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第2章
燃えるサイキョー
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「いきなりモエルですね」
「そうだな。緊張してなければいいが」
俺が心配しているのは、2人が緊張から、本来の力を発揮出来ない事。
1試合目は、能力を使わない出場者も多いが、その理由は、他の出場者に能力を知られてしまうからで、負ければ意味の無い作戦。
これは、相手も同じ考えという事が前提で、このような、先ばかりを見据えて、目の前が見えていない奴が、勝ち進める程、甘くは無い。
確かに、能力を知られないに越したことはないが、神見闘技に出る以上、知られた上で勝つ気でなければ、優勝など夢のまた夢。
2人にはこれらを教えている為、出し惜しみする事など、考えていないというよりも、能力を使わずに勝つ気も無い筈。
モエルの相手がどうかは分からないが、例えどんな相手だろうと、緊張さえしなければ、1対1の条件で、他に心配する事は何も無い。
「モエルには、いらない心配だったようだな」
「そのようですね」
「この状況で、よく笑ってられますよ」
「モエルくーんっ! 頑張ってねぇ!」
アネシュの言うように、笑みを浮かべ、楽しんでいる様子のモエルを見て、俺が心配する事は、何も無くなった。
ユウビの声は届かなかったが、きっと、想いは届いている筈。
「あいつは、昨日の……」
「青年か。偶然だな」
モエルの相手は偶然、昨日声をかけてきて、ゴウラクに脅された青年。
「恐らく、モエルは気づいてないですね」
「まぁ、気づいたところでの話だがな」
「両者出揃いましたので、これより10分間は、勝敗予想の時間とさせていただきます」
俺達は、モエルの番号、自分の名前と座席番号を、紙に記入し、各座席の横に付いている、座席番号が記入された箱に、賭ける額分のシンと紙を入れた。
箱は不正が出来ないように、自動で開き、自動で閉まる仕組みになっている。
紙に両者の番号を記入し、箱に入れた場合、不正行為とみなされ、入れたシンは全て没収となり、その席の箱は、1日開く事は無い。
一見ただの箱だが、紙を入れて箱が閉まると、次に開いた時には、紙は無くなり、シンは、勝敗が当たれば増え、外せば無くなっている。
賭けは単純で、当たれば賭けた額の倍が貰え、外せば賭けた額没収。
1試合終わると、試合時間に応じて、数分から数十分の休憩があり、休憩が終わると、2試合目の勝敗予想の時間が10分間ある。
箱が開くのは、各試合の勝敗予想をする10分間と、1日の全試合が終わった時のみで、それ以外は開かない。
箱の中身は、各試合毎に増えたり減ったりしている為、仕組みは分からないが、底が開いて何処かに繋がっていると思われる。
「勝敗予想の時間は、終了です。これより、午前の部第1試合を開始します」
観客席の照明が暗くなり、中央だけが、明るく照らされた。
「両者構えて下さい」
その掛け声と共に、モエルは、片膝と両手を地面につき、視線は相手から外さない、体勢を取った。
一方の青年は、特に構える動作も無く、直立不動のままでいた。
「神見闘技、午前の部第1試合………………ドーーン!」
試合開始の合図と同時に、モエルは手と足から、炎を一気に放出し、爆発音が鳴り響く。
中央は土埃が立ち、全く何も見えず、状況が掴めなかったが、段々と治まり、人影が見え出すと、青年は倒れ、モエルは右腕の拳を高く上げていた。
あまりの決着の早さに、会場中は、皆呆気にとられているのか、静まり返る。
「うぉーーー!」
何処からか聞こえてきた男性の声と、拍手をする音、それを皮切りに、一斉に立ち上がり、会場が揺れる程の大歓声が巻き起こった。
「いやぁ……まさかですね」
「あぁ、正直驚いたよ」
「第1試合の勝者は、49番です。お疲れ様でした。これより10分間を、休憩時間とさせていただきます」
モエルの試合が終わり、そこから数試合が行われ、午前の部が終了した。
12時から13時までの1時間は、休憩時間となる為、俺達4人は昼食を取り、席に戻った。
「13時となりました。闘技場への出入りは、午後の部、第1試合が終わるまで出来ませんので、ご了承下さい」
放送が流れ、午後の部1試合目が終了し、休憩時間の終わりを告げる放送が入る。
「間もなく、神見闘技、午後の部、第1試合を開始します。番号札50番、番号札99番、入場です」
休憩が終わり、2試合目の放送が流れ、サイキョーが入場してきた。
サイキョーを見て、緊張している様子は無く、安心して俺達は、サイキョーの番号を紙に記入し、紙とシンを箱に入れ、試合開始を待った。
「神見闘技、午後の部第2試合………………ドーーン!」
サイキョーはモエルと違い、試合開始の合図を聞いて、相手の元に、ゆっくりと歩み寄った。
相手も同じように、お互いが歩み寄り、相手が拳を振るう動きに合わせ、サイキョーも全く同じ動きをし、相手の拳が先に、サイキョーの顔面を捉えた。
「サイキョーとは、相性が悪そうだな」
「そうですね。アネシュはどう見る?」
「あれは目視で発動して、自分と同じ動きしか、出来ないように制限される、単純な能力ですね」
サイキョーの動きを見る限り、相手の能力により、操られているのは見て取れたが、アネシュの考察を聞き、納得出来た。
「サイキョーは相手の動作から、ワンテンポ遅れて同じ動作をする、それだけです」
「勝ち目は無いな」
「はい、サイキョーには通用しませんよ」
サイキョーの顔面を殴った筈の相手は、返り討ちにあい、吹き飛んだ。
サイキョーの能力は、全ての物と動き、自らが認識している、もしくは自らに触れると、反転する為、サイキョーに物理攻撃は効かない。
殴った筈なのに吹き飛んだ相手は、どう解釈したのか、サイキョーの動きを見る限り、能力の使用を止めた。
「考えすぎましたね、あの相手」
「どういう事だ?」
「あの状況で能力を止めるって事は、能力を使ったからやられた、そう考えてる筈ですから」
そこからサイキョーは、一方的に攻め、相手は手も足も出ず、サイキョーの勝利で、決着がついた。
「2人とも、危なげなく勝ったな」
「ですね。まだ初戦ではありますが」
サイキョーの試合が終わり、その後の数試合を観戦し、16時になり、午後の部も終了となった。
俺達は闘技場を後にし、受付の前で2人が来るのを、待った。
「みなさーん! ちゃんと見ましたか、俺達の試合!」
「あぁ、凄かったな。2人とも、お疲れ様」
「お疲れ。その調子で頑張れ」
「お疲れ様っ、2人とも格好よかったね!」
「ありがとうございます! 頑張りますよ!」
「ありがとうございます」
俺達は2人を労っていたが、アネシュだけは声をかけずにいた。
「ほらっ、アネシュもなんかないの?」
「モエル……たまたま相手が弱かっただけだから、あんまり調子に乗らないようにね」
アネシュが声をかけず、モエルだけに厳しいのは、恐らく、あの早さでの決着は史上初の為、悔しさからだと思われる。
「ちょっと、アネシュっ! モエルくん、ごめんね? 気にしないで」
「いえいえ! アドバイス、ありがとうございます!」
モエルは嫌味だと気づいておらず、アネシュはユウビに説教を受けている為、ユウビを1度落ち着かせ、一先ず食事に向かう事にした。
「2人で、好きな所選んでいいぞ」
「ありがとうございます! サイキョー、どうする?」
「そうだな……お前に任せるよ」
「いいのか? じゃあ、早速行きましょう!」
会場を後にし、モエルを先頭に、街を歩いていると、見覚えのある通りに、やって来た。
「おい、モエル。いや……流石に違うよな」
「何がだ? さぁ、入りましょう!」
モエルは、肉料理専門店へと入って行った。
「俺、今回は絶対行きませんよ」
「まぁ、気持ちは分かるが……」
「イラフさん、本当に分かってますか? 行くなら、イラフさんだけ行って下さいよ」
サイキョーの怒りと、行きたくない気持ちが伝わり、やむを得ず、俺がこの店に行き、4人には違う店に行ってもらう形で、納得してもらった。
4人と分かれ店に入ると、前日と同じ席に座り、笑顔で待つモエルの姿が見え、俺も席に着いた。
「あれ? どうして、イラフさんだけなんですか?」
「あぁ……ちょっとな」
俺は何故か、笑顔のモエルを見て、本当の事を言えず、サイキョーが忘れ物したから、4人で取りに行き、他の所で食事もしてくると、嘘をついた。
「そうですか! 言ってくれれば、待ったのに!」
「そうだな……まぁ、今日は2人だけだ。時間も気にせず、好きなだけ食おう」
「はい!」
それから、俺は肉料理を5皿、モエルは7皿を完食し、モエルが見つけた、デザートまで食べ、小休憩してから、店を出た。
「遅いですね、4人とも……」
「そうだな……先に戻ろう」
流石のモエルも苦しそうで、そんなモエルに、4人がここに戻って来ない事は、知っていたが言えず、2人で宿に戻った。
「そうだな。緊張してなければいいが」
俺が心配しているのは、2人が緊張から、本来の力を発揮出来ない事。
1試合目は、能力を使わない出場者も多いが、その理由は、他の出場者に能力を知られてしまうからで、負ければ意味の無い作戦。
これは、相手も同じ考えという事が前提で、このような、先ばかりを見据えて、目の前が見えていない奴が、勝ち進める程、甘くは無い。
確かに、能力を知られないに越したことはないが、神見闘技に出る以上、知られた上で勝つ気でなければ、優勝など夢のまた夢。
2人にはこれらを教えている為、出し惜しみする事など、考えていないというよりも、能力を使わずに勝つ気も無い筈。
モエルの相手がどうかは分からないが、例えどんな相手だろうと、緊張さえしなければ、1対1の条件で、他に心配する事は何も無い。
「モエルには、いらない心配だったようだな」
「そのようですね」
「この状況で、よく笑ってられますよ」
「モエルくーんっ! 頑張ってねぇ!」
アネシュの言うように、笑みを浮かべ、楽しんでいる様子のモエルを見て、俺が心配する事は、何も無くなった。
ユウビの声は届かなかったが、きっと、想いは届いている筈。
「あいつは、昨日の……」
「青年か。偶然だな」
モエルの相手は偶然、昨日声をかけてきて、ゴウラクに脅された青年。
「恐らく、モエルは気づいてないですね」
「まぁ、気づいたところでの話だがな」
「両者出揃いましたので、これより10分間は、勝敗予想の時間とさせていただきます」
俺達は、モエルの番号、自分の名前と座席番号を、紙に記入し、各座席の横に付いている、座席番号が記入された箱に、賭ける額分のシンと紙を入れた。
箱は不正が出来ないように、自動で開き、自動で閉まる仕組みになっている。
紙に両者の番号を記入し、箱に入れた場合、不正行為とみなされ、入れたシンは全て没収となり、その席の箱は、1日開く事は無い。
一見ただの箱だが、紙を入れて箱が閉まると、次に開いた時には、紙は無くなり、シンは、勝敗が当たれば増え、外せば無くなっている。
賭けは単純で、当たれば賭けた額の倍が貰え、外せば賭けた額没収。
1試合終わると、試合時間に応じて、数分から数十分の休憩があり、休憩が終わると、2試合目の勝敗予想の時間が10分間ある。
箱が開くのは、各試合の勝敗予想をする10分間と、1日の全試合が終わった時のみで、それ以外は開かない。
箱の中身は、各試合毎に増えたり減ったりしている為、仕組みは分からないが、底が開いて何処かに繋がっていると思われる。
「勝敗予想の時間は、終了です。これより、午前の部第1試合を開始します」
観客席の照明が暗くなり、中央だけが、明るく照らされた。
「両者構えて下さい」
その掛け声と共に、モエルは、片膝と両手を地面につき、視線は相手から外さない、体勢を取った。
一方の青年は、特に構える動作も無く、直立不動のままでいた。
「神見闘技、午前の部第1試合………………ドーーン!」
試合開始の合図と同時に、モエルは手と足から、炎を一気に放出し、爆発音が鳴り響く。
中央は土埃が立ち、全く何も見えず、状況が掴めなかったが、段々と治まり、人影が見え出すと、青年は倒れ、モエルは右腕の拳を高く上げていた。
あまりの決着の早さに、会場中は、皆呆気にとられているのか、静まり返る。
「うぉーーー!」
何処からか聞こえてきた男性の声と、拍手をする音、それを皮切りに、一斉に立ち上がり、会場が揺れる程の大歓声が巻き起こった。
「いやぁ……まさかですね」
「あぁ、正直驚いたよ」
「第1試合の勝者は、49番です。お疲れ様でした。これより10分間を、休憩時間とさせていただきます」
モエルの試合が終わり、そこから数試合が行われ、午前の部が終了した。
12時から13時までの1時間は、休憩時間となる為、俺達4人は昼食を取り、席に戻った。
「13時となりました。闘技場への出入りは、午後の部、第1試合が終わるまで出来ませんので、ご了承下さい」
放送が流れ、午後の部1試合目が終了し、休憩時間の終わりを告げる放送が入る。
「間もなく、神見闘技、午後の部、第1試合を開始します。番号札50番、番号札99番、入場です」
休憩が終わり、2試合目の放送が流れ、サイキョーが入場してきた。
サイキョーを見て、緊張している様子は無く、安心して俺達は、サイキョーの番号を紙に記入し、紙とシンを箱に入れ、試合開始を待った。
「神見闘技、午後の部第2試合………………ドーーン!」
サイキョーはモエルと違い、試合開始の合図を聞いて、相手の元に、ゆっくりと歩み寄った。
相手も同じように、お互いが歩み寄り、相手が拳を振るう動きに合わせ、サイキョーも全く同じ動きをし、相手の拳が先に、サイキョーの顔面を捉えた。
「サイキョーとは、相性が悪そうだな」
「そうですね。アネシュはどう見る?」
「あれは目視で発動して、自分と同じ動きしか、出来ないように制限される、単純な能力ですね」
サイキョーの動きを見る限り、相手の能力により、操られているのは見て取れたが、アネシュの考察を聞き、納得出来た。
「サイキョーは相手の動作から、ワンテンポ遅れて同じ動作をする、それだけです」
「勝ち目は無いな」
「はい、サイキョーには通用しませんよ」
サイキョーの顔面を殴った筈の相手は、返り討ちにあい、吹き飛んだ。
サイキョーの能力は、全ての物と動き、自らが認識している、もしくは自らに触れると、反転する為、サイキョーに物理攻撃は効かない。
殴った筈なのに吹き飛んだ相手は、どう解釈したのか、サイキョーの動きを見る限り、能力の使用を止めた。
「考えすぎましたね、あの相手」
「どういう事だ?」
「あの状況で能力を止めるって事は、能力を使ったからやられた、そう考えてる筈ですから」
そこからサイキョーは、一方的に攻め、相手は手も足も出ず、サイキョーの勝利で、決着がついた。
「2人とも、危なげなく勝ったな」
「ですね。まだ初戦ではありますが」
サイキョーの試合が終わり、その後の数試合を観戦し、16時になり、午後の部も終了となった。
俺達は闘技場を後にし、受付の前で2人が来るのを、待った。
「みなさーん! ちゃんと見ましたか、俺達の試合!」
「あぁ、凄かったな。2人とも、お疲れ様」
「お疲れ。その調子で頑張れ」
「お疲れ様っ、2人とも格好よかったね!」
「ありがとうございます! 頑張りますよ!」
「ありがとうございます」
俺達は2人を労っていたが、アネシュだけは声をかけずにいた。
「ほらっ、アネシュもなんかないの?」
「モエル……たまたま相手が弱かっただけだから、あんまり調子に乗らないようにね」
アネシュが声をかけず、モエルだけに厳しいのは、恐らく、あの早さでの決着は史上初の為、悔しさからだと思われる。
「ちょっと、アネシュっ! モエルくん、ごめんね? 気にしないで」
「いえいえ! アドバイス、ありがとうございます!」
モエルは嫌味だと気づいておらず、アネシュはユウビに説教を受けている為、ユウビを1度落ち着かせ、一先ず食事に向かう事にした。
「2人で、好きな所選んでいいぞ」
「ありがとうございます! サイキョー、どうする?」
「そうだな……お前に任せるよ」
「いいのか? じゃあ、早速行きましょう!」
会場を後にし、モエルを先頭に、街を歩いていると、見覚えのある通りに、やって来た。
「おい、モエル。いや……流石に違うよな」
「何がだ? さぁ、入りましょう!」
モエルは、肉料理専門店へと入って行った。
「俺、今回は絶対行きませんよ」
「まぁ、気持ちは分かるが……」
「イラフさん、本当に分かってますか? 行くなら、イラフさんだけ行って下さいよ」
サイキョーの怒りと、行きたくない気持ちが伝わり、やむを得ず、俺がこの店に行き、4人には違う店に行ってもらう形で、納得してもらった。
4人と分かれ店に入ると、前日と同じ席に座り、笑顔で待つモエルの姿が見え、俺も席に着いた。
「あれ? どうして、イラフさんだけなんですか?」
「あぁ……ちょっとな」
俺は何故か、笑顔のモエルを見て、本当の事を言えず、サイキョーが忘れ物したから、4人で取りに行き、他の所で食事もしてくると、嘘をついた。
「そうですか! 言ってくれれば、待ったのに!」
「そうだな……まぁ、今日は2人だけだ。時間も気にせず、好きなだけ食おう」
「はい!」
それから、俺は肉料理を5皿、モエルは7皿を完食し、モエルが見つけた、デザートまで食べ、小休憩してから、店を出た。
「遅いですね、4人とも……」
「そうだな……先に戻ろう」
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