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第1章
託す想い
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「フルちゃーん!」
「ビキョウ…………ごめん……」
「殺しちゃ、駄目だよ!」
「私もそう思ったよ……さっきまではね……でもやっぱり許せなかった」
「それでも駄目だよ! フルちゃんがここで手を出しちゃったらさ…………それこそ2人は報われないよ!」
「分かってるよ! …………そんな事……分かってる……」
「じゃあ――」
「でもフジミはもう居ないの! 帰って来ないの! フジミはもう…………私を叱ってくれないんだよ……」
フルールは溜め込んでいた感情を、全て爆発させたかのように訴えかけ、嗚咽をもらした。
「君には、俺を殺す権利がある。だから――」
「そんなもの無い! …………誰にも、人を殺す権利なんか無いの! 勝手な事言わないで!」
私も、フルールには殺す権利が、ある気がしていた。ただ、ビキョウの言葉に、自らの愚かさを、思い知らされた。
「フルール……ビキョウの言う通りだ……もう止めよう」
「そうよ、フル。気持ちは分かるけど、ウルはどうするの? フジミが望む?」
「育成神と天使には関係ない……もう決めたから……ごめんね、ビキョウ……! ヨンカイ……あんたを支配する!」
「なっ……!」
「止めるんだ、フルール!」
フルールは能力、支配を使い、ヨンカイに向かって走り出した。この力は万物を問わず、1つの対象のみを完全に、自らの思うままに支配出来る。
ヨンカイは、死を受け入れていた。だが、より確実に殺す手段として、使ったように思え、フルールの強い殺気が窺えた。
「行ったら駄目だー! …………ビ……キョウ……」
「ウゥッ…………フル……ちゃん……」
「な……なんで…………嫌…………違う……いやぁぁぁ……!」
「殺しちゃ…………ダ……メ……」
目の前に飛び出してきたビキョウを、フルールは勢いそのまま刺してしまい、ビキョウと共に、フルールまでもが意識を失い倒れた。
構えていなければ、回避出来たのかもしれないが、ただビキョウだけは、この結末を知っていたかと思う。
その理由が能力にあり、10秒先までの複数の未来を、視ることが出来る為、自らが動かない未来も視えていた筈。
その結末がどうなっていたかは、分からないが、自らが動く、この未来を選択した。
「天使! 急いで女神を呼んでくれ!」
「あ、はい!」
「俺が来たばかりに……こんな事に……」
「これがお前の業だ。これからは、ビキョウへの感謝を忘れず、生きていくといい」
「あぁ、分かっている……必ず償う」
ヨンカイはそう言い残し、その場を去っていった。
女神を待つ間、ビキョウが1度目を覚ました。
「ビキョウ! すぐに女神が来る。もう少し頑張ってくれ」
「うぅぅ……フルちゃんは……なんで……」
「気を失ってるだけだ。心配いらない」
「よかったぁ……シナズ神くん……お願いがあるの……」
「私に出来る事なら、何でも言ってくれ」
「この子の命だけは……絶対に助けて、ほしいの」
「勿論だ。2人共助けてくれる」
「ありがとう…………でも、分かるの……必ず伝えて。私の勲章は……この子の治癒に。……お願いね」
「そんな……」
「あと……フルちゃんは悪くないって……裁判神とフルちゃんに伝えて……絶対だよ……」
「あぁ、分かった……必ず伝えるよ……」
「あと……もう1個だけ。…………この子の名前は――」
「女神様! こっちです!」
「は~い。分かってますよ~」
「神様ー、女神様が来てくれましたよ! あ、ビキョウ! 大丈夫だからね。2人共」
「うん……ありがとね、天使ちゃん……」
「大丈夫ですか~運びますね~」
「あ、ちょっと待ってくれ! まだ名前…………」
女神がビキョウとフルールに手をかざすと、光に包まれ消えた。女神の治療中は、如何なる理由があろうと、視ることが出来ない。
その為、ビキョウの言いたかった事を、聞く事が出来なかった。
「神様? 名前ってなんです?」
「ビキョウが言ったんだ……この子の名前ってね」
「後でゆっくり聞きましょう……! きっと助かります……よね……?」
「そうだね。待とう。1つ頼みたいんだが、ビキョウとフルールの女神に、この事を伝えてほしい」
「この事を知らないので、なんて伝えれば……」
「まだ、言っていないのか?」
「はい……お2女神様は治癒に出ていて、会えてません……」
「そうか……フルールの女神には、いずれ裁判神から知らせが入る。だから天使には、ビキョウからの伝言で、フルールは悪くないと、言うように伝えてくれ」
「はい、分かりました」
「それと、ビキョウの女神には……辛いかもしれないが、全てを伝えてくれ。それか、私から伝えてもいい」
「お気遣い、ありがとうございます。しっかり伝えます」
「そうか。よろしく頼むよ」
「はい。では、失礼しますね」
「あぁ」
天使と別れ、シナズを視に戻った。
「おかえりなさいませ」
「うん。シナズはまだ起きないか……」
「はい。其方の方は大丈夫でしたか?」
「いや……フルールが誤って、ビキョウを刺してしまって……非常に危ない状態なんだ」
「まさか……」
「治療してくれてはいるが……どうなるか……」
「入りますね……。ビキョウちゃんの事で……シナズくんにお話しがあって……」
女神が入って来たが、内容は察する事が出来た。
「それは……どういう話かな……?」
「ビキョウちゃんの勲章で……お子さんか……ビキョウちゃん、どちらかは……救えます……」
「…………やはり……そうか…………子供を救ってくれ。これは、ビキョウの意思だ」
「本当に……ビキョウちゃんの意思ですか……?」
「あぁ、そうだ。こうなる事を見越して、私に伝えた」
やはり、こうなってしまった。
「分かりました……ではお子さんを……」
「それと、ビキョウは子供の名前の事で、何か言っていたか?」
「いいえ……何も……」
「そうか……」
「それでは……行きますね……」
ビキョウは助からないが、ビキョウの、助けたいという想い、意思は、子供にしっかりと受け継がれた。
例えまだ分からなくても、私が必ず伝えたいと思う。
子供が産まれてから3日後に、シナズは1度目を覚ました。天使から、その知らせを聞き視た。
「シナズ!」
「おぅ、育成神……」
「よかった……目を覚ましてくれて」
「寝てんじゃねぇって……ビキョウに怒られてよ。……ビキョウ……もういねぇだろ」
「な……! それを……何故……」
「やっぱりな……そんな気がしただけだよ。息子の名前も託されたしな」
「すまない……私が視ていながら……」
「ほんとだよ。それより、息子の事教えてくれ」
「あぁ、そうだな……色は白で、能力はビキョウの遺伝で、未来視だ」
「そうか……色だけは俺と一緒か……! じゃあ……名前はノーマだ」
「ノーマ? どういう意味があるんだ?」
「ノーマルだからノーマ。意味なんか無ぇ」
「何を言ってるんだ……それは流石に……」
「お前言ってたろ、人はいつか死ぬって。その通りだよ。でもな、俺の事を覚えてる奴がいる限り、俺はシナズなんだよ」
「意思が受け継がれる……と言う事か……」
「分かってんじゃん。お前にしては珍しく」
「これは……ビキョウが言っていた」
「そういう事か……まぁ……つまり俺の意思は、ノーマらしい人生を歩んでほしい、それだけだ。名前に意味なんか無ぇ、自分である物にするんだ。意味の無い事に意味があるんだよ」
「今なら分かる気がするよ。……いい名前だ」
「ほんとに分かってんのか…………でもよ、そこでお前に頼みがある」
「なんだ?」
「俺はもう助からねぇ。勲章が足らねぇらしくてな。だからお前に預ける。使い方は任せるから、息子をよろしくな」
「そんな……私が課命すればいい、それなら――」
「おい。俺の決めた事に文句つけんな。じゃあ頼んだからな、ノーマの事」
「あぁ……分かったよ……」
「これでビキョウに怒られずに済むよ。……今まで世話になったな、ありがとう。…………じゃあな」
シナズは眠りに落ちた。フジミ同様に、幸せそうな表情で、とても亡くなってる様には思えなかった。
――――
「これが、私とシナズの最期だよ」
「ビキョウ…………ごめん……」
「殺しちゃ、駄目だよ!」
「私もそう思ったよ……さっきまではね……でもやっぱり許せなかった」
「それでも駄目だよ! フルちゃんがここで手を出しちゃったらさ…………それこそ2人は報われないよ!」
「分かってるよ! …………そんな事……分かってる……」
「じゃあ――」
「でもフジミはもう居ないの! 帰って来ないの! フジミはもう…………私を叱ってくれないんだよ……」
フルールは溜め込んでいた感情を、全て爆発させたかのように訴えかけ、嗚咽をもらした。
「君には、俺を殺す権利がある。だから――」
「そんなもの無い! …………誰にも、人を殺す権利なんか無いの! 勝手な事言わないで!」
私も、フルールには殺す権利が、ある気がしていた。ただ、ビキョウの言葉に、自らの愚かさを、思い知らされた。
「フルール……ビキョウの言う通りだ……もう止めよう」
「そうよ、フル。気持ちは分かるけど、ウルはどうするの? フジミが望む?」
「育成神と天使には関係ない……もう決めたから……ごめんね、ビキョウ……! ヨンカイ……あんたを支配する!」
「なっ……!」
「止めるんだ、フルール!」
フルールは能力、支配を使い、ヨンカイに向かって走り出した。この力は万物を問わず、1つの対象のみを完全に、自らの思うままに支配出来る。
ヨンカイは、死を受け入れていた。だが、より確実に殺す手段として、使ったように思え、フルールの強い殺気が窺えた。
「行ったら駄目だー! …………ビ……キョウ……」
「ウゥッ…………フル……ちゃん……」
「な……なんで…………嫌…………違う……いやぁぁぁ……!」
「殺しちゃ…………ダ……メ……」
目の前に飛び出してきたビキョウを、フルールは勢いそのまま刺してしまい、ビキョウと共に、フルールまでもが意識を失い倒れた。
構えていなければ、回避出来たのかもしれないが、ただビキョウだけは、この結末を知っていたかと思う。
その理由が能力にあり、10秒先までの複数の未来を、視ることが出来る為、自らが動かない未来も視えていた筈。
その結末がどうなっていたかは、分からないが、自らが動く、この未来を選択した。
「天使! 急いで女神を呼んでくれ!」
「あ、はい!」
「俺が来たばかりに……こんな事に……」
「これがお前の業だ。これからは、ビキョウへの感謝を忘れず、生きていくといい」
「あぁ、分かっている……必ず償う」
ヨンカイはそう言い残し、その場を去っていった。
女神を待つ間、ビキョウが1度目を覚ました。
「ビキョウ! すぐに女神が来る。もう少し頑張ってくれ」
「うぅぅ……フルちゃんは……なんで……」
「気を失ってるだけだ。心配いらない」
「よかったぁ……シナズ神くん……お願いがあるの……」
「私に出来る事なら、何でも言ってくれ」
「この子の命だけは……絶対に助けて、ほしいの」
「勿論だ。2人共助けてくれる」
「ありがとう…………でも、分かるの……必ず伝えて。私の勲章は……この子の治癒に。……お願いね」
「そんな……」
「あと……フルちゃんは悪くないって……裁判神とフルちゃんに伝えて……絶対だよ……」
「あぁ、分かった……必ず伝えるよ……」
「あと……もう1個だけ。…………この子の名前は――」
「女神様! こっちです!」
「は~い。分かってますよ~」
「神様ー、女神様が来てくれましたよ! あ、ビキョウ! 大丈夫だからね。2人共」
「うん……ありがとね、天使ちゃん……」
「大丈夫ですか~運びますね~」
「あ、ちょっと待ってくれ! まだ名前…………」
女神がビキョウとフルールに手をかざすと、光に包まれ消えた。女神の治療中は、如何なる理由があろうと、視ることが出来ない。
その為、ビキョウの言いたかった事を、聞く事が出来なかった。
「神様? 名前ってなんです?」
「ビキョウが言ったんだ……この子の名前ってね」
「後でゆっくり聞きましょう……! きっと助かります……よね……?」
「そうだね。待とう。1つ頼みたいんだが、ビキョウとフルールの女神に、この事を伝えてほしい」
「この事を知らないので、なんて伝えれば……」
「まだ、言っていないのか?」
「はい……お2女神様は治癒に出ていて、会えてません……」
「そうか……フルールの女神には、いずれ裁判神から知らせが入る。だから天使には、ビキョウからの伝言で、フルールは悪くないと、言うように伝えてくれ」
「はい、分かりました」
「それと、ビキョウの女神には……辛いかもしれないが、全てを伝えてくれ。それか、私から伝えてもいい」
「お気遣い、ありがとうございます。しっかり伝えます」
「そうか。よろしく頼むよ」
「はい。では、失礼しますね」
「あぁ」
天使と別れ、シナズを視に戻った。
「おかえりなさいませ」
「うん。シナズはまだ起きないか……」
「はい。其方の方は大丈夫でしたか?」
「いや……フルールが誤って、ビキョウを刺してしまって……非常に危ない状態なんだ」
「まさか……」
「治療してくれてはいるが……どうなるか……」
「入りますね……。ビキョウちゃんの事で……シナズくんにお話しがあって……」
女神が入って来たが、内容は察する事が出来た。
「それは……どういう話かな……?」
「ビキョウちゃんの勲章で……お子さんか……ビキョウちゃん、どちらかは……救えます……」
「…………やはり……そうか…………子供を救ってくれ。これは、ビキョウの意思だ」
「本当に……ビキョウちゃんの意思ですか……?」
「あぁ、そうだ。こうなる事を見越して、私に伝えた」
やはり、こうなってしまった。
「分かりました……ではお子さんを……」
「それと、ビキョウは子供の名前の事で、何か言っていたか?」
「いいえ……何も……」
「そうか……」
「それでは……行きますね……」
ビキョウは助からないが、ビキョウの、助けたいという想い、意思は、子供にしっかりと受け継がれた。
例えまだ分からなくても、私が必ず伝えたいと思う。
子供が産まれてから3日後に、シナズは1度目を覚ました。天使から、その知らせを聞き視た。
「シナズ!」
「おぅ、育成神……」
「よかった……目を覚ましてくれて」
「寝てんじゃねぇって……ビキョウに怒られてよ。……ビキョウ……もういねぇだろ」
「な……! それを……何故……」
「やっぱりな……そんな気がしただけだよ。息子の名前も託されたしな」
「すまない……私が視ていながら……」
「ほんとだよ。それより、息子の事教えてくれ」
「あぁ、そうだな……色は白で、能力はビキョウの遺伝で、未来視だ」
「そうか……色だけは俺と一緒か……! じゃあ……名前はノーマだ」
「ノーマ? どういう意味があるんだ?」
「ノーマルだからノーマ。意味なんか無ぇ」
「何を言ってるんだ……それは流石に……」
「お前言ってたろ、人はいつか死ぬって。その通りだよ。でもな、俺の事を覚えてる奴がいる限り、俺はシナズなんだよ」
「意思が受け継がれる……と言う事か……」
「分かってんじゃん。お前にしては珍しく」
「これは……ビキョウが言っていた」
「そういう事か……まぁ……つまり俺の意思は、ノーマらしい人生を歩んでほしい、それだけだ。名前に意味なんか無ぇ、自分である物にするんだ。意味の無い事に意味があるんだよ」
「今なら分かる気がするよ。……いい名前だ」
「ほんとに分かってんのか…………でもよ、そこでお前に頼みがある」
「なんだ?」
「俺はもう助からねぇ。勲章が足らねぇらしくてな。だからお前に預ける。使い方は任せるから、息子をよろしくな」
「そんな……私が課命すればいい、それなら――」
「おい。俺の決めた事に文句つけんな。じゃあ頼んだからな、ノーマの事」
「あぁ……分かったよ……」
「これでビキョウに怒られずに済むよ。……今まで世話になったな、ありがとう。…………じゃあな」
シナズは眠りに落ちた。フジミ同様に、幸せそうな表情で、とても亡くなってる様には思えなかった。
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「これが、私とシナズの最期だよ」
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