクニッとなぞられる。丁寧に。念入りに。探るように。何度も何度も。執拗ともいえるほどに。
「はぁぁ…っ…ぁぁっ…んっ…ぁっ…」
そのもどかしさとじれったさと恥ずかしさとで。瞳が潤む。
「ここに一つある。奥に潜む発芽したモノと既に根で繋がっているが…まずはこれを取る」
(そ、そんなところに…)
気持ちよさに浸る間もない。ラシュレスタが言葉を失い、シャルスティーヤが埋めこんだ者の意図を正確に読み取る。
敏感な縁に宿らせることで、挿入時の刺激を倍加させ、相手はいたぶり、自分はその圧による快感でより貪ろうとしたのだ。
あまりの身勝手さと浅ましさに。シャルスティーヤの瞳がスッと赤みを走らせた。
「元に戻す…余すところなく」
どこか冷然とした響きに。ラシュレスタが下を向いた。
(そうだ。シャルスティーヤさまは今、汚れを取ろうとして下さってるのだ)
闇の胞子と邪気に侵されている自分のために。だから、これはあくまでも除去なのだ。それなのに、自分は…と恥じ入る。
(落ち着かないと…)
「ダ、ダメです…シャ、シャルスティーヤさまの手が、け、汚れてしまいます」
狼狽えるあまりに、この世界で最も清らかな霊気を駆使できる相手に的外れな言葉を発した。
「ラシュレスタ…大丈夫だ」
夏空のようにみずみずしい空色に戻った瞳が、手を止める。困ったように眉をひそめながら微笑んだ。大好きなその表情に胸が熱くなる。
「すぐに取ってやる」
トクトクトク…と輪もさらに乱れ始めた。
(ど、どうしよう…)
恥ずかしくてたまらない。天界の最上位の存在なのだ。最高天使である方なのだ。身も魂も全てが美しい。その気高き方が自分のそんなところに――
妄想の中で自分勝手にいろいろとさせていたことと現実とでは訳が違う。
(あぁ…)
ギュッと胸の上の布を掴む。愛を告げられたことも想いが通じ合ったことも、まだ信じられないというのに。
(ど、どうしよう…)
戸惑うラシュレスタの内股を、シャルスティーヤの手が何度も行き来する。その手の熱さと動きに。瞳が潤む。
(あぁ…)
気持ちがいいのだ。とても。今にも喘いでしまいそうに。
(恥ずかしい…)
ラシュレスタが恥じらう傍らで、シャルスティーヤはその深部を見ている。
至る所にこびりついていた相手の体液は。聖布でくるみ、浄化することで、表面は拭うことができた。
だが、舐めて、吸われて、噛まれて、まさぐられて、擦りつけられて、とことん汚されたという痕跡については。まだまだだ。
手垢を徹底的に落とすがごとく。それら全てをまっさらに浄化して、自分たちの失われた時間を取り戻す―――強い想いでもって、手を内股から双丘へと移動させた。
(ぁっ…)
ピクン…とラシュレスタが身を震わす。臀部の間を。何回か確かめるように擦られた後、ツプッ…と入れられて、ハァァァ…と息をのんだ。
ズッ…と進んだ指先に。邪淫の液が襲いかかるようにして流れ出る。
どぷっと侵されているその中へと。シャルスティーヤが光を発して、じゅわんっと気化させた。
「あぁっぁぁぁ……」
切ない吐息がラシュレスタの唇から漏れた。
引いた指に、秘部の縁をクニクニッとなぞられる。丁寧に。念入りに。探るように。何度も何度も。執拗ともいえるほどに。
「はぁぁ…っ…ぁぁっ…んっ…ぁっ…」
そのもどかしさとじれったさと恥ずかしさとで。瞳が潤む。
「ここに一つある。奥に潜む発芽したモノと既に根で繋がっているが…まずはこれを取る」
(そ、そんなところに…)
気持ちよさに浸る間もない。ラシュレスタが言葉を失い、シャルスティーヤが埋めこんだ者の意図を正確に読み取る。
敏感な縁に宿らせることで、挿入時の刺激を倍加させ、相手はいたぶり、自分はその圧による快感でより貪ろうとしたのだ。
あまりの身勝手さと浅ましさに。シャルスティーヤの瞳がスッと赤みを走らせた。
「元に戻す…余すところなく」
どこか冷然とした響きに。ラシュレスタが下を向いた。
(そうだ。シャルスティーヤさまは今、汚れを取ろうとして下さってるのだ)
闇の胞子と邪気に侵されている自分のために。だから、これはあくまでも除去なのだ。それなのに、自分は…と恥じ入る。
(落ち着かないと…)
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