22 / 52
第1章
心
しおりを挟む
「ところで、何がいいのかな」
「分からないねぇ……」
「皆で食べられる物が無難だけど、安全面を考えると止めた方がいいかもね」
「じゃあ、やっぱり金?」
「それなら間違いないねぇ」
「うーん……ありかも」
何かしらの物を買って行く予定だったけど、施設の皆が自分達で好きな物を買えるように、お金を渡す事になった。
「じゃあそこのショップで、入れ物だけ買いましょう」
「そうだな」
3人でショップに入って、色々見てると、ウルが竜の形をした、貯金箱を持って来た。
「めっちゃかっこいいじゃん」
「これはいいねぇ」
「でしょ? これにしようよ」
入店してから3分も経たない内に、全員が納得して、竜の貯金箱に決まった。
理由は、お金を入れて渡せるし、使ってもまた皆で貯めれるし、何より金色で格好良いから。
ゴカイがそれを3000シンで購入して、残りの手持ち、47,000シンを全部入れた。
そんなに大きな貯金箱じゃないから、コインでほぼ満杯になって、それを持って施設に向かった。
「これ貰ったら嬉しいだろうな。かっこいいし」
「あたしもそう思う。かっこいいもん」
「うん。かっこいいからねぇ」
そして施設の前まで来て、門のチャイムを俺が鳴らした。
「あ、待ってよ!」
「え、なんで?」
ゴカイが慌てた様子で、止めてきたけど、もう鳴らしたから遅い。
「心の準備が……」
「そんなん待ってたら、一生行けないだろ」
「男でしょっ、しっかりしなさい」
「どちら様でしょうか?」
施設の職員らしき、女の人が出てきてくれた。
「あ、どうも。ちょっと用があって。来いよゴカイ」
俺とウルの後ろで、隠れてたゴカイを呼んで、自分で説明させた。
緊張してるのか、何を言ってるか分からない、ゴカイの説明を、女の人はちゃんと聞いてくれて、説明が終わると快く迎えてくれた。
「行こうぜ」
「あたし達はダメでしょ」
「大丈夫ですよ。さぁ、どうぞ」
「な? ありがとう」
「ありがとうございます」
俺とウルも、ゴカイの後に続いて、門の中に入った。
中は遊具とかがある庭、というかほぼ公園で、その奥に、アパートみたいな横長の建物があって、そこに案内された。
玄関は真ん中に1つしかなくて、入ると、廊下が端から端までずっと繋がってた。
「施設ってこんな感じなんだな」
「凄い広いね」
ゴカイは俺たちに構わず、慣れた様子で中へ進んで行くから、後をついて行った。
玄関を上がって左の方に歩いてると、突き当たりの部屋に通された。
「こちらで少しお待ち下さい。今お茶をお持ちしますね」
この部屋にあるキッチンで、温かいお茶と食べ物を、用意してくれてるのが見えた。
「ここは、客用の部屋なんだ」
「へぇ、それでここの人達は?」
「多分だけど、皆で街に行ってるんじゃないかな」
「あぁ、言ってたやつか」
「どうぞ。よかったら、これも食べて下さい」
お茶と食べ物を持って来てくれたから、遠慮なく頂いた。
「16時なので、もう戻る筈ですから」
「あ、来たぞ」
窓の外に目をやると、門から人が入って来るのが見えた。
「ちょっと行って来ますね」
そう言うと、職員の人は小走りで、多分だけど説明をしに行ってくれた。
窓の外を見てると、職員の人に話しを聞いたのか、偉い人らしきおばさんが、こっちに向かって会釈をしてくれたから、返した。
皆が中に入って来て、子供達は全員、そのまま2階に上がるのが見えて、職員の人だけこっちに来た。
「初めまして、この施設長の『ココロ』です。待たせてしまって、ごめんなさいね」
「どうも」
「おじゃましてます」
俺とウルが挨拶してるのに、肝心のゴカイは俯いて、黙ったままでいた。
「ゴカイくん、おかえりなさい。元気にしてるの?」
「うん……」
「そう! それなら一安心ね」
「あ、これごちそうさま。ウル、行くぞ」
「え、急に? あの、ごちそうさまでした」
俺たちは邪魔な気がしたから、ウルを連れて外で待ってようと思った。
「あら、もう行っちゃうの?」
「まだ行かないよ、俺達は外にいるだけだから」
「そうなの? またゆっくり来てね」
「ありがとう」
「ありがとうございます」
2人で先に施設から出て、門の外で待つ事にした。
「ゴカイ1人にして、大丈夫?」
「平気だろ。気になるならそこから見てれば?」
「うん。結構見えるね」
ウルは段差に乗って、施設の中を見てたけど、2人して見てたら、完全に不審者だと思って、俺は段差に腰掛けた。
「進展無しですね」
「そうか」
ウルが報告をしてくれるから、見なくても状況は分かった。
「あ、子供達が来ましたね」
「渡すのかな」
「渡し………………ました!」
「そっか。喜んでる?」
「子供達は、大喜びだよ」
「それなら良かったよ」
俺は関係ないのに、皆が喜んでるようで嬉しかったし、安心した。
「ゴカイの表情が見えないのが、残念な所ね」
「きっと、笑ってるよ」
「なんか泣けてくるね」
「なんでお前が泣くんだよ」
本当に泣いてるのかと思って、ウルの方に顔を上げると、塀に乗り上げて見てたから、パンツが見えた。
「黒か……」
「え、なんか言った?」
思わず色が口から出てきて、こっちを見てきたウルと、目が合った。
そのまま見つめ合ってると、真顔のまま塀から降りて、俺の前に来た。
立ち上がろうとしたけど、目の前に立たれてるから無理で、地面を見る事しか出来なかった。
ウルは何も言わず、動こうともしないから、恐る恐る顔を上げて見たら、笑顔で見下ろしてた。
「あ、怒ってなかったのか。ごめんな」
「何が?」
笑顔で聞いてきたから、気付いて無いのかと思った。
「見えちゃったんだよ。パンツが」
と言い終えたその刹那、響く音と共に、左の頬に衝撃が走った。
俺は、それを瞬時に理解した。見られたのに気付いてた事、ここに留まるのはまずい事を。
「ちょっと待って。人に見られてるよ」
「は? 関係ないんだけど」
そうは言いながら、周囲を確認した隙に、ウルの視線とは反対の方向に、飛び出した。
筈なのに、気付いたらさっきよりも、地面が近くにあった。
「昔っからずっとそれ。騙される訳ないでしょ」
「悪かったよ……許してくれ……」
「絶対誰にも喋らないって誓える? それなら許す」
「何を?」
「は?」
「あ、そういう事ね、うん、誓うよ」
何とか許して貰えたようだから、誓いは必ず守ろうと思った。
「待たせて、ごめんねぇ。2人共どうしたの?」
「おう、来たか。何でもねーよ」
タイミング悪く、ゴカイが戻って来て、施設の人達も見送りに来てくれてるし、何でも無くなかった。
倒れてる俺の背中に、ウルが座ってた所を見られるなんて、最悪だけど、平静を装って立ち上がった。
「大分待たせちゃったわね。嬉しくてつい、ごめんなさいね」
「それなら良かった。待った甲斐があるよ」
「そうですね。見てて伝わってきましたもん」
「やっと来てくれたのは、2人のおかげね」
「俺達はなんもしてないけど、知ってたの?」
「どういう事?」
ウルは、ゴカイの話を聞いてなくて、分かって無いから、説明してあげた。
施設の人達はずっと前から、ゴカイが近くまで来ては、帰って行くのを見かけてたらしい。
「見られてたなんて、恥ずかしいよねぇ」
ゴカイは、照れくさそうに笑いながら、そう言った。
「それは恥ずいな。俺だったら来れないね」
「あたしもー」
そんなゴカイを、冗談のつもりで少しからかったら、何も言わずに真顔になった。
「そろそろ帰るか、ウルん家にも行くし」
「施設の人にも迷惑だしね」
「私達は迷惑なんて思わないわよ。またいつでも3人で遊びに来てちょうだいね」
ゴカイは、大人達にも見放されたって言ってたけど、そんなんじゃなくて、ゴカイを思っての事なんだと、話してみて分かった。
それをゴカイ自身も、今になって気づいたから、来ようとしてた訳だけど。
「また来るよ」
「次来たら、子供達と遊ばせて下さい」
「是非そうしてちょうだい、待ってるわね」
「はい」
「じゃあ、また」
挨拶と、また来る約束をしたけど、ゴカイは何も言わず、会釈だけしてた。
「何も言わなくていいのか?」
「そうよ、なんか言いなさいよっ」
「いいよ……また来るしねぇ」
「ゴカイくん、お友達と仲良くするのよ。気軽に帰って来なさいね」
ココロさんは少し声を震わせてて、その言葉を聞いたゴカイも泣いてた。
「また来るよ。ありがとねぇ」
ゴカイは振り返って、ちゃんと挨拶をした。
「ばいばーい、また来てねー」
帰ろうとしたら、さっき居た部屋の窓を開けて、小さい子達が手を振ってくれたから、振り返して、歩き出した。
「分からないねぇ……」
「皆で食べられる物が無難だけど、安全面を考えると止めた方がいいかもね」
「じゃあ、やっぱり金?」
「それなら間違いないねぇ」
「うーん……ありかも」
何かしらの物を買って行く予定だったけど、施設の皆が自分達で好きな物を買えるように、お金を渡す事になった。
「じゃあそこのショップで、入れ物だけ買いましょう」
「そうだな」
3人でショップに入って、色々見てると、ウルが竜の形をした、貯金箱を持って来た。
「めっちゃかっこいいじゃん」
「これはいいねぇ」
「でしょ? これにしようよ」
入店してから3分も経たない内に、全員が納得して、竜の貯金箱に決まった。
理由は、お金を入れて渡せるし、使ってもまた皆で貯めれるし、何より金色で格好良いから。
ゴカイがそれを3000シンで購入して、残りの手持ち、47,000シンを全部入れた。
そんなに大きな貯金箱じゃないから、コインでほぼ満杯になって、それを持って施設に向かった。
「これ貰ったら嬉しいだろうな。かっこいいし」
「あたしもそう思う。かっこいいもん」
「うん。かっこいいからねぇ」
そして施設の前まで来て、門のチャイムを俺が鳴らした。
「あ、待ってよ!」
「え、なんで?」
ゴカイが慌てた様子で、止めてきたけど、もう鳴らしたから遅い。
「心の準備が……」
「そんなん待ってたら、一生行けないだろ」
「男でしょっ、しっかりしなさい」
「どちら様でしょうか?」
施設の職員らしき、女の人が出てきてくれた。
「あ、どうも。ちょっと用があって。来いよゴカイ」
俺とウルの後ろで、隠れてたゴカイを呼んで、自分で説明させた。
緊張してるのか、何を言ってるか分からない、ゴカイの説明を、女の人はちゃんと聞いてくれて、説明が終わると快く迎えてくれた。
「行こうぜ」
「あたし達はダメでしょ」
「大丈夫ですよ。さぁ、どうぞ」
「な? ありがとう」
「ありがとうございます」
俺とウルも、ゴカイの後に続いて、門の中に入った。
中は遊具とかがある庭、というかほぼ公園で、その奥に、アパートみたいな横長の建物があって、そこに案内された。
玄関は真ん中に1つしかなくて、入ると、廊下が端から端までずっと繋がってた。
「施設ってこんな感じなんだな」
「凄い広いね」
ゴカイは俺たちに構わず、慣れた様子で中へ進んで行くから、後をついて行った。
玄関を上がって左の方に歩いてると、突き当たりの部屋に通された。
「こちらで少しお待ち下さい。今お茶をお持ちしますね」
この部屋にあるキッチンで、温かいお茶と食べ物を、用意してくれてるのが見えた。
「ここは、客用の部屋なんだ」
「へぇ、それでここの人達は?」
「多分だけど、皆で街に行ってるんじゃないかな」
「あぁ、言ってたやつか」
「どうぞ。よかったら、これも食べて下さい」
お茶と食べ物を持って来てくれたから、遠慮なく頂いた。
「16時なので、もう戻る筈ですから」
「あ、来たぞ」
窓の外に目をやると、門から人が入って来るのが見えた。
「ちょっと行って来ますね」
そう言うと、職員の人は小走りで、多分だけど説明をしに行ってくれた。
窓の外を見てると、職員の人に話しを聞いたのか、偉い人らしきおばさんが、こっちに向かって会釈をしてくれたから、返した。
皆が中に入って来て、子供達は全員、そのまま2階に上がるのが見えて、職員の人だけこっちに来た。
「初めまして、この施設長の『ココロ』です。待たせてしまって、ごめんなさいね」
「どうも」
「おじゃましてます」
俺とウルが挨拶してるのに、肝心のゴカイは俯いて、黙ったままでいた。
「ゴカイくん、おかえりなさい。元気にしてるの?」
「うん……」
「そう! それなら一安心ね」
「あ、これごちそうさま。ウル、行くぞ」
「え、急に? あの、ごちそうさまでした」
俺たちは邪魔な気がしたから、ウルを連れて外で待ってようと思った。
「あら、もう行っちゃうの?」
「まだ行かないよ、俺達は外にいるだけだから」
「そうなの? またゆっくり来てね」
「ありがとう」
「ありがとうございます」
2人で先に施設から出て、門の外で待つ事にした。
「ゴカイ1人にして、大丈夫?」
「平気だろ。気になるならそこから見てれば?」
「うん。結構見えるね」
ウルは段差に乗って、施設の中を見てたけど、2人して見てたら、完全に不審者だと思って、俺は段差に腰掛けた。
「進展無しですね」
「そうか」
ウルが報告をしてくれるから、見なくても状況は分かった。
「あ、子供達が来ましたね」
「渡すのかな」
「渡し………………ました!」
「そっか。喜んでる?」
「子供達は、大喜びだよ」
「それなら良かったよ」
俺は関係ないのに、皆が喜んでるようで嬉しかったし、安心した。
「ゴカイの表情が見えないのが、残念な所ね」
「きっと、笑ってるよ」
「なんか泣けてくるね」
「なんでお前が泣くんだよ」
本当に泣いてるのかと思って、ウルの方に顔を上げると、塀に乗り上げて見てたから、パンツが見えた。
「黒か……」
「え、なんか言った?」
思わず色が口から出てきて、こっちを見てきたウルと、目が合った。
そのまま見つめ合ってると、真顔のまま塀から降りて、俺の前に来た。
立ち上がろうとしたけど、目の前に立たれてるから無理で、地面を見る事しか出来なかった。
ウルは何も言わず、動こうともしないから、恐る恐る顔を上げて見たら、笑顔で見下ろしてた。
「あ、怒ってなかったのか。ごめんな」
「何が?」
笑顔で聞いてきたから、気付いて無いのかと思った。
「見えちゃったんだよ。パンツが」
と言い終えたその刹那、響く音と共に、左の頬に衝撃が走った。
俺は、それを瞬時に理解した。見られたのに気付いてた事、ここに留まるのはまずい事を。
「ちょっと待って。人に見られてるよ」
「は? 関係ないんだけど」
そうは言いながら、周囲を確認した隙に、ウルの視線とは反対の方向に、飛び出した。
筈なのに、気付いたらさっきよりも、地面が近くにあった。
「昔っからずっとそれ。騙される訳ないでしょ」
「悪かったよ……許してくれ……」
「絶対誰にも喋らないって誓える? それなら許す」
「何を?」
「は?」
「あ、そういう事ね、うん、誓うよ」
何とか許して貰えたようだから、誓いは必ず守ろうと思った。
「待たせて、ごめんねぇ。2人共どうしたの?」
「おう、来たか。何でもねーよ」
タイミング悪く、ゴカイが戻って来て、施設の人達も見送りに来てくれてるし、何でも無くなかった。
倒れてる俺の背中に、ウルが座ってた所を見られるなんて、最悪だけど、平静を装って立ち上がった。
「大分待たせちゃったわね。嬉しくてつい、ごめんなさいね」
「それなら良かった。待った甲斐があるよ」
「そうですね。見てて伝わってきましたもん」
「やっと来てくれたのは、2人のおかげね」
「俺達はなんもしてないけど、知ってたの?」
「どういう事?」
ウルは、ゴカイの話を聞いてなくて、分かって無いから、説明してあげた。
施設の人達はずっと前から、ゴカイが近くまで来ては、帰って行くのを見かけてたらしい。
「見られてたなんて、恥ずかしいよねぇ」
ゴカイは、照れくさそうに笑いながら、そう言った。
「それは恥ずいな。俺だったら来れないね」
「あたしもー」
そんなゴカイを、冗談のつもりで少しからかったら、何も言わずに真顔になった。
「そろそろ帰るか、ウルん家にも行くし」
「施設の人にも迷惑だしね」
「私達は迷惑なんて思わないわよ。またいつでも3人で遊びに来てちょうだいね」
ゴカイは、大人達にも見放されたって言ってたけど、そんなんじゃなくて、ゴカイを思っての事なんだと、話してみて分かった。
それをゴカイ自身も、今になって気づいたから、来ようとしてた訳だけど。
「また来るよ」
「次来たら、子供達と遊ばせて下さい」
「是非そうしてちょうだい、待ってるわね」
「はい」
「じゃあ、また」
挨拶と、また来る約束をしたけど、ゴカイは何も言わず、会釈だけしてた。
「何も言わなくていいのか?」
「そうよ、なんか言いなさいよっ」
「いいよ……また来るしねぇ」
「ゴカイくん、お友達と仲良くするのよ。気軽に帰って来なさいね」
ココロさんは少し声を震わせてて、その言葉を聞いたゴカイも泣いてた。
「また来るよ。ありがとねぇ」
ゴカイは振り返って、ちゃんと挨拶をした。
「ばいばーい、また来てねー」
帰ろうとしたら、さっき居た部屋の窓を開けて、小さい子達が手を振ってくれたから、振り返して、歩き出した。
0
あなたにおすすめの小説
俺の伯爵家大掃除
satomi
ファンタジー
伯爵夫人が亡くなり、後妻が連れ子を連れて伯爵家に来た。俺、コーは連れ子も可愛い弟として受け入れていた。しかし、伯爵が亡くなると後妻が大きい顔をするようになった。さらに俺も虐げられるようになったし、可愛がっていた連れ子すら大きな顔をするようになった。
弟は本当に俺と血がつながっているのだろうか?など、学園で同学年にいらっしゃる殿下に相談してみると…
というお話です。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
覚悟は良いですか、お父様? ―虐げられた娘はお家乗っ取りを企んだ婿の父とその愛人の娘である異母妹をまとめて追い出す―
Erin
恋愛
【完結済・全3話】伯爵令嬢のカメリアは母が死んだ直後に、父が屋敷に連れ込んだ愛人とその子に虐げられていた。その挙句、カメリアが十六歳の成人後に継ぐ予定の伯爵家から追い出し、伯爵家の血を一滴も引かない異母妹に継がせると言い出す。後を継がないカメリアには嗜虐趣味のある男に嫁がられることになった。絶対に父たちの言いなりになりたくないカメリアは家を出て復讐することにした。7/6に最終話投稿予定。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
冷遇王妃はときめかない
あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。
だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる